わたしはかもめ2013年鴎の便り(9月)

便

9月20日

小野プロ20年「誇り」一問一答[ニッカン]

ロッテ小野晋吾投手(38)が20日、QVCマリンで引退会見を行った。

≫引退を決めて。
小野
「チームの非常に重要な時期にこういう発表をするのはどうかと思ったんですが、今季限りでユニホームを脱ぐという決断をしましたのでご報告させていただきます。まだ戦力になりたいと思って今もやっていますし、シーズンが終わるまでチームの一員として最後までやり遂げたいと思います。」
≫決断した理由は。
小野
「まずここまでチームの戦力になれていないということ。ロッテの背番号29を背負わせてもらっているのに、プレーできていないことに責任を感じていました。20年以上、肩の痛みというか、肩づくりの面で毎年すごく時間がかかってましたし、来年この状態でできるのかと考えた時にしんどいところはありました。」
≫決めたのはいつ。
小野
「上のチームが苦しい時、ファームの試合で、ここをしっかり投げられれば上でも貢献できるんじゃないかという試合が7月にあったんです。そこで初回に9失点して。今まではそういう試合で結果を残せていたのに、これが今の力なのかなという感じがしました。」
≫背番号29について。
小野
「つけた当初は、本当に大変な番号を背負ってしまったなと思って。これは1軍にいないといけない背番号だと思うんです。それがここまで1軍にいないというのは、そういうことなのかなと思いましたし、引退を決める1つの要因になりました。」
≫ロッテ一筋20年。
小野
「ここまでプロ野球選手としてやれると思ってませんでしたし、誇りに思っていいのかなと思います。2度の日本一を経験することができましたし、特に05年の(プレーオフで)優勝を決めた福岡ドームの試合。あれ以上の喜びはまだ感じたことがありません。」
≫1番印象に残る対戦は。
小野
「初勝利した試合(99年、対日本ハム)の初回1死満塁の場面で、ワンスリーから田中幸雄さんに投げた1球です。無我夢中で投げたスライダーで、ボール球だったと思うんですけどゲッツーが取れた。あれが四球にになっていたら初勝利もなかっただろうし、今と全然違っていたと思います。」
≫日曜9連勝で「サンデー晋吾」と呼ばれて。
小野
「日曜日はデーゲームでお客さんも多いですし、そこで名前を覚えてもらえたのが嬉しかった。毎試合、野球をやらせてもらえる喜びを感じて投げていました。」
≫ファンに向けて。
小野
「僕がこのチームに入ってから、低迷期というか、弱い時期にも熱い声援をいただいて、優勝を機にそれがもっと大きくなっていって。特にうちのチームはファンのおかげで大きくなったチームだと、20年やってきて感じています。感謝していますし、マリーンズファンの前で投げられたことは自分の誇りです。」
≫家族の支えについて。
小野
「息子と娘がいるんですけど、その2人が、僕が野球をしている姿が分かるまではやりたいと思っていました。もう中1と小4で、十分分かる年です。特に娘が、僕より詳しいんじゃないかと思うくらい野球が大好きで、ファームにいる間も毎晩一緒に野球を見ながら、野球の話ができたことが嬉しかった。本当に、家族に支えられてきました。」
≫20年間を振り返って。
小野
「プロに入る時、自信がないからと言ってプロ入りを拒否したことがありまして。スカウトの方に、自信はプロでつけられると言われて決断したんですが、3〜4年目までは本当に1軍でやれるなんて思っていなかった。練習で追い込むことで自分を信じられるようになった。ここまでやってこられて、悔いはありません。」
≫誇れるものは。
小野
「速い球を投げるとか、特別特徴のある投手ではありませんでしたけど、牽制であったり、9番目の野手としてのフィールディングであったり、投手としての総合力は皆さんに見てもらえたのではと思います。」
≫今後について。
小野
「まだシーズンも終わってませんし、とにかく今はまだ、チームに貢献したいという気持ちしかないです。シーズンが終わってから、考えればいいと思っています。」

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「サンデーなの?」/伊東監督[ニッカン]

今季限りで現役を引退するロッテ小野の引退試合として、10月6日のオリックス戦が候補に挙がった。本拠地最終戦は、かつて日曜9連勝で名を上げた小野にぴったりの日曜日。

伊東勤監督
「サンデーなの?いいじゃない。花道をつくってやりたいね。」

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夏川りみ9・27楽天戦で始球式[ニッカン]

ロッテは27日の楽天戦(QVCマリン)で、歌手の夏川りみ(39)が始球式を行うと発表した。ロッテは1軍春季キャンプを石垣島で行っており、同日は南ぬ島石垣空港の開港記念ナイターとして行われる。

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「サンデー晋吾」引退登板計画、10・6日曜日[スポニチ]

最後の「サンデー晋吾」実現のため、ロッテの伊東監督は21日からのソフトバンク3連戦(QVCマリン)での全勝指令を出した。

この日、小野が引退会見を開いたが「チームの功労者に花道をつくってやりたい。“サンデー晋吾”でちょうどいい」と10月6日(日曜日)の本拠地最終戦・オリックス戦で小野を先発させるプランを披露。同戦までに順位とCS進出を確定させているという条件付きだが、そのためには3位のソフトバンクを叩いておく必要がある。同期入団の福浦は「最後にマリンで投げさせるためにも、ソフトバンク戦は大事な試合になる」と意気込んだ。

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小野が会見「来年はしんどい」[報知]

今季限りで現役を引退するロッテの小野晋吾投手が20日、QVCマリンフィールドで記者会見し「(今季は1軍登板がなく)チームの戦力になれていなかった。肩づくりの面で毎年、時間がかかる。この状態で来年はしんどいかな」と決断した理由を語った。

小野は「シーズンが終わるまでチームの一員としてやり切りたい」と今季残りの試合での1軍登板を誓った。

思い出に残っている試合は2005年のプレーオフ第2ステージでソフトバンクを倒してリーグ優勝を決めた試合を挙げた。

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涌井FA!ロッテにDeNA、巨人も参戦あるぞ[スポニチ]

西武の涌井秀章投手(27)が、今オフにフリーエージェント(FA)宣言する意向を固めていることが20日、分かった。今季は5勝7敗、防御率4.40と不振だが、年齢も若く、先発、救援の両方の経験を持つことから、FA宣言すれば数球団の争奪戦に発展することは必至。シーズン終了後にも正式に球団に申し入れるが、先発陣の補強が急務なロッテ、DeNA、巨人などが獲得に乗り出す可能性がある。

通算85勝の元エースが、ついに腹を決めた。涌井は今年の6月14日に出場選手登録日数が8年に達し、国内FAの資格取得条件を満たした。今オフのFA権行使の可能性についてはシーズン中ということもあり「今はプレーに集中する」と明言は避けたが、近い関係者には「新たな場所でやってみたい」と漏らしており、FA移籍の意志は固いという。

決断の背景には球団内での立場が低下したことにある。入団2年目に12勝を挙げるなど、早くからエースとしてフル回転してきたが、昨年は1勝5敗。今年は5年続いた開幕投手の座も岸に明け渡した。さらに4年目の菊池が9勝、5年目の野上と2年目の十亀が今季8勝するなど、先発陣に若手が台頭してきたこともあり、再び輝きを取り戻すためには環境を変える必要があると判断したようだ。

昨年まで5年連続5度の開幕投手を務め、07年には17勝、09年には16勝をそれぞれ挙げて最多勝のタイトルも獲得。09年には沢村賞も受賞した。また08年北京五輪、09、13年のWBCで日本代表入りも果たすなど実績は十分。また昨年5月に守護神に配置転換されると、リーグ2位の30セーブをマークするなど、先発と抑えの両方の経験があることも魅力だ。ある球団の編成担当者は「先発、抑えの両方ができるし、器用。まだ若いし、十分に再生できる」とその能力を高く評価している。

FA権行使となれば先発投手の駒不足が深刻な数球団の争奪戦となるのは確実だ。西武監督時代に涌井を重用した伊東監督率いるロッテや、横浜高校出身者が多く在籍するDeNA、さらに資金力が豊富な巨人などが本格調査に乗り出すとみられる。

西武は過去に和田(現中日)や細川、帆足(ともに現ソフトバンク)ら11人がFA移籍している通り、FA宣言後の残留は基本的に認めていない。鈴木葉留彦球団本部長は「もちろん必要な選手。オフに話し合いたい」と話しているが、FA宣言すれば慰留される可能性は低い。他球団への移籍は確実な情勢で、今後の動向が注目される。

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統一球「加藤」刻印、日本シリーズでは消える?[スポニチ]

統一球の無断変更に伴う加藤良三コミッショナー(72)の突然の辞任表明の波紋が、球界全体に広がっている。日本野球機構(NPB)は20日、加藤氏が出席予定だった24日の「プロ野球ドラフト会議 Supported by リポビタンD」の開催要項発表会見の中止を発表した。同会見は今年から新スポンサーとなった大正製薬の華々しいお披露目の場となるはずだったが、NPB、大正製薬ともに「諸々の事情」と会見中止の理由を説明。「スポンサー契約に変更はない」としたが、加藤氏の突然の辞任表明が大きな影響を与えたことは明らかだ。

さらに加藤氏の肝いりで導入された統一球から、同氏の名前が消えることになる。同氏は退任時期を「レギュラーシーズン終了まで」としている。本来、10月26日開幕の日本シリーズでは、レギュラーシーズン同様に加藤コミッショナーの名前が刻印されたボールを使う予定だったが、関係者は「それまでに退任していれば、名前は消すことになる」と話した。加藤氏が辞任の引き金となった統一球とともに、球界を去るのは何とも皮肉な結果だ。

今後も10月5日のファーム日本選手権(宮崎)、同24日のドラフト会議(東京)など、NPB主催の重要イベントは続く。オーナー会議では、コミッショナー顧問を務める弁護士の熊崎勝彦氏が代行を務める案も出たが、決定には至らなかった。王氏を中心に人選を急いでいる後任選びが難航すれば、さらなる混乱は避けられない。

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王さん、コミッショナー特別顧問は「自然消滅」[スポニチ]

次期コミッショナーの最有力候補に挙がっているソフトバンクの王貞治球団会長は「(要請の)話は来ていない。名前が挙がるのは名誉な話ではあるが、想像もつかない」と話した。

また、現在務めているコミッショナー特別顧問の役職については「加藤さんとの個人的な付き合いがあってやっていたこと。NPBの顧問とは受け止めていない。加藤さんが辞めれば、自然消滅みたいなものだよ」と語った。

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加藤C辞任余波、ドラフト会議のイベント中止[サンスポ]

早くも辞任余波−。日本野球機構(NPB)は20日、都内のホテルで24日に開催予定だったドラフト会議の開催要項発表の記者会見を中止すると発表した。前日19日に加藤良三コミッショナー(72)が辞意を表明。スポンサーなどへの影響を考慮した形だが、トップの辞任劇が身内にまで飛び火した。

同イベントはドラフト会議(今回は10月24日、グランドプリンスホテル新高輪)を盛り上げようと4年前から実施。球界OBや加藤コミッショナーらがトークショーなどを華やかに開いてきた。

今年は新たに大正製薬が特別協賛し、2年ぶりに開催する予定で18日にNPBが各報道機関に案内を送付していた。

ところが、翌19日に出席するはずだった同コミッショナーが辞意表明。10月中にも姿を消す人間を登場させる訳にもいかず、慌てたNPBが同日中に大正製薬側と協議し、中止を決定した。辞任余波に見舞われた同社広報部も「諸々の事情により、取りやめることにしました」と困惑気味だった。

また、この日は早朝からパ・リーグ理事長のオリックス・村山良雄球団本部長らが10月2日に予定されている臨時オーナー会議の日程調整などに奔走した。一方、東京・内幸町のNPB事務局には、ファンからの怒りや支持の電話などはほとんどなかったという。

加藤コミッショナーの電撃辞任
19日のオーナー会議で、統一球問題の責任を取り、来年7月までの任期を約10カ月残し、日本シリーズ前に辞任することを表明した。会見では「(統一球問題は)非常に大きな失態だったが、不祥事ではない。なるべく早くフレッシュなスタートを切った方がいい」などと話した。選手会関係者は「ペナントレース佳境の時期になぜ」と疑問の声。後任は12球団のオーナーが話し合って選定することで合意したが、望まれる人物像でセ、パの対立が判明した。

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コミッショナー代行に熊崎弁護士が浮上[報知]

プロ野球のコミッショナー代行として、元東京地検特捜部長で弁護士の熊崎勝彦・コミッショナー顧問(71)が浮上していることが20日、明らかになった。辞任を表明した加藤良三コミッショナー(72)は10月25日までの退任が決定。19日のオーナー会議では、それまでに新コミッショナーを選任する方針を確認したが、難航が予想される。空白を避けるため、代行を置かざるを得ないケースも出てくる。

この日NPBを訪れた、パ・リーグ理事長のオリックス・村山球団本部長が、オーナー会議で熊崎氏の名前が取りざたされたことを認めた。「可能性としては出た。後はオーナーの方々の判断。12球団で相談して決めようという姿勢は変わっていない」。次回オーナー会議は10月2日を軸に調整しており、そこで改めて話し合う。

過去には、根来泰周・前コミッショナーが、07年1月から08年6月までコミッショナー代行を務めた。この日都内で取材に応じた熊崎氏は、「今の段階で承諾したということは一切ない。組織強化とともに、多くの課題に的確に対応できる素晴らしい人をコミッショナーに迎えることが第一」と話した。

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[コミッショナー電撃辞任(中)]望んでいた常務理事検討の皮肉[サンスポ]

19日のオーナー会議で、宮内義彦議長(オリックス球団オーナー)は「常務理事を付けることはありうる」と話した。加藤コミッショナーのかねての要望は、辞意表明を機に、皮肉にも検討されることになった。

一般社団法人日本野球機構(NPB)の会長はコミッショナー。理事会の理事は13人で、コミッショナーと12球団の代表者が務めている。NPBの定款では、常勤の常務理事を置くことも想定している。その理事の選任は、社員総会で決議される。社員総会はオーナー会議だ。

一方、Jリーグでは理事会構成人数は21人(うち監事2人)。Jリーグは公益社団法人だが、理事にクラブ代表者は7人だけで、Jリーグの幹部が4人、日本サッカー協会から3人。サッカー界の外部から迎えた理事も5人いる。

理事の構成だけで、組織の閉鎖性を判断することはできないが、NPBが昨年10月、一般社団法人へと移行した際、専務理事、常務理事を置くべきかどうかの議論があった。NPBの事務局長を専務理事とする案だ。だが、「12球団の代表より上位に事務局長を置くことが敬遠されて、見送られた」(球界関係者)という。

加藤氏はNPBのコミッショナー以外にも、企業の社外取締役に就くなど多忙で、常勤で職務を補佐してくれる常務理事を求めていた。多くのオーナーが言うように、コミッショナーが常勤であることは理想。しかし、現在のコミッショナーの報酬は年間2400万円で、この待遇で常勤となると、有能な適任者を探すのは困難だ。

19日に宮内議長は「コミッショナーの待遇にも柔軟性が必要だと、各オーナーの合意が取れた」としたが、現実にコミッショナーの報酬を上げたり、常務理事に報酬を支払うことを納得できるのか。そのためには、NPB自身が事業の拡大を図ることが必須だが、まだ、思うような成果は得られていない。

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