わたしはかもめ2013年鴎の便り(3月)

便

3月30日

千葉ロッテ5x−4オリックス(QVCマリン)

ロッテが開幕から2試合連続サヨナラ勝ち。3−4の8回に代打ホワイトセルの犠飛で追い付き、延長12回1死満塁から福浦の左犠飛で試合を決めた。オリックスは相手を上回る15安打を放ちながら14残塁の拙攻だった。

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オリックス0210010000004
千葉ロッテ001020010001x5x

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ロッテ44年ぶり開幕2戦連続サヨナラ![ニッカン]

ロッテが2日連続の延長12回サヨナラ勝利を決めた。同点の12回、1死満塁から、5番福浦和也内野手(37)が左犠飛で決めた。ロッテの開幕2戦連続サヨナラ勝ちは44年ぶり。ベンチ入り25人中、野手全員を含む24人を出す総力戦で、前日を1分上回る4時間44分の激闘を制した。勢いに乗り、ホーム開幕3連勝を狙う。

まるで開幕戦のリプレーだった。同点で迎えた延長12回。敵失と犠打、四死球で1死満塁とすると、福浦が外角高め137キロの直球を流し打ち。左犠飛で三塁走者の根元が生還した瞬間、歓喜の輪が広がった。

2日連続の12回サヨナラ勝ち。1死満塁での犠飛決着まで同じ。2戦で9時間27分を費やした死闘にも、伊東勤監督(50)は「現状としては最高の勝ち方だね。もっと勝ちたいという欲が出る。苦しんで勝つのは大歓迎」とにやり。疲れも吹き飛ぶほどのミラクルだった。

新監督を迎え、「諦めない」集団に生まれ変わった。ロッテ一筋20年目の福浦は「何とか追いついて逆転しよう。そういう粘り強さが今年はありますね」と実感する。選手同士が大きな声で鼓舞し合う。伊東監督が率先して、そういう空気をつくっている。

指揮官は8回無死一、二塁で「思いきって行け」と福浦を送り出した。結果は左飛。だが12回の場面でも全く同じ言葉をかけた。凡退でも明るく切り替える。攻守交代で守備に就く時は今年から、高校野球のような全力疾走になった。嫌な空気は引きずらない。

そんな雰囲気が、新戦力にも力を発揮させた。移籍後初マスクの川本は11回に盗塁を刺し、G・G・佐藤は「ベンチがびっくりするくらい1つになれている」と1軍初打席で安打。ヤクルトで3番手捕手だった川本と、11年に西武を戦力外通告されたG・G・佐藤。両方を見事に“再生”させた。

試合終了直後は、全員でアントニオ猪木の「1、2、3、ダァーッ」をして心を1つにしたロッテナイン。大きな補強はせず、下馬評も低い。それでも「気にしないよ。オレが評論家でも5位か6位にするもん」と指揮官は笑い飛ばす。見返すだけのチームワークが今年はある。

ロッテが開幕戦に続いてサヨナラ勝ち。開幕戦から2試合連続サヨナラ勝ちは08年ソフトバンク以来でプロ野球8度目。ロッテでは木樽のサヨナラ本塁打、井石のサヨナラ安打で連続サヨナラ勝ちした69年以来、44年ぶり2度目になる。ロッテは2試合とも延長12回に犠飛で決着。2試合とも延長だったのは62年東映(11回→10回)90年巨人(14回→12回)に次いで3度目。開幕から2試合連続延長サヨナラ勝ちした62年東映と90年巨人はそのまま勢いに乗って優勝したが、ロッテはどうか。

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ロッテG佐藤「次は1キモティ〜!」[ニッカン]

1軍合流初日のロッテG・G・佐藤外野手(34)が、初打席で結果を出した。1点を追う7回、先頭で代打に立つと、137キロ内角高めの直球を鋭い軌道で左翼前に運んだ。昨季はイタリアでプレーし、日本のプロ球団での1軍出場は西武に在籍した10年以来3年ぶり。地元千葉での復活に「ワクワクした。また1軍でプレーできると思ってなかったので」と笑みをこぼした。

ところが、これには“オチ”があった。岡田の犠打で二塁に進んだ後、根元の中前打で華麗にホームイン!…を目指して必死に激走したが、まさかの本塁タッチアウト。西武時代からの恩師、伊東監督に「あんなに遅いと思わなかった。明日は走塁練習」とあきれられてしまった。

間に合っていれば、早い段階で同点に追いつけた場面。さすがに、あの決めぜりふは繰り出せなかった。「次は個人的に、『1キモティ〜!』を言うのが目標です」。開幕前はインフルエンザで1軍に上がれなかった。出遅れた分の見せ場は、これから全力でつかみに行く。

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史上初!ロッテ、開幕2戦連続延長サヨナラ勝ち[サンスポ]

44年ぶりの劇的勝利だ!!ロッテは30日、オリックス2回戦(QVCマリン)に5−4でサヨナラ勝ち。延長12回1死満塁から福浦和也内野手(37)が左犠飛を放った。パ・リーグの開幕から2試合連続延長サヨナラ勝ちは1962年の東映(現日本ハム)以来51年ぶり。2試合合計9時間27分の苦労も、連勝で一気に報われた。

やはり、流れはロッテにあった。4−4の延長12回1死満塁から福浦が左犠飛。前夜の開幕戦に続く、2試合連続のサヨナラ勝ちだ。ナインは一塁塁上のヒーローを中心に「1、2、3、ダー!」と拳を突き上げた。

「2日連続で疲れていますけど勝ててよかったです。2日間、長い試合をしてすみません」。お立ち台に上がった37歳はまず、右翼席のマリン党に連日のロングゲームをわびた。29日が4時間43分、この日は4時間44分で、計9時間27分。昨季までの3時間半ルールがあれば「2分け」のはずが、今季は「2連勝」。しかも開幕から2試合連続サヨナラ勝ちは球団史上、1969年以来44年ぶり2度目の劇的勝利だった。

「反対方向に打てば犠飛になりやすいというのが昔からの教え」。試合後は冷静に振り返った福浦だが、前夜は午前1時半にベッドに入るも寝付いたのは3時過ぎ。この日は午後2時開始だったが、きっちりと仕事をこなした。

「チーム一丸の勝利。選手は一気に成長した」と、伊東監督はベンチ入り25人中、ルーキー松永以外の24人を使い切っての勝利に胸を張った。「俺が評論家でも5位か6位」と話した下馬評の低さを覆すべく、ロッテが力強く走り出した。

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ロッテG・G・佐藤「続けていてよかった」[サンスポ]

ロッテにテスト入団のG・G・佐藤が7回に代打で登場。日本球界復帰後初安打となる左前打を放ち「野球を続けていてよかった」と感慨にふけった。2011年に西武を戦力外となり、昨季はイタリアなどでプレー。1軍では西武時代の10年7月1日の日本ハム戦以来1003日ぶりだった。今後はお立ち台でのお決まりのフレーズ、「『キモティー!』を目標にしたい」と笑いを誘った。

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ロッテ・成瀬、出場選手登録を抹消[サンスポ]

ロッテ・成瀬善久投手(27)が30日、東京都内の病院で検査を受け、右下腿打撲と診断された。29日のオリックス戦(QVCマリン)の6回に打球を受け降板。この日、出場選手登録を抹消された。今後は様子を見て決める。また、日本ハム・武田勝投手(34)が、都内の病院で検査を受け、左ふくらはぎ筋挫傷と診断された。29日の西武戦(西武ドーム)の4回の守備で一塁ベースカバーに入ろうとした際に痛めた。試合復帰までに約3週間を要する見込み。

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ロッテがヘトヘト連勝、2日合計9時間27分、監督「体持たん」[スポニチ]

これは、再現VTRなのか。同点で迎えた延長12回1死満塁。開幕戦と全く同じ状況だった。前日の角中に続き、この日はベテランのロッテ・福浦が左翼へ犠飛を打ち上げた。

「監督の期待に応えたかった。打った瞬間、犠飛になると思った。今日も諦めない粘り強さがありました」。開幕から2試合連続の延長サヨナラ勝ちは23年ぶり、さらに2試合連続の犠飛となれば史上初の出来事だ。決めたのは昨季の首位打者と01年の首位打者だ。

開幕戦は4時間43分を戦い、試合終了は午後10時58分。プロ20年目を迎えた37歳の福浦でさえ「興奮して3時ごろまで寝られなかった」という。この日は午後2時開始のデーゲームで、午前10時前には球場に来た。そして前日を1分上回る4時間44分の死闘に決着をつけた。

「開幕戦と全く同じ展開やったね。最高の勝ち方だけど、俺も選手も体が持たんよ」。伊東監督はそう言って相好を崩した。西武の監督に就任した04年にいきなり日本一を達成。6年ぶりの現場復帰で、その再現を狙う指揮官は、接戦で粘りを発揮するチームを目指している。この日も2度のビハインドを追いつき、延長戦に持ち込んだ。野手は17人全て使った。投手も8人全て使った開幕戦に続き、新人の松永以外の7人を投入した。

目立った補強はない今季。開幕2試合で目指す戦い方は見えた。試合後、ナインはグラウンドで叫んだ。「1、2、3、ダー!」。主砲・大松の発案。全員が「燃える闘魂」になった。

G・G・佐藤
「地元の千葉で1軍でまた安打を打てるとは思ってもいなかった。野球を続けていて良かった。」(7回に代打で移籍後初安打を記録)
35年ぶり2度目の珍ケース
ロッテが延長12回福浦の左犠飛で開幕戦に続きサヨナラ勝ち。開幕戦から2試合連続サヨナラ勝ちは08年ソフトバンク以来8度目。ロッテでは69年以来、44年ぶり2度目になる。29日は延長12回、角中の中犠飛で勝利。開幕から2試合連続延長サヨナラ勝ちは62年東映、90年巨人に次ぎ3度目。ロッテでは初めてだ。また、パで2試合連続犠飛によるサヨナラ勝ちは、開幕からの条件を除いてもクラウンが78年4月19、20日に南海戦で記録したのがあるだけ。35年ぶり2度目の珍しいケースになった。

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成瀬、登録抹消も最短復帰目指す、右下腿打撲の診断[スポニチ]

開幕戦で右脚を痛めたロッテの成瀬善久投手(27)が30日、出場選手登録を外れた。

都内の病院で検査を受け「右下腿打撲」と診断された。伊東監督は「1回(登板を)飛ばして様子を見る。戻ってくるまで何とかやりくりするしかない」と話した。成瀬は29日のオリックス戦(QVCマリン)の6回に打球を受けて降板していた。斉藤投手コーチは今後も1軍で調整させ、最短10日間での復帰を目指す意向を示した。

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44年ぶり開幕サヨナラ連勝!また犠飛![報知]

ロッテナインは前夜と同じ歓喜に酔いしれた。延長12回1死満塁。福浦がサヨナラ犠飛を放ち、開幕戦より1分だけ長い4時間44分の激闘に終止符を打った。チームが開幕から2試合連続サヨナラ勝利は44年ぶり。計9時間27分の連勝劇に、伊東監督は「体がもたないね」と笑いを誘った後、「でも、接戦を取るのと落とすのでは全然違う。コツコツつないでつないで、最高の勝ち方だった。昨日、今日と一気に選手が成長してくれた」と余韻に浸った。

開幕前、指揮官が何度も口にした言葉がある。「最後まで諦めない、粘りの野球を披露する」。前夜は12回表に勝ち越しを許したが、土壇場でひっくり返した。この日も追いついたのは1点を追う8回1死満塁、代打ホワイトセルの同点犠飛だった。そして12回は失策と四死球で満塁とし、福浦が7球目を左翼へ運んだ。ベテランは「反対方向に打てば犠牲フライになりやすい」と事もなげに話した。

5位に終わった昨季から目立った補強はなく、下馬評は低かったが、開幕2連勝はロッテのみ。伊東監督は「諦めない気持ちは最後まで持ち続けていて欲しい。苦しんで勝つのは大歓迎。いい流れなので、明日も勝てるようにやっていく」と言葉に力を込めた。

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ロッテVsオリ4時間44分…連続の長試合に[サンスポ]

ロッテ−オリックスは開幕戦から2試合連続で延長12回の総力戦となった。この日は両チーム合わせて投手15人が登板し、試合時間は4時間44分。前日も4時間43分かかって14人が投げていた。

連敗したオリックスの西本投手コーチは、踏ん張れなかった投手陣に代わって「申し訳ない」と力ない一言。対照的にサヨナラ犠飛を放ったロッテの福浦は「長い試合をしてすいません。明日は早く終わるように頑張ります」と弾んだ声で話した。

G・G・佐藤
「野球を続けて良かった。思いきりいって、それが安打になった。」(この日出場選手登録され、代打で3年ぶりの安打)
根元
「自分自身にも安打が出たのでこの1本で乗っていきたい。」(3回、今季初の安打が適時打に)

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ロッテ・成瀬「右下腿打撲」で登録抹消[サンスポ]

開幕戦で右脚を痛めたロッテの成瀬が30日、出場選手登録を外れた。東京都内の病院で検査を受け「右下腿打撲」と診断された。伊東監督は「大丈夫。投げられないことはない。1回(登板を)飛ばして様子を見る」と話した。

成瀬は29日のオリックス戦(QVCマリンフィールド)の6回に打球を受けて降板していた。斉藤投手コーチは今後も1軍で調整させ、最短10日間での復帰を目指す意向を示した。同コーチは「そんなに長引かないと思う」と述べた。

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ロッテ2試合連続延長サヨナラ勝ち!今度は福浦が決めた[スポニチ]

ロッテが30日、前日に続き2日連続でオリックスに延長12回サヨナラ勝ち。前日は角中、この日は福浦がともに犠飛を放ち試合を決めた。

先発の渡辺が3回までに3点を失いながらも、8回に同点に追いつくと、2試合連続の延長戦に。同点で迎え負けはなくなった延長12回、敵失や死球から1死満塁の好機を作り、この日無安打だった福浦が左中間へ高々と犠飛を打ち上げた。

福浦は「2日連夜だと疲れますけど、勝ててよかったです」と安堵の表情。「2日間延長12回という試合をしてしまってすみません。明日は早く終わって勝てるよう頑張りたいと思います」とファンに呼びかけ笑いを誘った。

ロッテの開幕戦サヨナラ勝ちは69年の南海戦(5−4)以来球団史上44年ぶり3度目だったが、44年前の開幕2戦目も4−3と2試合連続サヨナラ勝ちしていた。

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連続サヨナラ○「体もたない」[ニッカン]

ロッテが2日連続の延長12回サヨナラ勝ちを決めた。同点の12回、敵失と犠打、四死球で1死満塁とすると、5番福浦和也内野手(37)が外角高め137キロの直球を流し打ち。左犠飛で三塁走者の根元俊一内野手(29)が生還した。

試合時間は前日の開幕戦を1分上回る4時間44分。2戦合計で9時間27分に上った。伊東勤監督(50)は「体がもたないね」と苦笑いしながらも、「現状としては最高の勝ち方。こういう試合を取れば、選手にももっと勝ちたいという欲が出てくる。苦しんで苦しんで勝つのは大歓迎」と嬉しそうだった。

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西野1軍公式戦プロ初登板[ニッカン]

5年目のロッテ西野勇士投手(22)が1軍公式戦でプロ初登板を果たした。2点を追う5回から2番手で登板し、2回2/3を6安打1失点。5回2死満塁のピンチは、スライダーでオリックス伊藤を三飛に打ち取り無失点としたが、6回1死一、三塁から4番李大浩にカーブを二塁打されて1点を失った。

「緊張して自分の思い通りに投げることができなかった。いい経験ができた。これからどんどん場数を踏んで、自分のピッチングができるようにしたい」と話した。

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根元初安打「のっていきたい」[ニッカン]

3点を追う3回1死三塁で、ロッテ根元俊一内野手(29)が中前適時打を放った。

142キロの内角ストレートを詰まりながらも中前へ落とし、1点を返した。サヨナラ勝ちした前日の開幕戦は犠飛と押し出しのみの得点だったため、今季チーム初適時打。根元にとっても公式戦初安打で「序盤なので1点ずつ返していこうという気持ちで打席に入りました。自分自身にもヒットが出たので、この1本でのっていきたい」と話した。

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渡辺3失点降板、1球悔やむ[ニッカン]

先発の渡辺俊介投手(36)が、4回7安打3失点(自責2)で降板した。2回、先頭打者の4番李大浩に投じた初球118キロのストレートが真ん中に入り、左越えソロで先取点を献上した。

「長打のある打者に簡単にストライクを取りにいってホームラン。やってはいけないこと」と不用意な1球を悔やんだ。

3回には四球で出した糸井を生還させた。「昨日、いい形で勝ったので先に点を与えないように踏ん張りたかったが、自分のミスでチームに迷惑をかけてしまった。申し訳ないです」と反省を繰り返した。

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