3月29日3月29日ロッテが逆転サヨナラ勝ちした。1−2の延長12回1死満塁から押し出し四球で追い付き、角中の犠飛で試合を決めた。8番手の服部がプロ初勝利、オリックスは12回に安達の適時打でリードしたが、比嘉と吉野が誤算だった。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | R | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| オリックス | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 |
| 千葉ロッテ | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2x | 3x |
ロッテが延長12回に1点取られて2点を奪い、逆転サヨナラ勝ち。初陣1勝の伊東勤監督（50）は4時間43分の死闘を制した。
「いやあ、時間も11時。みんな野球が好きなんだね。最後まで、諦めずにやってくれてね。成瀬がああいう形（6回に負傷）でマウンドを降りて、その後も投手陣がよく頑張った。野手も諦めずにね。全員の勝利。束になって戦っていこうと選手達には伝えていましたので。最後まで粘りをみせた。ガクッとくるところで、サブローがつないでくれた」と、嬉しそうだった。
ロッテが延長12回サヨナラ勝ち。6年目左腕の服部泰卓投手（30）が3球でプロ初勝利をマークした。
1点を勝ち越された延長12回2死一、二塁の場面、ブルペン最後の8番手で登板。糸井に対し、3度スライダーを投じて、投ゴロに仕留めた。
お立ち台では「打者は見ないでミットだけを見てました。左を抑えるのが僕の仕事」と話した。劇的サヨナラでの初白星に「すごく印象に残る。忘れないと思います」と言った。
伊東監督は「全員使ってしまって、ピンチだったから。糸井をよく抑えてくれた」とたたえた。
逆転サヨナラ勝ちで伊東監督の初陣を飾った。ロッテが開幕戦でサヨナラ勝ちするのは1969年以来3度目。昨年までの3時間半ルールなら引き分けに終わっていたが、4時間43分の激闘に指揮官は「最後までよく粘ってくれた」と選手の頑張りをねぎらった。
1−2で迎えた延長12回に押し出し四球で同点とし、角中のサヨナラ犠飛で勝負を決めた。角中は「最後はたまたま。いい場面で回してくれたことに感謝したいです」と謙虚に喜んだ。
ロッテが本拠地で開幕戦白星を挙げるのは96年以来。伊東監督にとっても6年ぶりに監督として開幕を迎えた大事な一戦だった。指揮官は「苦しんで、苦しんで、これからも勝っていって欲しいね」と次を見据えた。
ロッテのジョシュ・ホワイトセル内野手（31）が29日、首と背中の痛みのため、オリックス1回戦（QVCマリン）を欠場した。
勝負を決めたのは、やはりこの男だった。延長12回、ロッテは同点に追いつき、なお1死満塁。角中は中山の初球、高めの直球を迷わず振った。見逃せばボールだったが、きっちりと中堅に打ち上げた。
「伊東監督に勝利をプレゼントしたいという気持ちだったので、勝てたことが一番良かった。これだけ長引いた試合なので、もし負けたら精神的にきつかったですし」。初陣の伊東監督に開幕戦で劇的なサヨナラ勝ちをプレゼント。その指揮官から打席に向かう前、こう言われた。「浮いてきた球はどんどんいけよ」。犠飛を打つためには最適な高めのボール。昨季首位打者は、見事なバットコントロールを見せた。
伊東、森脇の新監督同士の対決は、「3時間半ルール」撤廃の影響を受ける展開となった。昨季までなら引き分けのケースだが、今季は時間制限なしで12回まで延長戦を行うルール。そして、角中が4時間43分の死闘に終止符を打った。WBCに出場した経験も生きた。「WBC以上に緊張する舞台はない。普段通りの勝ちたいという気持ちでやれた」。元々強心臓の持ち主だが、世界との戦いの中でさらに精神面が強くなった。
チームが開幕戦でサヨナラ勝ちするのは69年以来、実に44年ぶり。本拠地で開幕戦白星を挙げるのも96年以来で、指揮官は「最後までよく粘ってくれた」と選手の頑張りをねぎらった。昨季は5位。今季は最下位予想する評論家が多く、角中は言った。「最下位に予想した評論家たちを何とか見返してやりたい」。その反骨心がチームを強くする。
4年連続で開幕投手を務めたロッテ・成瀬は思わぬ形で降板となった。
5回までは1失点と粘ったが、6回に先頭打者の安達の打球を右脚に受けた。打者はアウトにしたが無念の交代となった左腕は「調子自体は良かったので本当に悔しいの一言」とコメントした。伊東監督は試合後に「骨の心配もある。状態を見て」と心配した。斉藤投手コーチによると、アイシングで腫れは引いたが30日に病院で検査するという。同コーチは「行ってみないと分からない」と話した。
劇的だった。1点を追う延長12回裏、同点として、なおも1死満塁。角中がサヨナラ中犠飛を決め、本拠地では17年ぶりとなる開幕戦勝利。伊東監督は「みんなが最後まで諦めないで、全員で束になって勝ってくれた」と、喜びを口にした。
3時間半ルール撤廃後、初の延長戦は4時間43分にまで及んだ。それでも右翼席のファンは大きな声援を送り続けてくれた。「13年最初の試合を本拠地で取れたことで、いい流れを開幕戦から作れた」と笑みを浮かべた。
8番手で登板した6年目の服部がプロ初勝利と幸先のいいスタート。ロッテが開幕戦でサヨナラ勝ちしたのは69年以来。指揮官は「こういう試合を取ることで力をつけていくと思う」。10年以来の日本一を目指す戦いは、最高の形でスタートした。
4年連続で開幕投手を務めたロッテの成瀬は思わぬ形で降板となった。5回までは1失点と粘ったが、6回に先頭打者の安達の打球を右脚に受けた。打者はアウトにしたが無念の交代となった左腕は「調子自体は良かったので本当に悔しいの一言」とコメントした。
伊東監督は試合後に「骨の心配もある。状態を見て」と心配した。斉藤投手コーチによると、アイシングで腫れはひいたが30日に病院で検査するという。同コーチは「行ってみないと分からない」と話した。
ロッテは逆転サヨナラ勝ちで伊東監督の初陣を飾った。チームが開幕戦でサヨナラ勝ちするのは1969年以来。指揮官は「最後までよく粘ってくれた」と選手の頑張りをねぎらった。
1−2で迎えた延長12回に押し出し四球で同点とし、角中のサヨナラ犠飛で勝負を決めた。角中は「最後はたまたま。いい場面で回してくれたことに感謝したいです」と謙虚に喜んだ。
ロッテが本拠地で開幕戦白星を挙げるのは96年以来。伊東監督にとっても6年ぶりに監督として開幕を迎えた大事な一戦だった。指揮官は「苦しんで、苦しんで、これからも勝っていって欲しいね」と次を見据えた。
4年連続で開幕投手を務めたロッテの成瀬は思わぬ形で降板となった。5回までは1失点と粘ったが、6回に先頭打者の安達の打球を右脚に受けた。何とか打者はアウトにしたが無念の交代となった。
伊東新監督の下で迎えた今季初戦。新選手会長としてこの一戦に強い気持ちで臨んでいた。「開幕戦で勝てれば。今年は違うんだというのをチーム全体で感じている」と話していた左腕にとって悔しい結果となった。
ロッテのドラフト1位ルーキー松永昂大投手（24）が7回1死走者なしの場面で3番手として登板した。
いきなり四球を与え、安打も許したが、7回は無失点に抑えた。続く8回は1死三塁とピンチを招いて、伊藤の救援を仰いだ。1回1/3を投げ、2安打1四球無失点のプロデビューだった。
「プロ初登板でしたが、特に緊張することなくマウンドに上がれました。しかし、ブルペンではコントロールが良くなかったので、コントロールを意識しすぎて腕が振れなかった。伊藤さんの助けもあり、悪いながらに無失点で終わることができたので、次はもっと楽に自分のボールが投げられると思います」と話した。
ロッテ成瀬善久投手（27）が6回、先頭打者・安達の打球を右すねに当てて、途中交代した。5回1/3、4安打3三振無四球で1失点だった。
ロッテのガムのCMに出演している俳優佐藤健（24）が始球式を務めた。
堂々のストライク投球に「ちょっと自分がイメージしていたコースよりも低すぎました。もうちょっと、上に投げたかった。ボール2個分、いや1個半分かな。でも思ったより緊張せずに、集中して投げられましたね。試合前に唐川選手とキャッチボールをさせてもらったのですが、やっぱりキレのあるいいボールでした。今日は自分が始球式をさせていただいたということもあるし、勝って欲しいですね。そしてスタートダッシュをして、最後まで突っ走って欲しいです。ぜひ日本一になって欲しいと思います」と話した。
ロッテのメーンマスコットキャラクター、マーくんが29日の開幕セレモニーで、岡田幸文主将（28）と「日本一になったら空を飛ぶ」と約束した。
今年のチームスローガン「翔破」は、空を飛び通す、という意味。カモメながら飛び方を忘れてしまったマーくんだが、「マリーンズが頑張って日本一を見せてくれるなら、それに応えるのが『男の生きざま』なのです」とやる気満々。ただ飛び方に関しては「日本一になってからのお・た・の・し・み」。公約実現へ試行錯誤していく。
プロ野球両リーグ開幕の29日、ロッテ斉藤明雄投手コーチ（58）が12時40分頃、QVCマリンのベンチ、マウンド、各ベース、ブルペンに清めの塩をまいた。「何があるか分からないからね。ケガのない1年でありますように」と、選手の無事を祈って塩の袋を手に、グラウンドを歩いた。
ロッテ角中勝也外野手（25）が29日、午後1時ごろにグラウンドに現れ、入念なストレッチを行った。開幕の高ぶりを問われると「今のところ、特にないですね」と自然体を強調。“出陣式”は前日の夕食に済ませた様子で「嫁がタイの尾頭を作ってくれました」と笑顔で話した。