わたしはかもめ2013年鴎の便り(5月)

便

5月13日

ロッテ鈴木、交流戦会見で菅野にメラメラ[ニッカン]

ロッテ鈴木大地内野手(23)が、交流戦での首位打者を目標に掲げた。9年目を迎える「2013 日本生命セ・パ交流戦」が14日開幕し、セ・リーグ各球団主催のナイター6試合が行われる。ロッテは、2年連続制覇を狙う巨人と両リーグの首位対決。13日には都内で開幕前日会見が開かれ、兄の名前が「辰徳」の鈴木が、巨人原監督のおいにあたる菅野攻略を宣言した。

打倒、菅野&“辰徳”!?交流戦の前日会見に出席したロッテ鈴木は、ライバルを問われるとでかでかとフリップに「巨人菅野」と書き込んだ。セで5勝の注目ルーキー。「大学日本代表で一緒に戦ったこともあるし、プロではどうか楽しみです」。交流戦ならではの同学年対決に胸を躍らせた。

両思い?だった。菅野のライバルのフリップにも「鈴木大地」の文字。2人は同じ瞬間を思い出していた。3年前の全日本大学選手権決勝。東洋大の4番鈴木は、東海大の先発菅野からフェンス直撃の右中間二塁打を放った。菅野は3失点で降板。3年生にして、大学日本一を手にしたのは鈴木だった。たった1度の対戦だが「変化球でした。鮮明に覚えてます」と鈴木が言えば、菅野も「今回は三振を」と真っ向勝負を約束した。

“因縁”はまだある。水泳金メダリストと同姓同名の鈴木だが、5歳上の兄は「辰徳」。巨人原監督にあやかった。「まさか原監督の巨人と当たれるなんて。自分もいい名前をもらったんで、活躍したい」。その甥っ子、菅野との4年越しの“決戦”は、登板日を考慮すると実現する可能性があるのは6月1日(QVC)。「スタンドに入るのが1番いいですが、勝負は勝負。死球でもいいから塁に出たい」と鼻息も荒い。

14日からの開幕カードも巨人戦。セ、パ首位対決に「ここを取れば乗れる」と、敵地東京ドームに乗り込む。ちなみに、期間中の目標を聞かれた鈴木は、「優勝」と書いた下にち〜さな文字で「交流戦首位打者」と書いた。あまりの小ささに司会者にスルーされ、恥ずかしさのあまり即フリップを伏せたが、紛れもなくそれが隠れ目標。前日12日の楽天戦では初めて3番に起用され、「去年はそんなこと言える立場じゃなかった」タイトルも今なら狙える。謙虚な男は「恥ずかしいんで、そこ拾わないでくださいね」と笑って会場を去った。

鈴木大地(すずき・だいち)
1989年(平元)8月18日、静岡・小山町生まれ。北郷ファイターズで野球を始め、中学時代は静岡裾野シニアで全国大会出場。桐蔭学園では甲子園出場なし。東洋大では3、4年時に全日本大学選手権で連覇を達成。11年ドラフト3位でロッテ入団。名前の由来は同姓同名の88年ソウル五輪競泳金メダリストから。姉有香(ありか)さんはフィギュアスケートで2度五輪に出場した佐藤有香、兄辰徳さんは巨人原監督にあやかった。175センチ、79キロ。右投げ左打ち。今季推定年俸1630万円。

◇「初男」加藤、G戦でも暴れる

前日12日、63年ぶり史上2人目となる「ルーキーイヤー初打席初本塁打」デビューを飾った加藤が、14日、巨人戦でも大暴れする。「杉内さんや、球界を代表する投手と試合ができるのはとっても刺激になります」と、打ち気満々。ファームの初安打も満塁本塁打という「持っている男」は「本塁打はあくまでヒットの延長。出塁できれば」と、むしろ50メートル走5秒台の俊足で巨人を困惑させたいと意気込んだ。

◇西野「名前…売れなくて…いいです」

14日の交流戦巨人戦に先発する西野が、QVCで最終調整を行った。ここまで今季4勝。育成出身投手が、巨人の「18番」杉内に投げ勝てば大金星だ。伊東監督から「名前を売るチャンス」とハッパを掛けられたが、西野は「名前…。売れなくていいです。ひそひそといたい。謎が多い方がかっこいいじゃないですか」と持ち前のマイペースぶりを披露。だが実際、1度も対戦がない巨人にとっては未知の投手と言える。「すごい打者ばかりだし、正直怖い」と言いながら笑う22歳が、セ、パ首位対決の秘密兵器となる。

◇グライ、古巣で開幕

グライシンガーの“開幕戦”が巨人戦になった。15日に先発予定で、この日QVCマリンで調整を行った。3月23日のオープン戦で右肩痛を訴えてから2軍調整が続き、これが1軍初先発となる。08年から4年間在籍した古巣との初対決に「昔とは違うところを見せたい」とやる気満々。「特に坂本、長野、阿部を警戒しているよ」と話し、慣れ親しんだ東京ドームのマウンドに備えた。

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ロッテ・伊東監督「名を売れ」西野らに大号令[サンスポ]

交流戦にパ・リーグ首位で突入する“無名集団”のロッテナインに、伊東勤監督(50)が13日、「名前を売れ」指令を発した。

14日の巨人戦に先発するのは目下4勝の西野。バッテリーを組むのは江村。それに12日の楽天戦でプロ初打席初球本塁打の鮮烈デビューを飾ったD4位・加藤(上武大)…。いずれも活躍はしているが、全国区とはいえない。売り出し中の鈴木大地も、名前は聞いたことはあるが、プレーは見たことがないという野球ファンも多いだろう。

伊東監督は「いつも通り、どんどんアピールして欲しい。名前を売ってくれとミーティングでも言った」とナインに大号令をかけた。

鈴木は「巨人とやると、全国の人が注目するので。名前を売るチャンスだと思う」と呼応。一方で西野は「売らなくていいです。謎の多い投手の方が格好いいじゃないですか」と控えめだったが、巨人を倒せば嫌でも名前は売れる。若手が交流戦で、首位固め&知名度アップを狙う。

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古巣に闘志!ロッテ・グライ、15日今季初先発[サンスポ]

右肩痛が回復したロッテ・グライシンガーが、15日の巨人戦(東京ドーム)で今季初先発する。一昨年まで4年間在籍した古巣相手に昨年は登板機会がなく、「楽しみ。巨人にいたときとは違う投手だという気持ちで臨む。色んな球種をミックスした投球をしていかないといけない」と静かに闘志を燃やした。

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鈴木大地“本家”と対面熱望、球団はオファー検討も[スポニチ]

14日に開幕する「日本生命セ・パ交流戦」の前日会見が13日、都内のホテルで行われた。9年目を迎える戦いを前に12球団を代表して6選手が出席。ロッテで売り出し中の鈴木大地内野手(23)は、名前の由来である88年ソウル五輪100メートル背泳ぎで金メダルを獲得した鈴木大地氏(46)との対面を熱望し、球団側も始球式などで招待することを計画していることが分かった。

ブレーク中の鈴木が会って直接、思いを伝えたい人がいる。「ずっと会いたかった憧れの人」。それは野球選手ではない。同姓同名の88年ソウル五輪で金メダルを獲得した鈴木大地氏だ。

「自分がプロ野球の世界で活躍すれば、お会いできる機会もあるかもしれないと思って頑張ってきた。会って“名前を使わせてもらっています”と報告したい」。鈴木が生まれたのは、ソウル五輪の翌年。母・あけみさん(50)は「鈴木さんのように世界に羽ばたいて欲しいという思いを込めたのですが、鈴木姓でなければつけていなかった」と振り返る。

2年目の今季は全36試合に出場。リーグ9位の打率・308で、首位を走る快進撃の立役者の1人だ。開幕当初は主に二塁で起用されたが、4月25日の西武戦(西武ドーム)から内野の要である遊撃に定着している。球団サイドも鈴木の夢を後押し。金メダリストを本拠地での始球式や対談などで招くことを計画しており、球団関係者は「今後もしっかり成績を残してくれれば鈴木さんにオファーを出すことも検討したい」と明かした。

これを伝えられた鈴木は大興奮。「始球式に来ていただけるなら、打席に入るか捕手をやりたい。家族も呼びたい」。この日はチームを代表して交流戦の前日会見に出席。同学年で東洋大時代に対戦経験のある巨人のルーキー菅野をライバルに指名した。3年時の全日本大学野球選手権決勝で二塁打を打っており「あの打席は今でもよく覚えている。プロの世界でも対戦したかった」。今回の2連戦では対戦機会はないが、5月31日、6月1日の本拠地2連戦では対戦する可能性がある。

巨人とのセ・パ首位対決は、まずは東京ドーム2連戦。ちなみに5歳年上の兄は辰徳さん。原監督のファンである父・哲夫さん(59)が命名した。「原さんが監督をされている巨人といきなり対戦できる。ここで勝てば突っ走れる。全国に名前を売ることもできる」と鈴木。原巨人を倒し、憧れの人との対面につなげる。

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伊東監督「メディアの注目度違う」巨人戦で目立て指令[報知]

ロッテの伊東勤監督(50)が、14日の巨人戦(東京D)に向けて“目立て”指令を下した。12日の楽天戦(QVCマリン)後に行ったミーティングで指揮官は「巨人戦はやっぱり世間、メディアの注目度が違う。いいプレーをしてどんどん名前を売ってくれ」と、ゲキ。パ・リーグトップを走る力を発揮し、なおかつ注目を浴びる働きを求めた。

投手陣には、強気の投球を命じた。相手は12球団最多の44本塁打を放っている重量打線。指揮官は「やっぱり巨人は本塁打が多いよね。東京ドームはホームランもよく出るし」と警戒した上で、「投手には、逃げずに攻めていって欲しい」と注文した。交流戦の開幕投手を務める5年目右腕・西野も「自分の力を試すためにも、しっかり全力でぶつかっていく」と、力を出し切るつもりだ。

ルーキーも虎視眈々と、全国区デビューを目論んでいる。12日の楽天戦で、プロ初打席初球アーチを放った加藤は「自分は全然名前を知られていないと思う。早く覚えてもらえるように、アピールしていきたい」と鼻息が荒い。チーム一丸で、パ・リーグ首位の実力を球界の盟主に見せつける。

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西野、巨人戦先発「正直怖い」[ニッカン]

14日の交流戦巨人戦に先発するロッテ西野勇士投手(22)が13日、QVCマリンで調整を行った。

セ、パ首位同士の初戦を任され「すごい選手が集まっているチームなので、楽しみというより正直、怖いです」と本音を吐露。とはいえ、ここまでチームトップタイの4勝をマークしている。「誰が出塁しても、いい打者につながる。1つ1つアウトを積み重ねていきたい」と話し、プロ5年目で初めて立つ可能性のある打席については「打つのは仕事じゃないんで」と投球に専念する構えだ。

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加藤、巨人戦へ「刺激になる」[ニッカン]

63年ぶり史上2人目となる「ルーキーイヤー初打席初球本塁打」デビューを飾ったロッテ加藤翔平外野手(22)が、明日からの巨人戦でも大暴れする。

仰天デビューから一夜明けた13日、浦和2軍球場で青山2軍監督らスタッフに「1軍初日」を報告し、さらなる活躍を誓った。14日からの交流戦は、いきなり巨人戦。「杉内さんや、球界を代表する投手と試合ができるのはとっても刺激になります」と、打ち気満々。ファームの初安打も満塁本塁打で、2軍関係者も「あいつは持っている」とブレークを予想しているが、本人は「本塁打はあくまでヒットの延長です。巨人戦に出られることがあれば、本塁打ではなく、とにかく出塁することを考えたい」と話した。

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マエケン体操もアウト!ベンチ前投球禁止[ニッカン]

試合中にベンチ前で投手や交代野手が行うキャッチボールを来季から禁止することが決まった。13日の実行委員会で12球団に通達された。日本球界では習慣となっているが、野球規則(3・17)では認められておらず、米大リーグもこのルールを順守している。広島前田健の「マエケン体操」のような準備運動も禁止となる。NPB下田事務局長は「審判団から要望があった。ルールを順守しようということ」と説明した。7月下旬から2軍の試合で試験的に実施する予定だが、準備が不足することによる影響を懸念する声もある。イニング間の投球練習で、規定時間内であれば5球以上投げることを認めるなど柔軟な対応も検討していく。

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試合中ベンチ前投球練習禁止!マエケン体操も[報知]

プロ野球の実行委員会が13日、都内で開かれ、野球規則順守のために、試合中に投手や交代野手がベンチ前で行うキャッチボールなどの準備運動を禁止することが通達された。来季からの実施に向け、今季の球宴明けから2軍戦で試行する。

自軍の攻撃が2死になると投手が肩慣らしを始める…という光景が、見られなくなる。NPB・下田事務局長は「ルール順守のため、審判団から(禁止の)提案があった。厳密にはルール違反ということ」と説明。もともと野球規則三・一七(別掲)では「競技にたずさわっている選手」「準備をしている選手」「ベースコーチ」以外はベンチにいなければならない。この「準備をしている選手」が指すのは、「次打者」のこと。日本独自の肩慣らしの慣習は、そもそもが違反だった。

ベンチ前の肩慣らしは大リーグや、WBCのような国際大会でも禁止されており、09年WBCでも日本代表が注意された経緯がある。井野審判部長は「国際ルールにのっとる意味もある」と指摘した。

ブルペンでの投球はもちろん可能だが、投手のルーチンが微妙に崩れる可能性はある。NPBは現在5球と定めるイニング間のマウンドでの投球練習数を増やすなどの対応を検討中。ただ、キャッチボールとともに独特の“マエケン体操”を行うことでも知られる広島・前田健は「僕はあった方がいい。ケガ防止にもなっているのに、故障者も増える」と、現場の声を代弁した。だが、ルールはルール。来季までに、各自対策を講じる必要がある。

◇実行委及びセ・パ理事会でのその他の審議・報告事項

継続審議
セが交流戦の試合数を18試合とするよう提案しているが、パは現行の24試合を主張し平行線。継続審議となった。
研修案
学生野球資格の回復に関し、16日のプロ・アマ協議会で提出するプロ側の研修制度案を承認。
計画
来季のプロ野球80周年記念事業の計画の報告。
協力
環境省が推奨する「クールシェア運動」への協力方針を承認。

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キャッチボール禁止へ、来季から試合中ベンチ前で「世界基準に準ずるべき」[スポニチ]

12球団の実行委員会が13日、都内で行われ、試合中のベンチ前でのキャッチボールなどを来季から全面禁止する方針を固めた。

野球規則ではプレー中の選手以外はネクストバッターズサークルと一、三塁のコーチスボックスに出ている者を除いてベンチ内に入ることを定めている。

これまで登板中の投手が自軍の攻撃中にグラウンドでキャッチボールなどウオームアップすることが許容されてきたが、WBCに派遣されたNPBの審判員らから「世界基準に準ずるべき」とルールの順守を求める声が上がっていた。

イニング間のインターバル中に1分45秒を目安に5球以内と定められている練習投球を8球に増やすなど、柔軟に対応する構えだが、実行委員会では「故障明けの投手は不安」「試合短縮の流れに逆らう」などの意見も出た。

日本野球機構(NPB)の下田邦夫事務局長は「上(1軍)の試合ですぐという訳にはいかない」と話し、まずは球宴明けの7月23日の2軍戦から試験的に導入。問題がなければ来季からの運用を目指す。

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交流戦日程は継続審議、18試合か24試合か[スポニチ]

来季の交流戦日程については継続審議となった。

セ・リーグは1チーム18試合への短縮を求めているが、パ・リーグ(村山良雄理事長=オリックス球団本部長)はこの日の理事会で現行の1チーム24試合を維持する方針を確認。セの鈴木清明理事長(広島球団本部長)は「現行の2連戦は予備日など日程の問題がある」とあくまで短縮を求める構えで、次回の実行委員会までに両リーグの理事長が会談して解決の糸口を探すことになる。

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キャッチボールなど、ベンチ外の準備運動を禁止へ[サンスポ]

日本野球機構(NPB)は13日、東京都内で実行委員会を開き、野球規則を順守するため、試合中に投手や野手がベンチを出てキャッチボールするなどの準備運動を禁止することが通達された。来季からの実施に向け、今季のオールスター戦後から2軍戦で試行する。

また、セ・リーグが現行の24試合制から18試合制への縮小を求めている交流戦については、否定的なパ・リーグから具体的な回答がなく継続審議となった。巨人からは阪神と対戦する来季開幕戦の米国開催を検討していることが報告された。

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