ロッテが逆転サヨナラ勝ち。3−4の9回に荻野貴の二塁打などで1死満塁とし、サブローは凡退したが、今江が2点二塁打を放った。楽天は連勝が6でストップ。9回に嶋の適時打でリードしたが、青山が踏ん張れなかった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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東北楽天 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 1 | 4 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2X | 5x |
掘り出しものルーキーが鮮烈にデビューした。ロッテのドラフト4位、加藤翔平外野手(22)が球史に名を残した。1軍合流初日に「7番右翼」でスタメン出場。プロ初打席となった3回に永井の初球を捉え、先制の1号ソロ。内野安打2本も放ち、猛打賞をマーク。初打席初球本塁打は、新人では史上2人目の快挙だ。チームは今季4度目のサヨナラ勝ちで、2位西武とゲーム差を1・5に広げ、単独首位で交流戦突入を決めた。
季節外れの夏日となった日曜の昼下がり、QVCの2万人を熱くしたのは、フレッシュマン加藤の一打だった。3回無死。永井の真ん中高め124キロのチェンジアップを振り抜く。打球は大きな弧を描き、右翼席へ。「1番飛ぶところに来ましたね。初安打がホームランになるなんて。自分でもビックリです」と大喜びだ。初打席、初球、初安打、初本塁打、初打点。初物ずくめのメモリアルアーチに、スタンドからは歓声とため息が入り交じった。
驚異かつ強運のルーキーだ。左太もも裏痛の角中に代わり、この日1軍に初合流。「相手にデータがない分、警戒されないだろう」(伊東監督)との理由でスタメンに抜てきされた。楽天永井とは2軍で2打席対峙しただけだが「ボールの軌道も分かっていました」と攻略した。4回と8回には凡打を、手動計測で50メートル走5秒68の俊足で内野安打にした。
ロッテには格別な思いがあった。小3の夏休み、両親と初観戦したプロの試合が、東京ドームでのロッテ−日本ハム戦。「福浦さんが弾丸ライナーのホームランを打ってたんです。かっこいいなあと思いました」と振り返る。当時絵日記にしたためた思い出は、色あせることなく刻み込まれた。
ロッテでは活躍選手を輩出しているドラフト4位ルーキーだ。キャンプは1軍フル帯同。俊足巧打、強肩のスイッチヒッターとして伊東監督の期待も大きかった。だが紅白戦や練習試合では打てていた安打が、オープン戦でピタリと止まった。2月24日を最後に、2軍降格。「あそこで結果が出せなかった。だから、このチャンスはどうしてもものにしたかった」。2軍でコンパクトスイングと確実性を身に付け、3割3厘の実績とともに戻ってきた。
この日は母の日。スタンドでは両親と弟が観戦していた。カーネーションの花を贈っていたが、あらためて、母清美さん(53)にホームランボールを手渡した。「今日は、野球っていいな、楽しいなと思えました。打ったのが全部左打席だったので、次は右でも打ちたいし盗塁もしたい。1軍に定着したいです」。照れた笑顔と明るい未来は、白球とともに最高のプレゼントになった。
ルーキー加藤が3回のプロ初打席で初球を本塁打。初打席本塁打は今年3月29日ロペス(巨人)に次いでプロ野球54人目となり、ロッテでは02年4月8日塀内以来6人目。初打席の初球を本塁打したのは01年5月1日ショーゴー(中日)以来7人目だが、過去6人のうち5人はプロ2年目以降の選手。初打席の初球で本塁打を打った新人は、50年5月11日に投手の塩瀬(東急)が大映戦で記録して以来、63年ぶり2人目の快挙だ(塩瀬はプロでこの1打席だけで引退)。加藤は4、8回にも内野安打。デビュー戦で初打席本塁打を含む猛打賞は、83年4月10日駒田(巨人=3年目)95年6月21日稲葉(ヤクルト)に次いで3人目。パ・リーグでは初めてだ。駒田と稲葉は2000安打を記録する選手へ成長したが、加藤はどうか。
ロッテ今江敏晃内野手(29)が土壇場でサヨナラ打を放った。1点を追う9回、2死満塁。2ストライクと追い込まれたが「食らいついていきました」と、青山の甘く入ったスライダーを右翼線へ運んだ。走りながらサヨナラ勝ちを確信したのか、渾身のガッツポーズを見せたが「ヤバイ、捕られるかなと思った。早く右手を上げすぎました」と苦笑いで振り返った。伊東監督が「最高の形での区切り、締めくくりになった」と評したように、チームは1点差での勝利は10度目、逆転勝ちは13度目と接戦の強さを発揮した。
D4位の加藤翔平外野手(22)=上武大=が、プロ初打席初本塁打を放った。
負傷した角中に代わり1軍に初昇格し、プロ初打席で初球をたたき、右翼席に先制本塁打を放つと、俊足を飛ばし、内野安打2本で3安打猛打賞。「初球から積極的に行こうと思っていた。角中さんの代わりと思わないで、もらったチャンスをどんどんアピールしていきたい」と鮮烈デビューを果たした。
小学校のチームで監督だった父・正さん(59)と、陸上短距離で国体に出場したこともある母・清美さん(53)も観戦。加藤は母との思い出を「小学校の時から、打てないとバットを渡されて、家の鍵を閉められて『悔しかったら、振ってこい』といわれてました」と振り返った。
厳しさは愛情の裏返し。孝行息子が母の日に最高のプレゼントを贈った。
ロッテが12日、楽天8回戦(QVCマリン)に、5−4でサヨナラ勝ち。1点を追う9回2死満塁で、今江敏晃内野手(29)が右翼線に二塁打を放ち、4時間28分の熱戦にピリオドを打った。14日から始まる交流戦は敵地の東京ドームでセ・リーグ首位の巨人と対戦。パ・リーグの首位として真正面から立ち向かう。
手応え十分な打球が右翼線に飛び、今江からはガッツポーズが飛び出した。「余裕で抜けたと思った。でも、打球を見ていたら(右翼の)鉄平さんに捕られそうになって、手を下げようかと思いました」。
一瞬冷や汗をかいたヒーローは、2010年8月15日の楽天戦以来、3年ぶりのサヨナラ打を満面の笑みで振り返った。
6回まで3−0でリードしながら、8回に同点に追いつかれ、9回に守護神の益田が勝ち越し点を献上。だがその裏、驚異の粘りで1死満塁とし、4番のサブローは空振り三振に倒れたが、ど根性男が勝負を決めた。
10日に連勝が8でストップ。交流戦初戦の相手は巨人で、敗れていれば長期連敗も脳裏によぎる状況だっただけに、伊東監督は「精も根も尽き果てた。本当に今江がよく打ってくれた。またチームに勢いがつきそうな勝ち方だよ」とたたえた。
2位・西武に1.5ゲーム差をつけたものの、昨年も首位を独走しながら夏場に大失速した屈辱を忘れていない。
今江は「1年は長いですから。去年の苦い思い出があるんで。最終的にどこにいるか。途中1位で最後最下位だったら意味がない」とチーム内に浮かれたところは全くないと明かす。
「存分に自分達をアピールしてくれたらと思う」と伊東監督は、選手に交流戦での大暴れを期待した。まずは巨人にパ・リーグ首位の力をみせつける。
スライド登板の成瀬が、6回まで毎回の7安打を浴びながらも無失点投球。勝ちはつかなかったが、防御率0.85で西武・菊池を抜きリーグトップに浮上した。「慎重になり過ぎてしまい球数(107球)が多く、6回で交代し、救援陣に申し訳ない。暑さもあり、正直少しバテた」。両リーグ唯一の防御率0点台で、エースの責任は果たした。
ロッテ・今江が自身5度目のサヨナラ安打となる2点適時二塁打を放った。
1点を追う9回2死満塁。1ボール2ストライクから青山のスライダーを強振。打った瞬間に右翼線を抜けると確信しガッツポーズしたが「ライトの鉄平さんが見えたんでアレ?と思った」と照れ笑い。お立ち台では「カバーできてよかった。先輩の面目を保てた」と2戦連続救援に失敗した益田を気遣っていた。
幕張の翔平もヨロシク!!ロッテのドラフト4位・加藤翔平外野手(22)が12日、楽天戦でプロ初打席となった3回の初球を右翼席へ運んだ。初打席初球本塁打は史上7人目で、新人では1950年の塩瀬盛道(東急)以来63年ぶり2人目。左太腿痛で出場選手登録を抹消された角中勝也外野手(25)の代役として1軍初昇格で結果を残し、サヨナラ勝ちにも貢献した。「翔平」といえば、日本ハム・大谷翔平投手(18)が話題を集めるが、こちらの翔平もただ者ではない。
加藤はこの日届いた父・正さんからのメールを思い出した。「長嶋さんのデビュー戦みたいに思い切り振ってこい!」。3回、永井の初球のチェンジアップを叩いた。打球はラインドライブで右翼席へ。ベース1周、笑う余裕もあった。「最初は緊張したが、やっていて楽しさというか、野球がいいなと思った。自分が勢いをつけられたかは分からないが、勝ちにもつながって良かった」。
それにしても、この男は何かを持っている。昨季首位打者の角中が左太腿痛で離脱したチャンスで、仰天の初打席初球本塁打。新人では50年の塩瀬(東急)以来63年ぶりの快挙で、新人野手としては史上初となる。だが、球史に残る一発は偶然だけではない。帽子のひさしには「力むな!」の言葉。「コンパクトに振って芯で捉えられれば長打が出る」と冷静さも持ち合わせている。
足が遅かったという小1の時、学校から家までの数百メートルを電信柱ごとに走って、歩いてを繰り返した。陸上の国体選手だった両親の助言を実践した。4、8回には50メートル5秒6を生かした内野安打2本。「これが僕の武器」。俊足の原点は幼少期にあった。日課の素振りもそうだ。母・清美さん(53)からバットを渡され、自室に閉じ込められた記憶もある。春日部東1年で右打ちから両打ちへ。スイング量は増え、音と感触で「納得できるまで」と振り続けている。
上武大時代は動画サイトで、チームメートとなった岡田の中堅手としての1歩目の動きだしを吸収。かつて盗塁王となった福地(現ヤクルト2軍外野守備走塁コーチ)の最初から二塁方向へ体を傾ける技術も盗んだ。入団時は3秒5だった二塁盗塁は3.2秒台へ。「大学では授業中に映像を見たりもした。プロに入ってからは目で見て学べる」と楽しそうに言う。
「翔平は大谷だけではない。加藤翔平という名前を覚えてもらいたい」。負けん気を見せる一方で、サヨナラの場面では「僕が1番に行く訳にいかない」と周囲を見る余裕もあった。交流戦前首位で終えたロッテに、また新たな風が吹いた。
名前ランキングを発表している明治安田生命によると、昨年生まれた男の子で最も多い名前は「蓮」。
トップ100に「翔平」は含まれていないが、3位に「大翔」、5位に「翔太」、31位に「翔」と、人気の漢字では「翔」は3位にランクされている。「翔平」がトップ10に入ったのは89年7位、90年9位、91年6位と3度。ロッテ・加藤が生まれた91年が最高位だった。なお、近藤真彦が主人公・藤丸翔を演じた映画「ハイティーン・ブギ」が公開された82年に「翔」が初めて名前ランキングの10位に登場し、以降は高い人気が続いている。
ネット裏から観戦したロッテ・加藤の父・正さん(59)、母・清美さんも感激で胸いっぱいの様子だった。
清美さんは、試合後に加藤本人からホームランボールを手渡され「夢のよう。一生忘れられない、いい母の日になりました」と声を震わせた。正さんも「小さなバッターにはなるなと言い続けてきた成果かな」と笑顔。加藤も「カーネーションの花を贈ったが、それよりいい母の日のプレゼントになりました」と話した。
ロッテのドラフト4位・加藤翔平外野手(22)が12日、楽天戦でプロ初打席となった3回の初球を右翼席へ運んだ。初打席初球本塁打は史上7人目で、新人では1950年の塩瀬盛道(東急)以来63年ぶり2人目。
ロッテのドラフト4位・加藤翔平外野手(22)=上武大=が、鮮烈すぎるデビューを飾った。1軍初昇格即、楽天戦(QVC)に「7番・右翼」で先発出場。3回のプロ初打席で、初球を右翼席へ放り込んだ。プロ初打席初球アーチは、新人では1950年の東急・塩瀬盛道以来、実に63年ぶり2人目の快挙で野手では初。4、8回にも自慢の俊足を生かして内野安打を放ち、猛打賞も記録した。
鮮烈なデビュー弾に、しばらく球場のどよめきが止まらなかった。初めて1軍の打席に立った加藤が、3回に永井の初球をはじき返し、新人では63年ぶり2人目、野手では史上初となるプロ初打席初球本塁打。「届くかギリギリだったので、全力で走りました。まさかプロ入り初安打が本塁打になるなんて自分でもビックリ」。右翼席に届いた一打が、伝説の1日の始まりだった。
角中が負傷で離脱したために、チャンスが巡ってきた。この日朝、父・正さん(59)が、「長嶋さんのデビュー戦のように思い切りいけ」と、4打席連続三振を記録した国民的スターを引き合いに出し、メールでゲキを送っていた。加藤は「どんどん思い切っていこうと思っていた。初球から積極的にいった」と言葉通り初球を仕留め、新しい歴史を作った。
一発だけではなかった。大学時代に手動計測で50メートル5秒68を記録した快足を生かし、2、4打席ともに内野安打。デビュー戦で猛打賞だ。
父・正さんは高校時代やり投げで全国9位。母・清美さん(53)は400メートル混合リレー全国3位と、アスリート一家に生まれ育った。小学1年の時には、自宅から学校までの約2キロをランドセルを背負いながら、「電柱までダッシュして、次の電柱までジョギング。その繰り返しを続けたら足腰が強くなった」。大学時代に、4年春のリーグ戦10試合で11盗塁を決めた足は、プロの舞台でも十分に通用した。
これで、チームは単独首位で14日の巨人戦(東京D)から始まる交流戦に臨む。「今日で満足せず、1軍に定着して積極的にチームを盛り上げていきたい」。プロとしての第一歩で本拠地のファンに、強烈なインパクトを残した。
ロッテの松永はへんとうの腫れで、発熱したためにベンチ入りメンバーから外れた。ドラフト1位新人はここまで救援として19試合に登板し1勝0敗、防御率1.45と好成績を残している。13日は試合がないため、2日間休ませることができ、伊東監督は「無理させることはない」と話した。
ロッテのドラフト4位ルーキーの加藤がデビュー戦に「7番・右翼」で出場し、初本塁打を含む3安打と活躍した。
まずはプロ初打席の3回。先頭打者として打席に入り、永井の初球を右翼席に運んだ。「まさかプロ入り初安打が本塁打になるなんて自分でもびっくり」と喜んだ。
角中が負傷で離脱したために加藤にチャンスが巡ってきた。1号ソロの後も持ち味の俊足を生かして内野安打2本をマーク。上武大から入団した22歳の外野手は「新人らしく全力プレーで盛り上げる」と初々しい表情で意気込んだ。
ロッテは3−4で迎えた9回2死満塁から今江が右翼への二塁打を放ってサヨナラ勝ち。交流戦前の首位キープを決めた。
ロッテは先発の成瀬が6回無失点と好投したが、リリーフ陣が楽天打線につかまり、終盤に逆転を許す展開に。しかし9回、1死から根元が四球を選ぶと、続く荻野貴が左越えの二塁打を放ってチャンスを拡大。鈴木が敬遠されて満塁とした後、4番のサブローこそ三振に倒れたが、今江が1−2から楽天の守護神、青山のスライダーを見事に右翼に運び、一気に試合を決めた。
ロッテはこの日、初スタメンのD4位・加藤が3回にプロ初打席初本塁打を放つなど3安打1打点と活躍。6番手の益田が今季初勝利を挙げた。
スライド登板の成瀬が、6回まで毎回の7安打を浴びながらも無失点投球。勝ちはつかなかったが、防御率0.85で西武・菊池を抜きリーグトップに浮上した。「慎重になり過ぎてしまい球数(107球)が多く、6回で交代し、救援陣に申し訳ない。暑さもあり、正直少しバテた」。両リーグ唯一の防御率0点台で、エースの責任は果たした。
ロッテは3−4で迎えた9回2死満塁から今江が右翼への二塁打を放ってサヨナラ勝ち。交流戦前の首位キープを決めた。
ロッテは先発の成瀬が6回無失点と好投したが、リリーフ陣が楽天打線につかまり、終盤に逆転を許す展開に。しかし9回、1死から根元が四球を選ぶと、続く荻野貴が左越えの二塁打を放ってチャンスを拡大。鈴木が敬遠されて満塁とした後、4番のサブローこそ三振に倒れたが、今江が1−2から楽天の守護神、青山のスライダーを見事に右翼に運び、一気に試合を決めた。
ロッテはこの日、初スタメンのD4位・加藤が3回にプロ初打席初本塁打を放つなど3安打1打点と活躍。6番手の益田が今季初勝利を挙げた。
先発のロッテ成瀬善久投手(27)が6回を7安打無失点に抑えた。
雨天中止となった前日11日からスライド登板。毎回安打を許したが、要所を締めて三塁を踏ませなかった。
「スライド登板でしたが、特に問題なく、逆に調子が良かったです。最初から飛ばして投げていきました。全体的に粘り強く投げることはできたと思いますが、慎重になり過ぎてしまい、球数が多く6回で交代してしまい、リリーフ陣に申し訳ないです。暑さもあり、正直少しバテました…。ここまで、自分、そしてチームもいい流れで来ているので、このままいい形で交流戦へ入りたいですね」と107球を振り返った。
ロッテ福浦和也内野手(37)が2点目を追加した。1点リードの4回2死一、三塁で低め137キロの直球を中前へ運んだ。4月18日の日本ハム戦以来の適時打。
「久しぶりのタイムリーがいいところで出てくれたね。いつも天国で見守ってくれている、おふくろへ感謝の気持ちで今日はピンクのリストバンドを身に着けました。一昨年はホームラン、昨年はタイムリー、そして今年もおふくろが打たせてくれたのかな。ファンは(前の打席でプロ初本塁打した)次の加藤の打席を期待していただろうから、いい形でつなぐことができて良かったよ」と話した。
ロッテのドラフト4位ルーキー、加藤翔平外野手(22)がプロ初打席で先制ソロを放った。
互いに無得点の3回無死走者なし、初球の高め124キロを右翼スタンドへ運んだ。この日、1軍に初合流したばかり。7番右翼でスタメン出場し、プロ初打席の初球が本塁打という鮮烈デビューとなった。
加藤は「高めの1番ボールが飛ぶところに来ましたね。初球からいい球が来たら積極的に打とうと思っていました。永井さんはファームでも対戦していたので、ボールの軌道も分かっていました。まさかプロ入り初安打がホームランになるなんて自分でもビックリしています。今日は両親も観に来てくれていて、そして母の日でもあるので、いいプレゼントができました」と喜んだ。