わたしはかもめ2013年鴎の便り(6月)

便

6月1日

千葉ロッテ3−2巨人(QVCマリン)

ロッテが6連勝。1回に失策で1点を先制し、3回は2死一、三塁から今江の2点二塁打で加点した。先発の成瀬は7回途中2失点で6勝目。終盤は小刻みな継投で逃げ切った。巨人は4連敗。12残塁と好機を生かし切れなかった。

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巨人0000110002
千葉ロッテ10200000x3

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伊東ロッテ、原采配読み勝ちで交流戦首位[ニッカン]

ロッテのバッテリーは、鈴木が走るのを見抜いていた。9回無死一塁。走者は松本哲の代走鈴木、打者は長野。直球2球でカウント1−1。3球目に走る気配を察知し、捕手川本は変化球のサインを変更し、直球を選択。前夜、鉄腕稲尾に並ぶ月間18試合登板を記録した益田は、牽制を2度挟む。3球目、想定通りの盗塁企画。川本が「自分でもしびれた〜」と、おどけるドンピシャ送球で、二塁盗塁を阻止した。

伊東勤監督(50)は「あの場面で盗塁を決めての足のスペシャリストですから。原監督の性格からして、セオリー通りに送ってこない。準備してました」と振り返った。仮に盗塁が決まっていたら無死二塁。失点する危険性の高まるのを、捕手出身監督の頭脳が、未然に防いだ格好だ。

タクトは継投でもさえた。7回1死二、三塁のピンチで、先発成瀬を退けた。犠飛も安打も許されない場面。中郷は、いきなり長野に3ボール。それでも「開き直ったのが良かった」と一飛に仕留めた。4番阿部で、左腕の服部を投入。「阿部勝負」の命を受け、際どい勝負を挑んだ末に四球を許した。2死満塁で右の村田だが「満塁になって投手を代えるよりも、前にマウンドに上がってる投手を投げさせた方が、仮に打たれたとしても納得いく」が伊東理論。服部は「気持ちを込めた」スライダーで中飛に抑え、無失点継投を完成させた。

連日の1点差勝利で交流戦首位浮上。交流戦前に「巨人に勝って名前を売れ」とハッパをかけた若いナインが、勝利を重ね、さらに育ってきた。

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「逃げ切り」のロッテ、交流戦も首位![サンスポ]

巨人の反撃をしのいだのは、開幕戦で勝利投手になった服部、2戦目で白星を手にした中郷の開幕連勝コンビだった。

7回、成瀬が招いた1死二、三塁のピンチで登板した中郷は、いきなり長野に3球連続ボール。しかし、「狙ったところにいっていたので、意外と落ち着いていた」と直球を2球続けて力のない一飛に仕留めた。

3番手の服部は阿部を歩かせて2死満塁としたが、打席に右打ちの村田を迎えても、ここまで13試合で防御率0.00の左腕は続投。ファウルで粘られたが、「1人の右打者と思って気持ちを込めて投げた」と8球目、高めのスライダーで中飛に打ち取った。

今季のロッテは、5人以上の投手が登板した試合は13勝1分け。今季2度目の6連勝でついに交流戦首位に立ち、伊東監督は「投手の頑張りに尽きる」と大絶賛した。

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狙い通り!ロッテ・川本、代走の鈴木刺した[サンスポ]

2試合連続先発マスクのロッテ・川本が、9回無死一塁で代走・鈴木の二盗を刺し、窮地を救った。打席の長野に対し益田には、初球から3球連続直球を要求。その3球目にスタートを切った鈴木を刺し「直球と変化球では(アウトの確率は)全然違う。しっかりコントロールよく投げるだけだった。自分でもしびれました」と完璧な送球に、してやったりの様子だった。

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パ6球団、交流戦“Aクラス”3年ぶり独占[サンスポ]

交流戦は1日、6試合が行われ、日本ハムが6位に浮上したため、パ6球団が1〜6位の“Aクラス”を独占した。交流戦で同一リーグ6球団が6位までを占めたのは、2010年(6月2日、12〜16日にパ6球団が独占)以来3年ぶりとなった。ほかに07年5月22日の開幕戦でパ6球団が全勝し、上位を独占したケースもある。

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ロッテ・成瀬、苦しみながらチームトップの6勝目[サンスポ]

ロッテの成瀬は7回途中2失点にまとめ、チーム単独トップの6勝目を挙げた。10安打を許す苦しい投球だったエースは「最低限の最低限しか、できていない。もうちょっと長いイニングを投げられればベスト」と厳しかった。

3回には通算1000奪三振を達成した。「三振を狙って取れるタイプではない。ここまで来られるとは思わなかった」と喜んだ。それでも成瀬は満足せず「通過点だと思う。これからは1500(奪三振)を目指す」と意気込んだ。

今江
「思い切っていった。チームが勝てるように何をすればいいかを考えて打席に入っている。」(3回に2点二塁打)
斉藤投手コーチ
「踏ん張ってくれた。頼もしい。」(救援陣に)

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服部14戦連続無失点!6連勝で交流戦首位浮上[報知]

力強く左の拳を握りしめた。1点リードの7回2死満塁。3番手の服部が村田を中飛に抑えた。6年目左腕は「自分の投球をするだけだった。集中して臨めた」。開幕から14試合連続無失点となった登板に、胸を張った。

中継ぎ陣が安定している。31勝のうち、先発投手の完封完投は2度のみ。「今はどこで出されるのか自分達で予測して動いている」と川崎ブルペンコーチ。この日も、先発・成瀬が7回1死二、三塁のピンチで降板すると、2番手・中郷が長野を一飛に抑え、連続無失点試合を6に伸ばし、服部につないだ。

交流戦では06年以来7年ぶりの6連勝で、交流戦首位浮上。伊東監督は「今日はあの2人でしょう」と中郷、服部を称賛。過去5年間でわずか13試合の登板だった服部は「1球1球の積み重ねが、今の自信になっている」。守護神・益田までつなぐ強力な中継ぎ陣の奮闘も、今の好調ロッテを支えている。

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盗塁読みきったロッテの勝ち、伊東監督してやったり[スポニチ]

送りバントはしてこない。必ず走ってくる。ロッテの川本は確信していた。1点リードの9回無死一塁。走者は186盗塁を誇る代走の鈴木だった。

「早いカウントで走ると思っていた」。3度の牽制で走るタイミングを遅らせた。1ボール1ストライク。3球目にスタートを切られたが、二塁へストライク送球で刺した。「送球は自分でもしびれた」とうなった。

原監督の「勝負手」。伊東監督も、してやったりの「どや顔」だった。2連覇した09年WBCでは監督と総合コーチという関係。手の内は知り尽くしており「原さんの性格なら走れる代走が来ると分かっていた。川本の送球は本当に大きかったね」と振り返った。

川本は開幕直前のトレードでヤクルトから移籍。古巣では出場機会に恵まれなかったが、ベンチの中で相手の分析を怠らず、巨人についても熟知していた。「試合に出なくてもできることはあった。これまでの準備を反映させられた」。盗塁阻止だけではない。蓄積してきたデータを今季初コンビだった成瀬のリードにも生かした。「巨人は左投手に弱いし、外角低めなら大ケガはしない。成瀬はそこに集められるコントロールがあるので」。イニング間には打者の弱点を伝えていた。

そして5人の継投で逃げ切った。両リーグトップの14度目の1点差勝ち。投手5人以上をつぎ込んだ試合は13戦無敗と無類の強さを誇る。「うちが勝つのはやっぱりこういう試合。力をつけるにはこういう試合を獲っていくのが大事だね」と伊東監督。パ・リーグ首位に続き、6連勝で交流戦首位にも躍り出た。

交流戦開幕前、指揮官は選手に「交流戦で名前を売れ!」と指令を出した。そして巨人とのセ・パ首位対決第2ラウンドで連勝し、3勝1敗と勝ち越した。川本は言う。「全国的にロッテが首位にいることはあまり知られていないと思う。でも巨人に連勝してアピールできたかな」。地味でも強い。その粘り強さは、全国にも知られているはずだ。

巨人・原監督
「あそこはジャイアンツの、うちの戦い方ですね。」(鈴木の二盗失敗に)
巨人・鈴木
「ああいう場面で行くのが僕の仕事。スタートはまあまあでしたけど、相手のバッテリーが上でした。」

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成瀬巨人キラー、10年6月から5連勝[スポニチ]

ロッテのエース成瀬が6回1/3を2失点でチーム単独トップの6勝目を挙げた。10安打を許す苦しい投球で「最低限の最低限しか、できていない。中継ぎの人には感謝したい」。

それでも対巨人戦は10年6月から5連勝となり「巨人キラー」ぶりを発揮。「これで今年は日本シリーズまで戦わなくていい」とおどけた。3回には通算1000奪三振を達成し「通過点だと思う。これからは1500(奪三振)を目指す」と意気込んだ。

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伊東監督交流戦首位に「へえ」[ニッカン]

ロッテが6連勝で、交流戦首位に躍り出た。伊東勤監督(50)は「毎度、毎度、勝つ時はこういうゲーム。今日は序盤に先制し、守る展開で、特に中盤以降は押され気味だったので、ものすごく長かった、試合が。本当に中継ぎ。ピンチでよく抑えてくれた。投手陣の頑張りに尽きると思います」と、7回1死二、三塁を無失点で抑えた、中郷と服部を絶賛した。

交流戦首位浮上には「そう。そうなんですか。へええ」と関心を示さなかったが「みんな今日みたいに粘っこい野球をやれば、いい位置にいる。まだシーズン終わった訳じゃない。励みにはなるけど。チーム力を付けるには、こういう試合を勝つのが1番」とナインの成長を実感していた。

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ロッテ・成瀬が1000Kで6勝目、チーム6連勝![サンスポ]

ロッテのエース成瀬が6回1/3で10安打2失点の粘投で6勝目。3回に巨人・寺内から通算1000三振を奪うなど、チームを今季2度目の6連勝に導いた。

左腕エースが躍動した。1回には阿部の中前打などで2死一、三塁のピンチを背負ったが村田を中飛に打ち取り波に乗った。3回には先頭・寺内からプロ10年目で通算1000奪三振をマーク。5回には坂本の左前打などで2死一、三塁から川本の捕逸で三走の生還を許し1失点、6回にも2死から3連打を浴びて2点目を失い、7回に1死二、三塁となった時点で降板したが、リリーフ陣の奮投で今季6つ目の白星を手にした。

本拠地のお立ち台に上がった成瀬は「ここ3試合は最低限の仕事しかできていなかった。中継ぎの人達に感謝です」とまずは感謝の弁。1000奪三振には「三振を狙ってとれる投手じゃないのに、ここまで三振がとれるとは思っていなかった。(1000奪三振は)通過点と思ってます。1500三振目指してとれるときにとっていきたい」と闘志を燃やした。

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成瀬1000奪三振「通過点」[ニッカン]

ロッテ成瀬善久投手(27)が6回1/3を10安打2失点で6勝目を挙げた。7回に1死二、三塁とピンチを招いて降板したが、中郷−服部の好救援を仰いで、白星をゲット。

3回に寺内から通算1000奪三振もマークし「野手の人が序盤に点を取ってくれたのだから、スムーズに試合を展開していかないといけない。ピンチを作りながら何とか粘る事ができたが、最後はああいう形でマウンドを降りてしまい、リリーフ陣に申し訳ないです。交流戦に入って長いイニングを投げられていないので、次回はしっかり長いイニングを投げられるように調整していきたい。1000奪三振については、自分は三振を取るタイプではないので、三振は意識していないですが、1つ1つの積み重ねがこの数字につながりました。月並みですが、1つの通過点としてチームのためにしっかり投げた結果が、1つでも多くの三振につながればいいと思います」とコメントした。

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今江適時打「狙ってました」[ニッカン]

ロッテ今江敏晃内野手(29)が3回2死一、三塁から2点適時打を放った。

左中間を破る二塁打に「打ったのはワンシームです。狙ってました。前の打席のチャンスで打てなかったので、この打席は思い切って行きました。ネモ(根元)が久しぶりのヒットを打ったので、自分も続こうと思っていました。昨日は14試合続けていた連続試合安打が途切れましたが、感じは悪くなかった。今は、自分の事よりチームが勝てるように何をすればいいか考えて打席に入っています。チームの勝利。それが1番です。今日もみんなで、つないでつないで、自分達の出来る仕事をやり、マリーンズ野球をすれば結果がついて来てくれるでしょう」とコメントした。

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井口流れつくる!連日先制打[ニッカン]

ロッテが先制した。1回1死二塁。井口資仁内野手(38)が左中間に高々と打ち上げたフライを、左翼・亀井が取り損ねた。二塁走者の角中は、一気に本塁に滑り込みセーフとなり、先制点を挙げた。井口は前日は先制2ランを放ち、この日は適時打ではないが、先制に絡んだ。

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益田「いいですね」神様、仏様[ニッカン]

前日の巨人戦で、月間18試合登板をマークして、56年9月の稲尾(西鉄)の2リーグ制後最多記録に並んだロッテ益田直也投手(23)が、試合前練習に臨んだ。日刊スポーツ東京本社最終版では、3面で「神様、仏様、益田様」と大きな見出しで大展開。益田は「いいですね」と、満足そう。ナインから「神様、仏様」と呼ばれるかという質問には「呼ばれないっすよ」と照れていた。

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