ソフトバンクが連敗を3で止めた。武田は打たせて取る投球で、7回1/3を無失点の2勝目。0−0の7回に細川の適時打と今宮の犠飛で3点を奪い、逃げ切った。ロッテは7回途中で好投の大嶺に代えて継投策を選んだが、裏目に出た。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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福岡ソフトバンク | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 3 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2年ぶりの登板となったロッテの大嶺は6回まで無失点ながら、7回に連打を浴びて降板した。救援が打ち込まれて敗戦投手となったが、「去年、おととし(1試合)と登板できなくて、苦しい時期もあった。また投げられてすごく自信になった」と納得の表情。「今はフォームの悩みがなく、落ち着いて余裕を持って投げられている」と復活への手応えをつかんだ様子だった。
ロッテ・大嶺は2年ぶりの1軍マウンドで6回0/3を4安打2失点で復活を印象付けた。
打線の援護がなく敗戦投手となったが、今季最多2万5496人の大観衆に「久々で感動した」。5回まではわずか1安打。最速146キロの直球を軸に決め球のスプリットで4三振を奪った。「落ち着いて投げられた。自信になった」。次回登板は5月4日からのソフトバンク3連戦(ヤフオクドーム)を予定。伊東監督も「最高の投球。あの内容なら次も期待できる」と太鼓判を押した。
742日ぶりの1軍先発マウンドでも、堂々とした投球を披露した。11年4月17日の日本ハム戦以来の先発となった大嶺が、6回0/3、4安打2失点と好投。「今までやってきたことをしっかり出せた」。7回に連打を許し降板したが、今季最多2万5496人のファンが詰め掛けた本拠地で多くの拍手を浴びた。
1軍マウンドで初めて見せた新球がさえた。11年に、09年まで一緒にプレーした清水直行から学んだスプリット。「しっかり腕を振れば、少し高い所にいっても多少変化する」。12年は1軍登板はなく、1軍で試すのはこの日が初めて。初回1死三塁では内川を空振り三振に仕留めるなど、要所で使い好投につなげた。
黒星を喫したものの、伊東監督は「素晴らしい内容だった。また使いたい」と次回の先発起用を明言。大嶺は「今はマウンドでも余裕を持って投げている」と、復活を印象づけた76球に自信をのぞかせた。
ロッテ大嶺祐太投手(24)が10年6月30日以来となる1033日ぶりの白星を目指したが、援護に恵まれず敗戦投手となった。
1軍の登板も11年4月以来2年ぶりで、6回0/3を2失点と好投したが報われなかった。それでも斉藤投手コーチは「内容は期待通りで120点。先発で投げてもらう」と合格点を与え、大きな期待を寄せた。
大嶺は「今まではマウンドでフォームを気にしたりしていたけど、今は打者に集中し、余裕を持って投げることができている」と話した。ボールのコントロールだけでなく、セルフコントールもできての好投だった。
2年ぶりの1軍マウンドとなったロッテの大嶺は、7回途中まで2失点の好投も、援護に恵まれず、黒星となった。
中盤まで快調だったが、7回に先頭から2連打を浴びて降板。「チームを勝利に導きたかったのですが…。本当に悔しい」と自らを責めた。
それでも、切れのある直球にカーブも織り交ぜて力投し、先発の役割は果たした。次回登板でも先発を任される予定。今回は逃した3年ぶりの白星へ向け「すごく自信になった」と収穫を口にした。