わたしはかもめ2013年鴎の便り(8月)

便

8月9日

北海道日本ハム0−2千葉ロッテ(札幌ドーム)

ロッテの西野は8回3安打無失点と好投し、9勝目。安定した投球が光った。益田が26セーブ目。打線は1回、井口とブラゼルの適時打で2点。連勝を3に伸ばした。日本ハムは打線が精彩を欠いた。大谷がプロ初の救援で2回無失点。

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千葉ロッテ2000000002
北海道日本ハム0000000000

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ロッテ3連勝、移動トラブルはねのけた[ニッカン]

3時間も空を漂った疲れなど、微塵も感じさせなかった。プレーボール直後だ。先頭荻野貴の四球と岡田の犠打で1死二塁。すかさず3番井口がツーシームを中前に転がした。電光石火の早業で先制パンチを食らわし、2死後、ブラゼルが右前適時打で続いた。

伊東勤監督(50)は「練習が短いのが逆に良かったかもな」とお疲れ気味に笑った。福岡から札幌への移動試合。タダでさえくたびれる日本縦断で、航空機が遅延した。福岡空港の混雑と、バードストライク(鳥と衝突するトラブル)による新千歳空港の滑走路閉鎖で計1時間。全員グッタリだった。

練習できたのは午後4時半から45分程度。フリー打撃は超高速の30秒交代で、試合前のノックも省略するはめに…。だがこれで「驚きはなかったですね」と言ったのが井口だった。

大リーグでは移動日は軽めの練習しかしない。「ダブルヘッダーもケージでちょっと打つだけだし。逆に飛行機でよく寝られてスッキリしたよ」と慣れたものだ。前カードは12打数無安打だったが、メジャー流調整?で息を吹き返した。

2点目のブラゼルもメジャー経験者。他の選手も短時間で集中力を高め、スムーズに試合に入った。アクシデントもはねのけてビジター3連勝。伊東監督の「鳥の異常発生で遅れたから、今日はカモメの日」という超ポジティブ解釈がズバリ当たった。

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西野8回を無失点、パ育成出身最多の9勝[報知]

久しぶりの白星で大きな勲章をつかんだ。西野が8回3安打無失点の好投で9勝目を挙げた。パ・リーグの育成出身選手では、12年のソフトバンク・山田の8勝を超えシーズン記録を更新し、「記録は知らなかったけど嬉しい。これからも1つずつ白星を重ねたい」。7月13日の日本ハム戦以来の1勝に頬を緩めた。

前回4日のオリックス戦(ほっと神戸)では、自己最短の3回3失点で降板。後半戦いまだ白星のなかった右腕に伊東監督は「向かっていく姿勢を出せ」とゲキを送り、その期待に応えた。これでチームは後半戦初の3連勝。昨年5勝16敗だった日本ハム戦では、今季4戦4勝と抜群の相性を誇る背番号67は「今はチームが息を吹き返している。自分もそれに乗っていきたい」。大きく成長を続ける若き右腕が、最後までチームを牽引する。

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ロッテ・西野、パ育成出身新記録9勝![サンスポ]

思わぬトラブルを西野が救った。初の中4日で8回3安打無失点。パ・リーグ育成ドラフト出身で新記録となる9勝目(3敗)を挙げ、「目標にしてきた2桁にあと一歩なので、届くように頑張りたい」。チームも約2ヶ月ぶりの3連勝を飾った。

試合前にアクシデントに見舞われた。チームは福岡から札幌に移動試合だったが、新千歳空港で別の便が鳥の大群と衝突し、滑走路が閉鎖。着陸が50分遅れ、球場入りは午後4時10分。打撃練習時間が大幅に短縮された。しかし、前日8日に移動していた西野は難を逃れた。2点の援護を守りきり、日本ハム戦4戦全勝とした。前回4日のオリックス戦は、最短の3回3失点KO。悔しさをバネに後半戦初勝利で、パの育成出身では昨年ソフトバンク・山田が挙げた8勝を超えた。

西野は「知らなかった。嬉しいです。久しぶりに勝った感じ。1つずつ勝ちを積んでいけたらいい」とニッコリ。既に10勝の楽天・則本との新人王争いと逆転優勝へ向け、白星を重ねていく。

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ロッテ益田、復肩26S!完封リレー完成[サンスポ]

益田が26セーブ目。前日8日のソフトバンク戦で3連打を浴び、今季初の途中降板となったが、この日は9回1死一塁、中田を149キロで空振り三振に仕留めるなど、完封リレーを完成。前夜はソフトバンク・森福からアドバイスをもらい「使ってくれた伊東監督の期待に応えたかった。(中田には)思いっ切り腕を振って直球を投げた」と自信を取り戻した。

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ロッテ、西野、中4日合格9勝目、“歓迎”「白星が多くなる」[スポニチ]

8回まで98球で3安打無失点。ロッテ・西野はプロ初完封が目前だった。しかし、9回のマウンドに上がったのは抑えの益田。試合後、伊東監督が理由を説明した。「本当は行かせたかったけど、次のことを考えて。ここからが正念場。いい投手は間隔を短くしていく」。それは5年目右腕への信頼の表れだった。

3回3失点で自己最短KOとなった4日のオリックス戦(ほっと神戸)から初経験の中4日。「どこでマウンドを降りるにしてもゼロでいくつもりだった」。初回先頭の陽岱鋼は3球連続のフォークで空振り三振。2死一塁で4番・中田は142キロの直球で空振り三振に仕留めた。140キロ台前半の直球に、カーブ、スライダー、フォークを織り交ぜる省エネ投球で的を絞らせなかった。

「うまくいけば白星が多くなる」。中4日の不安よりも勝利への貪欲さがこみ上げてきた。「基本に戻ろうと思った。打者の攻め方とかフォームを、いい頃のイメージを頭の中でイメージしていた」。3回KOの屈辱を繰り返さないために、イメージトレーニングを繰り返した。その結果、三塁も踏ませない好投で2桁に王手をかける9勝目。パ・リーグの育成出身投手としては新記録を打ち立て、チームを3連勝に導いた。

先発の駒不足解消と逆転優勝のために首脳陣は、勝ち星が計算できる投手を今後は球数制限して中4、5日で登板させる考えだ。新人王争いでは楽天・則本が10勝を挙げているが、先発の間隔が短くなれば勝ち星を伸ばすチャンスも増える。「そういう(新人王争いの)面でも、チームとしても楽天を意識していきたい」。次のカードは本拠地での楽天戦。追い上げ態勢は着々と整いつつある。

8回無失点は自身最長
西野(ロ)が8回無失点で9勝目。初完封はお預けとなったものの、これまで2度あった先発無失点の最長イニング7回1/3を更新した。育成ドラフト出身選手としては、12年山田(ソ)の8勝を抜きパのシーズン単独最多勝利。同出身選手の最多勝利は08年山口(巨)の11勝で、先発勝利に限れば全て先発の西野が最多になった。

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ロッテ、飛行機遅れドタバタも…先制打の井口「逆にスッキリしたよ」[スポニチ]

ロッテ打線も西野を援護した。初回1死二塁から井口が中前打を放って先制すると、ブラゼルも右前適時打で続いた。

この日、福岡空港で滑走路の混雑のために出発が30分遅れた。今度はバードストライク(鳥が飛行機に衝突するトラブル)の影響で新千歳空港の滑走路が一時閉鎖。約1時間遅れで午後4時半前に球場に到着し、試合前のシートノックを行う時間もなかった。それでもメジャー経験のある井口は「ダブルヘッダーならほとんど練習しないしね。驚きはなかった。飛行機でよく寝たから逆にスッキリしたよ」と笑った。

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ロッテ守護神・益田、意地の26セーブ目[サンスポ]

ロッテの守護神、益田が意地の26セーブ目を挙げた。9回を1四球のみの無失点で締めた。ここ1番で力のある直球も決まり「コースが高くても、思い切り腕を振った」と満足げだった。

2点リードの9回を任された8日のソフトバンク戦では、いきなり3連打を浴び、1死しか取れずに1失点で降板。新人の松永が後続を断ったが、益田は「代えられて悔しかった」。それでも、再度のチャンスで「僕がしっかりやらないと」と強い気持ちで立ち直った。伊東監督も「気合が入っていた」と表情を緩めていた。

斉藤投手コーチ
「ストライク先行で投げていた。ボールになっても慌てなかったね。」(西野に)
ブラゼル
「しっかり集中して打席に入ることができた。」(1回に2点目の適時打)

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ロッテ・井口「ヒットが出てほっとしている」[サンスポ]

ロッテの井口が1回、4試合ぶりの安打となる先制打を放った。「正直、ヒットが出てほっとしているよ。先制点が取れたのも嬉しい」と喜んだ。

8日までのソフトバンク戦を終え、チームはこの日、福岡から札幌へ移動した。夏休みとあって到着の遅れなどもあったが、疲れは感じさせない。試合前の打撃、守備と練習もきっちりこなし、むしろ「リフレッシュできた」。ベテランらしい、調整のうまさを見せた。

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西野初中4日で8回無失点9勝[ニッカン]

ロッテ西野勇士投手(22)が8回を散発3安打無失点に抑え、9勝目を挙げた。

伊東勤監督(50)に「勝ちが計算できる投手」と見込まれ、プロ初の中4日で臨んだ登板だった。前回は3回70球で先発では自己最短降板だったが、きっちり修正した。

「今日は全部の球種で勝負できたし、カウントも取れた。そんなに前回球数も投げてないので、苦しくはなかったです」と98球でおさめた。

益田直也投手(23)も9回を無失点に抑え、“完封”リレーでビジター3連勝を決めた。

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井口久々打「ホッとしている」[ニッカン]

ロッテ井口資仁内野手(38)に8月初適時打が出た。1回1死二塁で低め144キロのツーシームを中前に転がした。

前カードのソフトバンク戦は12打数無安打に終わり、4試合ぶりの安打。適時打は7月31日の日本ハム戦(QVCマリン)以来8試合ぶりだった。

「福岡でヒットが打てなかったけど、しっかり切り替えて打席に入ったつもりでいた。正直、ヒットが出てホッとしているよ。岡田がしっかり送ってつくってくれた、先制のチャンスだったから嬉しいね」と話した。

2死後に右前適時打で続いたクレイグ・ブラゼル内野手(33)は「打ったのはツーシームかな。チャンスで回って来た最初の打席だったので、しっかり集中して打席に入ることができた。いい打点をあげられて良かったよ」と話した。

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