わたしはかもめ2013年鴎の便り(9月)

便

9月28日

薮田が現役引退、右肩の回復にメド立たず[報知]

ロッテの薮田安彦投手(40)が、今季限りでの現役引退を決断した。28日、本紙の取材に対し、右肩痛が完治のメドが立たないことを明かした上で「ベストの状態からほど遠い。(ユニホームを脱ぐことに)悔いはない」と語った。29日に球団が発表し、30日に引退会見を行う。また、広島の菊地原毅投手(38)も今季限りの引退を表明した。

不惑の右腕が決断した。薮田はスッキリとした表情で思いを口にした。

「今年は2軍でリハビリを続けてきたが、良くなる兆しを全く感じることがなかった。自分のベストの状態からほど遠い状況で通用するとは思っていない。年齢もある。悔いはありません」。

昨年は抑えで61試合に登板し、26セーブを挙げたが、シーズン中盤から右肩痛を発症。今季は開幕から2軍でリハビリを続け、7月にブルペン投球するまでに回復。ただ納得するレベルには程遠かった。

「右肩痛は若い時も経験した。その時は我慢すれば投げることができたが、今回は注射も全く効かない。寝ていても目が覚める。手を上げたり体を洗うのも痛みを我慢するほど。痛みさえなければ投げられる自信はあったが、もう難しい」。

150キロ台の直球とフォークを武器に、1年目の96年から1軍に定着。05年に中継ぎ投手部門のファン投票1位で球宴初出場。06年にWBC日本代表として世界一に貢献した。07年には38ホールドポイントを挙げて「最優秀中継ぎ投手」の初タイトルを獲得。08年にFA権を行使してメジャーに挑戦し、ロイヤルズで2年間プレー。10年からは再び古巣へと復帰し、11年からは抑えを務めた。

8月の終わりだった。寛子夫人と一人娘の奈々帆さん(13)に現役引退の意思を伝えたという。

「お疲れさまでした、と言ってもらえて、こちらが感謝の気持ちだった」。

球団にも意思を伝え、30日に引退会見を行う。

「入団、そしてアメリカに行く時もバックアップしてくれて、戻る時もいち早く声をかけてもらった。ロッテには感謝しかない。最高のファンにも囲まれ、ここで終われることを幸せに思う」。

日本球界で中継ぎの立場向上に大きく貢献した薮田が、静かにユニホームを脱ぐ。

薮田安彦(やぶた・やすひこ)
1973年6月19日、大阪府生まれ。40歳。上宮高−新日鉄広畑を経て、95年ドラフト2位でロッテ入団。07年に最優秀中継ぎのタイトルを獲得。07年オフにFA権を行使し、2年総額6億6000万円でロイヤルズに移籍。10年からロッテに復帰。通算520試合に登板し、48勝72敗67セーブ、防御率3.81。183センチ、88キロ。右投右打。年俸1億円(推定)。

ページトップ

成瀬久々実戦で5回投げた、1軍復帰へ[ニッカン]

ロッテ成瀬善久投手(27)のCS登板が見えてきた。イースタン・リーグ最終戦となる巨人戦に先発。6安打3奪三振2失点で、6月末に1軍を離れてから初めて実戦で5回を投げきった。最速は133キロだった。

視察した斉藤投手コーチは、ホッとした表情で見届けた。「明日様子を見て、問題なければ大丈夫。1度上で投げさせて、CS第1ステージに間に合うかどうか」と昇格へ及第点を与えた。29日に2軍からの報告を待ち、肩に異常がなければ、10月6、7日のオリックス戦か8日の西武戦で1軍復帰する予定だ。

不振で2軍調整となった以降は左肩痛で、投げたくても投げられない状態が続いた。押し出し含む3四球、86球を要すなど課題は残るが「今季は間に合わないと思っていたので、5回投げられたのが本当にうれしい。あとは上で投げる姿を見せるだけ」。先発不足で悩むチーム。やっぱりエースが必要だ。

ページトップ

ロッテ・成瀬、10月復帰へ、2軍戦で5回86球[スポニチ]

左肩痛で2軍調整中のロッテのエース・成瀬に、1軍復帰のメドが立った。

イースタン・リーグの巨人戦(ジャイアンツ)に先発し、5回86球を投げて6安打2失点。「5回を投げられてよかった。ここまでチームに迷惑を掛けた。あとは上に呼ばれるの待つだけ」と手応えを口にした。視察に訪れた斉藤投手コーチは「肩に問題がなければ、監督と相談して昇格させようと思う」と話した。10月7日のオリックス戦(京セラドーム)か、同8日の西武戦(西武ドーム)での登板が濃厚だ。

ページトップ

成瀬2軍で5回2失点、10月6日にも1軍復帰[報知]

左肩痛からの復帰を目指すロッテの成瀬が先発し、5回6安打2失点だった。視察した斉藤投手コーチは29日の状態を確認して決めるとした上で「肩に不安がなければ大丈夫」と、早ければ10月6日のオリックス戦で1軍復帰する見通しとなった。

9月上旬に左肩を痛め、レギュラーシーズン中の復帰は困難とみられていた。順調に回復した成瀬は「5回を投げられたのは良かった。上(1軍)に呼ばれるのを待つだけ」と話した。

ページトップ

成瀬2軍で復調登板1軍復帰へ[ニッカン]

ロッテ成瀬善久投手(27)が先発し、6月末に2軍降格してから初めて試合で5回を投げきった。

2回1死から連打と四球で満塁のピンチを招くと、辻を空振り三振に切って最速133キロをマーク。続く鬼屋敷を押し出して先取点を失うなど、3四球を与えたが、スライダーとチェンジアップで打ち取る投球は健在だった。

86球を投げ、5回6安打3奪三振2失点。「何よりも5回を投げきれたことが良かった。四球もありましたけど、狙ったところに投げられた球もあった。あとは上(1軍)に呼ばれるのを待つ時かなと思う」とスッキリした表情で振り返った。

今季は6月までに6勝を挙げながら、不振で2軍落ち。8月30日の2軍戦で1度は実戦復帰したが、左肩痛で再び試合から遠のいた。この日は、3回を1安打無失点に抑えた22日のイースタン・日本ハム戦以来となる登板だった。

なお、この日でロッテの2軍公式戦全日程が終了した。

ページトップ

競輪の滝沢正光氏10・1始球式[ニッカン]

ロッテは10月1日の西武戦(QVCマリン)で、日本競輪学校校長の滝沢正光氏(53)が始球式を行うと発表した。

同日は千葉けいりんスペシャルナイターとして行われる。元競輪選手の滝沢氏は千葉・八千代市出身。現役時代は85年から4年間、年間賞金王に輝き、「怪物」のニックネームで親しまれた。

始球式は昨年に続いて2度目の登板となる。「クライマックスシリーズに向けて、2010年に優勝した時のような劇的な巻き返しを期待しています。今回は倍返しで日本一を目指して頑張ってください。始球式では、剛速球で真っ向勝負します」とコメントした。

ページトップ