楽天が逆転勝ちで3連勝。0−4の5回に松井の二塁打、嶋の犠飛、島内の左前打で3点を返すと、7回に枡田の二塁打で追い付き、8回にも枡田の二塁打で勝ち越した。救援陣の踏ん張りも光った。ロッテは4連敗で3位に転落。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 1 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 |
東北楽天 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 1 | 1 | x | 5 |
4点リードを守れず、痛恨の黒星を喫した。首位楽天との直接対決3連戦で全て逆転負けし、西武に抜かれて3位に転落した。勝ち頭の西野は5回1死まで1人の走者も許さない投球だったが、マギーに四球を与えてから崩れた。ここ4試合で計27失点の投手陣の立て直しが急務。伊東監督は「ズルズルいかないようにしないと」と険しい表情だった。
ロッテは序盤の4点のリードを守れず4連敗。
首位・楽天との直接対決で全て逆転負けを喫した伊東監督は「今回は全部流れが向こうにいった。早め早め(の継投)と思ったが、失敗した」と悔やんだ。1点リードの7回1死二塁で、先発の西野から松永に代えたが、枡田に同点の左翼線二塁打、8回2死から登板した3番手のロサも勝ち越し打を許すなど継投が裏目に出た。4月18日以来の3位転落。指揮官は「弱いですから。現状を見直して立て直します」と話した。
ロッテが首位攻防カードで3日連続逆転負けし、4連敗で3位に転落した。
今江敏晃内野手(29)や井口資仁内野手(38)の適時打で3回までに4点をリードしたが、先発の西野勇士投手(22)が5回に崩れた。
5回1死までは1人の走者も出さない快投。しかし四球から連打を食らって3失点した。結局6回1/3を4安打4失点で同点とされ、8回2死一、二塁からカルロス・ロサ投手(28)が勝ち越し打を浴びた。
伊東勤監督(50)は「言うことないですよ。弱いですから。うちの実力はこんなもん。ここから立て直します」と話した。
ロッテが井口資仁内野手(38)と大松尚逸内野手(31)の適時打で3点を追加した。
1点リードの3回1死一、二塁から、井口が132キロのスライダーを左中間へ運ぶ2点二塁打。同2死一、三塁で、大松が二塁への内野安打を放った。
井口は「昨日の試合で打つ事ができていなかったからね。2000本打ってペースが落ちたと思われたくなかったから、次の1本を早く打ちたかった。負けられない試合のチャンスで打てて良かった。3つは負けられないでしょ」。
大松は「打ったのはカットボール。気持ちのヒットです。気持ちしかないよ。絶対に負けられないからね。西野を援護できて良かった」とコメントした。
ロッテが3試合連続の先取点を挙げた。1回2死二塁、今江敏晃内野手(29)が外角132キロのスライダーをバットの先で右前に落とした。前日までに3連敗しており「今日は絶対勝ちたいんで、先制点が取れて良かったです。それだけです」とコメントした。
プロ野球経験者の学生野球資格を回復するために新設された研修制度のプロ側の第1回研修会が28日、東京・世田谷区の日体大世田谷キャンパスで開かれた。慶大監督の江藤省三氏(71)、元横浜(現DeNA)監督の大矢明彦氏(65)ら合計100人のプロOBが受講した。今年から学生野球資格を回復する条件が大幅に緩和され、プロ側の研修に続き、学生野球側の研修と適性審査を経て指導者資格が認められる。