オリックスが逆転勝ちで3連勝。2−4の6回に平野恵の適時打で1点を返し、安達と李大浩の押し出し四球で逆転し、さらに竹原の2点適時打で計5点を挙げた。ロッテは3連敗で3位転落。救援陣がつかまり、反撃も届かなかった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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オリックス | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 5 | 0 | 0 | 0 | 7 |
千葉ロッテ | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 6 |
「サンデー晋吾」の愛称で親しまれたロッテ小野晋吾投手(38)が、今季限りで現役を引退することが18日、分かった。この日までに球団と話し合いを持ち、結論に至ったという。イースタン・リーグ楽天戦(天童)から帰京し「今シーズン、ここまで1軍の戦力になっていないこと。それに、肩づくりの面で、毎年きつい。肉体的な苦労を考え合わせ、現役引退を決意しました」と説明した。
日本一になった05年に10勝をマークし、チームに貢献したのはもちろん、それ以前の低迷期を支えた功労者だ。00年、日曜日に9連勝し「サンデー晋吾」と呼ばれ、ファンに愛された。プロ20年目の今季は1軍登板はなく、2軍で13試合に登板して0勝2敗、防御率5.18。この日は、山形・天童での2軍戦に3番手で登板。1回を打者3人、無安打1三振無失点に抑えた。「今シーズンを全うしたい。今はそれだけを考えて、練習してます。1軍の戦力になりたいんです」と、訴えるように話した。優勝争いを繰り広げる1軍の「力になりたい」と、黙々と練習を行っている。
球団関係者によると、近日中に引退会見を行う予定だが、引退試合などは未定。それでも、CSも含めれば、背番号「29」が1軍マウンドに上がるチャンスは残っており、完全燃焼するまで闘志は衰えていない。
「サンデー晋吾」の愛称で親しまれたロッテ小野晋吾投手(38)が、今季限りで現役を引退することが18日、分かった。
「今シーズン、ここまで1軍の戦力になっていないこと。それに、肩づくりの面で、毎年きつい。肉体的な苦労を考え合わせ、現役引退を決意しました」と説明した。
日本一になった05年に10勝をマーク。00年、日曜日に9連勝し「サンデー晋吾」と呼ばれ、ファンに愛された。
ロッテは中継ぎ投手陣がリードを守りきれず逆転負けし、8月2日以来の3位へ転落した。伊東監督は「一言で言えば選手の経験不足。しびれるような試合をしていないから」と断言した。
21日からは、2位を譲り渡したソフトバンクとの3連戦を迎える。クライマックスシリーズファーストステージの本拠地開催権をかけた正念場となるが、「そういう試合に勝てばチーム力は上がる。やられたらそこまで」と指揮官は覚悟を持って臨む。
ロッテ・今江の通算3本目となる満塁本塁打も勝利に結びつかなかった。
初回に右足関節捻挫から復帰2戦目の4番の左越え8号満塁弾で先制。ところが、中継ぎが踏ん張れず6回に5点を失い、逆転負けで3連敗。8月2日以来の3位に転落した。「守ろうという悪い流れになっている」と伊東監督。21日からは2位ソフトバンク戦が控えているが「技術云々じゃない。1つにならないと勝てない」と終盤での急失速に渋い表情だった。
ロッテの今江が1回に先制の満塁本塁打を放った。不安定な立ち上がりの前田から1安打2四球で無死満塁とし、4番が豪快に左翼スタンドに運んだ。6月27日以来の8号アーチは今季初のグランドスラムとなり「最高の結果になって良かった」と喜んだ。
17日に右足首捻挫から復帰し、早速3安打をマーク。「大事な時期にチームを離れてしまって、自分自身も悔しい思いだった。勝利に貢献できる一打を打てるように頑張る」とコメントした。
ロッテ角中勝也外野手(26)が5号ソロを放った。
逆転を許した直後、先頭で迎えた3点ビハインドの6回裏に、高め146キロを右翼スタンドへはじき返した。「打ったのはストレートかツーシームだと思います。多分失投だと思いますが、甘いところに来てくれたので、逃さずとらえることができました」とコメントした。
約2ヶ月ぶりに先発マウンドに立ったロッテ藤岡貴裕投手(24)の勝ちが消えた。
藤岡は今季途中から中継ぎに配置転換されていたが、先発投手不足によって7月14日の日本ハム戦以来となる本職に復帰。1回に4点の援護をもらうと、4四球を与えるなど毎回走者を背負いながらも5回4安打2失点と粘った。
降板時点では2点リードしていたが、6回に後続の投手陣が2度の押し出しなどで一挙5失点。逆転を許し、勝利投手の権利が消滅した。
藤岡は「久しぶりの先発でしたが、とにかく気負い過ぎず、そして力まず肩の力を抜いて、1球1球落ち着いて投げようとマウンドに上がりました。最低限の仕事はできたかと思いますが、毎回ランナーを出してしまい、球数も多くなり、長く投げることができませんでした。先発なら少しでも多くのイニングを投げ、次の投手へつながなくてはいけない。中継ぎ陣に迷惑を掛けてしまって申し訳ないです」とコメントした。
ロッテの4番今江敏晃内野手(30)が、1軍復帰2戦目で先制満塁弾を放った。
2四球と安打で無死満塁とした1回、ファーストストライクの真ん中128キロを逃さず左翼スタンドへ運んだ。前日17日に右足首捻挫から復帰し、いきなり猛打賞の活躍。この今季8号で前日から4打席連続安打とした。
「打ったのはカットボールかスライダーだと思います。昨日、悔しい負け方をしたので、どんな形でもランナーを返して(先発の)藤岡を楽にしてあげたかった。最高の結果になって良かった。大事な時期にチームを離れてしまって、自分自身も悔しい思いだったので、残り試合にこの気持ちをぶつけて、チームの勝利に貢献できる一打を打てるように頑張ります」とコメントした。