わたしはかもめ2013年鴎の便り(8月)

便

8月8日

福岡ソフトバンク4−5千葉ロッテ(ヤフオクドーム)

ロッテは3回2死無走者から、岡田のバント安打を足がかりに、今江の適時打と角中、福浦の2点二塁打で5点。このリードを何とか守りきった。グライシンガーは6回2失点で3勝目。ソフトバンクは守備が乱れ、後半戦初の2連敗。

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千葉ロッテ0050000005
福岡ソフトバンク0002001014

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伊東監督、迷わず守護神交代で逃げ切り[ニッカン]

ロッテ伊東勤監督(50)は迷わず交代を告げた。クローザー益田が3連打で1点返され、1点差に迫られた1死二、三塁。左打ちの「代打、柳田」がコールされた時だった。「塁は埋まってる。落ち着いて1人ずつ行け」。そう言って左腕の松永を送り出すと、松永は投ゴロを冷静に本塁へ送球して2死。同点のピンチを阻み、次打者も三ゴロに打ち取った。

異例の守護神降板は、後半戦開幕時に宣言した「非情采配」の結果だ。「5点もリードしていた試合を落とす訳にはいかない。恩情よりも勝ち優先」と一切の情けを捨てた。大胆な投手采配は、ローテ変更にも表れた。

順番通りなら、この日の先発は唐川だった。だがあえて飛ばし、中5日のグライシンガーを起用した。それも「必勝ローテ」構築のため。「しんどいけど、状態がいい人を短期間で回す。連勝したいから」。ここ2週間続いた「古谷で勝ち→唐川で負け」の流れを断ち切った。グライシンガーは、今季3勝目で応えた。

逃げ切れたのはもちろん、大量リードがあったからだ。指揮官はここでも動いていた。第1打席で簡単に凡退し、俊足を生かせなかった1番荻野貴、2番岡田を呼び出した。「もう少し粘って揺さぶれ」と直々に叱咤。直後の3回、岡田がセーフティーバントと盗塁で敵失を招き、ビッグイニングの口火を切った。

絶妙な采配で、2カード連続の勝ち越しに成功した伊東監督。「久々にしびれる試合だった。今後も、こういう形はあると思う」と不敵な笑みを浮かべた。

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強心臓!ロッテ・松永、9回ピンチ登板もプロ初S[サンスポ]

9回途中から登板したD1位・松永(大阪ガス)が、強心臓ぶりを見せつけ、プロ初セーブを挙げた。1点差に詰め寄られ、なお1死二、三塁と厳しい場面での登場だったが「楽な感じでマウンドに上がった。二、三塁は盗塁もないし、打者だけに集中できる」と緊張などどこ吹く風で、後続を冷静に仕留めた。崩れた守護神の益田の後を受け、試合を締めた。

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ロッテ松永、スーパー火消し!9回5球オール直球プロ初S[スポニチ]

ピンチを切り抜けた高揚感など、まるでなかった。プロ初セーブにもニコリともしない。ベンチで記念のウイニングボールをもらったロッテ・松永だが、すぐにスタンドに投げ入れてしまった。

「プレッシャー?ないっすね。二、三塁だし楽でしたよ。ウイニングボールとか別にどうでもいいでしょ。その辺に落ちている球と変わらん」。

2点リードの9回。関西国際大の1年後輩の益田が、先頭の松田から3者連続安打を浴びて1点差に詰め寄られた。なおも1死二、三塁。急遽ブルペンから呼ばれた松永は、ベンチで伊東監督から「落ち着いて1人ずついけ」と声を掛けられると、軽い口調で「は〜い」と応じてマウンドに向かった。代打・柳田を2球で簡単に追い込み最後はボテボテの投ゴロ。冷静なフィールディングで本塁を狙った三走の長谷川をアウトにすると、続く田上も三ゴロに仕留めた。投じた5球全てが直球という強気の火消しで、チームに2カード連続勝ち越しと単独2位浮上をもたらした。

前半戦はセットアッパーとしてフル回転したが、7月末に首脳陣から「今後は7、8、9回のどこで投げるか分からないから」と伝えられていた。「どこで投げても同じでしょ」。守護神をイニング途中で交代させる非情采配にも、心の準備はできていた。

「個人的な温情よりチームの勝利を優先した。これからもこういうことはあり得る」と伊東監督。「肝っ玉ルーキー」の存在が、指揮官になりふり構わぬ采配を決断させた。

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4番・今江、猛打ショー「今日は8月8日。今江の日ですね」[スポニチ]

ロッテの4番・今江が3安打1打点の活躍で勝利を呼び込んだ。

2回の左前打はチーム初安打。3回2死一、三塁で先制の中前適時打を放つと、8回にも右前打。8試合連続安打中で、マルチ安打も3試合連続となった。「先制点につながるいい安打が打ててよかった。今日は8月8日。今江(背番号8)の日ですね」。後半戦は14試合で57試合23安打、打率.404。伊東監督も「今江がよく打ってくれたね」と目を細めた。

グライシンガー
「全体的に自分の投球ができた。今日は感じよく投げられた。」(先発して右手中指のマメがつぶれるも、6回4安打2失点で今季3勝目)

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ロッテ・松永、強心臓でプロ初セーブ![サンスポ]

9回途中から登板したロッテの松永が、強心臓ルーキーぶりを見せつけ、プロ初セーブを挙げた。

1点差に詰め寄られ、なお1死二、三塁と厳しい場面での登場だったが「楽な感じでマウンドに上がった。二、三塁は盗塁もないし、打者だけに集中できる」と緊張などどこ吹く風で、後続を冷静に仕留めた。

セットアッパーとして奮闘してきたが、この日は崩れた守護神の益田の後を受け、試合を締めた。予想外の展開にも「誰がどこで投げるか分からないと言われてたんで」と堂々としていた。

グライシンガー
「三者凡退のイニングも多かったし、全体的に自分の投球ができた。」(6回2失点で3勝目)
角中
「打った瞬間は右飛かなと思ったけど、守備位置に助けられた。」(3回、右越えに2点二塁打)
福浦
「第1打席で何もできずに三振したから、何とか打ちたかった。」(3回に2点二塁打)

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3回2死から一挙5点!グライ3勝目[報知]

ロッテは3回2死無走者から、岡田のバント安打を足がかりに、今江の適時打と角中、福浦の2点二塁打で5点。このリードを何とか守りきった。グライシンガーは6回2失点で3勝目。ソフトバンクは守備が乱れ、後半戦初の2連敗。

ソフトバンクの拙守にもつけ込み3回2死走者なしから一気に5点を奪った。連勝で2カード連続の勝ち越しを決めた伊東監督は「苦しい中でよく頑張ってくれた」とねぎらった。先制打の今江は3安打。3試合連続の複数安打と好調だ。背番号8の主砲は8月8日にかけて「今江の日ですね。前日、いい形で勝てたので、その流れで先に点を取りたかった」と笑った。

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松永プロ初セーブ後輩益田救う[ニッカン]

ロッテ松永昂大投手(25)が、緊急登板でプロ初セーブを挙げた。

2点リードの9回に守護神・益田直也投手(23)が1点をかえされ、なおも1死二、三塁でマウンドに立った。左打ちの代打柳田を全球直球勝負で投ゴロに打ち取り、「投げる時(三塁走者の)長谷川さんが見えた」と冷静に本塁へ送って2死。次打者の田上も三ゴロに打ち取った。

シーズン前半戦はセットアッパーで起用されたが、後半戦は首脳陣から「7、8、9回のどこを投げるか分からない」と言われていた。

強心臓の左腕は「想定してました。打者に集中できるから一、二塁より楽でしたよ。(初セーブの)ボール?スタンドに投げました」とケロリ。関西国際大の後輩である益田のピンチを救った。

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グライシンガー省エネ3勝目[ニッカン]

ロッテの先発セス・グライシンガー投手(38)が3勝目を挙げた。6回を4安打2失点。3回まで完璧に抑え、4回は先頭から2連打されたが、2失点で踏ん張った。

ローテーション変更の期待に応えた。順番通りならこの日の先発は唐川侑己投手(24)のはずだった。しかし、伊東勤監督(50)の「状態のいい選手で連勝したい」との狙いを受け、中5日で起用されていた。

77球と省エネにも成功。グライシンガーは「前回の登板よりいいコンディションでいいピッチングができたと思う。球数を見てもらっても分かるように、今日は感じよく投げられたし、力強いボールも投げることができた。3者凡退のイニングも多かったしね。4回は初めてのセットポジションで少し力んでしまったが、全体的に自分のピッチングができたよ」と話した。

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今江だ角中だ福浦だ!一挙5点[ニッカン]

ロッテ打線がソフトバンク大場を攻略し、一挙5点を先制した。

3回2死後に畳み掛けた。敵失を絡めて一、三塁の好機をつくると、4番今江敏晃内野手(29)が143キロの直球を中前にはじき返してまず1点。なおも一、二塁で5番角中勝也外野手(26)が右越えの2点二塁打を放った。さらに死球を挟み、またも一、二塁から7番福浦和也内野手(37)の左翼線二塁打で2点を追加した。

これで8試合連続安打、3試合連続マルチ安打となった今江は「昨日いい形で勝つことができたから、その流れで先に点を取りたかった。いい先制点につながるヒットが打てて良かったです。おかちゃん(岡田)がチャンスをつくってくれたおかげです。今日は8月8日。(背番号8の)今江の日ですね」と喜んだ。

角中は「打ったのはスライダーです。今江さんがランナーを返してくれたので、楽な気持ちで打席に入ることができました。打った瞬間はライトフライかなと思ったけど守備位置に助けられましたね」。

福浦は「打ったのはスライダー。(2回1死二、三塁の)第1打席でね、何もできずに三振してしまったから、ここは何とか打ちたかった。ツーアウトからビックイニングにつなげられたのは大きい。いい形で攻撃ができたね」と話した。

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