ソフトバンクの寺原が6安打1失点で完投し、約2ヶ月ぶりの4勝目を挙げた。打線は0−1の4回、今宮、内川の連続ソロで勝ち越し、5、6回と2点ずつを加えた。ロッテは大谷が5回途中4失点で降板。打線もつながりを欠いた。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
福岡ソフトバンク | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 2 | 0 | 0 | x | 6 |
覇気がない。工夫もない…。単調すぎる逆転負けに、ロッテ伊東勤監督(50)の第一声は哀愁を帯びていた。「勝つ気あんのかなって野球だよな、本当に」。1点のリードを守りきれず、4回に先発大谷が高めを連続被弾。5回は「あと1人くらい抑えられるかなと期待した」という2死三塁から連打を浴び、さらに2点を失った。
先発投手が2巡目につかまり、試合中盤に大量失点。最近の負け試合ではお決まりのパターンになった。指揮官は「抑えられないなりに工夫が必要。もうちょっと敏感に感じて、勉強して欲しい」と配球の甘さにも言及。捕手が2人しかいない中、ベテラン里崎を7回からベンチに下げた。
西武と並び2位を守っているが、ソフトバンクにはゲーム差なしの勝率1厘差に迫られた。連敗なら4月17日以来の4位転落濃厚だが「こんな野球してたら勝てないに決まってる。打開策が見つからないです、なかなか」。珍しく弱音が尽きなかった。
投壊が止まらない。1−0の4回。ロッテの先発・大谷が今宮、内川の2者連続ソロを浴び、あっさり逆転を許した。
3試合連続で先発が5回持たずにKOされている状況に、伊東監督は「2巡目から全く工夫がなく崩れる」とおかんむり。怒りの矛先は7回で途中交代させた正捕手・里崎にも向けられた。「長くやってるならもっと勉強して欲しい」とぶ然としていた。
1回に先制も、大谷が踏ん張れない。4回に連続本塁打を浴びるなど、5回途中までで4失点。「打たれたのは全て甘いボール。自分の技術不足」とうなだれた。打線も2回以降は淡泊で、伊東監督は「勝つ気あんのか、という野球だよね。こんな野球やっていたら勝てない」といらだちを隠せなかった。首位楽天との差は7.5ゲームに広がり、4位ソフトバンクともゲーム差がなくなった。
ロッテが単調な守りで逆転負けした。
1点リードの4回に先発大谷智久投手(28)が先頭から連続被弾。いずれも高めを左翼席へ運ばれて逆転を許すと、2番手の藤岡貴裕投手(24)も流れを止められず6回まで3イニング連続で2点を失った。
打線はソフトバンク寺原をつかまえきれず、2回以降無得点。覇気のないプレーに、伊東勤監督(50)は「勝つ気あんのかなって野球だよな、本当に。(バッテリーは)抑えようという工夫が見えない。こんな野球やってたら勝てないに決まってる」と苦言を呈した。
ロッテの先発、大谷智久投手(28)は4回2/3を6安打4失点だった。
1点リードの4回に先頭の2番今宮、3番松田に高めを2者連続左越えソロとされ、逆転された。
今季3度目の先発マウンドだったが、またも5回持たずの降板となり「打たれたボールは全て甘いボール。自分の技術不足です。悔しいです。チームの力になれなくて悔しいという言葉しか出てこないです」と話した。
ロッテ今江敏晃内野手(29)が先制打を放った。
1回2死三塁で外角への初球139キロを中前に運んだ。「打ったのはカットボールかスライダーだと思います。初回の先制のチャンスで、しかも2死だったので何とかランナーをかえしたかった。初球からは特に狙っていなかったのですが、自然とバットが出てくれました。カードの頭を取りたいからね。いいヒットが打てました」と話した。
ロッテは8月13日から9月1日までの12試合で、Suicaなど交通系電子マネーを利用した来場者向けキャンペーンを行うと発表した。
QVCマリン内で交通系電子マネーを使って500円以上の買い物をすると、選手のサイングッズなどが当たるゲームに挑戦できる。SuicaでJRなど公共交通機関で来場した場合は最大2回挑戦可能だ。
対象期間は8月13日から15日の楽天戦、16日から18日のオリックス戦、20日から22日の西武戦、30日から9月1日の日本ハム戦。
QVCマリンではSuicaなど交通系電子マネーの他、楽天Edy(エディ)、nanaco(ナナコ)、WAON(ワオン)が利用できる。
ロッテは6日、9月21日に千葉・幕張地区中心に街コンを開催している幕コン実行委員会と共同開催で、QVCマリンと海浜幕張地区にて第3回「マリコン(幕バル)」を開催すると発表した。
ソフトバンク戦(午後2時開始)の試合中に、限定1組でビジョンを使った告白タイムを開催。試合後には、幕バルチケットとエリアマップを持ってJR海浜幕張駅周辺のレストランや居酒屋で交流を楽しむことができる。
幕コン実行委員会ホームページにて応募を受け付ける。問い合わせ先は幕コン実行委員会事務局(株式会社アロージャ内)。