楽天は新人の則本が6回を4安打2失点でプロ初勝利を挙げた。打線は1回に牧田の3ランなどで4点を先制。その後も嶋の3ランやジョーンズの来日初本塁打などで17点を奪った。ロッテは投手陣が精彩を欠いた。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 5 |
東北楽天 | 4 | 0 | 2 | 0 | 3 | 1 | 1 | 6 | x | 17 |
ロッテが屈辱的な17失点で今季初の2連敗。伊東監督は「野球人生でこんなに点を取られた記憶がない。これだけやられたら笑うしかないよな」と怒りを通り越していた。
今季初先発の大谷が誤算。初回、先頭の聖沢から3連打で簡単に先制点を許すと、牧田にも3ランを浴びた。2点差に迫った3回には、自らの悪送球をきっかけに2失点。2回1/3で6失点KOに右腕も「自分1人で試合を壊してしまった。申し訳ない」と肩を落とした。
ロッテは大量17点を失い、完敗を喫した。3本塁打を含む18安打と圧倒され貯金もゼロになった。伊東監督は「もう笑うしかない。(17失点は)記憶にないよ」とあきれていた。
先発の大谷は3回途中6失点と早々に主導権を奪われた。成瀬、グライシンガーが負傷で離脱中。ゴンザレスも再調整のために1軍を外れている。救援から急遽、配置転換して臨んだ先発登板だったが「自分1人で試合を壊してしまいチームに申し訳ない」と悔やんだ。
ロッテ投手陣が炎上し、18安打17失点で大敗した。先発大谷が初回4失点と乱調。終始、大差を追いかける展開で攻撃も淡泊になった。
試合後の伊東勤監督(50)は「長いシーズン、こういう時もある。17点もとられたのは、記憶にない。韓国(コーチ時代)で18点とられたかな。少年野球の時くらいだよ」と自虐的に笑った。
勝率は5割に戻った。
ロッテは今季初先発の大谷智久投手(28)が3回途中7安打6失点でKOされた。1回、楽天牧田に3ランを浴びるなど4失点。3回は自らの失策(悪送球)でピンチを広げて2点を追加され、自滅した。
「1回は最少失点で踏ん張りたかったですが、その後のホームランで完全に流れを相手に作らせてしまった。2点を返して反撃ムードになった直後も、自分のエラーで傾きかけていた流れを止めてしまった」と反省の言葉を並べた。