わたしはかもめ2013年鴎の便り(5月)

便

5月26日

千葉ロッテ4−1横浜DeNA(横浜)

ロッテは4回無死一、三塁から井口の併殺打の間に1点を先制。7回は今江の2試合連発の5号ソロ、9回は荻野貴の2点二塁打で加点した。大嶺は走者を背負ってから粘り、7回無失点で3勝目。DeNAは今季ワーストの借金6。

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両軍8併殺“ゲッツー合戦”ロッテ制す[ニッカン]

交流戦最多の両軍8併殺を記録した“ゲッツー合戦”をロッテが制した。DeNAから5併殺を奪い、先制点も遊ゴロ併殺の間に生まれた。先制ホームを踏んだ根元は「ゲッツーをとると流れがくる」と言うように、軽快に併殺を完成させ、攻撃のリズムをつくった。不安のあった遊撃からもともと本職の二塁にコンバートされて1カ月たち、堅実さが光る。一塁井口、遊撃鈴木の新布陣が、打撃に好影響をもたらしただけでなく、守備の連係でも向上を示した5併殺だった。

先発大嶺は粘り強かった。前回登板で完封し、この日も7回まで4安打4四球ながら無失点。毎回のように走者を背負い「(併殺を)考える余裕がなかった。いっぱいいっぱいでした」と苦労した右腕を、3年目捕手・江村が好リードした。「低めに集まる球を選んで配球した」と制球難の直球は見せ球に、1回にブランコを三ゴロ併殺打に仕留めたカーブと、スプリットを軸にゴロを打たせた。

伊東勤監督(50)は「こっちも3併殺か」と苦笑いしたが、「守備だけはスランプがない」と内野陣の安定に自信を見せた。守備を固めて2位楽天に3ゲーム差をつけ、首位固めに入った。

ロッテが5、DeNAが3併殺を完成。ロッテの5併殺は05年5月13日ロッテ(対ヤクルト)、11年5月22日西武(対阪神)と並んで交流戦のチーム最多記録。また、両軍合計のゲーム8併殺は、前記ロッテ−ヤクルトの合計7を超え交流戦最多となった。交流戦以外を含めると2リーグ制後チーム最多は、過去16度(セ6、パ10)ある6。同じくゲーム最多は54年3月31日西鉄(6)−高橋(3)の合計9。

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剛腕!ロッテ・大嶺、DeNA斬り7回0封[サンスポ]

ロッテ・大嶺祐太投手(24)が26日、DeNA2回戦(横浜)に先発し、7回無失点で3勝目(1敗)を挙げた。走者を出しながらも5併殺を奪い、前回19日の広島戦(QVCマリン)から16イニング無失点。ロッテは連勝で貯金9とし、この日敗れた2位楽天と3位西武とのゲーム差を、今季最大の「3」に広げた。

19日の広島戦で1138日ぶり、プロ3度目の完封を飾った大嶺が、好調DeNA打線も封じた。伊東監督が、「開幕のときはここまでやってくれる投手とは計算していなかった」という“救世主”の活躍で2位楽天に今季最大の3ゲーム差をつけた。

「カーブがよかった。スプリットでも打ち取れたし、変化球でストライクを取れたのが大きい」。

24歳右腕が大きくうなずいた。7回を4安打無失点に抑え3勝目。今季からの新球、カーブがさえた。1回1死一、二塁でブランコ。絶体絶命のピンチで、初球のカーブでストライクを取ると、4球目もカーブで三ゴロ併殺打に打ち取った。

「前日に(捕手の)江村に『ブランコにはカーブを使ったら』といわれていた」と大嶺。江村は「ストライクが低めに来る球でないと(ブランコと)勝負はできない。ブルペンでカーブが低めに来ていたので」と迷いなくサインを出した。

ブランコを抑えてリズムをつかむと、変化球を低めに集め5つの併殺を奪った。沖縄・石垣市の八重山商工高のエースとして2006年春夏に甲子園出場。速球派として名をはせた右腕は右肩痛の影響もあり昨季、1軍登板ゼロ。その経験を糧に生まれ変わった。

伊東監督は「緩い球を使って抑えると自信になるし、投球に幅も出る」とニンマリ。大嶺の好投で交流戦も5勝4敗1分けとし「貯金して敵地に行けるからね」と28日からの中日戦(ナゴヤドーム)へむけて弾みをつけた。

大嶺祐太(おおみね・ゆうた)
1988(昭和63)年6月16日、沖縄県出身、24歳。八重山商工高3年時に春夏連続で甲子園出場。2007年高校生ドラフト1巡目でロッテ入団。通算成績は43試合に登板、13勝16敗、防御率5.28(26日現在)。1メートル84、80キロ。右投げ左打ち。独身。年俸1330万円。背番号11。弟・翔太もロッテ内野手。

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大嶺変身、大砲ブランコにカーブで併殺、流れ変えた[スポニチ]

1球の選択が試合の流れを変えた。ロッテの大嶺祐太投手(24)がDeNA戦で7回4安打無失点で3勝目を挙げた。初回1死一、二塁でトニ・ブランコ内野手(32)をカーブで三ゴロ併殺。両リーグトップの21本塁打を放つ主砲の頭になかった1球は計5併殺を生む伏線となった。かつて150キロの剛速球を誇った大嶺の変身ぶりを物語る白星だった。 恐怖心に打ち勝った。初回1死一、二塁。先制のピンチでブランコを迎えた。追い込んでからの4球目。大嶺が決め球に選んだのはカーブだ。

「緩い変化球を投げるのは怖い。江村からカーブのサインが出るとは思っていなかったけど、信じて投げた」。114キロ外角やや高め。ブランコは体勢を崩し、当てただけの三ゴロ併殺。「カーブへの準備ができていなかった」という。強打者を相手にカーブを勝負球に選択するのは、セオリー外の攻めだからだ。だが、「勇気を持って投げる大胆さも必要だ」という捕手出身の伊東監督の持論を体現してみせた。

ブランコには、前日の初戦でエース成瀬がスライダーを左中間場外に運ばれた。試合後、大嶺は捕手の江村と対策を話し合った。恋女房から「ブランコには低めに集められるカーブでいきましょう」との提案を受け「中途半端な球はやめよう」と決意した。そしてサインを信じ、初球も110キロの外角低めのカーブを見事にコースに決めた。

ブランコへの配球でDeNAベンチにカーブの強い印象を残し、狙い球を絞りづらくさせた。その上で、今季の大嶺の最大の勝負球は打者の手元で落ちるスプリットである。前日に本塁打を放っている好調の金城とは2回無死一塁、7回1死一塁の2度のピンチで対戦し、いずれもスプリットで併殺に仕留めた。

カーブとスプリットは、ともに今季から投げ始めた新球だ。「緩急で投球の幅を広げたかったので。5併殺は初めてですね」と大嶺。両軍で交流戦史上最多となる8併殺が生まれた一戦で、技巧派投手への変貌を印象づけた。速球を武器にした力任せの剛腕はもういない。

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今江2戦連発で自画自賛「珍しく頭を使って打った1本」[スポニチ]

ロッテの4番・今江に2試合連続アーチが飛び出した。1−0の7回、左翼席中段へ5号ソロ。「スライダーを待っていて打てたのは状態がいい証拠。いつも来た球に反応するんですけど、珍しく頭を使って打った1本です」。

9試合連続で4番に座り、この間は打率.400、5本塁打、9打点。これで12試合連続安打となり「4番ということはあまり意識していないけど、いいバランスで打てている」と自然と笑みがこぼれた。

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大嶺、7回0封で3連勝!19日の完封に続き16回0封[報知]

不思議な感覚のまま、ヒーローになった。生命線を断たれたはずの大嶺が、スコアボードに7つのゼロを並べた。「真っ直ぐが浮いたり、引っかかったり…マウンドで余裕がなくて、いっぱいいっぱいでした」。毎回のように訪れるピンチを5併殺で切り抜け、7回無失点。4併殺を奪った変化球が、自身3連勝の原動力だった。

新しい自分を再確認した1日だった。直球の制球がままならない初回1死一、二塁。前日(25日)に成瀬が場外弾を許したブランコを、カーブで三ゴロ併殺に仕留めた。「中途半端な腕の振りだけはやめようと。真っ直ぐを狙っている打者に変化球を投げられるのは大きいです」。2回以降はスプリットを中心に、7イニング中5イニングで併殺を奪った。

“神の声”に救われた。プロ入り後はカーブを封印していたが、今季就任した小谷2軍投手コーチから「使った方がいい」とすすめられた。「2軍の試合でも捕手にお願いして(カーブを)使えるようにしてきました」。横浜時代に「大魔神」佐々木、巨人では内海、山口らを育てた名伯楽の提案はこの日、直球の制球に苦しむ中で心強い引き出しになった。

19日の広島戦(QVC)での完封に続き、16イニング無失点。2位・楽天との差を今季最大の3差とする好投に、伊東監督は「投球に幅が出た。緩い球で抑えられたことは自信になる」と右腕の成長に目を細めた。悪いなりに試合を作ることがローテーション投手の務め。大嶺が抱いた不思議な感覚は、7年目のブレークの兆しなのかもしれない。

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ロッテ・今江、5号ソロ「4番らしい仕事」[サンスポ]

ロッテの今江が1−0の7回に5号ソロを放った。これで4番に座ってから9試合目で早くも5本目のアーチ。「2死からだったので貴重だった。4番らしい仕事ができた」と手応えを口にした。

連続試合安打も12に伸びた。頼もしさはどんどん増している。「状態は良くなってきている。(4番は)意識していない」と表情が緩んだ。

斉藤投手コーチ
「カーブをうまく使って緩急をつけていた。」(大嶺に)
江村
「低めに集まる球を選んで配球しました。」(大嶺をリード)
荻野貴
「積極的にいこうと決めていた。」(9回に2点二塁打)

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大嶺7回無失点!感謝の3勝目[ニッカン]

ロッテ大嶺祐太投手(24)が7回4安打4四球無失点で3勝目を挙げた。6回以外は毎回走者を許す苦しい内容だったが、5つの併殺でピンチを脱した。「余裕がなくていっぱいいっぱいだったので、(まわりに)すごく助けられました」と感謝した。

伊東監督は「スプリットとカーブがいいところで決まっていた。ゆるいボールを投げるのは勇気がいるけど、抑えれば自信につながる」と振り返った。連勝で、2位楽天に3ゲーム差をつけた。

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今江5号「一発で仕留めた」[ニッカン]

ロッテ今江敏晃内野手(29)が2試合連発となる5号ソロを放った。1−0で迎えた7回2死走者なしで、先発三嶋の高め変化球を左翼席へ運んだ。

「1打席目からスライダーを待っていました。やっと来ました。一発で仕留められました」という会心の当たりだった。12試合連続安打を記録し、15日巨人戦で4番に起用されてから9戦5発と好調だ。

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