わたしはかもめ2013年鴎の便り(5月)

便

5月22日

千葉ロッテ5−5阪神(QVCマリン)

ロッテが5点差を追い付いて引き分けた。5点を追う6回に井口、今江の連続本塁打などで3点。4−6の9回に井口の9号2ランで同点とした。救援陣の奮闘も光った。阪神は久保が9回にセーブに失敗。打線も6回以降は無得点。

123456789101112R
阪神0005100000006
千葉ロッテ0100030020006

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5時間12分…ロッテ5点差追いつきドロー[ニッカン]

ロッテが井口資仁内野手(38)の2発で黒星を免れた。5点ビハインドの6回に8号ソロで反撃ののろしを上げると、9回1死から同点2ランを放ち敗色濃厚の試合を振り出しに戻した。延長戦はゼロが並んだものの、勝ちに等しい引き分け。「逆転のロッテ」を象徴する粘りを主砲が体現してみせた。

起死回生の1発を放った9回の打席を、井口は「ベンチのみんなの最後まで諦めない気持ちが、ネモ(根元)のヒットで一気に盛り上がった」と振り返った。初回から好守を連発した野手陣、6回以降無失点で踏ん張るリリーフ投手陣。そして、この回先頭で中越え二塁打を放った根元の気迫に応えたかった。QVCマリン特有の向かい風も関係ない。147キロ直球を豪快なスイングで左翼席にたたき込み「最高の場面でいい仕事ができた」と笑みを浮かべた。

ベンチは負けを覚悟していた。右肩の張りで登録を抹消されたグライシンガーに代わり急遽先発した阿部が4回につかまり5失点。伊東監督は「今日はアベちゃんが急遽登板したということもあったんでね。普通ならズルズルといってしまうところを、よく追いついたと思います」と、満足そうにうなずいた。ここ5戦で5発と絶好調の井口については「ホント、いいところで打ってくれている。チームに勢いをつけてくれている」と、目を細めた。

井口は今季最長5時間12分の激闘を終えたばかりだというのに、疲れを見せずに次の試合へ気持ちを高めた。「こういう形で追いつけたので、何とか明日は勝ちたいですね。(原稿の)締め切り、頑張ってください!」。間もなく日付が変わる午後11時45分、軽やかな足取りで球場を後にした。

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ロッテ・井口、土壇場弾!交流戦7戦5発![サンスポ]

最大5点差を追いつき、延長12回の熱戦。試合時間は今季両リーグ最長となる5時間12分だ。執念ドローに導いたのは、ロッテ・井口の2発だった。

9回1死三塁で、この試合2本目となる起死回生の同点9号2ラン。久保の147キロを左翼席に運び「感触は抜群。最高の場面でいい仕事ができた。みんなの気持ちがボールに乗り移ってくれた」と振り返った。

2年ぶりの1試合2発。今月だけで8本目の本塁打。交流戦7試合で5発は堂々の12球団トップだ。それでも「打球の上がる角度が、そういう角度なんでしょうけど。打撃練習でも飛んでいない」と結果的に本塁打になっているだけ、とクールに分析している。

とはいうものの、井口の爆発もあり本拠地QVCマリンでのチーム本塁打数が4月は14試合で1本だったのが、5月は7試合で7本と急増している。

伊東監督も「(井口は)いいところで打っているし、チームに勢いをつけてくれる。やはり本塁打は効きますね。負けなくてよかった。よく追いついた」と満足げな表情。執念ドローで2位とのゲーム差を今季最大の2に広げた。

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グラ代役のロッテ・阿部、4回5失点[サンスポ]

右上腕の張りで前日21日に出場選手登録を外れたロッテ・グライシンガーに代わって先発した阿部は、4回5失点。四回無死満塁で今成を投ゴロ併殺打に仕留めたが、立ち直れずに連打を許し、柴田には3ランを浴びた。「本塁打はもったいない。大量失点になり申し訳ない」。伊東監督は「急遽登板でよくやったと思う。(本塁打は)余裕のなさかな」とかばった。

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井口が起死回生弾、5点差追い付いた!伊東監督「良しとしないと」[スポニチ]

5時間12分。今季両リーグ最長となる死闘を終えたロッテ・伊東監督は「井口がいいところで打ってくれたよ」とホッとした表情で振り返った。延長12回、6−6の引き分け。一時は5点差を追う苦しい展開で、試合を大きく動かしたのは井口のバットだった。

2点を追う9回1死三塁。阪神の守護神・久保の147キロ直球を叩くと、打球は阪神ファンが埋め尽くす左翼席に飛び込んだ。9号同点2ラン。1−6の6回にも追い上げ態勢に入る8号ソロを左翼席の看板にぶち当てた3番打者は「これだけのファンが来てくれている試合で負ける訳にはいかない。みんなの気持ちがボールに乗り移ってくれたね」と胸を張る。最近5試合で5本塁打と、まさに主砲の働きだ。

それにしてもしぶとい。右肩の張りを訴えたグライシンガーに代わって先発した阿部が4回5失点で降板。完全な相手ペースだったが、8回2死二、三塁のピンチでは鳥谷の右中間への打球を伊志嶺がスーパーキャッチし、延長11回には荻野貴がレーザービームで勝ち越し点を阻止した。

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井口2本塁打!ロッテ5点差追い付く粘り[サンスポ]

ロッテは後半に5点差を追い付く粘りで、勝ちに等しい引き分けとなった。伊東監督は「負けていないから良しとしないと。明日につながる」と振り返った。

特に井口の2本塁打が効いた。1−6の6回、ソロで反撃ののろしを上げると、2点を追う9回1死三塁で起死回生の同点9号2ランを放った。井口は「これだけのファンが来てくれている試合で負ける訳にはいかない。みんなの気持ちがボールに乗り移った。いい仕事ができた」と満足感に浸った。

阿部
「しっかり抑えなければ。」(グライシンガーの代役先発で4回5失点)
川本
「いい流れに乗って初球から積極的に打ちにいけた。」(6回に適時打)

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伊東監督「よく追いついた」[ニッカン]

ロッテが5点差を追いつき引き分けた。5時間12分の死闘を終えた伊東勤監督(50)は「よく追いついたと思います。守備のファインプレーも多く、時間は長かったが、ゲーム自体は締まっていた」と、笑顔で振り返った。

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阿部、4回に一挙5失点で降板[ニッカン]

ロッテ先発の阿部和成投手(24)は4回5失点で降板した。3回まで無失点と好投したが、4回に先頭打者への四球をきっかけにピンチを招き一挙5点を奪われた。

2死から2点を失ったことで気落ちしたのか、阪神柴田にプロ初本塁打となる3ランを浴び「2点取られた後のホームランはもったいない。しっかり抑えなければ。大量点になってしまい申し訳ないです」とコメントした。

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