わたしはかもめ2013年鴎の便り(5月)

便

5月3日

オリックス3−5千葉ロッテ(京セラドーム)

ロッテが3連勝で今季最多の貯金3。打線は1−1の6回に井口の2号ソロで勝ち越し。2−3の7回8死満塁から角中の2点適時打など3得点で逆転。唐川が8回途中3失点で2勝目。益田は9連続セーブ。オリックスは継投が裏目。

123456789R
千葉ロッテ1000013005
オリックス1000020003

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ロッテ角中が旧友オリ松本撃ち[ニッカン]

角中勝也外野手(25)の一打がロッテに大きな1勝をもたらした。1点を追う7回2死満塁、上からたたいた低め138キロの直球は二遊間ど真ん中を抜けた。2点適時打で逆転。「本当にいいところに飛んでくれた。何とか打ちたかった」。直前の6回に、バルディリスの2ランで逆転されたばかりだった。流れを引き戻す値千金の中前打。ポーカーフェースの男が、一塁上で破顔した。

どうしても意識した。相手投手の松本は昨年ロッテを戦力外となってオリックスにテスト入団。06年大学・社会人ドラフトで同期入団した旧友だ。ともに7、8位の下位指名。何かの縁か、今は背番号も同じ61を背負う。「同期で辞めたやつもいる。ライバルだけど、残ってるメンバーで頑張ろう」と試合前に約束していた。

かつて一緒に2軍で汗を流した仲とあって、投球の特徴は頭に入っている。だが前日9回の打席では見逃し三振に倒れた。「昨日抑えられましたからね」。首位打者、WBC日本代表まで上り詰めた身として、同じ相手にチャンスで凡退はできなかった。

前カードまで3試合連続無安打、7試合連続適時打なしと低空飛行が続いたが、ここ2戦で5安打3打点と打率を2割7分まで上げてきた。「前は自分が打ってれば勝ったかな、って試合がけっこうあったと思う」。今回はまさに、角中が打って、勝った。チームは最下位オリックスに3連勝し、今季最多の貯金3。首位西武に1.5差と迫った。あの安打1本で、マリーンズが大きな波に乗ったのは間違いない。

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ロッテ・角中、同期撃ち!首位西武と1.5差[サンスポ]

今季初の貯金3へ導く角中の打球が、広く空いた二遊間を抜けた。

「いいところに飛んだ。半分打ち取られていますけど」と振り返るように、決して当たりはよくなかったが、逆転の適時打となった。

対戦相手の松本は、昨年でロッテを戦力外となり、オリックス入りしたが、2006年大学・社会人ドラフトの同期入団。しかも角中は7位、松本は8位と下位指名から1軍の舞台にたどり着いた苦労人同士で、試合前にはグラウンドで話す光景もみられた。

「やはり意識はします。ライバル心とは違いますけど、同期で入ったメンバーも何人か辞めているので。チームは違いますけど、頑張っていきたい」。

これで首位の西武と1.5ゲーム差に縮め、射程圏内にとらえた。

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ロッテ・井口2号!DHで「いい仕事できた」[サンスポ]

井口が1回に先制の右犠飛を放つと、6回には2号ソロ。ここ2カード、走者を置いた第1打席は4度あるが、全て打点を挙げている。「今日は指名打者だから、打つことが仕事。いい仕事ができた。みんながいいところに回してくれている。(犠飛は)そういうところから、チームの流れができるんで」とチームを波に乗せる活躍を続けている。

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角中V打!ロッテ、リーグ今季最多9度目の逆転勝利[スポニチ]

普段はガッツポーズなどしない角中が照れくさそうだった。1点を追う7回2死満塁。昨季まで同僚だった左腕・松本の138キロ直球を中前にはじき返した。昨季の首位打者が決勝2点適時打を放つと、一塁ベース上で右手を軽く上げ、拳を「く」の字に曲げて「コブラ」の形をつくった。

「いいところで打ててよかった。ポーズは強制。やらないといけないことになっているんで…」。

どこかで見たことがある。ジャンボこと、プロゴルファー・尾崎将司のガッツポーズだ。4月25日の男子プロゴルフツアー「つるやオープン」初日で、66歳が9アンダーの62で回り、「エージシュート」を達成。岡田主将らがロッカールームでそのシーンをテレビ観戦し、自然と「タイムリーを打ったらやろうぜ!」と声が上がった。

27日のソフトバンク戦(QVCマリン)で初回に2点二塁打を放った井口がコブラ第1号を演じると、岡田は「ベンチのみんなもやって、塁上の選手が応える。チームに余裕がある証拠」と、コブラポーズこそがチームの勢いを象徴していると言った。

今季16勝のうち、9度が逆転勝利でチーム全体に粘り強さも出てきた。角中も「昨年まではリードされたら諦めムードになっていた。今は接戦になれば、逆転できるぞという雰囲気になる」と打ち明ける。今季2度目の同一カード3連勝で、貯金は今季最多3とし首位・西武とも1.5ゲーム差。「逆転のロッテ」が、獅子の背中を視界に捉えた。

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唐川「本当に野手に勝たせてもらった」感謝の2勝目[スポニチ]

ロッテ・唐川が7回1/3を8安打3失点で2勝目を挙げた。「(6回に)点を取ってもらった直後に失点してしまった。不甲斐ない結果で、本当に野手に勝たせてもらった」と感謝。

8回は志願のマウンドに上がり、1死から連打されて降板したが、今季最多の127球を投げた。反省しつつ、2勝2敗のタイにしたことには「白星がつくのはいいこと」と喜んだ。

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ロッテ・唐川、白星もまるで“敗戦投手”[サンスポ]

ロッテの唐川は1本塁打を含む8安打を浴び、8回途中3失点だった。白星にも求められるレベルは高いだけに「ヒーローと呼べる内容ではない。本当に野手に勝たせてもらった」と反省にその自覚を込めた。

8回は志願してマウンドに上がったが、1死から連打され、127球で降板した。「不甲斐なかった。しっかり投げて抑えていかないといけない」と敗戦投手のような言葉が続いた。

益田
「焦ることなく投げた。普通に投げることができた。」(開幕から13試合連続無失点)
井口
「みんなに(好機を)回してもらっている。」(3打点)

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唐川2勝!3失点も打線が援護[ニッカン]

ロッテ唐川侑己投手(23)が7回1/3を8安打4奪三振3失点で今季2勝目を挙げた。味方が勝ち越した直後の6回裏にバルディリスに逆転2ランを浴びたが、打線が奮起して7回に3点を追加。

唐川は「点を取ってもらった直後のホームランはまずかった。今日は野手に勝たせてもらいました」と反省しきりだった。

チームは3連勝で今季最多の貯金3とし、首位西武に1.5差と迫った。

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井口2号!日米2000安打へM70[ニッカン]

ロッテ井口資仁内野手(38)が、今季2号ソロを放った。1−1の6回2死から低め125キロのスライダーをすくい上げ、左翼スタンドまで運んだ。

これで日米通算2000安打まで残り70本に迫った。先制犠飛など3打点で「今日はDHだから打つことが仕事だよ。いい仕事ができたね。次もいい仕事ができるようにしっかり準備していきたい」と話した。

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角中「いい所に飛んだ」適時打[ニッカン]

ロッテ角中勝也外野手(25)が逆転打を放った。1点を追う7回2死満塁で、オリックス松本の138キロの直球を中前へ運ぶ2点適時打。

「昨日、抑えられていた投手だし、チャンスでもあったので、何とか打ちたかった。本当にいいところに飛んでくれました。みんなでつないでつないでいい攻撃ができました。ベンチの雰囲気もいいですよ」と話した。

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