わたしはかもめ2013年鴎の便り(8月)

便

8月27日

福岡ソフトバンク0−6千葉ロッテ(ヤフオクドーム)

ロッテが連敗を3で止めた。2回に里崎の2点中前打、岡田の適時二塁打、根元の2点右前打で一挙に5点を先制。3回にも1点を加えた。7回途中まで2安打無失点と好投の大谷が2勝目。ソフトバンクは先発の新垣が乱調だった。

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千葉ロッテ0510000006
福岡ソフトバンク0000000000

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ロッテ大谷快投、再び上昇4.5差[ニッカン]

最後の打者が空振り三振に倒れると、ロッテ大谷智久投手(28)はベンチで手をたたいて喜んだ。10日ぶりの先発マウンドで、チームの連敗を3で止める大きな2勝目。1回1死一、二塁のピンチを遊併殺で切り抜けて波に乗った。今季自己最長の6回2/3を2安打無失点。「前回最低な投球をしたので。次につなげられて良かった」。やっと緊張の糸が緩んだ。

10日間で生まれ変わった。17日のオリックス戦は大乱調。3四球を出し、アウトを犠打1つしか取れないまま4失点で降板。その後、1度は元の中継ぎに戻された。「逃げ出したくなった。でも、何か変えないといけない」。情けない自分の姿と、向き合った。

まずは調整法。「余計なことに悩む時間は要らない」とプロ入り後初めて、登板2日前のブルペン入りを前日に変更。力任せに投げる癖を直すべく、フォームも下半身主導に変えた。セットポジションでは足幅を広げて膝を曲げ、どっしり構えるスタイルに。プレートの立ち位置も三塁側にした。そして何より「自分を信じてあげること」。炎上した前回登板後、大先輩の渡辺がくれた助言だった。

心技の大改造により、今季先発初の無失点投球が実現。四球は1つに減った。伊東監督の「ピンチで代えるより、いいイメージで次も投げさせたい」という親心で7回途中交代となったが、リリーフの3投手も完全投球で4回以降は1人の走者も出さなかった。

「嬉しいと言うより、次をどうしていくかしか、考えてないです」と大谷。今季前半戦まで、本職は中継ぎだった。先発不足に陥った崖っぷちのチームをローテの“谷間”投手が救ってみせた。

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ロッテ2位死守!楽天のM点灯阻止へ一丸[サンスポ]

ロッテは27日、ソフトバンク19回戦(ヤフオクドーム)に6−0で快勝。敗れればソフトバンクと同率2位に並ばれる試合で、その座を死守した。オリックス16回戦(京セラドーム)に0−4で敗れた首位楽天との差を475ゲームに縮め、再び首位追撃を開始した。

「こういう試合ができるのに…」。快勝にもかかわらず、伊東監督は第一声で思わずぼやいた。楽天との首位攻防戦で壮絶な3連敗。仙台から福岡へ移動し、仕切り直しの一戦で2位の座を死守した。

0−0の2回2死一塁から打線がつながった。荻野貴の右前打と鈴木の四球で満塁とし、「仙台で悔しい思いをした。その気持ちをぶつけたい」という里崎が、新垣のスライダーにうまく合わせ中前へ2点適時打。岡田、根元も適時打で続く。2死から一挙5点を奪う集中打で主導権を握った。

楽天との2、3戦目(24、25日)は4−0から逆転負けしていた。だが、「仙台のショックが残っていたけれど、よく大谷が抑えてくれた」と伊東監督がローテの谷間に抜擢した大谷が好投。7回途中無失点と期待以上の投球で、仙台の悪夢を封じた。

楽天に3連敗した25日。試合後の宿舎に伊東監督は選手を集め「せっかくここまで来たのだから、強い気持ちで残り33試合戦おう」と鼓舞。見事に息を吹き返させた。

「今日の勝ちで少し楽になったと思う。明日から“やれる”という気持ちが出てきた。まだまだ諦める数字でもない。また直接対決までに挑戦権を得られるように」。

4.5ゲーム差の首位楽天とは、直接対決5試合を残す。伊東監督は9月10日から本拠地QVCマリンに楽天を迎える、次の直接対決3連戦を見据えていた。

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ロッテ・大谷、フォーム緊急改造で2勝目![サンスポ]

大谷が7回途中無失点の好投で2勝目(3敗)を挙げた。17日のオリックス戦では1回に満塁弾を浴びるなど、わずか1/3回4失点でKOされた。「あれよりも最低の投球はないので。自分を信じて投げた」。前日26日のブルペンから、セットポジションの足幅を広げ、膝を曲げるフォームに緊急改造。プレートの位置も、一塁側から三塁側に変えた。左打者へのカットボールが効果的だった。

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ロッテ再追走4.5差、伊東監督説いた!最長ミーティング[スポニチ]

憂さ晴らしだ。ロッテはKスタ宮城で首位・楽天に3連敗を喫し、迎えた最初の試合。悔しさを2回の集中打にぶつけた。

しかも、2死からだ。満塁の場面で9番の里崎が中前に先制の2点打。1番に戻って岡田が右翼線適時二塁打を放てば、根元も右前に2点打だ。打者10人の猛攻で5点を奪った。

「仙台のショックが残っていたけどね。こういうゲームができるんだから」。伊東監督は胸をなで下ろした。楽天に3連敗を喫した25日の試合後。指揮官は仙台市内の宿舎で選手全員を集めた。今季最も長い30分に及ぶミーティング。説いたのは精神面だった。

「気持ちの差で負けた。プライベートで優しいのはいいが、試合になったらガツガツいけ!この位置にいるんだから、せっかくなら優勝を目指そう!」。選手達の心にも響いた。副主将の根元は言う。「あそこで話をしてくれたことで、僕達選手は救われた」。弱気になった自分達とはオサラバ。心に火を付けて福岡へと乗り込んだ。

楽天がオリックスに敗れ、4.5ゲーム差に縮まった。リーグ3位から日本一に輝き、「史上最大の下克上」と呼ばれたのは3年前。その時に立役者となった里崎はこう言った。「個々で怪物のような選手はいないけど、チームになった時に爆発力がある。誰も諦めていないし、まだまだいける」。当時の勢いが思い出されるような快勝劇。仙台の悪夢を払拭した。

大谷
「チームに迷惑ばかり掛けていたので、本当に勝てて良かったです。何回も先発のチャンスを頂いて結果を出せなかったので、死に物狂いで投げました。」(6回2/3を無失点に抑え連敗ストップに貢献)

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ロッテ、盤石継投で4回以降は完全、先発の大谷は2勝目[スポニチ]

ソフトバンク打線を完璧に封じ込めた。ロッテは4投手を投入して、4回以降は1人の走者も許さない盤石の継投。

先発の大谷は6回2/3を2安打無失点の快投で今季2勝目。1死しか取れずに初回4失点KOされた17日のオリックス戦(QVCマリン)とは別人だった。登板前日のブルペンで、セットポジションでのスタンスを広めにとるフォームに変更したことで制球も安定。「こういう投球をすれば勝ちがついてくる」と自信を取り戻していた。

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ロッテ・大谷、フォーム修正し汚名返上の2勝目[サンスポ]

ロッテの大谷が、7回途中まで無失点で2勝目を挙げた。1回の1死一、二塁を松田の遊ゴロ併殺打で切り抜けてリズムに乗り、3回以降は安打を許さなかった。

17日のオリックス戦では、1回に満塁本塁打を浴び、わずか1/3回でノックアウトされていた。フォームを修正するなどして汚名返上の好投を見せ「粘り強く投げることができた」と喜んだ。

岡田
「的を絞って狙っていたところにきたので、思い切っていった。」(2回に適時二塁打)
根元
「みんなでつないでいたので、自分も次につなぐ気持ちだった。」(2回に2点右前打)

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大谷7回途中2安打無失点[ニッカン]

ロッテの先発、大谷智久投手(28)が好投し、チームの連敗を3で止めた。

1回1死一、二塁のピンチを遊併殺で切り抜けて波に乗った。3回以降は被安打ゼロで、今季自己最長の6回3分の2を2安打無失点に抑えた。

前回先発だった17日(オリックス戦)は、犠打1つしかアウトを取れず3分の1回を1安打4失点と炎上していた。ブルペン入りをこれまでの2日前から前日に変えたり、フォームを下半身主導に変えるなど試行錯誤して、10日前とは別人のような投球を披露した。

今季2勝目を挙げ、「何とか自分を信じて投げられた。嬉しいというより、次につなげられて良かった」と胸をなで下ろした。

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鈴木「食らいついて」適時打[ニッカン]

ロッテ鈴木大地内野手(24)が6点目を入れた。5点リードの3回1死一、二塁で外角低め126キロのスライダーを右翼線二塁打とした。「フルカウントでランナーがスタートを切ったので、空振りだけはしないように食らい付いていった結果です。本当にいいところに落ちてくれましたね」と話した。

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3者連続適時打で5点先制[ニッカン]

ロッテが2死からの3人連続適時打で5点を先制した。

2回2死満塁、まずは9番里崎智也捕手(37)が外角低めのスライダーをすくい上げ、中前に落として2点。続く1番岡田幸文外野手(29)が一塁線を破る二塁打で3点目を入れた。なおも二、三塁で根元俊一内野手(30)が内角スライダーを右前に運んで2点を追加した。

前カードの楽天戦は3連敗に終わり、先制打の里崎は「コンパクトに合わせることができた。仙台ではああいう形で悔しい思いをした。その気持ちを今日からの試合でぶつけたい。とにかく、ここからは負けられな試合だから、選手みんなで束になって戦っていきたい」。

岡田は「打ったのはストレート。しっかり的を絞って狙っていたところに来たので、思い切って行きました。しっかり振り切ることができました。今日は絶対に負けられないですからね。自分のできることをしっかりやるだけです」。

根元は「みんなでつないでつないでだったので、自分も次につなぐ気持ちでした。この回だけで終わらないように、追加点を取って相手にダメージを与えていきたい」と話した。

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