わたしはかもめ2013年鴎の便り(7月)

便

7月17日

千葉ロッテ7−3福岡ソフトバンク(QVCマリン)

ロッテが快勝。1回、失策や今江、大松の適時打で3点を先行。2回にも2点を奪い、さらにブラゼルの2打席連続ソロでリードを広げた。古谷は7回途中まで3失点で2勝目。ソフトバンクは岩崎が7失点。守備も乱れた。

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福岡ソフトバンク0010002003
千葉ロッテ32101000x7

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ブラゼル左へ2号、右へ150メートル3号[ニッカン]

目覚めた大砲は止まらなかった。先頭で迎えた5回、ロッテ・クレイグ・ブラゼル内野手(33)が内角高め142キロを振り抜くと、打球は雨空を切り裂いて天高く舞った。高さ30メートル地点にある、右翼照明下のボードに直撃。推定飛距離150メートルの特大弾でダメ押しの7点目を加えた。「ファンも僕に期待しているのはホームラン。手応え十分だったよ」と規格外の1発を振り返った。

2打席連発弾だった。3回にも逆方向へ2号ソロ。試合中の降雨に「5回終了もあり得る。だからファーストストライクを打ちにいったんだ」とクレバーな一面を見せ、いずれも初球を仕留めた。6回の空振り三振には「さすがに3本は続かなかったね」とおちゃめに笑ったが、2本で残したインパクトは十分だった。

陽気なムードメーカー。一方で凡退すると1人ベンチ裏へ向かい、配球をチェックする勤勉さも持ち合わせる。伊東監督が「長く日本でやってたから、習慣づいているみたい」と感心するほどだ。前カードまでは手探りの当てに行く打撃だった。しかし、前日に移籍後1号が出たことでスイングから迷いが消えた。

この日は打率、打点、本塁打ともにチームトップの井口が欠場。「戦力的に痛い」と指揮官も嘆いていたが、デビューから8試合連続安打&2戦3発の頼れる助っ人が、その穴を埋めた。ブラ砲に牽引され、打線は先発全員の14安打。前半戦を連勝で締めた。

1号アーチを放った時、ブラゼルの愛する家族はディズニーランドを満喫していた。だがこの日は、愛妻も息子も最後まで観戦。「昨日はアパートに帰ったらもう眠っていた。今日は見てくれてよかったよ」。ヒーローは試合後、パパの顔で笑った。

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ブラゼル特大弾&連発!ロッテ2差2位締め[サンスポ]

ロッテは17日、ソフトバンク15回戦(QVCマリン)に7−3で快勝。首位楽天と2ゲーム差の2位で前半戦を折り返した。9日から1軍出場している、新加入のクレイグ・ブラゼル内野手(33)=前米独立リーグ=が、推定150メートルの特大弾を含む2打席連続アーチでチームを勢いづかせた。加入後の打率は驚異の.467(30打数14安打)で、失速ぎみだったロッテも息を吹き返して後半戦を迎える。

衝撃の打球が、雨空を切り裂いてグングン伸びた。5回、ブラゼルが岩崎の初球、内角高めの142キロを完璧に捉えた。打球は右翼席後方にある照明の真下、地上から高さ35メートルの地点にぶち当たった。150メートル弾だ。「ベストなスイングで、完璧な本塁打を打つことができた」。

3回には強烈な逆風もお構いなしで、弾丸ライナーを左翼席に打ち込んでいた。2打席連続の3号ソロ。一塁ベンチ前で、阪神時代からの“ブラゼルダンス”を、川本を相手に初公開。2打席連発は、阪神時代の昨年4月5日のヤクルト戦(神宮)以来。出場2試合連発は、同8月30日のDeNA戦(横浜)以来だ。

前日16日に、ロッテ移籍1号となるソロ本塁打。ところが、それまで本拠地での試合を全試合観戦していた家族は、東京ディズニーランドにお出かけ。記念の一発を見てもらえなかったばかりか、「ディズニーで十分楽しんだようで、家に帰ったら寝ていた」と出迎えもなし。あまりにトホホな結末…。一夜明けて、雨にも負けずスタンド観戦した家族に2発をプレゼントした。

試合前からの雨模様。伊東監督の指示もズバリとはまった。投手の勝負が早くなると読み、「ファーストストライクから、積極的に打っていけ」と指示を徹底。ブラゼルの2発は、いずれも初球だった。

「うちのチームはチャレンジャー。全員で1つの勝ちにこだわっていく」と伊東監督。約2ヶ月間守った首位から6日に陥落したが、2カード連続勝ち越しで前半戦を終えた。昨年は7月31日に首位陥落後、ズルズル後退。今季は違う。ブラゼル加入で完全に息を吹き返し、2ゲーム差の首位楽天を追う準備は整った。

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ロッテ・荻野貴、足攻!「あんなプレー初めて」[サンスポ]

俊足の荻野貴が、左前打で生還の仰天プレーをみせた。2回、2死二塁で4点目となる左前適時打を放ち、左翼手が本塁へ送球する間に二進。捕手が二塁へ悪送球すると、三塁を回り5点目のホームを踏んだ。「まさか自分が本塁にかえってこれるとは思わなかった。あんなプレーは初めて」と満面の笑み。伊東監督は「あれが持ち味ですから」と評価した。

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ロッテ2年連続2位以上ターンは42年ぶり[スポニチ]

ロッテは昨季前半戦を首位でターンしたが、今季は首位楽天と2ゲーム差の2位。ロッテが2年連続で2位以上の前半戦折り返しは73〜82年の2期制時を除くと70、71年(1、2位)以来、42年ぶり。

また、今季のパは首位楽天から最下位オリックスまで7.5ゲーム差。パで前半戦1〜6位が7.5ゲーム差以内は87年の7ゲーム差に次ぐ大混戦。前回は2位西武が首位阪急を逆転しており、ロッテにとっては吉兆データといえそうだ。

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ブラゼル連発8度目勝率10割!今季打点挙げれば負けなし[スポニチ]

ロッテのブラゼルが2、3号を連発。自身1試合2本塁打以上は通算14度目だが、連弾となると阪神時代の12年4月5日ヤクルト戦でマークして以来8度目。こうしたケースではチームは8戦全勝だ。

これでロッテ初試合の9日オリックス戦からは8試合連続安打で打率.467と大暴れ。ブラゼルが打点を挙げればチームは3勝1分けと負けがない。

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ブラゼル、2発!首位・楽天追撃任せた[報知]

ロッテのブラゼルが推定150メートルアーチを放ち、チームを再加速させた。3回に2試合連続の左越え2号ソロを放つと、5回の右越え3号ソロは“場外寸前”の特大弾。2打席連続本塁打でソフトバンクに快勝した。一時は失速気配だったロッテだが、B砲の加入後は息を吹き返し、首位の楽天に2ゲーム差でターン。待望のスラッガーを得て、後半戦に弾みをつけた。

東京湾に届きそうだった。場外を目指したブラゼルの驚弾は、高さ30メートル超の壁に阻まれた。防球壁の最上部にある照明付近に当たった右越え3号ソロは、推定飛距離150メートルの特大アーチ。「ベストなスイングができたね」。2戦3発と波に乗る大砲が、ロッテの前半戦を豪快に締めくくった。

量産モードに突入した。16日に移籍1号を放つと、この日は3回に左翼へ2号ソロ。5回には内角高めの悪球を特大弾に変えた。「1号が出ていい気分で試合に入れた。自分としては、逆方向への今日の1本目に手応えを感じているよ」。打率は4割6分7厘。確実性も身につけたスラッガーは、分厚い胸板を突き出した。

来日6年目。6月末の来日後、即座に日本に適応した。7月上旬にはラニー夫人、長男のトロット君(3)と千葉市内で暮らし始め、精神面の安定を得た。試合中には打席ごとにロッカーへ戻り、配球やスイングを確認。研究熱心な一面を目の当たりにした伊東監督は「長年、日本でやっている習慣がついている」とうなずいた。

相乗効果も生んでいる。ブラゼル入団以降スタメン落ちが続いていた大松が、この日3安打。一塁の守備位置も重なる左の和製大砲は「刺激になっている。置かれている立場を考えて、自分のできることをしようと思った」と燃える心中を明かした。

ブラゼルのデビュー前までの7月は0勝5敗と失速しかけたロッテだが、デビュー後は4勝3敗1分けと盛り返した。「これから調子が良くなる」と息巻く助っ人に、指揮官も「後半戦、本当に期待できる打者」とキーマンに指名した。首位・楽天とは2ゲーム差に接近。ブラゼルの圧倒的な腕力が、ロッテを逆転Vへと押し上げる。

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ロッテ・古谷、リズム良く2勝目[サンスポ]

ロッテの古谷が、9回2死まで無安打無得点の快投を見せた6月26日以来となる2勝目を挙げた。7回途中までで3失点と試合をつくり「リズム良くいこうと心掛けた」と振り返った。

ただ、味方が3回までに6点を奪っていただけに「最後まで投げたかったけど…」と喜びも半分。来春での閉校が決まっている母校の駒大岩見沢高は、16日の北北海道大会準々決勝で敗れてしまった。それだけに、古谷は「OBも頑張っているぞ、というのを見せたい」とより一層の活躍を期した。

荻野貴
「追加点が欲しい場面だったので、打つことができて良かった。」(2回に適時打)

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ロッテ・大松、久々のスタメンで適時打[サンスポ]

ロッテの大松が1回、3点目となる適時打を放った。岩崎の変化球を中前に運び「何とか次につなぎたかった。チャンスをつぶさなくて良かった」と話した。

先発出場は7日以来。井口の欠場で、出番が回ってきた。「久しぶりのスタメンで、前半戦最後の試合なので、何とか結果を出したかった」と喜んだ大松は勢いに乗って、3、5回にも安打を放った。

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今江、大松打などで初回3点[ニッカン]

ロッテが1回に3点を先制した。

1死二塁から敵失で1点先取すると、なおも1死二塁から今江敏晃内野手(29)の2試合連続となる適時打で2点目を挙げた。

2死二塁では、右ふくらはぎ打撲で出場を回避した井口資仁内野手(38)に代わって一塁スタメンとなった大松尚逸内野手(31)が中前適時打を放った。

今江は「打ったのはストレートです。チャンスで打てて良かったです。次のチャンスでもしっかり打てるように頑張ります。勝って前半戦を締めくくりたい」。大松は「打ったのはチェンジアップです。久しぶりのスタメン、前半戦最後の試合なので何とか結果を出したかった。チャンスだったので、何とか次につなぎたかった。つぶさなくて良かったです。勝って終わりたいですね」とコメントした。

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荻野貴、適時打から一気に生還[ニッカン]

荻野貴司外野手(27)の適時打でロッテが2回までに5点をリードした。 3点リードの2死二塁からの左前適時打で、岡田幸文外野手(29)が生還。さらに相手捕手が二塁へ悪送球し、荻野貴も一気にホームインした。

2試合連続適時打で「打ったのは多分カットボールだと思います。追加点がほしい場面だったので、タイムリーを打つことができて良かったのですが、まさか自分がホームに帰ってこられるとは思ってなかったです。自分も追加点になれて良かったですが、疲れました」と話した。

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ブラゼル2打席連続弾「完璧」[ニッカン]

ロッテのクレイグ・ブラゼル内野手(33)が、2試合連続&2打席連続アーチを放った。

まず4点リードの3回1死走者なしで、前日16日に続く今季2号左越えソロ。「打ったのはストレートだね。自分の打てる球を待っていたら、狙い通りのボールが来たからベストスイングができたね。家族は来ていると思うけど、この雨で帰ってしまったかもね。昨日はホームランを見せられなかったけど、今日は見てくれていると信じているよ(笑)」。

続いて先頭打者で迎えた5回には、右翼照明のすぐ下まで届く特大150メートル弾。2打席連続となる3号ソロで7点目を追加した。「前の打席と同じで自分の打てるところを待っていた。同じくベストスイングができ、完璧なホームランを打つことができたね。雨の中、応援に来てくれている、マリーンズファンへささげる1発だった」と振り返った。

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井口ふくらはぎ打撲で欠場[ニッカン]

ロッテの井口資仁内野手(38)が右ふくらはぎ打撲のため、17日のソフトバンク戦(QVC)を欠場した。

16日の試合で死球を受け、途中交代していた。日米通算2千安打まであと7本と迫っているが、24日の後半戦初戦には復帰の見込み。

19日に札幌ドームで第1戦が行われるマツダオールスターゲーム2013にファン投票で選出されており、出場は様子を見て決めるという。伊東監督は「辞退はしない。(井口には)責任監督(栗山監督)と話してくれ、と言っている」と話した。

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