ロッテ里崎智也捕手(37)が1日、左第3肋骨骨折のため登録を抹消された。この日、都内の病院で左胸の精密検査を受けて判明した。全治3週間の見込み。6月28日のソフトバンク戦(QVCマリン)で、6回の守備中に走者のラヘアと衝突して負傷していた。今季は右肩と右ふくらはぎを痛めて出遅れ、6月21日に初めて1軍登録されたばかりだった。2日から、2ゲーム差に迫る楽天との首位攻防戦が始まるが、チームはベテラン捕手を欠くことになった。代わりに金沢岳捕手(29)が昇格する。
ロッテの里崎智也捕手(37)が1日、都内の病院で左胸の精密検査を受け、「左第3肋骨骨折」との診断を受けた。全治は3週間の見込みで前半戦での復帰は絶望。この日、出場選手登録を抹消された。里崎は28日のソフトバンク戦(QVC)の6回守備で、本塁に突入してきたラヘアと激突した際に胸を強打。その裏の打席には立ったが、7回に途中交代。その後の2試合は欠場していた。今季は開幕前に右肩痛、開幕後には右ふくらはぎ痛など故障が相次ぎ、交流戦明けの21日にようやく1軍合流。復帰した矢先に、またも故障に見舞われた。
ロッテの2年目・鈴木が、今季初対決となる楽天・田中の連勝ストップを誓った。前半戦のヤマ場となる首位攻防戦だけに「初戦は重要」と気合十分。田中との過去の対戦成績は5打数2安打と好相性だ。「甘い球を逃さずに狙っていく」。
6月30日のソフトバンク戦(QVCマリン)で4安打3打点と大暴れ。打率.312と好調を維持しており、首位を走るチームの牽引役になっている。「ロッテが田中さんに今季初黒星をつければ、今年のロッテは違うと思わせることができる。しっかり勝っておきたい」。無敵エースに土をつける。
ロッテは1日、里崎智也捕手(37)が都内の病院で左胸の精密検査を受け「左第3肋骨骨折」と診断されたと発表した。
全治3週間の見込みで前半戦での復帰は絶望で、同日に出場選手登録を外れた。6月28日のソフトバンク10回戦(QVCマリン)の守備で、本塁でのクロスプレーの際に負傷していた。
7年ぶりの出場となるロッテ・今江が喜びを爆発させた。第3戦が開催される福島県いわき市を2年連続で訪問。昨年12月には小学生らに「球宴で夏にここに戻ってくる」と約束していた。
6月15日には「オールスターで待っています」というメッセージカードを持った同市立磐崎小の児童の集合写真が届いた。「楽しみに待っていてくれていることが本当に嬉しかった」。今季は4番として打率.308、7本塁打と好調を維持しており「MVPを獲って、いわきの人に恩返しできたら」と意気込んだ。
「マツダオールスターゲーム2013」の監督推薦選手が1日に発表され、ロッテの育成選手出身の5年目・西野が、初出場を果たした。チーム勝ち頭の7勝(2敗)で堂々の選出も「初めてなので、どうやって選ばれるかも知らなかった。まさか僕が…と思った」と初々しい。パの育成出身としては、ソフトバンク・千賀とともに史上初の選出で「千賀君が球が速くなった理由を聞きたい」と情報共有に意欲をみせていた。
ロッテは1日、里崎智也捕手が東京都内の病院で左胸の精密検査を受け「左第3肋骨骨折」と診断されたと発表した。全治3週間の見込みで前半戦での復帰は絶望となった。6月28日のソフトバンク戦の守備で、本塁でのクロスプレーの際に負傷していた。1日に出場選手登録も外れた。
里崎は右肩の張りで開幕1軍から外れ、6月22日に1軍初出場を果たしたばかりだった。今季は6試合に出場し、打率3割3分3厘、0本塁打、2打点だった。
2日の楽天戦に先発するロッテ唐川侑己投手(23)が1日、Kスタ宮城で練習を行った。ダッシュや入念なストレッチで約2時間の最終調整。
2ゲーム差まで迫られた首位攻防戦の初戦で、エース田中との投げ合いとあって「楽な展開にはならない。当然、味方は苦労して点を取ると思うので、その中でしっかり抑えたい」と話した。
育成の星、ロッテ西野勇士投手(22)が監督推薦で初めてのオールスターゲーム出場を決めた。
プロ5年目、育成から支配下登録1年目で開幕間もなくローテーション入りすると、チームトップの7勝ををマーク。首位を走るチームを支えた。
ブレークしていきなりの選出に「一流の選手が集まる夢のようなところ。自分でもビックリ」と驚いた。また「夢に見た場所なんで思いきり楽しみたい。自分は真っ直ぐで勝負できる投手ではない。実力を測ることもできると思うので、いつも通りの投球をしたい」と意気込んだ。
ロッテ鈴木大地内野手(23)がプロ2年目で初のオールスター出場を決めた。今年は開幕後に正遊撃手に定着。攻守ともに抜群の安定感を見せた。
初選出に「出られると考えたこともなかったのですが、開幕から監督、コーチの方に使っていただき、結果がこうやってオールスターに出ることにつながったのだと思います。ですから、感謝の思いが強いです」と感謝。「去年も同期の益田が出て、すごいところだなと外から見る感じで思っていました。色んな人と一緒に守備をするのが楽しみ」と話した。
ロッテ今江敏晃内野手(29)が7年ぶり2度目のオールスター出場を手にした。今季は交流戦から4番に定着し、7本塁打をマーク。首位で好調を維持する打線の中核を担っている。
第3戦が行われる福島・いわき市には、被災地支援の一環として一昨年から2年連続で訪問。「今年のオールスターは特別なものになる、開幕から、去年の冬からオールスターに出たいと思っていました」と念願かなっての選出に感無量の様子。
「いわき市に毎年訪問させていただきまして、いつも元気や勇気を与えに行くつもりが、逆に子供達の元気な姿に僕も元気をもらっている。いわきの皆さんに元気を与えるようなプレーをしたい」と意気込んだ。
セントラル・リーグ | パシフィック・リーグ | |||||
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氏名 | 球団 | 位置 | 氏名 | 球団 | ||
原辰徳 | 巨人 | 監督 | 栗山英樹 | 北海道日本ハム | ||
高木守道 | 中日 | コーチ | 渡辺久信 | 埼玉西武 | ||
小川淳司 | 東京ヤクルト | 〃 | 秋山幸二 | 福岡ソフトバンク | ||
◎☆ | 前田健太 | 広島 | 先発投手 | ◎☆ | 田中将大 | 東北楽天 |
◎ | 山口鉄也 | 巨人 | 中継投手 | ◎ | 増井浩俊 | 北海道日本ハム |
◎ | 岩瀬仁紀 | 中日 | 抑え投手 | ◎ | 平野佳寿 | オリックス |
澤村拓一 | 巨人 | 投手 | 木佐貫洋 | 北海道日本ハム | ||
菅野智之 | 巨人 | 〃 | 矢貫俊之 | 北海道日本ハム | ||
西村健太朗 | 巨人 | 〃 | 吉川光夫 | 北海道日本ハム | ||
石山泰稚 | 東京ヤクルト | 〃 | 菊池雄星 | 埼玉西武 | ||
山本哲哉 | 東京ヤクルト | 〃 | 牧田和久 | 埼玉西武 | ||
小川泰弘 | 東京ヤクルト | 〃 | 岩嵜翔 | 福岡ソフトバンク | ||
大竹寛 | 広島 | 〃 | 千賀滉大 | 福岡ソフトバンク | ||
能見篤史 | 阪神 | 〃 | 青山浩二 | 東北楽天 | ||
藤浪晋太郎 | 阪神 | 〃 | 益田直也 | 千葉ロッテ | ||
三嶋一輝 | 横浜DeNA | 〃 | 西野勇士 | 千葉ロッテ | ||
三浦大輔 | 横浜DeNA | 〃 | 佐藤達也 | オリックス | ||
◎☆ | 阿部慎之助 | 巨人 | 捕手 | ◎ | 伊藤光 | オリックス |
谷繁元信 | 中日 | 〃 | ☆ | 嶋基宏 | 東北楽天 | |
藤井彰人 | 阪神 | 〃 | 鶴岡慎也 | 北海道日本ハム | ||
◎☆ | ブランコ | 横浜DeNA | 一塁手 | ◎☆ | 李大浩 | オリックス |
◎☆ | 西岡剛 | 阪神 | 二塁手 | ◎☆ | 井口資仁 | 千葉ロッテ |
◎ | 宮本慎也 | 東京ヤクルト | 三塁手 | ◎☆ | 松田宣浩 | 福岡ソフトバンク |
☆ | ルナ | 中日 | 〃 | |||
◎ | 鳥谷敬 | 阪神 | 遊撃手 | ◎☆ | 松井稼頭央 | 東北楽天 |
☆ | 坂本勇人 | 巨人 | 〃 | |||
新井貴浩 | 阪神 | 内野手 | 大引啓次 | 北海道日本ハム | ||
中村紀洋 | 横浜DeNA | 〃 | 浅村栄斗 | 埼玉西武 | ||
〃 | 今江敏晃 | 千葉ロッテ | ||||
〃 | 鈴木大地 | 千葉ロッテ | ||||
◎☆ | バレンティン | 東京ヤクルト | 外野手 | ◎☆ | 糸井嘉男 | オリックス |
◎ | 丸佳浩 | 広島 | 〃 | ◎☆ | 中田翔 | 北海道日本ハム |
◎ | 廣瀬純 | 広島 | 〃 | ◎ | 大谷翔平 | 北海道日本ハム |
☆ | マートン | 阪神 | 〃 | ☆ | 陽岱鋼 | 北海道日本ハム |
☆ | 長野久義 | 巨人 | 〃 | 長谷川勇也 | 福岡ソフトバンク | |
大島洋平 | 中日 | 〃 | ||||
DH | ◎☆ | ジョーンズ | 東北楽天 |
加藤コミッショナーが取材に応じ、あらためて辞任を否定したことなどを受け、労組・日本プロ野球選手会の松原徹事務局長は「第三者委員会の調査も始まっている。スピード感を持って対処して欲しい」とコメントした。
選手会では6月27日、第三者委員会に対して要望書を提出。事実上のコミッショナー退任を要求している。今後は同委員会の調査など、推移を見守っていきたい意向だ。
午後8時すぎ。千葉ロッテ浦和寮のロビーに翔太内野手(21)が現れる。バットを片手に1人、夜道を歩く。誰もいない室内練習場。鍵のかかった扉を開け、照明をつける。カキーン、カキーン。静寂に包まれた空間でマシン相手に黙々とバットを振り続ける。翔太にとって今や、日課となっている夕食後の打ち込みだ。
「バットは毎日振り続けています。休日前だろうと休日だろうと時間を作って振っています。今年最初に、そうすると決めたんです。先輩の言葉や、先輩の姿を見て、そうしようと決めたんです」。
噴き出す汗を拭おうともせずに、黙々と打ち込む姿に強い決意が感じられた。力のある目で翔太は今年に賭ける想いを語ってくれた。
昨年11月。突然、今江敏晃内野手(29)の携帯に電話を入れた。それまでほとんど会話をしたこともない。もちろん、携帯番号も知らなかった。だから、先輩の内竜也投手(27)に番号を教えてもらった。「今江さんにはずっと憧れの気持ちを持っていたんです。打てて、守れて、チャンスに強い。そういうところに憧れていた。来年こそは自分を変えないといけないという気持ちで、秋のうちに自主トレを一緒にお願いできないかと直談判しようと決意しました」。あまりの突然の電話に当の今江は驚いた。しかし、電話口から若武者の熱い気持ちはヒシヒシと伝わってきた。快諾し、電話を切った。
そして、年が明けた1月。QVCマリンフィールドで2人だけの練習が始まった。その練習量。そして真剣に取り組む姿に驚いた。それ以上に記憶に残ったのは会話の数々だった。ある時、今江は翔太にポツリとつぶやいた。「オレは若い時、1日でもバットを振らなかった日はなかった」。衝撃を受けた。むしろ、これまで強制的にやらされている思いで練習をしてきた自分を恥じた。そして決意した。今年はどんな状態の時でもバットを振ろう。10分でもいい。必ず毎日、ボールを打とうと。当時の事を今江は振り返る。
「自分の中でそこまでの事を言った記憶は正直ないですね。ただ、彼には言いました。1日中、野球の事を考えていいんだぞって。それくらいにならないとこの世界、生き残れないぞって。例えば、休みの日に遊びに出かけようか、どうしようか悩むような時、誰にでもありますよね。そういう時に練習を選ぶ人間になれと言いました。そういう人間が最後は生き残る世界ですよ。ここは」。
だから、翔太は毎日バットを振り続ける。2軍のホームゲームで試合がある日は全体練習が終わり昼食を取る休憩時間も室内に向かい、20分ほど打つ。人より練習をするしか1軍に上がる方法はない。だからこそ、昼食時間を削ってでもバットを振る。
「今江さんに『練習は嘘をつかない』と言われましたから。あの人の言葉はダイレクトに心に響きました」。このコラムをロッテ浦和寮で書いた。この日の寮の夕食は焼肉。まだその匂いは美味しさの余韻のようにロビーにも充満していた午後8時すぎ。翔太が現れた。打ちにいくの?あえて聞いた。「もちろん」。力強い返事が返ってきた。練習はうそをつかない。彼が1軍で活躍する姿を見られるのはそう遠い事ではないような気がした。
(千葉ロッテマリーンズ広報 梶原紀章)