わたしはかもめ2013年鴎の便り(5月)

便

5月14日

巨人3−5千葉ロッテ(東京ドーム)

ロッテが逆転勝ち。0−3の6回に押し出し四球などで2点を返し、8回1死一、二塁から清田の右翼線二塁打で同点。続く根元の中前打で2点を勝ち越した。巨人は1点リードの8回に3失点した山口が誤算で、逃げ切りに失敗した。

123456789R
千葉ロッテ0000020305
巨人1000200003
伊東監督
「うちの普段通りの野球ができた。選手達が最後までよく粘った。全員野球はウチの持ち味。押し出しの四球でイケるという感じになった。西野はもっと緊張するかと思ったけど持ち味が出ていた。」

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逆転の伊東ロッテ!清田同点&根元V打![ニッカン]

雑草集団の底力は、エリート集団をも上回った。1点ビハインドの8回1死一、二塁。ロッテ清田育宏外野手(27)が右越え二塁打で同点とすると、なおも二、三塁から1番根元俊一内野手(29)がファーストストライクを思いきりたたいた。145キロのシュートは、前進守備の二遊間をしぶとく破る中前適時打となって2者が生還。昨年8月から負け知らずの巨人山口を攻略し、セ、パ首位対決に先勝した。

今季14度目の逆転勝ちだ。諦めない、伊東野球が浸透した。劣勢でもベンチは明るい。指揮官が1番、声を張る。「野手陣、頑張れ。内容は気にすんな。思いきり振ってこい」。空振りでもいい。この一言で、打者の振りに迷いがなくなる。この日も清田、伊志嶺ら途中出場者がきっちり働いた。特に外野はスタメン争いが厳しく、ベンチスタートなら代打でアピールするしかない。外国人抜きの打線は、本塁打数15は巨人を29本も下回るが「1人が出たらポンポンいける。チームワークがすごい」(清田)打線へと進化した。

反撃シーンに、しぶとさが表れた。3点を追う5回終了時、高校野球さながらにナインは円陣を組んだ。狙い球を確認。直後の6回に、野選と押し出し四球で2点を挙げた。ファウルで際どい球をカットし、10球粘った末に四球を選んだ根元は「タイムリーより嬉しかった。集中しすぎて疲れました」と胸を張った。先発バッテリー(西野−江村)の合計年俸は1000万円で、巨人(杉内−阿部)の100分の1。指揮官がいつも言っているように、小人達が「束になって」巨人を倒した。

昨季首位ターンから5位に失速したように、過去のロッテは連勝後は連敗が続いていた。しかし、今年は常に接戦をものにし、勝ちながら地力をつけ続けている。決して余裕などない。毎日が総力戦の中で「何でかなあ。うちは結局、全員使った方が結果的にいいんだよね」と伊東監督。泥くさいスタイルで、トップを邁進する。

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流れ変わった!伊東ロッテ、追いかけっこで巨倒[サンスポ]

セ、パの首位対決は、ロッテの勝ち!!ロッテは14日、巨人1回戦(東京ドーム)に5−3で逆転勝ちし、パ・リーグ首位をがっちり守った。6回に三塁走者のサブロー外野手(36)が三本間に挟まれるも、巨人・村田修一内野手(32)との“鬼ごっこ”に勝って逆転へ勢いをつけた。スタメン9人の年俸を合計しても巨人・阿部慎之助捕手(34)の5億7000万円に満たないが、全員野球で競り勝った。一方の巨人は、交流戦連覇へむけて悔しい“守り負け”となった。

これが逆転のロッテだ。0−3の6回1死二、三塁。“鬼ごっこ”から、反撃が始まった。

加藤の打球は投手・杉内へのゴロ、三走のサブローが飛び出し、杉内は間を詰めてから三塁手の村田へ。サブローは本塁へ走ったが、村田が追いすぎた上に、本塁ベースカバーが不在。サブローが村田を振り切って、1点が転がり込んだ。

「あれはミスです。ミスしたんで、何とかならんかなと必死で走りました」とサブロー。だが伊東監督は「ストップと言っていたのに、サブローが行っちゃった」と言いつつ、「最初にミスで点が取れたので、(根元の)押し出しの2点目で“いける”と思った」と逆転の予感を抱いた。

こちらがミスしたはずが、相手のミスに助けられた。根元が10球粘って押し出し四球を選んで1点差。そして8回、山口から3点を挙げて勝ち越し、逆転勝ちだ。

今季の逆転勝ちは両リーグ最多の14度。それどころか衝撃的な“格差”もひっくり返した。

先発バッテリーの年俸は西野440万円+江村560万円で計1000万円。一方の巨人は杉内5億円+阿部5億7000万円の計10億7000万円。100分の1にも満たない。それどころか、この日のロッテのスタメン9人を合わせても5億5280万円。阿部1人に及ばない…。

「お金じゃないですよ!!」。伊東監督は声を大にした。代打の伊志嶺、福浦が安打を放ち、清田と細谷は四球。この日の代打成功率100%。「全員使った方が、いい結果を出している。ベンチにいる人も、試合に出ている人も、同じように試合に集中しているからだと思う」。文字通り束になってかかり、金持ち球団を粉砕した。

「しんどかった。この粘りは何?と聞かれても、俺もよくわからない。リーグ戦と同じ形で勝てたのは、チームに力がついてきているのかと思う」と伊東監督は手応え。予想外のパ・リーグ首位球団が、当然のようにセ・リーグ首位に立つ巨人を撃破。ロッテは交流戦で、さらに勢いを加速させる。

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ロッテの守護神・益田、ピンチ乗り切り13S[サンスポ]

2試合連続で救援に失敗していたロッテの益田が、13セーブ目を挙げた。9回から登板し、2死から松本哲、坂本に連打を許しピンチを招いたが、阿部をシンカーで空振り三振。「今日失敗したら3試合連続になるので、脚が震えた。坂本さん、阿部さんに回さないようにと思ったけれど…。ピンチを抑えられて、結果的によかった」と安堵の表情を浮かべた。

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西野、巨人打線は「非の打ちどころのない選手ばかり」[スポニチ]

ロッテ先発の西野が5回3失点と粘りの投球でゲームをつくった。

初回に阿部の適時二塁打で先制され、5回にも2点を失ったが「非の打ちどころのない選手ばかりだけど、4点目を与えなかったことが勝ちにつながった」。今季5勝目とはならなかったが「今後につながるいい経験でした。精神的には疲れましたよ」と心地よい疲労感に浸っていた。

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計180球投げさせた!ロッテ、巨人相手でも逆転できるワケ[スポニチ]

交流戦も逆転のロッテだ。9年目を迎えたプロ野球のセ・パ交流戦が14日に開幕し、セ、パの首位同士による対戦はロッテが巨人に5−3で逆転勝ちした。3点の先行を許したが、6回に2点を返すと、8回に清田育宏外野手(27)、根元俊一内野手(29)の連続適時打で逆転。今季の逆転勝ちは早くも両リーグ最多の14度目となり、巨人との「首位対決」に先勝した。

くらいついて、つないで、ボールを見極めて。小さな力が東京ドームで大きな勝ちを呼んだ。しかも、また逆転だ。充血した目を細めながら、伊東監督は言った。

「今シーズンはこういう形で勝ちを拾ってきている。巨人戦で注目も高かった試合で、リーグ戦と同じ形で勝てたということは、チーム力がついてきている」。

指揮官の執念の采配が1点を追う8回に実る。代打・伊志嶺の左前打から1死二塁。ここで、再び代打の細谷が四球でつなぎ、途中出場の清田が右翼線二塁打して同点。そして、二、三塁から1番・根元が左腕・山口のシュートを中前へしぶとく運び2点を勝ち越した。根元は「1球の勝負になると思っていた。甘い球なら球種に関係なく振ろうと思った」と振り返った。

5回を終わって0−3の劣勢。だが、誰も諦めていなかった。6回、巨人の守備のミスで1点を返し、なお2死満塁。根元がフルカウントから4球ファウルで粘った末、10球目に押し出し四球を選んだ。伊東監督も「これでいけると思った」と話す。9回で計180球を巨人投手陣に投げさせた。チーム全員の力だった。

主将の岡田は「どんな大差でも、個々が次につなげよう、翌日につなげようと考えて1球を追う。だから実際に接戦になっても自信を持って野球ができる」と明かした。

これでビジターは8連勝。昨年は敵地で23勝40敗9分けの勝率.365だったが、オレンジ色に染まった東京ドームでも、戦いは揺らがなかった。伊東監督は「いつも本当にしんどいね」と苦笑いで胸の内を隠すが、1球の積み重ねは相手にボディーブローのように効いて、終盤の得点につながる。23勝中14勝が逆転。全得点中6〜8回の3イニングで全体の43%を占める。今季の犠打は45回中43回の成功率.956を誇るなど、細かい野球も接戦の強さを物語る。

指揮官は言う。「派手さはいらない。理想は投手力で逃げ切る野球」とチームの方向性は明確だ。今季のチームスローガンは家族と一緒に考えて決めたという「翔破(しょうは)」。この言葉には長い距離を飛びきるという意味がある。昨季は7月30日まで首位に立ちながらシーズン終盤で失速した。「今年は頂点、終点まで頑張ろうという思いでね」と伊東監督。最後に根元は言った。「監督が来てくれて野球観が変わった。もっと強くなれる」。交流戦開幕戦で、地味でありながらパ・リーグ首位の強さをみせた。

◇3点差以上の逆転勝ち5度目

ロッテが3点のビハインドをはね返し逆転勝ち。今季ロッテの逆転勝利は両リーグ最多の14度目で、巨人の10度を引き離し断トツだ。また3点差以上の逆転勝ちも5度目となり、DeNAの4度を抜き最多になった。また両リーグの単独首位チームが交流戦の開幕で対戦するのは

09年
日○16−6●巨
10年
西○3−1●巨
11年
ヤ○2−0●日
12年
ロ○4−2●中
13年
ロ○5−3●巨

と5度目だが、ロッテは昨季に続き2連勝となった。

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ロッテ益田、緊張13S「脚も震えていた」[スポニチ]

ロッテの守護神、益田が13セーブ目を挙げた。

9回に登板し、2死から連打を浴びたが、最後は阿部を空振り三振に仕留めた。「久しぶりに緊張した。脚も震えていた」と苦笑交じりに振り返った。開幕から17試合連続無失点と好調だったが、10日の楽天戦(QVCマリン)から2試合連続失点と精彩を欠いていた。「ピンチで抑えられて良かった。また1つ成長できた」と喜んだ。

清田
「終盤にチャンスが来ると感じていた。初球から振っていけたのが、いい結果につながった。」(8回に右翼線へ同点二塁打)

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ロッテ先発メンバー年俸総額 巨人阿部の年俸より安かった[スポニチ]

14日のロッテ、巨人の先発メンバーの年俸総額を出すと、巨人は18億200万円。

これに対し、ロッテは5億5280万円で、阿部(巨)1人の5億7000万円よりも安い。なかでも、先発バッテリーの差は極端で、杉内−阿部(巨)の10億7000万円に対し、西野−江村(ロ)はわずか1000万円。実に107分の1という安さだった。

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根元、粘りの8回V打!今季14度目の逆転勝ち[報知]

伊東ロッテが粘りの野球を、オレンジ色に染まった球場に見せつけた。1点リードされて迎えた8回。清田、根元の連続適時打で3点を奪い、今季14度目の逆転勝利を飾った。交流戦開幕の一戦で、最高のスタートに伊東監督は「リーグ戦と同じように総力戦で奪った勝利。うちらしい試合を見せてくれた」と、敵地で会心の勝利を生み出した選手を称賛した。

窮地を救ったのは清田だ。8回1死一、二塁から同点打となる右翼線に適時二塁打を放った。「思い切り打つことができたのが、いい結果につながった」。今シーズンは、昨年オフ一緒に自主トレを行った阪神・鳥谷の食生活を参考に、体重を10キロ落としてシーズンイン。疲れが残りにくい体を作り上げていた。この試合まで打率2割1分5厘と不振に陥っていたが、試合前のフリー打撃では、左翼スタンドの看板を直撃する一打を放つなど「今はバットに球がひっつく感覚がある」と手応えをつかんで臨んだ一戦で結果を残した。

これでチームは2点差以内での勝利も14度目。伊東監督は「いい形でスタートしたので、明日もいい試合をしていきたい」。パ・リーグ首位の実力をセ界に見せつける戦いは最高の形で幕を開けた。

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ロッテ・益田「脚震えていた」雪辱の13セーブ目[サンスポ]

ロッテの守護神、益田が13セーブ目を挙げた。9回に登板し、2死から連打を浴びたが、最後は阿部を空振り三振に仕留めた。「久しぶりに緊張した。脚も震えていた」と苦笑交じりに振り返った。

開幕から17試合連続無失点と好調だったが、10日の楽天戦から2試合連続失点と精彩を欠いていた。「ピンチで抑えられて良かった。また1つ成長できた」と喜んだ。

西野
「初回に簡単に先制点を与えてしまった。流れをつくることができず、悔しい。」(5回3失点)
清田
「初球から振っていけたのが、いい結果につながった。」(8回に同点適時二塁打)
松永
「2日間、ベッドの上にいて、ストライクが入るか不安だった。」(体調不良から復帰し、4日ぶりの登板)

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ロッテ、持ち味の粘り強さ発揮![サンスポ]

ロッテが持ち味の粘り強さを存分に発揮して逆転勝ちを収めた。

0−3の6回に押し出し四球などで2点を返し、嫌な流れを止めた。そして1点を追う8回だった。代打の伊志嶺の安打を足掛かりに1死一、二塁と攻め、途中出場の清田の右翼線二塁打で追い付くと、続く根元も中前にしぶとく運んで2点を勝ち越した。

パ・リーグ1位で交流戦に入り、敵地で巨人との首位対決に先勝した。伊東監督は試合前に「交流戦を楽しんでくれたらいい」と話していた。選手は指揮官の言葉に応えるように、5回までに3点のリードを許す苦しい展開を見事にはね返した。

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ロッテ・首位ガッチリ!根元が勝ち越し打![サンスポ]

ロッテは8回、清田の右越え同点二塁打と、根元の中前への勝ち越し適時打で巨人に逆転勝ちした。好調ロッテは2連勝で首位をがっちりキープした。

好調ロッテは交流戦に入っても強かった。先発の西野は5回3失点で降板。しかし3点を追う6回、今江の右翼フェンス直撃の二塁打などで1死二、三塁にすると加藤の投ゴロと杉内の野選で1点を。さらに四球などで2死満塁にすると、根元が押し出しの四球を選び、この回2点を返した。

1点を追う8回にもロッテ打線が本領の粘りを発揮。1死一、二塁から清田が右越えの適時二塁打で同点に追いつくと、続く根元が中前への2点適時打を放ち、勝ち越しに成功。最後は守護神の益田が締めてガッツポーズ。2連勝を飾ったロッテが首位をガッチリキープした。

ヒーローの根元は「少ないチャンスだったので、何とか勢いに乗って打つことが出来ました。(山口は)ものすごくいいピッチャーなので、ストライクが来たらなんでもいいから振ってやろうと打席に入りました」と勝ち越し打を振り返った。

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交流戦でも“逆転のロッテ”だ!根元V打で巨人を撃破[スポニチ]

セ・パ首位対決となった注目カードは、ロッテが“お得意”の逆転劇で巨人を下した。3点ビハインドから1点差まで詰め寄り、迎えた8回。打線が巨人の3番手・山口に襲い掛かった。

先頭・伊志嶺の左前打と四球で1死一、二塁とすると、清田の右翼線適時二塁打でまず同点。なおも1死二、三塁から根元の中前打で2点を奪い、逆転に成功した。

今季23勝のうち、これで14度目の逆転勝利。両リーグ最多の勝負強さは交流戦でも変わらず、ロッテが首位を快走する。

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益田巨人戦初登板「足震えた」[ニッカン]

ロッテ益田直也投手(23)が13セーブ目をマークした。2点リードの9回に登板。

簡単に2死を取った後、連打で一、二塁のピンチを招いたが、4番の阿部を変化球で空振り三振に仕留めた。

巨人戦初登板の守護神は「久しぶりに緊張して、ちょっと足が震えてました。でも、ピンチで抑えることができて、また1つ成長できたと思う」と、振り返った。

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根元決勝打「積極的にいった」[ニッカン]

注目の「セパ首位対決」はロッテが逆転で制した。1点を追う8回、清田が右越えに適時二塁打を放ち同点。なおも1死二、三塁の好機で根本俊一内野手(29)が中前へ決勝の2点適時打を放った。

根元は「甘いところに来たら積極的に振っていくつもりだった。シュートだと思いますが、いいところに飛んでくれました」と振り返った。

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西野「本当に悔しい」5回降板[ニッカン]

セ、パ首位同士の交流戦“開幕投手”を任されたロッテ西野勇士投手(22)が、5回3失点でマウンドを降りた。

1回2死から巨人の3番坂本を四球と暴投で二塁に進ませ、4番阿部に右中間二塁打を許して先制点を献上。2回以降持ち直したが、5回先頭から内野安打、二塁打、三塁打と3連打で2失点した。

6安打3失点の内容に「交流戦の初戦、セリーグ首位のジャイアンツ戦の先発でしたが自分の中では、特にいつもと変わらずマウンドに上がることができたと思います。しかし、初回に簡単に先制点を与えてしまい流れをつくることができなくて悔しい。5回は少し球が浮いてしまい、長打で簡単に点を取られ粘り切れなかったのが悔しい。こういう試合で結果が出せなかったのが本当に悔しいです」とコメントした。

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