わたしはかもめ2013年鴎の便り(5月)

便

5月28日

中日2−3千葉ロッテ(ナゴヤドーム)

ロッテが3連勝で今季初の貯金10とした。0−2の6回、清田の適時打と鈴木の2点三塁打で逆転に成功。2番手の藤岡ら6投手による継投は危なげなかった。中日は2番手の田島が誤算。打線は3回以降、1安打とふるわなかった。

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千葉ロッテ0000030003
中日0200000002

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ロッテ藤岡復活!中継ぎで今季最速マーク[ニッカン]

“速い”ロッテ藤岡貴裕投手(23)が帰ってきた。プロ初の中継ぎで今季最速の146キロをマーク。「ヤツの魅力である真っすぐの勢いを取り戻して欲しい」と先発から配置転換した伊東監督の計らいもあったが、期待に応えることができたのは「心技」で変化があったからだ。

公式戦では東洋大時代以来となる、ワインドアップに戻した。モーションが大きいため、球種によって癖が出るのを嫌ってプロ1年目のオープン戦を最後に封印。だが今月10日に2軍降格した際、小谷投手コーチから戻すよう助言された。「その方が下半身も股関節から楽に上げられる。中継ぎでは変かもしれないけど、抑えられればそれでいい」。細かい制球は気にせず、思いきり振りかぶった。

2軍生活中のメンタルコントロールも功を奏した。効いたのは小谷コーチの言葉。「投手は打たれるのが仕事。気にしなくていい」。打たれる→負ける→チームに迷惑がかかる→落ち込む→打たれる、と負のスパイラルに陥っていただけに、最高の薬だった。さらにプロで1番調子が良かった、昨季の開幕当時の映像を見比べ、フォームを徹底比較。同期の中後に、中継ぎの肩の作り方を質問したりもした。チームのことは1度忘れ、自分に集中したことで開き直れた。

動作面と精神面。両方を改造した球は走った。今季先発6試合では35回2/3を投げ、18個だった奪三振が今日は2回で2個。いずれも直球で空振りさせた。「今日はとにかく、大胆にいこうと思ってました」。130キロ台で連打されていた姿は、そこにはなかった。

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逆転のロッテ!藤岡ら東洋大トリオで貯金10[サンスポ]

これがロッテの絆。3人寄れば文殊の知恵、ならぬ3人寄れば勝利の源だ。東洋大出身の3人が勝利を呼びこんだ。

6回。プロ4年目の清田が「3ボールだったけれど、打てのサインだったので、思い切って打ちました」と1点差に追い上げる中前適時打を放つと、2死一、二塁で同2年目の鈴木の打球が右中間を破った。両リーグトップとなる今季5本目の三塁打は、決勝の一打。チームは今季15度目の逆転勝ちとなり、5回から登板した東洋大時代からの同級生・藤岡に3勝目(3敗)をプレゼントした。

「全部食らいつく気持ちで逆に開き直れた。あそこで自分が返せば、藤岡に勝ちがつく。個人的にも嬉しいですね」。

鈴木は今季、“ミスター三塁打”として一気にブレーク。一方、153キロ左腕と騒がれた藤岡の最速は140キロ前後まで落ち、10日に2軍降格と対照的な結果となった。しかし、伊東監督は2週間で中継ぎとして呼び戻していた。

プロ初救援の藤岡は、大学時代と同じワインドアップ投法に戻し「(2軍に)落ちたときよりスピードが出ていた。短いイニングをしっかり投げることができてよかった」と変身した。146キロまで球速が戻った藤岡に鈴木も「大学のときのような感じがした」と太鼓判を押した。

そんな東洋大トリオの活躍で貯金は今季最多の10。交流戦順位も3位タイで7年ぶり3度目の優勝も視野に入ってきた。

「コツコツとやってきたおかげ。また気を引き締めてやります」と伊東監督。3連勝の勢いに乗ってさらに突っ走る。

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ロッテ、藤岡、力強さ戻った!プロ初救援で今季3勝目[スポニチ]

力勝負で挑むと決めていた。5回。2番手で登板したロッテ・藤岡が、振りかぶった。プロに入って初めてのワインドアップ。先頭の藤井を143キロの高めの直球で空振り三振に仕留めると、続くカブレラ、大島も難なく封じた。この回に投じた10球は全て直球だった。

「短いイニングをしっかり投げられて、自信になりました」。久しぶりに心の底から笑った。

東洋大の先輩と同級生が援護してくれた。2点を追う6回2死二塁、4歳先輩の清田の中前適時打で1点差。続く荻野貴の死球で2死一、二塁とすると、同級生の鈴木は右中間に逆転の2点適時三塁打。清田が「藤岡が流れを持ってきてくれた」と言えば、鈴木も「藤岡に勝ち星をつけることを意識して打席に入った」と喜んだ。母校は現在東都大学リーグの2部に低迷しているが、OBが結束して勝利をつかみ取った。

不振が続いていた藤岡は10日に2軍降格。小谷2軍投手コーチと入団直後の映像を見ながら球速を取り戻すフォーム改造に取り組んだ。出た結論は「とにかく腕を振る」こと。プロ初の救援登板で2回無失点。1軍復帰戦で今季3勝目を手にし、復活の糸口をつかんだ。

東洋大トリオの活躍で今季15度目の逆転勝利。3連勝で貯金を10に伸ばした伊東監督は「藤岡は今日のような姿を期待していた。今日の勝ちは大きいね」と話した。「逆転のロッテ」に頼もしい男が帰ってきた。

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今江、逆転劇演出マルチ「状態はいいですよ」[スポニチ]

ロッテ4番の今江が6回の逆転劇を演出した。

2死走者なしから右翼線二塁打で出塁。「あの場面は塁に出ることだけを考えていた。今のロッテはつなぐことができるので、いつかチャンスはくると思っていた」と振り返った。4打数2安打で13試合連続安打。打率は.311まで上昇し「状態はいいですよ」と手応えを口にした。

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ロッテ・西野、今季最短KO「3連打悔しい」[サンスポ]

西野が今季最短の4回2失点で降板した。2回に3連続二塁打で2点を先制され、5回の打席で四球を選ぶと代走を送られた。「慎重になりすぎて、投球が苦しくなった。2回の3連打が悔しい」と反省。伊東監督は「西野には悪いことをしたけれど、思い切って代えました。点は入らなかったけれど、勝負どころだと思った」と説明した。

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ロッテ・藤岡、中継ぎで3勝目!復調感じさせる[サンスポ]

ロッテの2年目、藤岡が中継ぎで3勝目をつかんだ。5回から2番手で登板し2回を無安打無失点。「短いイニングをしっかり投げることができてよかった」と喜んだ。

元々は先発を務めていたが不調で2軍に降格。25日に救援要員として再登録された。首脳陣は救援起用で調子を取り戻すことを期待している。復調を感じさせる投球に伊東監督は「今季、1番、いいものを見せてくれた」と嬉しそうだった。

清田
「しっかり捉えることができた。」(6回に適時打)
西野
「2回の3連打が悔しい。何とか踏ん張らないといけなかった。」(4回2失点)

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西野4回で降板「悔しい」[ニッカン]

ロッテ西野勇士投手(22)が、先発としては自己最短の4回でマウンドを降りた。2回1死から3連続二塁打を浴びて2失点。

3、4回は立て直したが、5回の攻撃で四球で出塁して代走を送られた。6勝目はならず、「初回、2回は緩急うまく使えず、ストレートも浮いていた。少し慎重になり過ぎてカウントも悪くなり、ピッチングが苦しくもなってしまった。3回からは強くボールを投げるように意識して、緩急もうまく使えたと思います。2回の3連打が悔しい。何とか踏ん張らないといけないですね」と話した。

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東洋大トリオが逆転演出[ニッカン]

ロッテの東洋大トリオが逆転を演出した。

2点を追う6回2死二塁、清田育宏外野手(27)が中前適時打で1点を返した。死球を挟んで一、二塁となり、今度は鈴木大地内野手(23)が右中間へ2点適時三塁打を放った。

マウンドでは藤岡貴裕投手(23)が、プロ初の中継ぎ登板で5、6回を無安打無失点に抑えていた。

清田は「打ったのはストレートです。3ボールだったけど、ベンチから打てのサインだったから思い切って打ちました。もう少し低いボールを意識していましたが、高めに浮いてきたボールをしっかりとらえることができました」。

鈴木は「打ったのはストレートです。2死からみんなでつないでのチャンスだったので、しっかり仕事ができて良かったです。東洋大の先輩清田さんがタイムリーを打って、東洋大の同級生藤岡がいい投球をしていたので、自分だけ何もしない訳にはいかないです。いいヒットが打てました」と喜んだ。

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