7月16日7月16日ロッテの唐川は6回を5安打3失点と試合をつくり、約1ヶ月ぶりの5勝目を挙げた。打線は1回に今江の適時打で先制。2、3回も加点し、5回はブラゼルが1号ソロを放った。ソフトバンクは寺原が崩れ、1日で借金生活に逆戻り。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 福岡ソフトバンク | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 3 |
| 千葉ロッテ | 1 | 3 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | x | 6 |
ロッテの新大砲クレイグ・ブラゼル内野手（33）に、待望の初本塁打が出た。5回無死走者なし、フルカウント。右翼ポール際に、移籍1号ソロをたたき込んだ。9日オリックス戦のデビュー以来、7試合連続ヒットをマークし、打率は4割6分2厘。25打席目の一発に「打ったのはカットボールだね。やっと出たなという感じ。本塁打が出たということはベストなスイングができたこと。ファンも期待してくれてたと思うし、ホームで打つことができて最高だよ」と話した。
試合前には阪神時代から親交のある中西太氏（80）から「自分を信じて、逆方向の打撃をすれば、活躍できるぞ」と助言を受けた。「彼はプラス思考の話をしてくれるんだ。技術的なアドバイス以上にプラス思考が素晴らしい。尊敬する人なんだ」と言う。中西氏の教え、プラス思考をフルカウントで発揮。「内のボール球だったかもしれないけど、しっかり芯で捉えた」と笑顔で言った。初のお立ち台では「優勝目指して頑張ります」。本拠で緊急発売した「ブラゼルパワー・スタミナ丼」（800円）を唐川に食べさせ、ファンの爆笑を誘った。新たなムードメーカーの誕生だ。
ブラゼル（前米独立リーグ）が移籍7試合目で初本塁打を放った。5回、寺原のカットボールを右翼席へ運び「うまく芯で捉えることができた。リラックスして、自分の打撃を心掛けている」と自画自賛。これまで本拠地での試合は家族がスタンドで応援していたが、この日はディズニーランドに出かけたため、アーチを見せられず…。「ミッキーマウスの方が大事なようだ」と苦笑いだった。
ロッテのブラゼルが新天地デビューから7戦目で初アーチを放った。5回、9球目の内角カットボールを腕をうまく畳み、右翼席へ運んだ。
阪神時代の昨年9月9日中日戦（ナゴヤドーム）以来の一発に「寺原はカットボールが多かったし、しっかりと頭にあってベストスイングができた」と胸を張った。試合中には伊東監督から「パワーと足が必要なら貸すよ」と言われたという。お立ち台で唐川に販売中の「ブラゼル丼」を食べさせた新助っ人は7試合連続安打で打率も.462となった。
ロッテの井口が8回の打席で星野から右ふくらはぎに死球を受け、代走・細谷が送られた。
伊東監督は「ふくらはぎは力が入らないところ。（17日の出場は）厳しいかもしれない」と説明。試合後にアイシング治療を受けた井口は「痛いけど大丈夫。とにかく、明日になってみないと」と話した。井口は初回に右翼線二塁打を放ち、日本通算1500安打にあと1、日米通算2000安打に残り7本と迫る中でのアクシデントとなった。
ロッテの井口が8回、死球を右ふくらはぎに受けて途中交代した。1回に二塁打を放ち、日米通算2000安打まであと7としていた。内出血と腫れがあるという。「痛いのは痛い。（出場は）明日になってみないと」と表情は晴れなかった。
今季途中でロッテに加入したブラゼルが、出場7試合目で初本塁打を放った。5回、ファウルで粘って9球目をとらえ、右越えソロ。「やっと出たな、という感じ。やっぱりホームランは気持ちがいい」と喜んだ。
昨季まで西武、阪神での5年間で118発を放った強打者。これまで打率4割台と好調な一方、安打は全て単打だった。「ホームランが出たということは、自分のベストスイングができたということ」と手応えを口にした。
ロッテの今江が1回に先制打を放った。2死から井口の二塁打で好機をつくり、続く今江が寺原の速球を振り抜いた。安打、打点とも3試合ぶりとなった4番打者は「最初のチャンスをものにできて良かった」と喜んだ。
中軸の役割をきっちり果たし「このところ、いい結果を出せていなかったので、まず1つ目の仕事ができた」と満足げだった。
1994年にロッテの監督代行を務めた中西太氏（80）が16日、猛暑の中、ソフトバンク戦の試合前練習に姿を見せ、角中らにアドバイスを送った。阪神時代に指導された経験があるブラゼルは、ダッシュで駆けつけて最敬礼。伊東監督は「教えるのが好きな人で、俺も若いときに敵のコーチなのに、教えてもらったことがある。ありがたいですよ」と感激した様子だった。
ロッテ唐川侑己投手（24）が5勝目を挙げた。序盤に大量援護を受け、5回までは1安打無失点だったが、6回に打ち込まれ3失点で降板。
81球と球数も少なかっただけに、もう少し長いイニングを投げたいところ。それでも、6月14日・DeNA戦以来、約1ヶ月ぶりの勝利に「あの回（6回）の先頭打者への四球が全てです。5回のイニング間が空き、仕切り直しの6回の先頭で慎重にいき過ぎてしまった。点差を考えたら、もっと大胆に攻めいっていい場面。色々考えすぎてしまった。何とか最少失点で踏ん張らないといけないですね」と反省しきり。
伊東監督は「今年はローテの中で頑張っているし、彼の目標は、1年間ローテを守ることなので、右の柱としてやってもらわないと。これまでも内容的には、いいのが続いていた。これから白星を量産して欲しいね」と評価した。
ロッテの新大砲クレイグ・ブラゼル内野手（33）に待望の本塁打が出た。5回無死走者なし。右翼ポール際に、移籍1号ソロをたたき込んだ。
9日・オリックス戦のデビュー以来、前日まで6試合連続で安打を放っているが、本塁打は初めて。25打席目の1発に「打ったのはカットボールだね。やっと出たなという感じ。ホームランが出たという事は自分のベストなスイングができたこと。ファンも期待してくれてたと思うし、ホームのマリンフィールドで打つ事ができて最高だよ。やっぱりホームランは気持ちがいいね」と話した。
ロッテ荻野貴司外野手（27）が3回1死一、三塁から左前適時打を放った。
2回に三塁打を打っており、2打席連続安打。「打ったのは多分カットボールだと思います。1打席目もいい感じで打つ事ができていたので、チャンスで何とかランナーを返せればと思っていました。ずっとチャンスで打ててなかったし、大事な試合で打てて良かったです。今日は小学校へ算数ドリルを贈呈しに行かせてもらい、子供達と触れ合い元気をもらいました。その子供達へ1本打ちたいと思っていたので、いいヒットが打てました。観に来てくれている子供はいますかね？」と話した。
ロッテ荻野貴司外野手（27）が試合前に、千葉市立花園小学校を訪問し「マリーンズ算数ドリル」の贈呈セレモニーを行った。
約700人の生徒を前に「夏休みはしっかりと勉強をして、しっかりと遊んで色々な思い出作りをして欲しい。そして、元気に事故なく過ごして休みが終わったら、また学校生活を過ごせるようにしましょう。また、時間があれば、ぜひQVCマリンフィールドでも夏休みの思い出を作ってください」と話した。
「マリーンズ算数ドリル」は「NPO法人ちば算数・数学を楽しむ会」の製作協力のもと、球団が製作した自習用教材。千葉市内の全小学校へ無償配布している。
ロッテ今江敏晃内野手（29）が1回に先制適時打を放った。2死走者なしから井口が日米通算2000本安打にあと「7」とする二塁打で出塁し、2死二塁。カウント2−2からのストレートを中前にはじき返した。
「このところ、良い結果が出せていなかったので、まずは1つ目の仕事ができてよかったです。井口さんが2死からチャンスを作ってくれたので、最初のチャンスをモノにできて良かった。前半戦残り2試合、負けられないです」とコメントした。
加藤良三コミッショナー（71）は16日、日本野球機構（NPB）を訪れ、コミッショナーの選任方法について「オーナー会議で宮内（義彦議長＝オリックス球団オーナー）さんが3通りの説明をされたと思います。私は分かりません」と明言を避けた。
10日のオーナー会議では複数の球団から「選任委員会の設立」「現行通りオーナー会議での選出」「現コミッショナーによる推薦」などの意見が出たが、結論は出なかった。このため、セ・パ両リーグの臨時理事会で再議論されることになり、日程はパが24日、セが25日で確定した。コミッショナーの任期は2年。統一球問題で混乱を招いたとして責任を問う声が上がっている加藤良三コミッショナーは昨年7月に再任され、3期目を務めている。