オリックスが連敗を4で止めた。1回にバルディリスの満塁本塁打と伊藤の左前打で5点を先行し、8回はフェルナンデス、9回はバルディリスの適時打で加点した。前田は7回1失点で今季初勝利。ロッテは大谷の乱調が誤算だった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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オリックス | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 8 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 |
井口の日米通算2000安打達成セレモニーが開催され、通算2057安打を放った元ロッテ監督の有藤道世氏から日本プロ野球名球会のブレザーを贈られた。プロ入り時の恩師、ソフトバンク・王貞治会長が大型ビジョンに「2500安打は決して不可能ではない数字。高い目標を設定して欲しい」とメッセージ。9回に10日の日本ハム戦(札幌ドーム)以来の安打を放った井口は「(2500本を)次の目標として頑張りたい」と意欲をみせた。
G・G・佐藤が、西武時代の2010年7月以来、3年ぶりのスタメン出場。8回に佐藤達の146キロを弾き返し左翼フェンス直撃の二塁打を放った。「(伊東)監督に『ラストチャンス』と言われていた。3打席とも内容がよく、合格点だと思う。常に崖っぷちだと思うので頑張ります」と前を向いていた。
ロッテは3投手が被安打6ながら計12四球の乱調で8失点して大敗した。ローテーションの5番手を争っていた先発・大谷は初回、3四球を与え、バルディリスに満塁本塁打を被弾。1/3回4失点でKOされ「見ての通り。申し訳ないの言葉しか出てこない」とうなだれた。
今後は中継ぎに配置転換されるが、伊東監督は「そういう投手、投げたっけ?俺の中では消えたよ。試合にならんやろ」とおかんむり。2番手・藤岡も連続四球後に適時打を浴びるパターンを繰り返し、斉藤投手コーチは「攻める投球を教えないと」。打線も元気がなく、首位・楽天が負けたことだけが救いだった。
7月26日の楽天戦(Kスタ宮城)で、日米通算2000安打を達成したロッテ・井口の記念セレモニーが試合前に行われ、元ロッテ監督の有藤通世氏(本紙評論家)から名球会のブレザーが授与された。
「嬉しい気持ちでいっぱい」。大型ビジョンでは関係者からのお祝いメッセージが流され、ソフトバンク・王貞治球団会長は「次は2500安打を」とエール。これには38歳のベテランも「次の目標としてやっていきたい。有藤さんからも45歳までやれと言われました」とさらなる活躍を見据えた。
7月26日の楽天戦で日米通算2000安打を達成したロッテの井口の記念セレモニーが17日、オリックス戦(QVCマリン)の試合前に行われ、OBの有藤道世氏から名球会ブレザーが贈られた。井口は「これからも恥じないプレーをしていきたい。まず試合を頑張ります」と話した。
ロッテは投手陣が崩れ完敗だった。先発の大谷が1回に3四球を出した上にバルディリスに満塁本塁打を浴びた。1死しか取れずに降板した右腕に伊東監督は「試合にならんやろ」と怒りをにじませた。斉藤投手コーチは先発から外すことを明言し「自信を持っていって欲しかった」と嘆いた。
救援した藤岡は7四球、レデズマも2四球と3投手で計12四球と散々だった。指揮官は「どっちのホームグラウンドなのか分からん。向こうがうまく風を利用して投げていた」と残念がった。
右肩痛で戦列を離れているロッテの西野が17日、QVCマリンフィールドで故障後初めてブルペンで投げた。捕手を立たせて八割程度の力で約30球。「久しぶりだったので変な感じだった」と苦笑しながら振り返った。
10日に出場選手登録から外れたが、早期復帰へ向けて順調な回復を見せている。「バランス良く投げられているので良かった」と話した。
井口の日米通算2000安打達成セレモニーが開催され、元ロッテ監督の有藤通世氏から日本プロ野球名球会のジャケットを贈呈された。ビジョンではソフトバンク・王貞治会長、小久保裕紀氏、ホワイトソックス時代のオジー・ギーエン元監督、メッセージが流れ、王会長から「2500安打は決して不可能ではない数字。高い目標を設定して欲しい」とエールを送られた。
故障で離脱していたロッテのサブローと根元が17日、オリックス戦(QVC)前の1軍練習に合流した。伊東監督によるとすぐに出場選手登録をせず、18日まで練習に参加させて状態を確かめるという。
右手を痛め7月31日に登録から外れたサブローは打撃練習をこなし「痛みはない。できるだけ早くと思っている」と戦列復帰へ意欲をにじませた。左太もも裏痛で7月26日に登録を抹消された根元も「百(パーセント)に近い状態。大丈夫です」と力強かった。
テスト入団したロッテG・G・佐藤外野手(35)が、生き残った。日本の1軍では3年ぶりに6番DHで先発出場すると、第3打席に左越え二塁打を放ち3打数1安打。
ほかの2打席も遊撃ライナーなど内容は良かった。「昨日から(伊東)監督にはラストチャンスって言われてたんです。そう言われるとダメなんだけど、今日は感じよかった。3打席とも合格です」と笑顔を見せた。伊東監督も「左対策としてとった選手。機会があれば期待しましょう」と、今後また左投手のときに起用する可能性を示した。
ロッテ大谷智久投手(28)が、わずか23球でKO降板となった。4番までに3つの四球を出すと、バルディリスに先制の満塁弾を浴び、うつむきながら早々とベンチに下がった。
「見ての通りです…。試合を壊してしまい、申し訳ないの言葉しか出てこないです」とコメントした。
斉藤投手コーチは「逃げている。自信を持って投げて欲しいけどね。攻めるピッチングをしていかなきゃ。(次は)ない」と厳しい。先発ローテーションの5人目を争っていたが、中継ぎに回ることになった。