わたしはかもめ2013年鴎の便り(9月)

便

9月1日

千葉ロッテ4x−3北海道日本ハム(QVCマリン)

ロッテがサヨナラ勝ちで3連勝を飾った。0−3の5回に井口の2点適時打などで3点を挙げて追い付き、9回2死二塁で根元が適時打して試合を決めた。投手陣も5人の継投で3失点と踏ん張った。日本ハムは3連敗を喫した。

123456789R
北海道日本ハム0200100003
千葉ロッテ000030001x4x

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ロッテがサヨナラ!自力V復活3.5差[ニッカン]

まだ、諦めない。ロッテがサヨナラ勝ちで3連勝。自力優勝が復活し、首位楽天のマジックを消滅させた。3−3で迎えた9回2死二塁から根元俊一内野手(30)が左翼線に殊勲打を落とした。伊東勤監督(51)の1点を奪いにいく采配が決まった。3点ビハインドの5回は、無死一塁からの送りバントが同点につながる。9回は2死一塁からの二盗が、劇的な逆転勝ちを呼んだ。

伊東監督が意気揚々と引き揚げてきた。「久しぶりに鳥肌が立った。全員で勝ち取った」と、感無量の表情でサヨナラ劇を振り返った。着ているのが往年のオリオンズのユニホーム。「僕がやっていた頃は弱い印象だったけど、これ最高じゃない」と、お腹の部分を引っ張って眺めながら笑った。

1点を点を追い求めた。その積み重ねが逆転勝利を生んだ。まずは5回の同点だ。3点差だが、無死一塁から鈴木に送りバントのサインを出す。「向こうのペースだった。大量点は望めない。まずはスコアリングポジションに送って1点を取りにいった」と説明した。この後、相手の失策もあって1点を返し、さらに井口が左翼線に同点の2点適時打を放った。

最後は勝負をかけて、1点を奪いにいった。9回1死一塁から岡田が送りバントを失敗して投飛に倒れた。嫌な流れとなったが、打者根元の時に一塁代走の伊志嶺が果敢に二盗。これが決まる。根元がファウルで1球粘った後、2ボール22ストライクからの6球目をしぶとく左翼線に落とした。「伊志嶺がよく決めてくれたし、打球も1番いいところに飛んでくれた」と、会心の幕切れを振り返った。

ベンチを飛び出すナインから一、二塁間でつかまりそうになったヒーローの根元は手で制した。「足踏まれると痛いんで」。7月下旬に左太もも裏痛で2軍に落ちた。復帰までに1ヶ月近くかかった。その間、1軍の試合を欠かさずチェックしていた。「戻ったときに流れが分かるようにイメージしていました」。

仙台での楽天との首位攻防で3連敗した8月月25日夜。チーム全体が意気消沈する中で行われたミーティング。そんな中で根元は「また明日から頑張ろうと。僕は救われた気持ちになりました。メンタル的な部分で楽になった」と前向きにとらえることができた。失速してもおかしくないところから5勝1敗で息を吹き返した。「今日から9月。ここからが勝負。いいスタートが切れた」。根元の気持ちはナイン全員の思いだ。

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根元、千金サヨナラ打!楽天のM消し自力V復活[報知]

2位のロッテが息を吹き返した。同点の9回2死二塁、根元の左翼へのヒットで、今季7度目のサヨナラ勝ち。ソフトバンクに敗れた首位・楽天の優勝マジックが消滅し、ロッテに自力優勝の可能性が復活した。

二塁ベース付近に、笑顔と歓喜の輪が出来上がった。同点の9回2死二塁、根元の打球が三塁手の頭上を越える自身2年ぶりのサヨナラ打となった。「何とか後ろにつなごうという気持ちだった。いいところに落ちてくれました」。チームを今季リーグ最多7度目のサヨナラ勝ちに導く一打に、笑みを浮かべた。5月上旬以来の同一カード3連戦3連勝。デーゲームで楽天が負けたため、自力優勝の可能性が復活し、ゲーム差を3.5に縮めた。

大事な一戦は苦しみながらつかんだ。試合前のロッカールームのテレビでは楽天戦が流れており、楽天の敗戦は頭の中に刻み込まれていた。5回までに3点のビハインドはあったものの、その裏に相手の失策がらみで1点を返すと、2死満塁から井口が「相手がくれたチャンスだったのでつけ込めてよかった」。左翼線への2点打で試合を振り出しに戻し、9回のサヨナラ、今季27度目の逆転勝ちへとつなげた。

8月23〜25日の楽天3連戦で3連敗したが、そこから2カードを5勝1敗と大きく勝ち越した。去年の苦い経験が生きた。昨年、首位と2.5ゲーム差の3位にいた8月31日から9連敗を喫し、ズルズルと後退した。根元は「今年はモチベーション高く、去年と同じことをしないように反省を生かしながら戦えている」と胸を張った。

最高の形で勝負の9月をスタートした。伊東監督は「久しぶりに鳥肌が立つ試合だった。仙台で(楽天に)3連敗して精神的にダメージ大きかったが、よく立ち直ってくれた」とたたえた。殊勲の1番打者も「9月が本当の勝負になる」。残り27試合。全員で頂点だけを目指して戦う。

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ロッテ、逆襲のサヨナラ、3.5差自力V復活、伊東監督「鳥肌の立つ試合」[スポニチ]

サヨナラのロッテで逆襲だ。ロッテは1日、日本ハム戦の9回2死二塁から根元俊一内野手(30)が、左前に2年ぶり3度目のサヨナラ打を放った。チームはパ・リーグ最多となる7度目のサヨナラ勝ちで3連勝。首位・楽天がソフトバンクに敗れたため、自力優勝の可能性を復活させた。楽天に3.5ゲーム差と再接近。パ・リーグの灯は消えていない。

左翼線で打球が弾むのを確認した根元は、右手を何度も突き上げた。同点の9回2死二塁、2ボール2ストライクから放った劇的な一打。11年8月21日の西武戦(QVCマリン)以来3度目のサヨナラ打に、お立ち台での声も弾んだ。

「自分で決めようと欲を出さず、後ろにつなごうという意識。それが最高の結果になって良かった。今日から9月。ここからが本当の勝負で、いいスタートが切れた」。

根元には返さなければいけない借りがある。昨季までの背番号32から2に変えて臨んだ今季は、開幕から主に1番打者としてチームをけん引。だが、左太腿裏を痛めて7月26日に出場選手登録を外れた。当時は無理すれば出られる状態。ただ、シーズン終盤の勝負どころを万全の状態で迎えるために治療を優先させた。

リハビリ中は「チームの流れをつかめるように」と毎試合、一緒に戦っているつもりでテレビ観戦。8月9日からの札幌遠征中に行われた内野手会には電話で参加し、仲間の声を聞いて気持ちを奮い立たせた。同20日に復帰すると「離脱した分を取り戻す」と12試合で打率.311を記録しているが「まだまだです」と満足していない。

伊東監督も執念の采配を見せた。3点を追う5回無死一塁で出したのは送りバントのサイン。「なかなかチャンスがなくて、まず1点取って流れを変えたかった」。結果的に得点圏に走者を送ったことで相手に重圧をかけ同点劇につながった。9回1死一塁では岡田が送りバントを失敗したが、代走・伊志嶺が二盗に成功。これが根元のサヨナラ打を呼んだ。リーグトップとなる今季7度目のサヨナラ勝ち。デーゲームで敗れた首位・楽天に3.5ゲーム差に迫り、再び自力優勝の可能性が復活した。

「久しぶりに鳥肌の立つ試合。つなぐ野球ができているし、期待が持てる」と指揮官。「逆転のロッテ」は9月も健在だ。

7度目劇勝
ロッテが根元の左安打で今季7度目のサヨナラ勝ち。パでは西武の5度を超える最多回数で、チームでシーズン7度以上は09年の7度以来4年ぶりだ。また、根元のサヨナラ安打は11年8月21日の西武戦以来2年ぶり3本目となった。なお、ロッテが勝ち、楽天が敗れた結果、ロッテの自力優勝の可能性が復活。楽天のマジックは消滅した。ロッテが残り27試合に全勝すると勝率.634(90勝52敗2分け)となり、楽天がロッテ戦以外の24試合に全勝した場合の勝率.629(90勝53敗1分け)を上回るため。

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井口、打ち直し同点打「集中してやれば勝てる」[スポニチ]

ロッテ・井口が「打ち直し」の同点打を放った。

敵失で2点差に迫った5回2死満塁。フルカウントからの7球目を左翼ポール際にスタンドインさせたが、わずかにファウル。続く8球目、同じスライダーを左前にはじき返して2者が生還した。「しっかり打ち直せた。打球は上がらなかったけど、しっかり引きつけて打てた」。今季27度目の逆転勝利につなげ「ひっくり返せるチームの力がある。集中してやれば勝てる」と胸を張った。

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有藤氏が始球式「このユニホームを着ると日本一になった年を思い出す」[スポニチ]

「レジェンド・シリーズ」のイベントとして、ロッテ元監督の有藤通世氏(スポニチ本紙評論家)が始球式を行った。

73〜91年にチームが使用したビジター用ユニホームの背番号8をまとった「ミスター・ロッテ」は、マウンド前方からノーバウンド投球。「日本一になった74年を思い出す。ナゴヤ球場で日本一になった思い出のユニホーム。チームもこのチャンピオンユニホームで頑張って欲しい」と話していたが、同ユニホームでの3連勝に満足そうだった。

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根元サヨナラ打!ロッテ、7日ぶり自力V復活[サンスポ]

地力で自力V復活−。ロッテは1日、日本ハム20回戦(QVCマリン)に4−3でサヨナラ勝ち。同点の9回2死二塁から根元俊一内野手(30)が左翼線適時打を放ち、試合を決めた。首位・楽天がソフトバンクに敗れたため、ロッテは8月25日に消滅した自力優勝の可能性が7日ぶりに復活。セ・リーグは巨人が独走する中、“熱パ”の様相を呈してきた。

楽天には離されない。殊勲打は根元だ。2011年8月21日の西武戦以来のサヨナラ打に、チームメートから手荒い祝福を受け、端正なマスクをほころばせた。

「後ろにつなぐ気持ちだけで打席に立った。どこに飛んだが分からなくて、落ちたところを見て嬉しかった」。

この日はロッカールームのテレビでデーゲームで行われたソフトバンク−楽天が流されていた。試合開始23分前に「楽天零封負け」。ナインが燃えないはずがない。0−3の5回に井口の左前適時打などで同点に追いつき、9回2死二塁から根元の左翼線適時打で決着をつけた。今季27度目の逆転勝ち。伊東監督は「久しぶりに鳥肌の立った試合」と大興奮だ。

打率.272の根元は左打者ながら左投手に滅法強く.357。不振のときには「左投手しか打てないんです」ともらしていた。そんなキラーぶりを発揮して、この日も左腕の石井から劇打を放った。

3連戦の始まる8月30日から始まった『レジェンド・シリーズ』。ロッテは、1974年に日本一になった水色のビジター用ユニホームを着用した。この日、始球式を務めた当時の主軸、有藤通世氏は「このユニホームを着ると日本一を思い出すね」と懐かしんだ。ただ、86年から9年連続Bクラスだった暗黒のイメージが強く、チーム内でも抵抗があったという。

しかし、結果は3連勝。西武黄金期の正捕手だった伊東監督も「これだけは着たくなかった」と正直な心境を(?)口にしていたが、「このユニホームは強いんじゃないの」とニヤリ。根元も「縁起がいいじゃないですか」。暗黒が一転、“縁起モノ”に変わった。

8月23日からの楽天3連戦で3連敗を喫したが、その後は5勝1敗と息を吹き返し同25日に消えた自力Vの可能性が復活。勝負の9月に白星スタートを飾り、楽天とのゲーム差を3.5ゲームに縮めた。だが「まだまだ追っかける立場」と指揮官。逆転Vへ。空高く舞うイヌワシを必ずや撃墜する。

根元俊一(ねもと・しゅんいち)
1983(昭和58)年7月8日生まれ、30歳。東京都出身。埼玉・花咲徳栄高では主将として、3年夏の甲子園に出場(2回戦敗退)。東北福祉大を経て2006年大学生・社会人ドラフト3巡目でロッテ入団。今季は96試合に出場、打率.272、7本塁打、36打点。通算成績は555試合、打率.264、23本塁打、135打点(1日現在)。1メートル77、77キロ。右投げ左打ち。既婚。年俸4500万円。今季、背番号「32」から「2」に“昇格”した。
1974年のロッテ
前期はアルトマン、有藤が本塁打を量産し上位を争ったが、優勝した阪急には3勝7敗3分けと負け越し、2位に終わった。後期はアルトマンら主軸が離脱したが、金田留が無敗の9連勝をマークするなど活躍。阪急の追撃をかわし優勝した。プレーオフでは阪急に3連勝。日本シリーズでは現楽天監督のエース・星野仙を擁する中日と対戦。3試合に救援登板した星野仙に2勝1敗と勝ち越し。4勝2敗で中日を下し、パのチームが10年ぶりに日本一を奪還。金田留はリーグMVPと最多勝(16勝)のタイトルに輝いた。

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ロッテ・根元、ケガで登録抹消も強行出場を直訴[サンスポ]

ロッテの根元はチーム愛にあふれる男だ。7月26日に左太もも痛で出場選手登録を抹消されると、チームは同日から楽天に3連敗。チームの危機に伊東監督に「1軍でプレーしたい」と強行出場を直訴した。しかし指揮官に「万全に走るようにならないと上げない」と固辞され、結局、8月20日に1軍復帰。2軍調整中も1軍の試合はテレビでチェックし「9月はどんどんチームの勝ちに貢献したい」と意気込んでいる。

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劇勝呼んだ!ロッテ・伊志嶺、犠打失敗後に二盗[サンスポ]

根元のサヨナラ打を呼びこんだのは、伊志嶺の二盗だった。9回1死一塁で里崎の代走で登場。岡田のバントが小飛球となった2死後、根元の打席の4球目に走った。仲間のミスを帳消しにして、サヨナラのホームを踏んだ伊志嶺は「岡田さんのミスを何とかカバーしたい気持ちだった」と笑顔だった。

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伊東監督「鳥肌立つゲーム」ロッテサヨナラ勝ちで楽天と3.5差[スポニチ]

今カード3連戦3連勝を決めたロッテの伊東監督は「久しぶりに鳥肌の立つゲーム。全員で勝ち取った勝利だと思います」と興奮気味に振り返った。

9回2死一塁から代走の伊志嶺が二盗に成功し、根元のサヨナラ打につながった。「よくあそこで根元が打ってくれましたし、その前伊志嶺がよく思い切って盗塁決めてくれました」とキーマンの2人を称えた。

この日首位・楽天が敗れたことでロッテの自力優勝が復活し、3.5ゲーム差に縮めた。サヨナラ打を放った根元は「今日から9月。ここからが本当の勝負だと思うのでいいスタートが切れて良かったと思います」と胸を張った。

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ロッテ・根元がサヨナラ打!楽天のマジック消した[サンスポ]

パ・リーグ2位のロッテは、同点の9回に根元の適時打でサヨナラ勝ちした。首位の楽天に3.5ゲーム差に迫り自力優勝の可能性が復活、優勝マジックナンバーを消滅させた。

3−3の9回1死で里崎が中前打、2死から代走の伊志嶺が二盗を決め、根元が左翼線への適時打を放ち、勝負を決めた。

ヒーローの根元は「後ろにつなぐ気持ちだった。9月でここからが本当の勝負だと思うので、いいスタートが切れた」と力強く語った。

大谷
「先制点を簡単に与えてしまったこと、先発として5回を持たずにマウンドを降りたことが悔しい。」(5回途中3失点)

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ロッテ・井口が同点打「気合が入っていた」[サンスポ]

ロッテの井口が2試合連続の適時打となる同点打を放った。0−3の5回、失策に乗じて1点を返してなお2死満塁の場面で左前に運び、2点を挙げた。

4回まで吉川から2安打と打ちあぐねていたがベテランが相手守備のほころびから貴重な一打を放った。「相手のミスもあったが絶好のチャンス。打てば流れ、展開も変わるだろうから、気合が入っていた」と振り返った。

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根元サヨナラ打で楽天M消滅[ニッカン]

ロッテ根元俊一内野手(30)が同点で迎えた9回2死二塁から、左翼線にサヨナラ安打を放った。

ベンチを飛び出したナインから一、二塁間で手荒い祝福を受けた。「自分で決めようという欲はかかないようにしました。つなぐ気持ちで、楽な気持ちで打席に入りました」。それでも打った瞬間は、どこに打球が飛んだから分からないほど夢中だった。「今日から9月。ここからが本当の勝負です。順位が決まる月ですから。いいスタートが切れました」と笑顔で話した。

ロッテは3連勝。楽天のマジックを消し、ゲーム差を3.5に縮めた。

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井口適時打「気合が入ってた」[ニッカン]

ロッテは井口資仁内野手(38)が5回2死満塁から左翼線へ同点の2点二塁打を放った。「しっかり引きつけて打つことができた。絶好のチャンス。ここで打ったら流れ、展開も変わるだろうから、気合が入っていたよ。この試合を取るのと落とすのでは大きな違いだからね」とコメントした。

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