わたしはかもめ2013年鴎の便り(6月)

便

6月3日

千葉ロッテ4−0東京ヤクルト(QVCマリン)

ロッテは4回に今江の6号2ランで先制し、さらに1死からの4連打で2点を加えた。先発の西野は8回途中まで無失点で6勝目。8回1死満塁のピンチを切り抜けた松永の好救援が光った。ヤクルトは好機であと1本が出なかった。

123456789R
東京ヤクルト0000000000
千葉ロッテ00040000x4

ページトップ

ロッテ江村弟、兄に負けても試合に勝った[ニッカン]

「投手、江村−」。8回裏、ヤクルト選手交代のアナウンスを聞いたロッテ江村直也捕手(21)は、体に力が入るのを感じた。1死走者なしで巡ってきた、5歳上の兄将也との初対決。3ボール1ストライクからはじき返した内角高めの140キロは、遊撃手の正面をついた。「打ってやろうと思ったんですけどね。想像以上に球が来てて、ビックリしました」。全球直球の真っ向勝負は、兄に軍配が上がった。

プロ入り前からの念願だった。高卒3年目の江村は、社会人を経て入団した兄よりプロ歴で2年上回る。「僕は兄がいたから野球を続けられたし、兄も僕がいたからプロを諦めなかった」。尊敬し合い、前日2日も2人で食事に出かけた仲良し兄弟。オフに打撃投手を頼んだことはあるが、真剣勝負は生まれて初めてだった。伊東監督も「プロ野球選手冥利に尽きるな」と笑った。

兄に負けても、試合には勝った。西野ら3投手を好リード。ヤクルト打線を5安打無失点に抑えた。首位躍進のきっかけとなった5月頭の8連勝も、江村と西野が1−0に抑えたオリックス戦が始まりだった。西武時代、高卒ルーキーの炭谷を抜てきした伊東監督は「あいつが雰囲気をつくってくれてる」と評価し、開幕から使い続けている。息子と同い年の江村を、指揮官は時にマンツーマン指導しながら、大事に育成している。

1軍メンバー最年少の21歳は、高校球児さながらの丸刈り頭でみんなからいじられる愛されキャラ。4日からは広島戦で故郷に戻る。「(6日の試合会場の)しまなみ球場は、中学の時よく試合をやってた球場。大事に戦いたい。今日の対決も、親が1番喜んでるんじゃないですかね」。ビジターなど関係なく、江村が故郷に錦を飾る。

ヤクルト江村将也投手と弟のロッテ江村直也捕手が対戦。兄弟が投手と打者で対戦は昨年の陽耀勲(ソフトバンク)と陽岱鋼(日本ハム)以来で、陽兄弟は昨年8月8日に初対戦し通算5打数2安打、1四球(今年は対戦なし)。日本人兄弟では98年7月16日に山田勉(広島)と弟の洋(中日)が対戦(結果は三振)して以来、15年ぶり。山田兄弟はともに投手で、日本人投手と野手の兄弟対決は定岡正二(巨人)と弟の徹久(広島)が83年4月21日(結果は三振、遊飛)と84年9月17日(結果は二ゴ)に対戦して以来のこと。

ページトップ

育成から球宴だ!ロッテ・西野、チームトップ6勝[サンスポ]

ロッテ・西野勇士投手(22)がヤクルト戦に先発。8回途中4安打無失点で6勝目(1敗)を挙げ、チームを4−0の快勝に導いた。ヤクルト戦の連敗も3でストップ。球宴ファン投票の第1回中間発表では、パ・リーグ先発投手部門の9位(1739票)だが、パ・リーグでは初の育成出身からの球宴出場も夢じゃない。

肌寒いQVCマリンに歓喜の声が渦巻く。西野が8回途中4安打無失点の好投。爽快なツバメ退治でヤクルト戦の連敗を3で止めた。

「(連敗の)プレッシャーはありましたが、結果で応えられてよかったです。調子はよかった」。

5回1死から畠山に左前打されるまでパーフェクト投球。ミレッジ、バレンティンの助っ人コンビを無安打に封じ、成瀬に並ぶチームトップの6勝目(1敗)を挙げた。

「6勝?できすぎですね。(1軍に)出てきたばかりなので、アピールする気持ちが勝ちにつながっています」。

昨年11月に支配下契約を結び、今季はプロ初勝利を挙げるなど大躍進。だが、シンデレラストーリーには続きがある。それは初の球宴出場だ。

この日、発表された球宴ファン投票の第1回中間発表はパ先発部門の9位(1739票)。「球宴に関しては、まだ考えていない。選ばれようが選ばれまいが、1試合1試合やっていくだけ」とそっけないが、このままいけば(全パ・栗山)監督推薦による出場は確実。松本哲、山口(ともに巨人)に続くパ・リーグでは初の育成出身選手の夢舞台が見えてきた。

「(連打された)8回は失投が目立った。球威も落ちたし」と反省の弁も並べた西野。まだ22歳。これから数々のドラマを生み出していく。

◇自転車通学でビッグに

西野は今でこそ1メートル82、82キロの立派な体格だが、新湊高入学当初は1メートル77、70キロ。球速も120キロほどだったが「自分で考え、黙々と走り込んでいた」とは当時野球部監督の手繰(てぐり)能人さん(53)。富山・高岡市の自宅から射水(いみず)市の高校まで片道40分の自転車通学も足腰の鍛錬になり、3年時には最速143キロ右腕へと急成長した。

西野勇士(にしの・ゆうじ)
1991(平成3)年3月6日、富山県生まれ、22歳。新湊高1年時に野手から投手に転向。3年夏は富山大会決勝で高岡商高に敗れ、甲子園出場はならなかった。2009年育成ドラフト5位でロッテ入団。昨秋、支配下登録された。1メートル82、82キロ。右投げ右打ち。独身。年俸440万円。背番号67。

ページトップ

ロッテ・今江、先制2ラン!豪州サポに応えた[サンスポ]

ロッテは好投の西野を今江が援護した。4回無死二塁から左翼ポール直撃の6号先制2ラン。今季の本塁打を全て交流戦で放っている4番は「4番目の打者」と謙遜しつつ、3連敗していた相手に「やっと勝てた」と笑顔。スタンドでは4日のサッカーW杯アジア最終予選で日本と対戦する豪州のサポーター約80人が観戦。試合後に突然『イ・マ・エ!!』とコールされ、手を挙げて応えていた。

ページトップ

江村兄弟対決!ヤクルト“兄”将也に軍配[サンスポ]

ヤクルトD4位・江村将也(ワイテック)が、弟のロッテ・江村直也との『兄弟対決』を制した。0−4の8回1死、捕手のサインに首を振って全球直球勝負。5球目に高めの140キロ直球で遊ゴロに打ち取った。「ボール球で、優しい弟を持ったなと思った」と将也。前日2日に食事をともにした直也も「力んでしまいました。親が喜ぶと思う」と話した。公式戦での兄弟対決は昨年9月15日のソフトバンク・陽耀勲(ヤン・ヤオシュン)と日本ハム・陽岱鋼(ヨウ・ダイカン)以来だった。

データBOX
8回にヤクルト3番手の江村将也、ロッテの捕手・江村直也の兄弟が対決して結果は遊ゴロ。兄・将也に軍配が上がった。公式戦で投−打の兄弟対決は、昨年9月15日のソフトバンク・陽耀勲−日本ハム・陽岱鋼以来(同年はCSでも対決あり)。このほかでは1998年に7月16日に山田勉(広島)−洋(中日)と、ともに投手の2人が対決。投手vs野手のケースでは84年9月17日の定岡正二(巨人)−徹久(広島)がある。

ページトップ

昨季まで1軍登板なし、ロッテ、西野 早くも6勝目[スポニチ]

昨季まで1軍登板がなかった育成選手出身の5年目右腕は、もう勝利を手にしただけでは満足しない男に成長していた。7回1/3を4安打無失点でつかんだ6勝目にも、ロッテ・西野の口から次々と出たのは反省の言葉だった。「少し球数を抑えようとの意識が心のどこかにあったのかもしれない。8回は追い込んでからの制球が甘かった」。

初回は3者連続三振。5回1死まで1人の走者も許さず、7回まで114球でわずか1安打。しかし、8回1死から3連打されてプロ初完封は夢と消えた。3連打はいずれも2ストライクと追い込んでからのもので「直球の球威も少し落ちてきたところ。ミスを減らすべきところで失投が出た」と意識はどこまでも高かった。

それでも、6勝はエース成瀬と並ぶチーム勝ち頭。ハーラートップの楽天・田中にも1勝差だ。伊東監督も「自信を持ってマウンドに上がっている」と評した。

昨年、速球の腕の振りを見直した。「フォークボールは前から良かった。僕が意識したのは、速球とフォークボールの腕の振りを一緒にすること」と明かす。連日のようにパソコンで試合やブルペン映像をチェック。本人は「ほとんどフォームは変わっていない」と話すが、試行錯誤の末、フォークボールと同じ縦方向に体を使えるようになった。低めの速球は、軌道までフォークボールと同じ。先発9試合目。相手にデータがそろっても、狙い球を絞ることが難しい投手となった。

チームが交流戦で3連敗していたヤクルトに初勝利。「出来過ぎですね」と最後は安どの表情を浮かべた西野。前日に連勝が6で止まったロッテだが、22歳の好投ですぐに走り始めた。

6勝目は2位タイ
西野(ロ)が6勝目。パでは田中(楽)の7勝に1差と迫り、菊池(西)、成瀬(ロ)に並ぶ2位タイに浮上した。QVCでの先発は、5月8日の西武戦、同20日の広島戦に次ぎ3試合目となったが無傷の3勝。こちらはエースの成瀬に並び最多と本拠地で期待に応えている。なお、この日も一発を許さず、規定投球回到達投手では両リーグ最少の被本塁打1。4月16日の日本ハム戦で、2回に稲葉に打たれて以降、50回2/3イニング連続で本塁打を打たれていない。

ページトップ

今江、6号先制2ラン、4番定着後15戦6発[スポニチ]

ロッテ・今江が4回無死二塁で左翼ポール直撃の6号先制2ラン。

2ストライクと追い込まれたが、ボールを見極め、2ボール2ストライクからのスライダーを仕留めた。「最低でも走者を進めようと思った。負けられない試合で先制できた」と喜んだ。交流戦2戦目の5月15日から4番に座って15戦6発と本塁打を量産。「4番目の打者として、できることをやろうとしている結果」と自然体を強調していた。

ページトップ

江村兄弟が初対決!兄・将也に軍配「優しい弟だな、と」[スポニチ]

江村兄弟対決が実現した。ヤクルトのルーキーで4歳上の兄・将也が8回に登板。1死後、ロッテの弟・直也に全球直球勝負を挑み、3ボール1ストライクから遊ゴロに打ち取った。

兄は「ちょっと力んでボール球だけど、打ってくれた。優しい弟だな、と。弟との対決を実現できて凄く嬉しい。先にプロ入りした弟が頑張ってるから自分も頑張れた」。前夜は兄弟で食事に出かけて真剣勝負を誓い、チームは敗れたものの兄の面目は保った。弟は「力んでしまった。兄との真剣勝負は初めて。親が一番喜んでると思う」と話した。

陽兄弟以来
投手の兄・江村将也(ヤ)と捕手の弟・直也(ロ)が対戦。兄弟の投打対決は、昨年兄・陽耀勲(ヤン・ヤオシュン)(ソ)と陽岱鋼(ヨウ・ダイカン)(日)が3試合6打席で対戦(5打数2安打)して以来。日本人では98年7月16日に兄の山田勉(広)が弟の洋(中)を三振に仕留めて以来だが、2人はともに投手。日本人の投手と野手では83、84年に兄の定岡正二(巨)が弟の徹久(広)を2試合で計3打数0安打に打ち取って以来29年ぶりとなる。

ページトップ

西野6勝!成瀬に並んだチームトップタイ[報知]

もはや、エースの貫禄すら漂っていた。育成出身の西野が、8回途中4安打無失点の好投で今季6勝目。成瀬に並ぶチームトップタイだ。それでも、ベンチ前でナインとハイタッチを交わす表情が崩れることはなかった。「調子はよかったけど、8回にピンチを作ってしまったので。最後まで投げきりたかった」。無心で白星を積み重ねていくうちに、ただ勝つだけでは喜べなくなっていた。

立ち上がりから快調だった。初回を3者連続三振で滑り出すと、5回1死まで完全投球。7回までは1安打に封じ、初完封の期待が膨らんだ。だが8回1死後に3連打を浴びて無念の降板。いずれも追い込んでから甘く入った球を打たれたもので、「投げ急ぎが失投につながった。もっとボールの意味を考えて投げないと」。口を突くのは反省の弁ばかりだ。

本人の険しい表情とは裏腹に、夢の球宴出場が見えてきた。育成ドラフト出身者では、巨人・山口、松本哲だけで、パ・リーグではいない。「超一流の選手と一緒にプレーできたら、たくさん勉強できると思う。出たいですね」。デビュー当初は「緊張します。出たくないです」と言っていただけに、意識も一流になりつつある。

「出てきたばっかりなので、アピールしたいという気持ちが強いんです」。いつまでも初心を忘れない雑草男は、どこまでも突き進んでいく。

ページトップ

ロッテ、4番・今江の先制弾から4点奪う[サンスポ]

ロッテの今江が4回に先制の6号2ランを放った。無死二塁で八木が投じた甘い変化球を捉え、6試合ぶりのアーチを架けた。4番打者の一発を足掛かりにこの回は4点を奪った。

パ・リーグ首位を走るチームも今季のヤクルト戦はここまで3戦全敗と相性が悪かった。今江は「今日は絶対に負けられない試合。その試合で先制することができて良かった」と話した。

鈴木
「しっかり振り切れた分、いいところに落ちてくれた。」(4回に適時打)
伊志嶺
「久しぶりの先発ですから、何とか結果を出したかった。」(5月23日以来の先発出場。4回に適時打)

ページトップ

今江先制弾「負けられない」[ニッカン]

ロッテ今江敏晃内野手(29)が6号2ランで先制した。4回無死二塁、カウント2−2から内角115キロのスライダーを左翼ポールに直撃させた。「ヤクルトには3つ負けているので、今日は絶対に負けられない試合。その試合で先制することができて良かった」と話した。

ページトップ

鈴木、4回適時打「いい所に」[ニッカン]

ロッテ鈴木大地内野手(23)が3点目を追加した。今江の2ランで先制し、なおも1死三塁の4回、外角135キロの直球を中前に落とした。「内野が前進守備だったので、しっかり振り切れた分いい所に落ちてくれました。いい追加点になりました」と話した。

ページトップ

伊志嶺4回適時打「いい感じ」[ニッカン]

ロッテ伊志嶺翔大外野手(25)が4点目を追加した。3点を先制した4回1死一、三塁で、内角132キロの直球を中前に運んだ。

右腕を負傷した清田に代わって8試合ぶりのスタメン、適時打は4月19日の楽天戦以来で「少し詰まったがいい感じで押し込めました。久しぶりのスタメンですから、何とか結果を出したかった。チャンスで1本打てて良かったです。まだまだ中盤ですから、守備、走塁そして打撃でもアピールしていきたいです」と話した。

ページトップ