ロッテは3年目の捕手・江村が球団OBで「師匠」と慕う大阪桐蔭の先輩・西岡に下克上宣言だ。
今季初の阪神2連戦(QVCマリン)は3年ぶりに日本球界に復帰した西岡の凱旋試合で、オフには偉大な先輩の自主トレにも参加しているが「阪神のキーマンなので、2試合で1度も出塁させないつもり」と鼻息が荒い。前日練習でQVCマリンを訪れた西岡からは「(本塁で)タックルに気をつけろよ」と挑発されたが、「体を張って止める」と力を込めた。
ロッテの阿部和成投手(24)と江村直也捕手(21)が21日、阪神・西岡斬りを宣言した。球団では「虎狩りには、大地がツヨシ!」の挑発ポスターを貼り出し、対決ムードをあおっており、急遽先発が回ってきた6年目右腕と、大阪桐蔭高の後輩に当たる3年目捕手が偉大な先輩を止める。
意識するほど近い存在ではなかった。右肩の張りを訴えたグライシンガーに代わり、先発の機会を得た阿部は「僕はずっとファームで話す機会もなかった。意識はしないけど1番バッターなんで、抑えたら自分も乗っていける。しっかり抑えたい」と力強く言い切った。
自主トレも一緒に行う江村は「キーマンだと思うので、1番は塁に出さないこと。1本も打たせない?そういう気持ち。負けられないんで」。尊敬する先輩を抑え込み、チームに白星をもたらす。
前日20日の広島戦で、前田健太投手(25)に投げ勝ったロッテ西野勇士投手(22)が21日、QVCマリンで練習を行った。
育成ドラフト出身ながらチームトップの5勝をマーク。朝刊の自分の記事を見て「うわー、すごいなー。よく頑張ってるなー」と人ごとのように?感動。
プロ5年目にして新人王の資格を持つ右腕は「うん、プレッシャー、プレッシャー」と言いながら引き揚げた。
22日の阪神戦で先発予定のロッテ阿部和成投手(24)が21日、QVCマリンで調整を行った。
右肩の張りを訴えたセス・グライシンガー投手(37)に代わり、前夜に急遽登板が決定。「急いで(2軍の)浦和に荷物を取りに行って、バタバタでした」と苦笑い。6日のソフトバンク戦でプロ初勝利を挙げており「いつでも行けるよう準備はしてきました。四球が多かった前回の反省を生かしたい」と意気込んだ。
日本野球機構(NPB)は21日、昨年限りで戦力外通告を受けた選手と現役を引退した選手(日本人選手101人)の進路調査結果を発表した。
101人のうちコーチ契約、球団職員などNPBに残ったのは59人(58%)。BCリーグに移籍した前日本ハムの木田優夫、社会人野球のミキハウス入りした前ロッテの山田秋親など日本の独立リーグ(6人)、社会人野球(4人)を含めると76%に当たる77人が野球関係に進んだ。一般企業や自営業への転身は8人にとどまった。
日本野球機構(NPB)は21日、昨年戦力外通告を受けた選手と現役引退した選手の進路調査結果を発表し、101人のうち約6割の59人が、他球団への移籍や育成選手での再契約で現役を続けたり、コーチや球団職員になったりするなど12球団内に残った。
国内の独立リーグや社会人野球、海外のプロ野球に進んだのは13人。野球界以外での就職や自営業は8人だった。退団した育成選手は調査対象に含まれていない。