わたしはかもめ2013年鴎の便り(4月)

便

4月27日

千葉ロッテ5−2福岡ソフトバンク(QVCマリン)

ロッテは2−2の3回、今江が3点二塁打を放って勝ち越した。成瀬は要所で粘り、7回を8安打2失点で3勝目。開幕から10試合無失点の益田は、7セーブ目。ソフトバンクは、先発の山中が3回を5失点と乱調で3連敗となった。

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ロッテ今江二塁打2本!Mr.ダブル復活[ニッカン]

ロッテ今江。ミスターダブルの復活だ。同点に追いつかれた直後の3回。1死満塁で左中間を破る走者一掃の適時二塁打を放った。二塁上でのガッツポーズも“ダブル”だった。「1度目は無意識、2度目は僕の心情を知って、ヒットを喜んでくれたベンチに向かって出しました」。感謝を込めて拳を振り上げた。

どん底だった。試合前の打率は1割9分7厘。25日・西武戦では5番で先発も、6回1死一、二塁の好機で代打を送られた。05年にはリーグトップの35二塁打を記録した「ミスターダブル」が極度のスランプに落ち込んだ。この日も2点を先制し、なお2死二塁。前打者の角中はストレートの四球。「明らかに僕で勝負かよ」と、安パイ扱いされて、心は乱れる。結果は右飛で、また落ち込んだ。

3回は1死満塁。ネクストサークルで「またチャンスかよ」と思うと、ふと口元に笑みが出た。チャンスが怖くないのは今季初めてだった。前日の特打の前、伊東監督から言われた言葉を思い出したからだった。

「お前は3球までに勝負する打者なんだから。1球目から打っていくのが、お前のスタイルなんだぞ。結果を恐れずに思い切ってやってくれ」。この言葉で、迷いと恐怖から解放された。

5回も二塁打。「外野の間を抜く。二塁打は僕のスタイルですから」。もう笑顔に陰はない。ここまでは、鈴木や根元に打の主役を譲ってきた。ゴリ今江が暴れると、ロッテの勢いは本物になる。

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ロッテ・成瀬3勝!伊東監督メモリアル300勝[サンスポ]

ロッテの成瀬が7回2失点でハーラートップに並ぶ3勝目。規定投球回に到達し、防御率0.99でリーグ2位となった。しかし「苦しかった。三振は取れない(3個)し、慎重になりすぎた」と反省しきり。伊東監督は監督5年目で通算300勝(2004年〜07年に西武で287勝、今季13勝)となり「僕の勝ちはどうでもいい。選手が勝って喜んでくれたら」と話した。左腕は「明日、ウイニングボールを渡します」と粋なコメントを残した。

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好機は笑いのツボ!?ロッテ・今江、V3点打![サンスポ]

不振のロッテ・今江が同点の3回に、走者一掃となる決勝の3点二塁打を放った。今季は好機で凡退が多かったが「打席に入る前に“またチャンスだ”と笑ってしまった。それでリラックスできて思い切って打てた。ある意味吹っ切れた」と二塁ベース上で派手なガッツポーズをみせた。

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今江、満塁一掃V打!伊東監督300勝に花[報知]

好機で巡ってきた打席に、今江は思わず笑みを浮かべていた。同点の3回1死満塁。「本当にみんながよくチャンスで回してくれるので、ネクスト(サークル)で笑ってしまった」。リラックスした状態で臨んだ打席で、走者一掃の決勝二塁打。今までの悔しさを晴らす一打を放ち、右拳を2度突き上げた。

試合前まで、21試合で打率1割9分7厘、得点圏打率は1割3分3厘と低迷していた。しかし、この日は違った。「今までは打席で余裕がなかったけど、今日は吹っ切れていた。監督も“思い切りいけ”と言ってくれたので」。5回にも二塁打を放ち、復調を印象づけた。

伊東監督も「久しぶりにゴリ(今江)の笑顔を見られてよかったよ」と安どの表情。今季初めてのお立ち台では「今日を機にしっかり頑張っていきます」と力強く宣言した。頼りになる男の一打が、チームに連勝をもたらした。

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成瀬、無傷3連勝「ウイニングボールは監督に渡します」[スポニチ]

ロッテ・成瀬が8安打を浴びながらも7回2失点で、開幕から無傷の3連勝となった。「5回までは慎重になりすぎていたけど、6回以降は打たれてもいいやと思って投げたら本来の姿になれた」。

伊東監督の通算300勝には気づいていなかった様子で、「節目のタイミングで自分が投げて、勝利に貢献できてよかった。ウイニングボールを持っているので、明日にでも監督に渡します」と表情を緩ませた。

益田
「セットアッパーと違って、肩をつくる機会は多くない。自分のペースでできている。」(9回を締めて開幕から10試合連続無失点。リーグトップの7セーブ目)

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今江「自然に笑えたのは久しぶり」監督に300勝贈る一撃[スポニチ]

二塁ベース上で会心の笑顔がはじけた。同点に追いつかれた直後の3回1死満塁。打席に入ったロッテ・今江は、山中からファウルで粘り、6球目のスライダーを振り抜いた。左翼線へ走者一掃の二塁打。ベンチで拳を突き上げる仲間に、2度のガッツポーズで応えた。

「ずっと気持ちと体のバランスが崩れていたので、(この一打は)凄く僕の中では大きかった。作り笑顔は何回かあったけど、自然に笑えたのは久しぶりですね」。

開幕から不振にあえいでいた。試合前の打率は.197。8日の楽天戦(Kスタ宮城)から4試合連続でスタメン落ちの憂き目も味わった。「新聞を見る勇気もなかったし、スコアボードに出る打率も消して欲しかった」。必死の思いで試合のなかった26日に特打を志願。その場で、伊東監督から「思い切り振ればいい。結果は気にするな」と声を掛けられ、気持ちが吹っ切れた。そして自らのバットで指揮官に監督通算300勝をプレゼント。首位・西武に再び2.5ゲーム差に迫った伊東監督は「僕の勝ちはどうでもいいよ。選手達が勝って喜んでくれれば」と照れた。

苦しんだ末の決勝打。母校・PL学園(大阪)の後輩達にもその姿を見て欲しかった。甲子園大会で春夏合わせて7度の優勝を誇る同校だが、部内暴力が発覚し、今月9日に6ヶ月間の対外試合禁止処分が決定した。これにより、今夏の甲子園出場も絶望となった。今江も主将を務めたPL学園3年時に同じく部内暴力で夏の大阪大会への出場を断たれた経験を持つ。「練習すら許されなかったし、つらすぎる経験だったけど、そんな時だからこそ支えてくれる人の存在に気付けた」と振り返る。

あれから12年がたった。「後輩も今は苦しいかもしれないが、その時間を大切にして欲しい。人生は長いし、感謝の気持ちを忘れなければ、いつか何かをつかめる。それを信じて頑張って欲しい」。長い冬のあとには必ず春は来る−。今江の塁上での笑顔がそれを物語っていた。

現役監督6人目
ロッテの伊東監督が通算300勝(268敗5分け)を達成した。チーム内訳は西武で287勝、ロッテで13勝。プロ野球59人目、現役監督では6人目になる。

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益田、10試合連続無失点!「楽にいけた」[スポニチ]

ロッテの新守護神、益田が3点リードで迎えた9回を難なく3人で締めた。開幕から10試合連続無失点と好調の右腕は、リーグトップの7セーブ目をマーク。「力むことなく投げられた。楽にいけた」と自信を深めている様子だった。

新人王に輝いた昨季は、主に中継ぎでプロ野球新人記録の72試合に登板。今季から抑えとなったが「セットアッパーと違って、(肩を)つくる機会は多くない。自分のペースでできている」と頼もしかった。

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ロッテ・今江が勝ち越し打!伊東監督称賛「よく打った」[スポニチ]

ロッテがソフトバンクとの上位対決を制した。先発の成瀬は8安打を許しながらも要所で粘り、7回2失点で今季3勝目。開幕から10試合無失点の益田は9回を3人で締め、7セーブ目を挙げた。

打線は2−2の3回1死満塁、今江が3点二塁打を放って勝ち越した。今江は何度もガッツポーズし、笑顔。「ここまで色々苦しんだ。開き直っていけた」と語った。伊東監督も、前日まで打率1割台と苦しんでいた今江の千金打に「満塁でよく打ってくれた。気持ちが楽になったのでは」と称えた。

ソフトバンクは先発の山中が3回4安打5四死球5失点と乱調。吉村の移籍後初本塁打も空砲に終わった。

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成瀬、7回2失点3勝目!伊東監督300勝達成[報知]

ロッテは2−2の3回、今江が3点二塁打を放って勝ち越した。成瀬は要所で粘りのピッチングを見せ、7回を8安打2失点でまとめて3勝目。開幕から10試合無失点の益田は、7セーブ目。ソフトバンクは、先発の山中が3回を5失点と乱調で3連敗。

ロッテの成瀬は7回を2失点にまとめ、開幕から負けなしの3連勝となった。1本塁打を含む8安打を浴びたが、要所で踏ん張った。左腕は「試合をつくれたのは良かったけど、球数を少なくして8、9回まで投げないと」と厳しかった。

エースの力投で伊東監督も通算300勝を達成。指揮官は「僕の勝ちはどうでもいい。選手が勝って喜んでくれたら」と話したが、成瀬は「ウイニングボールは、明日あげようかな。節目の勝利ですごく嬉しい」とこの時は表情を緩ませた。

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ロッテ・成瀬、自身3連勝も「苦しかった」[サンスポ]

ロッテ先発の成瀬はソフトバンク・吉村に本塁打を浴びるなど7回を投げ8安打2失点だったが要所で粘り、味方の援護もあり自身3連勝を飾った。

打線は1回無死一、三塁から井口の二塁打で2点を先制。同点で迎えた3回は、1死満塁から今江が走者一掃の二塁打を放って勝ち越し、成瀬を援護した。

今江と一緒にお立ち台に上がった成瀬は「今日は苦しかった。リズムが悪くて野手にすごく迷惑をかけた。投球内容は満足してないですけど、バックの野手がサポートしてくれて3勝目になった。次は自分自身がいい投球できるように頑張りたい」と気を引き締めた。

井口
「外野フライでもいい感じで軽く合わせにいった。感触はあまりよくなかったが、よく伸びてくれたね。」(1回に右中間へ先制2点二塁打)
ソフトバンク・高山投手コーチ
「映る姿が弱い。打者と戦えていない。」(山中に)

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今江適時打に伊東監督「ホッ」[ニッカン]

ロッテ伊東勤監督(50)が、不調だった今江の適時打を喜んだ。

「ここのところずっと、今江が調子悪かったんで、同点に追いつかれたすぐ、(3回1死)満塁で、よく打ってくれた。チームにとっても大きかったんですけど、今江にとっても、あの1本は非常に気持ちが楽になったと思います。オープン戦までは状態が良く、心配していなかったんですけど、公式戦に入ると徐々に調子が落ちてきて。前のカードから逆方向に打球が伸びてきていたんで、良くなってきたかなと思っていたんですけど、なかなか『H』のランプが付かなかったんでね。昨日も、必死に特打をしていた。ウチのチームは彼が中心になって引っ張ってもらわないと、長いシーズン戦っていけない。久しぶりにゴリの笑顔を見て、ベンチもホッとしました」と話した。

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「大地ラーメン」10分で完売[ニッカン]

売り出し中のロッテ鈴木大地内野手(23)が監修した「大地ラーメン」が発売開始。

旬な男のメニューとあって、開門11時の10分後には完売御礼になったという。球団関係者から完売を伝え聞いた鈴木は「マジっすか!?色んな人にいじられて、大変っすよ〜」と照れ笑いを浮かべていた。

試合には「2番遊撃」でスタメン出場。3打数1安打1四球で勝利に貢献した。

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今江が満塁一掃の適時二塁打[ニッカン]

ロッテ今江敏晃内野手(29)が、満塁走者一掃の適時二塁打を放った。同点とされた直後の3回1死満塁。カウント2−2から甘く入ったスライダーを、左翼線を破る安打とした。ベンチに戻ると「打てて良かったのですが、喜んでいる暇はありません。とにかく勝ちたいです」とコメントした。

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井口先制二塁打「よく伸びた」[ニッカン]

ロッテ井口資仁内野手(38)が1回無死一、三塁から右中間フェンス直撃の先制2点適時打を放った。

先頭の根元が四球で出塁し、2番鈴木がヒットエンドランを決めてのチャンスを、ベテランは、しっかりものにした。「打ったのはストレートかスライダーなのかな。よく分からなかった。ネモ(根元)、大地(鈴木)がいい形を作ってくれたから、外野フライでもいい感じで、軽く合わせに行ったよ。感触はあまり良くなかったが、よく伸びてくれたね。いい形で先制できた。今日からゴールデンウイークで多くのマリーンズファンが来てくれている。ファンの期待に応えないとね」とコメントした。

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