4月3日4月3日ロッテは先発の藤岡が7回3失点で今季初登板を勝利で飾った。0−3の3回に今江、清田の適時打で同点とし、細谷の犠飛で勝ち越した。日本ハムは吉川が6回4失点と精彩を欠いた。打線も4回以降は得点できず、3連敗を喫した。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 北海道日本ハム | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
| 千葉ロッテ | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | x | 4 |
ロッテ藤岡貴裕投手（23）が今季初登板初勝利を挙げた。3回に変化球を連打され3点を失ったが、その裏に逆転して以降は1安打無失点。「監督やコーチに思い切っていけと言われました。4回以降はしっかり腕を振って修正できたと思う」と伸びのある直球を軸に修正し、7回6安打3失点にまとめた。
2年目でローテーションを支える自覚が出た。昨季チームトップの12勝を挙げた成瀬とグライシンガーがおらず、左の先発は1人だけ。「自分が信頼される投球をしないといけない。延長ばかりで中継ぎも大変だったと思うので、できるだけ7回、8回まで投げたかった」。開幕から延長戦続きだったチームを、初めて9回できっちり勝たせた。
1月に結婚し、新たな気持ちで再スタートを切った。1日夜にお手製のタイの尾頭付きで送り出してくれた新妻も、観戦に訪れていた。「結婚して悪くなったと言われたら、奥さんにも迷惑かけますからね」。昨年守りきれなかった1年間のローテーション定着をお立ち台で約束し、チャームポイントの笑顔をほころばせた。
ロッテが今季初めて延長戦以外で勝った。初先発の藤岡貴裕投手（23）が7回6安打3失点。3回に日本ハム中田らに連打されて3点を献上したが、その裏に今江敏晃内野手（29）、清田育宏外野手（27）の適時打で同点。続く細谷圭内野手（25）の犠飛で一気に勝ち越した。開幕カードからの3勝は全て1点差の逆転勝ち。伊東勤監督（50）は「ベンチにいてもヒヤヒヤするけど、喜びも倍増だね」と粘り勝ちを喜んだ。
2年目の藤岡が、昨年パ・リーグ相手で唯一白星のなかった日本ハムから、7回3失点で初勝利を挙げた。3回に3点を失ったが、直後に打線が4点を奪い逆転。1月に結婚した夫人の繭（まゆ）さんが見守る中、粘りの投球をみせ「結婚して悪くなったと言われたくない。1年間ローテーションを守って、CSに出て優勝したい」と飛躍を誓った。
藤岡が7回6安打3失点と苦しみながら、今季初勝利を挙げた。「先に点を取られてしまったが（3回に逆転してもらい）気持ちよく投げられたし腕も振れた」。今季初のお立ち台で、満面の笑みを浮かべた。
白星をネット裏で見守る妻へささげた。今年1月8日に、約5年間の交際を経て繭さん（29）と結婚。12月からは都内で一緒に暮らし始め、食生活ががらりと変わった。「前は外食ばかりだったけど、今はバランスのいい食事を用意してもらっている」。週1回、仕事後に栄養学を学び、食事面で支えてくれている妻に頭を下げた。
「結婚して悪くなったと言われたら、奥さんにも迷惑をかける。今年はしっかり結果を残していきたい」。生涯の伴侶とともに、6勝に終わった昨季からの巻き返しを誓った。
ロッテの2年目左腕・藤岡が、今季初登板で新妻に捧げる白星を手にした。「3点で抑えれば、打線が点を取ってくれると思っていた」。3回に3点を失ったが、その裏に打線が一挙4得点を奪って逆転に成功。4回以降は無失点で、7回を6安打3失点に抑えた。
スタンドには今年1月に結婚した妻・繭さん（29）が応援に駆けつけていた。「結婚して成績が悪くなったら奥さんに迷惑をかける。目の前で勝てて良かった」。2日に先発予定だったが、雨でスライド登板。繭さんは小学校教諭で、今が春休み期間中。次回の本拠地登板だと新学期が始まっているため、何としてもこの試合で勝利をプレゼントしたかった。1年目の昨季は後半に失速して6勝7敗。「今年は背番号（18）ぐらい勝ちたい」。2年目の若き左腕が新婚パワーで投手陣を牽引する。
ロッテの細谷が3回に貴重な勝ち越し犠飛を放った。3−3と追い付いた直後の1死二、三塁。吉川の5球目を捉えて右翼に運んだ。「何とか犠牲フライと思っていた。いい結果になって良かった」とお立ち台で喜んだ。
昨季は19試合の出場に終わった8年目の内野手は今季初めて「7番・一塁」で先発出場し早速、好結果を出した。「もっとアピールしてレギュラーを目指して頑張ります」と言葉に力を込めた。
ロッテの今江が3点を追う3回に2点適時打を放った。根元、角中の連打で生まれた無死二、三塁の場面で、しぶとく中前に運んだ。「前の2人がチャンスをつくってくれ、内野ゴロでも1点が入る状況だったので楽な気持ちで打席に入れた」と振り返った。
1回の打席は死球だった。「手に受け、痛みがあるので、バットを少し短く持ったのがいい結果につながったのですかね」とコメントした。
ロッテ藤岡貴裕投手（23）が、今季初先発を7回6安打3失点でまとめた。
3回に1死満塁から日本ハム小谷野、中田に連打を浴びて3失点したが、4回以降は1安打無失点とした。「昨日の中止でスライドとなり、今日も練習中は雨で試合への気持ちを保つのが苦しかったが、しっかり先頭打者へ入る事が出来た。立ち上がりも良かっただけに3回の連打が悔しい。ボールが甘く入り3失点してしまったが、野手の人が取り返してくれて、自分の気持ちもリセット出来た。4回以降はしっかり腕を振って修正できたかと思います」と話した。
ロッテ清田育宏外野手（27）が、3回に“後輩想い”の同点打を放った。
3点先制を許した3回、今江の2点適時打に続き1死一、二塁から中前にはじき返した。「打ったのはストレートです。1打席目にチャンスで三振していたので、何とかこのチャンスでは打ちたかった。全然ボールにタイミングが合わずに前へ飛ばなかったが、最後はしっかりとらえる事が出来ました。皆がつないでいたので、自分も後ろにつなぐことができて良かったです。（東洋大の）後輩の藤岡は今日が開幕だから、何とか勝たせてあげたいね」とコメントした。
ロッテ今江敏晃内野手（29）が、逆襲のタイムリーだ。3点を先制された直後の3回。無死二、三塁のチャンスで打席が回り、中前に2点適時打を放った。
二塁走者の角中は三塁コーチの制止を振り切って猛然と本塁突入し生還。清田は適時打、細谷は犠飛と後続も続き、この回4点を取り、逆転に成功した。今江は「前の2人がチャンスを作ってくれ、内野ゴロでも1点が入る状況だったので、楽な気持ちで打席に入れました。前の打席で手に死球を受け、痛みがあるので、バットを少し短く持ったのが、いい結果につながったのですかね。とにかく、次につないで1点ずつ返して行く気持ちでした」と話した。
QVCマリンの平日ナイター限定新サービス、「曽根会長の天気予報」が3日、初回を迎えた。長年の漁業経験から、雲の動きや風のにおいで天気を予想できる曽根太一さん（87）が、観客にゲーム中のお天気アドバイスをくれる。
午後5時40分ごろ、球場内ビジョンに曽根さんの姿が映し出された。「QVCマリンのことは俺に聞け」と胸を張る曽根さん。その後、アナウンスで読み上げられたこの日の“予報”は以下の通り。
「いやあ、春の嵐は本当に気まぐれじゃな。気まぐれな春の雲がどっちに流れていくかを読むのはむずかしいんじゃ。だが、今日の風の強さが雲のあがりを早めたんだな。今日はもう大丈夫じゃ！ここセンター売店からみる雲の切れ間をみればわかるわい。西の空も明るくなってきおった。風もこれ以上は強くならないじゃろう。あとはマリーンズが勝つだけじゃな。ふぉふぉふぉふぉ」。
最後は再び曽根さんが登場。「信じるも信じないも、皆さん次第」と不敵に笑った。
右足負傷で登録抹消中のロッテ成瀬善久投手（27）が3日、練習を再開した。QVCマリンの室内練習場でウオーキングとジョギング、軽いキャッチボールを行った。
3月29日のオリックスとの開幕戦で右すねに打球を受け、下腿（かたい）打撲と診断されていた。「ローテを1回とばすと言われているので、逆算して練習メニューを組み立てていきたい」と話した。
3月29日の開幕戦で右脚を痛め出場選手登録から外れているロッテの成瀬が3日、故障後初めてキャッチボールを行った。「脚より肩の方が軽くて不安だった。自分のペースでできればいい」と話した。
今後は5日からの楽天戦には同行せず2軍で調整する。5日にも捕手を立たせて投げる予定。斉藤投手コーチはブルペンでの投球次第としながらも12、13日のソフトバンク戦での復帰を目指すという。