わたしはかもめ2013年鴎の便り(6月)

便

6月10日

ロッテ先発補強へ!外国人かトレードか[ニッカン]

ロッテ林信平球団本部長(52)が10日、シーズン中の戦力補強へ前向きな姿勢を示した。都内で実行委員会に出席し「外国人の新規獲得か、国内トレードか。7月いっぱいまで調査していきたい」と話した。チームは昨季12勝のグライシンガーや、新戦力のゴンザレスが2軍調整中。4月には元中日ネルソンの獲得調査を進めたが、条件の折り合いがつかなかった。前日9日には伊東監督が「メジャーみたいに強い時に何人か補強したい。補強ポイントははっきりしている」と先発投手の獲得を希望していた。

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ラミレス、トレードへ!8年ぶりVへ「4番・DH」期待[報知]

ロッテが、DeNAのアレックス・ラミレス外野手(38)の獲得に乗り出していることが10日、分かった。トレード移籍を模索し、水面下での交渉が続いている。ロッテは現在、リーグ首位を走っているが、交流戦後のさらなる戦力補強に動き、4番を任せられる大砲を探していた。ラミレスは守備に不安が残るが、パ・リーグは「DH制」があるため、まだ十分に働けると判断した模様だ。

8年ぶりのリーグ制覇を目指す伊東ロッテが、史上最強助っ人に目を付けた。関係者の話を総合すると、ラミレスの獲得に向けてDeNAと水面下で交渉しているという。主軸を任せられる指名打者候補として、白羽の矢を立てた。

現在、リーグ首位を走るロッテだが、4番として期待していたホワイトセルが、24試合で打率2割、4本塁打と低迷。今は右手首痛のため2軍で調整している。交流戦から今江が4番に座っているが、本人が「4番目の打者」というように、元々そのタイプではない。DHはサブローと福浦を併用。ともに守備力に定評があるため、支障はない。

この日、伊東監督は「メジャーみたいに、強い時に何人か補強したい」と話し、さらなる戦力アップをテーマに掲げていた。シーズン中とあって、実力が未知数な新外国人ではなく、確実に活躍できる新戦力を探していた。今季は4月に来日13年目で、外国人史上初となる通算2000安打を達成し、首位打者1回、本塁打王2回、打点王4回の実績を持つラミレス獲得に動くのは、自然な流れだった。

ラミレスは今季、DeNAの5番打者として開幕を迎えた。しかし、左翼での守備でミスが増え、中畑監督からは「ド素人」と断罪されたこともあった。4月26日の阪神戦(横浜)からスタメンを外され、以降は主に代打要員となっている。これまで「まだ、3割30本は打てる自信はある」と話すなど、打撃面での衰えは感じていない。打撃に専念できる「DH制」のあるパ・リーグへ移籍すれば、ロッテの大きな戦力となるはずだ。

ファンを大事にするロッテにも、かねてから関心があった。スタンドと選手が一体化して戦う姿は、パフォーマンスを得意とするラミレスには、うってつけの球団といえる。

期限は来月中 両球団による交渉はまだ始まったばかり。ラミレスは2年契約の2年目を迎え、年俸は3億5000万円(推定)と高額なだけに、金銭面などの問題も残っている。トレード期限は、7月いっぱい。今後の交渉はどういう展開を見せるのか。両球団から目が離せない。

アレックス・ラミレス(Alex Ramirez)
1974年10月3日、ベネズエラ生まれ。38歳。92年にインディアンス入団。98年メジャーデビュー。00年途中にパイレーツへ移籍。01年からヤクルト、巨人を経て昨年からDeNAでプレー。MVP2度のほか、首位打者1度、本塁打王2度、打点王4度、最多安打3度獲得。4月7日のヤクルト戦(神宮)で外国人選手初の2000安打を達成した。180センチ、100キロ。右投右打。

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ロッテ・西野のパスケース、15日から発売[サンスポ]

ロッテ・西野勇士投手(22)のパスケースが15日から発売されることになり、12日のDeNA戦からQVCマリンのビジョンで30秒CMが放映される。

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ロッテ、中日戦の始球式に名城恵美&具志堅用高氏[サンスポ]

ロッテは10日、15日の中日戦(QVCマリン)で元ボクシング世界王者の具志堅用高氏(57)が打席に立ち、オリオンビール・キャンペーンガールの名城恵美(28)が投球すると発表した。具志堅氏がQVCマリンの始球式に登場するのは5度目となる。

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ロッテ・伊東監督、助っ投の獲得を要請[サンスポ]

ロッテの伊東監督が10日、フロントに外国人選手獲得を要請した。チームは首位を走るが、1軍の外国人は投手のカルロス・ロサだけで、4選手が2軍暮らしと機能していない。「フロントには言っているんだけど、腰が重くて…。補強ポイントははっきりしている。メジャーのように、強いときに補強して欲しい」と先発投手の獲得を訴えた。

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西野“CM”デビュー「罰ゲームみたいでした」[スポニチ]

育成出身で今季6勝をマークしているロッテの西野が「CMデビュー」を果たす。

個人グッズの第1弾として15日から販売を開始するパスケースをPRする映像を、12日からQVCマリンの大型ビジョンで放映する。撮影は電車通勤の西野が普段から利用しているJR海浜幕張駅で行ったそうで「駅は人がいっぱいで恥ずかしかった。罰ゲームみたいでした」と振り返った。

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西野パスケースでCMデビュー[ニッカン]

ロッテ西野勇士投手(22)がCMデビューする。初の個人グッズとなる、オリジナルパスケースの発売日が15日(定価1260円)に決定。実際にパスケースを使用して、海浜幕張駅の改札を通過する30秒間のCMが、12日からQVCマリン内のビジョンで放映される。

西野は運転免許を持っておらず、この日も埼玉・浦和の寮からQVCマリンまで電車で通勤した。ラメ入りのデザインは、自身の希望が反映されたもので「かっこいいっす」という自信作。だが、異例のユニホーム姿での撮影を思い出すと「恥ずかしくて罰ゲームみたいだった。使ってる人を見かけたら嬉しいですけど、多分隠れちゃいますね」とシャイな一面を見せた。

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具志堅が始球式ホームラン宣言[ニッカン]

始球式で異例のホームラン宣言だ。ロッテは10日、元WBA世界ライトフライ級王者の具志堅用高氏(57)が、15日の中日戦(QVCマリン)の始球式の打席に立つと発表した。

「オリオンビール OKINAWA スペシャルデー」で、投げるのはオリオンビール・キャンペーンガールの名城恵美さん。

具志堅氏は「今年は6月1日の西武ドームに続いて2度目の始球式の場となります。前回は打とうと思ったものの空振りしてしまったので、今回はホームランを打って、悠々とダイヤモンドを1周しようかなと思います」とコメントした。

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「交流戦問題」コミッショナーの「指令」求める?[スポニチ]

交流戦問題について、セ・パ両リーグが加藤良三コミッショナーの「指令」を求める可能性が出てきた。12球団による実行委員会が10日、都内で行われ、来季の交流戦日程をセ・パ6球団による事業推進委員会(山岸均委員長=巨人球団連盟担当)で検討していくことで合意した。

現行の1チーム24試合制から18試合制への短縮を求めるセに対し、パが反対。この日の実行委ではパの回答書が提示されたが、セの鈴木清明理事長(広島球団本部長)は「我々が望んだものではない」とした。パ側は、1週間に6試合を行うことで24試合制のまま日程の短縮を提案したが、セ側は「移動試合が増える」と同意しなかった。

今後は事業推進委員会で議論するが、鈴木理事長は「どこかで区切りをつけたい」と8月中を期限に設定。だが、ある実行委メンバーは「難しい。コミッショナーに(指令を)お願いするしかない」と明かした。野球協約は組織全体の利益確保のため「コミッショナーは、関係団体等に対し指令を発することができる」と定めている。議論が平行線をたどれば最終決定をコミッショナーに委ねることになりそうだ。

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審判学校開設へ、優秀な人材はNPB審判員採用の道も[スポニチ]

日本球界初となる審判学校の開設が実行委で承認された。12月18日から23日まで5泊6日の日程で、ロッテ浦和球場で開催。審判員の人材発掘と審判技術の伝達を目的としており、一般公募でプロ退団者、アマ審判員、学生ら幅広く参加できるという。

優秀な人材は来春のプロ野球キャンプに招待され、適性が認められればNPB審判員として採用される。MLB公認審判学校のジャスティン・クレム校長を招いて講義も予定。NPBの井野修審判部長は「本場米国のように学べるカリキュラムを考えたい」と話した。

◇実行委その他の審議・決議事項

(1)
機構理事会で各委員会の委員長と委員6人ずつを承認
(2)
データベースシステム「BIS」事務局の移転、オールスター戦などの報告
(3)
日本プロ野球組織(NPB)の専門委員会を5つの委員会に整理・統合することを承認
(4)
9イニングゲームの試合時間が3時間15分となったことを受け、NPBが12球団の監督、コーチにスピードアップをあらためて要請
(5)
今秋のフェニックスリーグ(宮崎)の開幕を10月8日から同7日に1日繰り上げることを確認

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交流戦試合数、来季も24戦へ[報知]

セ・リーグは10日、実行委に先だって理事会を開き、来季以降の交流戦の試合数について話し合った。セは、18試合への縮小案を提示した意見書をパに送付していたが、7日に臨時理事会を行ったパの返答は、現行の24試合維持で変わらず。19日の事業推進委員会で再度話し合いが持たれる予定も、NPB関係者は「時間的に間に合わない。来年も24試合でいくだろう」と、事実上時間切れとの見通しを明かした。

◇実行委及びセ・パ理事会でのその他の審議・報告事項

組織の整理・統合
侍プロジェクト委員会を事業推進委員会の傘下に置くなど、組織のスリム化。
開発状況
新しいデータ配信システムの開発状況の報告。
要請
NPBから、試合時間短縮を12球団に要望。

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NPBが国内初の審判学校設立、12月に開講[報知]

プロ野球実行委員会が10日、都内で開かれ、今オフから、日本野球機構(NPB)直営の審判学校を設立することが承認された。審判の技術向上と、人材発掘が目的。期間は12月18日から23日で、ロッテ浦和球場で開講する。

国内初となる審判学校は、12球団の要望を受け、NPBが準備を進めてきた。広島の鈴木球団本部長は「競争原理を働かせて技術を向上させることで、審判の権限や権威を確立し、ジャッジには責任を持ってもらうため」と、意図を説明した。実技に講義と、6日間はまさに“野球漬け”。米国の審判学校からも講師を呼び、基礎を教え込む。優秀な人材は研修審判員として来春のキャンプにも参加させ、経験を積ませていく方針。将来的には、審判のライセンス制も視野に入れている。

従来、審判員の採用は一般公募などに限られており、広く人材を求める目的もある。審判部はここ2年間、年明けの審判合同自主トレに審判志望者を参加させる試みを行ってきたが、それを一歩進めた形だ。募集人員は50〜60人を予定しており、井野修NPB審判長は「高校、大学問わず来春卒業見込みの現役野球部員にも就職活動として参加して欲しいし、元プロ選手にもチャレンジして欲しいほしい」と話した。

詳細な応募方法は、近日中に発表される予定で、受講料は宿泊・食事付きで8万5000円と「リーズナブルな料金設定」(NPB関係者)になっているという。グラウンドではジャッジを巡るトラブルが絶えない。審判学校の役割は、大きなものになりそうだ。

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NPBが審判学校を設立、成績優秀者は採用テストへ[サンスポ]

日本野球機構(NPB)は10日、審判学校の設立を発表した。技術向上に加え、職業としてプロを目指す審判員を広く募集し、成績優秀者は春季キャンプに参加し、採用テストに臨める。期間は12月18〜23日の6日間で受講料は8万5000円。米大リーグ機構の公認審判学校で学校長を務めるジャスティン・クレム氏も講習を行う。募集は50〜60人程度で、応募方法は近日中に発表する。

NPBでは昨年から審判員の合同自主トレーニング体験会を行い、参加者から3人を採用したが、これまでは日本学生野球協会に所属する審判員は参加できなかった。運営を統括するNPBの井野修審判部長は「今度は就職活動として、プロ野球審判員になりたい全ての人を募集する。来春卒業見込みの野球部員や元プロ選手にも挑戦して欲しい」と話した。

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NPB、交流戦は事業推進委で協議[サンスポ]

日本野球機構(NPB)は10日、東京都内で実行委員会を開き、セ・リーグが現行の24試合制から18試合制への縮小を求めている交流戦について否定的なパ・リーグと話し合ったが結論は出ず、今後は各リーグ3人の委員で構成される事業推進委員会で集中的に協議することで合意した。同委員会は日本代表「侍ジャパン」事業も担当する。

また、宮崎県内で開催する秋季教育リーグ「フェニックス・リーグ」の今年の日程を当初予定していた期間から1日繰り上げ、10月7〜28日に変更することも決まった。このほか、今季の平均試合時間が9回で3時間15分と長くなっているため、NPBが12球団に対し、監督、コーチ、選手にスピードアップを求めることを要望した。

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[千葉魂]忘れられないサブローの言葉、3度の手術乗り越えた荻野[千葉日報]

あの日の事を忘れない。電話の向こうから聞こえた声は今でも荻野貴司(27)にとって、大事な思い出として心の中に残っている。

「いやあ、めちゃくちゃ嬉しかったです。本当、涙が出そうになるぐらい嬉しかった」。

彼からこの話を聞いたのは昨年のシーズン前。ロッテ浦和球場でリハビリ中の時だった。一緒に千葉方面に帰る事になった車中。港区お台場を通過した辺りで、ポツリと思い出したようにしんみりと語ってくれた。

2010年シーズン。ルーキー・荻野は開幕から自慢の俊足を武器に疾走した。その活躍に引っ張られるようにチームは首位を突っ走った。しかし、日々の激走に右ひざがパンクした。交流戦途中にリタイア。結局、46試合の出場で打率.326、1本塁打、17打点。25盗塁の成績を残し、1軍の舞台から姿を消した。一方、チームはその後も勝利を重ね、10月19日を迎えた。福岡で行われたクライマックスシリーズ第2ステージ第6戦。7−0で勝利した千葉ロッテマリーンズはクライマックスシリーズに優勝。日本シリーズ進出を決めた。

その時、荻野はロッテ浦和寮の自室に1人でいた。試合を見終わると、寝支度を整えて、電気を消した。「今頃、祝勝会が行われているのかな?」。ふと思うと、少し寂しさを覚えた。突然、携帯電話が鳴った。当時、選手会長を務めていたサブロー(37)からだった。

「オギ(荻野)、前半戦のオマエの頑張りがあったから、ここまで来たよ。ありがとうな」。

ビールかけを終え、自室に戻ったタイミングでの電話だった。思いがけない電話に涙が溢れた。深夜の自室。真っ暗な中、その言葉を何度も何度も噛みしめた。辛いリハビリの日々。野球がしたくても出来ないのはプロ野球選手としてこんなに悲しく悔しい事はない。気持ちは切り替えていたが、心のどこかには悶々とした思いがあった。その思いをサブローは察知していたのだろう。開幕ダッシュ成功の最大の功労者である後輩に感謝の言葉を送った。

「1年目の自分にとってサブローさんは雲の上の存在。それまでそんなに話をする機会もなかった。それだけにあの電話は嬉しかったです」。

サブローは口数の少ない選手だ。ただ、ボソッと男気のある言葉を絶妙のタイミングで人に伝えることが出来る男である。この時もきっと後輩の思いをいたわり、感謝の気持ちを込めて電話をしたのだろう。荻野にとって今でも忘れることが出来ない出来事だ。

荻野はその後も相次ぐ故障で結局、3度、手術を行った。長く続いたリハビリの日々を乗り越えて今、2010年の春を思い出すような活躍を見せている。また、偉大な先輩から認められるような活躍をすべく、グラウンド所狭しと駆け抜けている。

(千葉ロッテマリーンズ広報 梶原紀章)

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