ロッテのベテラン里崎智也捕手(37)が今季初めて1軍に合流した。19日、QVCマリンで全体練習に参加した。最後までグラウンドに残り入念にランニングを行った。今季は右肩痛で10年連続となる開幕スタメンを逃し、2軍スタート。4月には自身初の右ふくらはぎ肉離れに苦しんだ。3ヶ月近く遅れての“開幕”に「合流して弱くなったと言われないように貢献したい」と話し、依然首位を走るチームの起爆剤となる。伊東監督は「西野とかほとんど組んだことがないだろうから、即スタメンとはいかないが、相性を見て使っていきたい」と話した。
ロッテは19日、スカウト会議を開き今秋のドラフト1位候補として、大阪桐蔭・森友哉捕手(3年)と福岡大・梅野隆太郎捕手(4年)をリストアップした。この日は上位指名候補を桐光学園・松井裕樹投手(3年)を含む25人に絞り込んだ。その中でも評価が高いのが、高校生と大学生の各世代のNo.1捕手だ。
捕手出身の伊東監督は、フロントに「ドラフトで捕手を獲って欲しい」とリクエスト。昨年のドラフトでも光星学院(青森)の田村を3位で指名しており、「ポスト里崎」の育成は球団内でも確認されている。森は阪神・藤浪の女房役として昨年の甲子園で春夏連覇を経験し、高校生離れした打撃センスが魅力のドラフト目玉候補の1人。一方の梅野も強肩が売りで、今月の全日本大学野球選手権にも出場した即戦力捕手だ。
林信平球団本部長は「監督から捕手が欲しいという話は聞いている。意向は最大限尊重したい。捕手を1位指名する可能性は十分にある」と説明。伊東監督が出席予定の8月末のスカウト会議でさらに議論を煮詰めていく。
ロッテは19日、スカウト会議を行い、千葉出身の桐光学園高・松井裕樹投手、大阪桐蔭高・森友哉捕手ら1位候補を25人に絞り込んだ。伊東監督は「捕手を見て欲しいと話している」と“伊東2世”育成に意欲。森については同校で3年先輩の江村に聞いたそうで「『僕とは格が違います』と言っていた。体が小さくて(身長1メートル70)も体力があればいい」と注目している。
ロッテ・荻野忠寛投手(31)が、横浜市内の病院で右肩関節鏡視下ガングリオン切除手術を受け成功した。約3週間の入院で、試合復帰までは3ヶ月かかる見込み。
ロッテは19日、荻野忠が18日に横浜市内の病院で右肩関節のガングリオン(良性腫瘍)切除手術を受けたと発表した。全治は3ヶ月の見込み。今季は4試合に登板したが、4月14日に出場選手登録から外れた。
故障で離脱していたロッテの里崎が19日、QVCマリンフィールドで行われた1軍の全体練習に合流した。右肩の張りで開幕1軍メンバーから外れ、2軍調整中には右ふくらはぎを痛めたが焦らずに万全の状態にすることを目指した。「目の前のことを必死にやるだけ」と意気込んだ。
正捕手不在ながらチームはパ・リーグ首位と好調だ。「合流して弱くなったと言われないようにしないと。貢献していきたい」と力強く話した。
ロッテは19日、荻野忠寛投手(31)が右肩関節鏡視下ガングリオン切除手術に成功したと発表した。18日に横浜市内の病院で手術を行っており、約3週間入院する予定。
4月末の検査で直径約10ミリの腫瘍が見つかった。1ヶ月間トレーニングしながら経過を見たが、腫瘍に神経が圧迫され、筋肉が萎縮する症状に改善が見られなかったため手術に踏み切った。19日からリハビリを開始し、試合復帰には3ヶ月程度かかる見込み。
お天気番長、おイモ売れました。QVCマリンの平日ナイターで独自の天気予報を展開している、「幕張のお天気番長」こと曽根太一さん(87)が、交流戦限定で発売した「幕張伝説のふかし芋」が1199個を売り上げた。
江戸時代に幕張地区を大飢饉から救ったという、曽根家に先祖代々伝わるサツマイモ伝説をもとに、5月19日からQVCの売店で発売。12試合で、1試合平均100個売れるヒットを記録した。
お天気番長は「阪神ファンも読売巨人軍のファンもみんな食べてくれたのお。ありがたいことじゃ。お芋を食べて少しでも千葉の歴史を感じてくれたら、こんなにありがたいことはないわ。予報はこれまですべて当たっている?コラ!重圧をかけるでないよ。ここから夏の天気は変わりやすいからのお。当たるも八卦。外れるも八卦じゃ。まあ、頑張りますよ。ふぉふぉふぉふぉ」とにんまり。おイモだけに、ホクホク顔だった。
セ・パ両リーグの6球団で構成する事業推進委員会(山岸均委員長=巨人球団総務本部長)が19日、都内で開かれ、来季以降の交流戦日程について話し合った。
セが1チーム24試合制から18試合制への短縮を提案しているのに対し、パは現行の維持を主張している。会の冒頭で、今季交流戦の前年比観客動員数が全体で増えていることを確認。その上で、山岸委員長は「1週間で4試合しかできないような隙間のある日程は工夫すべきという意見は一致した」と説明した。試合数自体は議論されなかったが、ヤクルトの新(あたらし)純生球団専務は「もう1度真っさらにして話し合いましょうという意味では進展」と話した。
セ・パ両リーグは19日、開幕から交流戦終了時点の観客動員数を発表した。
1試合平均の前年比ではセが3.5%増、パが0.1%増。交流戦はセが3.0%増、パが0.1%増だった。交流戦の1試合平均では、巨人が4万5019人(前年比2.8%増)で全体のトップ。優勝したソフトバンクは3万5659人(前年比0.2%増)で、球団の交流戦史上最高を記録した。交流戦のカード別1試合平均ではセは阪神主催の日本ハム戦(2試合)が4万6410人、パはソフトバンク主催の巨人戦(2試合)が3万8561人で、それぞれトップ。
開幕から交流戦終了時点の平均試合時間はセが3時間19分、パが3時間20分で前年比でセは9分、パは10分長くなった。