わたしはかもめ2013年鴎の便り(4月)

便

4月12日

福岡ソフトバンク0−1千葉ロッテ(ヤフオクドーム)

ロッテが投手戦を制した。成瀬が7回を散発3安打の無失点に封じ、今季初勝利。打線は7回、福浦の右翼線適時打で先制点を奪った。ソフトバンクはわずか4安打で三塁すら踏めず、今季初の零敗。摂津は8回1失点も初黒星。

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千葉ロッテ0000001001
福岡ソフトバンク0000000000

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成瀬志願続投1勝、摂津との対決制した[ニッカン]

ロッテ成瀬善久投手(27)は、エース対決では先制点を与えないという「鉄則」を守り抜いた。7回3安打無失点で、昨季の沢村賞投手、摂津との投手戦を制した。1点を味方にもらう6回まで、2四球以外は3ボールはなし。不利なカウントを作らずに打たせて取る投球に徹した。

「相手が摂津さんだからロースコアになることは分かっていた。序盤はよかったんですが、やはり走り込みも足りず中盤から不安はあった」。5回以降は変化球主体に切り替え、この回今宮には8球もファウルで粘られたが12球目、最後はチェンジアップで三振に仕留めた。先頭打者を出したのは2回のラヘアに許した左前打だけ。三塁すら踏ませなかった。

3月29日のオリックスとの開幕戦で、6回に打球を右すねに当て右下腿打撲で30日に登録抹消。復帰登板のため、6回終了時点で左足内転筋に張りが出たが、1点をもらうと7回も志願し続投した。「あれがギリギリでした。でも前回の責任も感じているし、中継ぎに中途半端で渡したくないから」。エースの自覚で1点を死守。チームの連敗を2で止め、自身の今季初勝利に結び付けた。

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采配ズバッ!ロッテ・伊東監督“因縁”初対決勝利[サンスポ]

接戦なら負けない。伊東ロッテが虎の子の1点を守りきり、6勝中5度目の1点差勝利で、勝率5割に復帰した。

両軍無得点で迎えた7回、1死二塁で福浦が右翼線へ適時二塁打。「エース(成瀬)が投げて、ベテラン(福浦)がしっかり仕事をしてくれた」と伊東監督。昨年から10連勝中と勢いの衰えない沢村賞投手の摂津から、1点をもぎ取った。

打線のテコ入れが功を奏した。この日は角中を2番から1番に。清田を6番から2番に。根元を1番から9番に変更。「打線がつながれば、角中の2番が理想なんだけど。下位打線が機能してないんで。苦肉の策です」と伊東監督は言うものの、代走、守備固めと打てる手は全て打ち、勝利に導いている。采配、ズバリだ。

ソフトバンク・秋山監督とは、ともに50歳で熊本出身。西武の現役時代から強烈なライバル心を燃やした“因縁の”初対決を制した。

開幕以降、1点差勝利を「大歓迎」と言い続けてきた伊東監督もさすがに「ちょっとキツイね」と苦笑い。昨年までとはひと味もふた味も違う戦いぶりで、白星を積み重ねていく。

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成瀬「ギリギリだった」、エース対決制し今季初勝利[スポニチ]

まさにエースの投球だ。右すねに打球を受けて負傷退場した3月29日オリックスとの開幕戦(QVCマリン)以来の先発となったロッテ・成瀬が、7回3安打無失点で今季初勝利。「この試合に絶対に合わせたいと思ってやってきた。先発の役目は果たせた」と満足そうに振り返った。

摂津とのエース対決は6回まで両軍無得点。右足をかばって投げたために、この時点で「(左足の)内転筋とふくらはぎが張っていた」という。しかし、7回に福浦の適時打で待望の先制点。「ギリギリだったけど、1人でも多く投げたかった」とその裏を抑えて救援陣にマウンドを託した。先発陣の駒不足が深刻なだけに、三塁も踏ませない完璧な内容に、伊東監督も「よくこれだけ投げてくれた」と大喜び。エースが遅ればせながら手にした白星はチームにとっても大きな1勝になった。

福浦
「成瀬が踏ん張ってくれていたから、何とか勝たせたかった。エースで負けられないからね。」(7回に決勝適時打)

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成瀬7回0封!エース復活1勝[報知]

勝利の瞬間を見届けると、安堵の表情を浮かべた。14日ぶりに先発した成瀬が、ソフトバンクを7回散発3安打無失点に抑え今季初勝利。「(登録抹消され)間隔を空けてもらって、こういう形で戻って来られてよかった」。3月29日のオリックスとの開幕戦で右すねに打球が直撃し負傷降板後、初の登板で結果を残した。

息が詰まるような、エース同士の投げ合い。相手の先発は開幕2連勝中の摂津。6回まで互いに三塁を踏ませない投球だった。「摂津さんでロースコアになると思った。終盤は不安もあったが、中途半端な形でマウンドを降りたくなかった」。4回と6回以外は毎回走者を許しても、ホームだけは踏ませなかった。

復活のマウンドを用意してくれたチームに勝利で貢献したかった。ケガで登録抹消後、重傷ではなかったため1週間前から、この日が復活のマウンドと通達されていた。この間、電気治療と腫れていた患部の血抜きを1日に2度行い、痛みを和らげた。6回終了後には、痛めた右足をかばう投球がたたり、左足内転筋に張りを感じた。それでも先制点をもらった7回裏は「相手が4番からだったが、悪いイメージもなかったので自分でいきました」と志願してマウンドへ上がり、110球で7回を無失点に抑えた。

これでチームの連敗は2で止まり、借金はゼロとなった。伊東監督も「両サイドに投げ分け、緩い球も直球も丁寧に投げていた。今日はいい投球をしてくれた」。チームに頼れるエースが戻ってきた。

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成瀬初勝利!エース対決制した[ニッカン]

ロッテ成瀬善久投手(27)が、7回無失点で今季初勝利を飾った。先頭を出したのも二塁を踏ませたのも2回だけ。摂津とのエース対決を粘り強い投球で制した。

「先発して最低限の役割は果たせたかな。相手が摂津さんだし、勝ててよかった」。3月29日のオリックスとの開幕戦で、打球を右すねに当て右下腿打撲で同30日に登録抹消。4月5日の楽天戦(Kスタ)は登板回避し、2週間ぶりの先発だった。「前回の責任も感じているし。できるだけローテは飛ばしたくないから」とエースの責任感でチームの連敗も2で止めた。

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ロッテ・福浦が先制打「大きな安打になった」[サンスポ]

0−0の7回、ロッテは福浦が貴重な先制打を放った。1死二塁で摂津から右翼線へ運び、待望の1点。6回まで10三振を喫していた打線の、ようやくの奮起だった。ベテランは「自分にとっても大きな安打になった」と素直に喜んだ。

この日は開幕戦で右脚を痛めた成瀬の復帰登板だった。力投の左腕に福浦は「苦しい状況の中、踏ん張っていたから、何とか勝たせてあげたかった。エースで負けられないから」とチームの思いを代弁した。

斉藤投手コーチ
「良かったよ。注文をつけるところがない。」(成瀬に)
益田
「失投なく、思ったところに投げられた。」(3セーブ目)

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ロッテ・成瀬が7回無失点で今季初勝利![サンスポ]

ロッテ・成瀬が7回3安打無失点の好投で今季初勝利。7回にベテラン・福浦が決勝の右前適時打を放ちアシスト。連敗を2で止めた。

ライバル対決が実現した。ロッテ・伊東監督とソフトバンク・秋山監督。ともに50歳で熊本出身。西武では正捕手と中軸打者として、頼もしい同僚でありライバルでもあった。

「初めて知ったのは高2の秋の大会かな。高3の夏は決勝で勝ったんだけど、対戦したのはその2回だけだと思う。俺は市内(熊本工)、向こうは八代高で接点がなかったからね。俺は当時から有名だったよ」と伊東監督はプライドをチラリとのぞかせた。

九州で大注目の激突。先発マウンドに上がったのはエース成瀬。開幕戦(3月29日、オリックス戦)に先発したが打球を右足に当て降板。登録抹消されたが「初めて足に打球を当てたんで。投げられても、ベースカバーや走ることが心配」と最短の10日では戻れず、満を持して2週間ぶりの復帰登板となった。

しかし不安はすぐに払拭された。6回まで2安打と三塁を踏ませない圧巻の投球。8回にリリーフを送られたが7回3安打無失点。ソフトバンク・摂津とのエース対決を制し今季初白星をゲット。

「摂津さんにはウチはやられていた。0点でできるだけ粘っていこうと思ってました。自分自身で考えながら投げて楽しかった」。ロッテのエースにようやく笑顔が戻った。

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国際野球連盟会長、加藤コミッショナーと会談[スポニチ]

国際野球連盟(IBAF)のリカルド・フラッカリ会長が12日、日本野球機構(NPB)を表敬訪問し、加藤良三コミッショナーと会談した。

IBAFは13、14日の2日間、都内でIBAFの総会を開催。15年の日本開催を目指す世界大会「プレミア12」の開催と20年五輪で競技復帰を目指すためのソフトボールとの統合団体「世界野球ソフトボール連盟」(WBSC)の規約を承認する見通し。フラッカリ会長は「五輪へのサポート、今回の総会への協力をNPBに伝えた」と話し、加藤コミッショナーは「最大限の努力を継続する」と支援を約束した。

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