わたしはかもめ2013年鴎の便り(6月)

便

6月23日

千葉ロッテ2−1北海道日本ハム(QVCマリン)

ロッテが競り勝った。先発の西野が序盤、苦しみながらも立ち直り、7回1失点でチームトップの7勝目を挙げた。打線は0−1の6回に大松の適時二塁打と鈴木の犠飛で逆転した。日本ハムは拙攻が目立ち、連勝は5で止まった。

123456789R
北海道日本ハム0100000001
千葉ロッテ00000200x2

ページトップ

西野が大谷封じ罰金回避!新人王獲りたい[ニッカン]

安打=罰金という重圧を乗り越えて、ロッテ西野勇士投手(22)が7勝目をマークした。

リーグ戦再開の前日の20日のこと。伊東監督は報道陣に「打たれたら罰金!それくらいの覚悟でいってもらう」と話し、日本ハム大谷への警戒レベルを上げることを明言していた。その大谷が3番スタメン。いい場面で打席が回る。3度の対決はすべて内野ゴロ。試合後に罰金回避の安堵感を問われると「安いので」と、年俸440万円右腕はニヤリと笑った。

7回無死一塁から、投前バントを見事にさばいて併殺にしても、次打者の陽岱鋼を見逃し三振に仕留めても、ニコリともしないで、うつむいてベンチに歩く。ポーカーフェース男を、ニヤリとさせた罰金指令。もちろん、罰金なんて冗談だろうが、闘志に火を付けたのも間違いない。

前日、エース成瀬で負けているだけに、伊東監督は「西野で負ける訳にいかない」と、主軸待遇を明言する。さらに「新人王は人気投票じゃない。話題のO君(大谷)に負けるな。実力でとって欲しい」と、新人王の重圧もかけられる。西野も「ここまで来たらとりたい」と新人王は譲らないつもりだ。交流戦明け初白星で、チーム勝ち頭に浮上した。勝つほどに、期待も重圧も大きくなるが、ポーカーフェースで乗り越えそうだ。

ページトップ

ロッテ・西野7勝!予告報道逆利用し大谷封じ[サンスポ]

ロッテ・西野勇士投手(22)が23日、日本ハム7回戦(QVCマリン)で7回1失点と好投し、パ・リーグ新人王有資格者トップの7勝目(2敗)を挙げた。新人王を争うライバルの1人、ドラフト1位・大谷翔平投手(18)=花巻東高=との初対決は3打数無安打で完勝。史上初となる入団5年目での新人王受賞へ一歩リードした。またパ育成出身初の球宴出場へ、パの指揮を執る栗山英樹監督(52)の前でのアピールにも成功した。

プロの先輩として格の違いをみせつけた。大谷との初対決は、3打席とも初球は変化球で入り、最後は直球勝負。「フォークを意識させることができたので(直球で)詰まってくれたと思う」と作戦通りに打ち取った。

対戦前には、死球も辞さずの内角攻めを予告。だが、「(新聞)紙面に出されたので(内角を)意識してくるかと思って」と裏をかき、しっかり両サイドを突いた。

1軍初のデーゲームでの登板は、苦しい投球でもあった。2度目の対戦となった日本ハムにフォークを見切られ、2回までに52球。その2回は、2死満塁で大引に8球粘られ、プロ初の押し出し四球を与えた。

「慎重になってしまった。(伊東)監督から『打たれてもいい』といわれて開き直った」と3回以降は、3安打で二塁すら踏ませない投球。新人王については「心の中では思っています。ここまできたら、やっぱり…」と制定以来63年間、誰もいない5年目での受賞に意欲をみせた。

趣味は映画鑑賞で、先日は「G.I.ジョー バック2リベンジ」を鑑賞。ブルース・ウィリスのタフさに感銘し、気持ちを高めた。そんな男も出歩くときは「変装なんかしなくても、バレませんよ。(QVCマリンで)試合後に、(D1位の)松永さんとロッテファンの方に混じって一緒に歩いても、全く気づかれなかった」と苦笑いする。

それでも、18日深夜にはフジテレビ系「すぽると!」と、テレビ東京系「ネオスポーツ」で特集が組まれ、19日には地元・富山のチューリップテレビが取材に訪れるなど、一気に露出が増えてきた。

“大谷斬り”でさらに注目度は急上昇。パ育成出身初の球宴出場に向けても視界良好だ。

ページトップ

ロッテ・鈴木V犠飛「捕られると思わなかった」[サンスポ]

鈴木が6回に決勝打となる中犠飛を放った。「打った瞬間、安打だと思って、捕られるとは思わなかった。大松さんがいいスタートを切ってくれた」と三走の大松に感謝。名前の由来になった鈴木大地氏が日本水連の会長に就任し「すごいことですよね。自分はしっかりやって、お会いしても恥ずかしくないような選手になりたいです」とさらなる活躍を誓った。

ページトップ

富士山清掃でギックリ腰…野口健さん始球式中止[サンスポ]

アルピニストの野口健氏(39)がロッテ−日本ハムで始球式を行う予定だったが、16日の富士山清掃活動イベントで腰を痛め中止になった。来場した野口氏は背番号530(ゴミゼロ)のユニホーム姿。「富士山のあまりのゴミの多さに、ずっとごみ拾いをしていたら、ギックリ腰になってしまいました」と大型ビジョンでファンに謝罪した。

ページトップ

ロッテ、持ち味発揮で今季18度目の逆転勝利![サンスポ]

ロッテは持ち味の粘り強さを発揮して競り勝った。0−1の6回、大松の右中間二塁打で追い付くと、鈴木の中犠飛でしぶとく勝ち越した。9回は2死満塁のピンチも抑えの益田が踏ん張って逃げ切った。伊東監督は「勝っているのはこういう試合ばっかり」と苦笑した。

これで今季36勝のうち逆転勝ちは18度目、1点差勝利は15度目になった。鈴木は「(チーム)全員が諦めていない。ファンの方の応援が届いている」と誇らしげだった。

大松
「何とかしたかった。いい形で次につなぐことができた。」(6回に同点二塁打)

ページトップ

ロッテ、西野、年俸440万円だから切実、“打たれたら罰金”で大谷斬り[スポニチ]

ロッテの西野勇士投手(22)が22日、新人王争いのライバルで、二刀流に挑戦中の日本ハムの新人、大谷翔平投手(18)との初対決に完勝した。「打者・大谷」との3度の対決で安打を許さず、7回1失点。チームトップとなる7勝目を挙げた。育成出身で5年目の叩き上げ右腕が、ドラフト1位ルーキーを相手に意地を見せた。

育成出身の意地を。雑草としての魂を―。西野はその1球に込めた。2回。押し出し四球で先制点を献上し、なお2死満塁。打席には、まばゆいばかりの光を放つ二刀流ルーキー・大谷がいた。フォークボールを4球続けて2ボール2ストライク。最後は決めていた。141キロの直球。どん詰まりの二ゴロに仕留めた。

「内角の真っ直ぐ。ちょっと甘かったけど、フォークを意識させていたので詰まらせることができた」。苦労を重ねてはい上がってきた育成出身の22歳が、格の違いを見せつけた。甲子園出場も、157キロの直球もない。ましてや二刀流でもない。そんな西野がチームトップの7勝目。新人王争いのライバルを手玉に取ったのだから痛快だ。

「序盤は慎重になりすぎてテンポが良くなかった」。2回まで3安打3四球で52球を要した。大谷を二ゴロに抑えた直後。一塁ベンチに戻ると、捕手の江村とともに伊東監督に呼ばれた。「打たれてもいい!もっとテンポを速く、大胆にいけ」。これで「開き直った」という。3回以降の5イニングは無四球。55球で片付けた。大谷は3打席全て内野ゴロに打ち取った。

昨季まで2軍で慣れ親しんだデーゲームだが、1軍での先発は初めてだった。ナイターの際は「目覚まし時計はかけないで寝ている」が、この日は午前7時に起床。8時30分すぎにはグラウンドに出た。何より「罰金」を避けたかった。指揮官から出ていた指令は「(大谷は)かなり質が高い打者。最初が肝心。打たれたら罰金を取る」。大谷の1500万円の3分の1以下、年俸440万円の右腕は「僕、安いので」と罰金セーフにはにかむような笑顔を浮かべた。

試合後。右翼席のファンから「お前がエースだ!西野!」の大コールが湧き起こった。楽天の則本を勝ち星で抜き、新人王の最有力候補でもある。「心の中では(意欲を)持っている。ここまできたら、やっぱり…」。その先の言葉はのみ込んだが、熱い思いは、この日の投球が証明していた。

伊東監督
「昨日成瀬で落としたし、プレッシャーのかかる試合。西野は苦しみながら1点に抑えてくれた。(相手は大谷)1人じゃないけど、打たせる訳にはいかない。西野の中にも意識はあったと思う。」

ページトップ

大松、攻守で魅せた、ロッテは18度目の逆転勝ち[スポニチ]

持ち味の粘り強さを発揮した。0−1の6回無死一塁で右中間に同点二塁打を放ったロッテ・大松は「ワンバウンドになるようなフォーク。うまく拾うことができた」。

守っても9回無死一、二塁で、小谷野のバントに猛ダッシュして三塁に送球。「気持ちでアウトにした」と価値あるプレーに胸を張った。これで今季36勝のうち逆転勝ちは18度目、1点差勝利は15度目になった。伊東監督は「勝っているのはこういう試合ばっかり」と苦笑いを浮かべた。

ページトップ

伊東監督また1点差勝ち15度目[ニッカン]

ロッテは持ち味の粘り強さを発揮して競り勝った。0−1の6回、大松の右中間二塁打で追い付くと、鈴木の中犠飛でしぶとく勝ち越した。9回は2死満塁のピンチも抑えの益田が踏ん張って逃げ切った。

伊東勤監督は「勝っているのはこういう試合ばっかり」と苦笑した。

これで今季36勝のうち逆転勝ちは18度目、1点差勝利は15度目になった。

ページトップ

鈴木決勝犠飛「取られるとは」[ニッカン]

ロッテ鈴木大地内野手(23)が、同点に追いついたばかりの6回1死三塁、勝ち越し中犠飛を放った。

お立ち台では「初回に(守備で)西野の足を引っ張ったので、打つしかないと思ってました。打った瞬間、安打と思った。取られるとは思わなかったです」と話した。

ページトップ

西野7回1失点で7勝目[ニッカン]

ロッテ西野勇士投手(22)が7回を6安打6奪三振3四死球で1失点に抑え、7勝目をマークした。

2回に押し出し四球で先制を許したが、その後はホームを踏ませなかった。味方打線の援護もあり、7勝目の権利を得て、降板した。9回には2死満塁のピンチを迎えたが「(守護神の)益田さんだから、大丈夫と思ってました」と話した。

ページトップ

大松適時二塁打「自分らしい」[ニッカン]

ロッテ大松尚逸内野手(31)が6回無死一塁、右中間に同点の適時二塁打を放った。

好投する木佐貫からようやく1点を奪い「打ったのはフォークです。前のチャンスでもゴリ(今江)が出て、同じケースで点が取れなかったから、今度は何とかしたかった。西野も頑張っているしね。いい形で次につなぐことができた。低めのフォークをうまく拾うことができたと思う。自分らしいバッティング。今までチームに迷惑をかけてきたので、これから取り返したいね」とコメントした。

ページトップ

登山家・野口健氏が始球式断念[ニッカン]

登山家・野口健氏(39)が、予定していた始球式を断腸の思いで断念した。富士山のゴミ問題に取り組む同氏は、背番号530にゴミゼロの思いを込めて、この日を迎えたが、マウンドにはたどり着かなかった。試合前のマイクパフォーマンスで「この前、富士山で腰を痛めまして、ファーストピッチができなくなりました。悔しい〜」と叫んだ。

ページトップ