西武が14安打10得点で大勝し、8連勝で2位を守った。1回に浅村の27号2ランで先制。2回にヘルマンが2点適時打。その後も着実に得点を重ねて突き放した。3番手の高橋がプロ初勝利。ロッテは成瀬が3回4失点と崩れて3連敗。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
埼玉西武 | 2 | 2 | 0 | 3 | 0 | 2 | 0 | 1 | x | 10 |
6月28日以来の登板となる成瀬が3回4失点(自責2)と結果を残せず、2番手の西野も2回3失点と流れを止められなかった。登板した4投手が全員失点するメッタ打ちを食らった。
伊東監督は「いつも同じやられ方。これだけ一方的にやられたら、選手たちは悔しさとかは通り越しているでしょ。悔しい気持ちがなければ、プロとして失格だと思う」と声を大にした。
これでCSは、今季3勝9敗の敵地で挑まなければならない。
「CSまでに西武打線1人1人のミーティングを僕がやります。徹底してやる」と同監督。リーグ3位から日本一となった2010年以来チーム2度目の下克上へ、陣頭指揮を執ることを宣言した。
ロッテは最終戦に大敗し、3位が確定した。左肩痛からの復帰戦となった先発の成瀬が初回に浅村に左越え2ランを被弾するなど3回5安打4失点でKOされた。
球速も131キロ止まりで「パフォーマンスが出せないのにCSを本拠地でやりたいという欲が出てしまった。悔しいです」とがっくり。伊東監督も「あの球では(CSで)投げさせるのも酷だね」と険しい表情で話した。CSのファーストステージは今季3勝9敗と苦手の西武ドームで戦うが、12試合で81失点を喫しており指揮官は「1人1人、僕がミーティングをやる。やり返す気持ちがないとプロとして失格だ」と雪辱を誓った。
屈辱だけが刻み込まれた。「10・8」の最終決戦で完膚なきまでにたたきつぶされ、3位でシーズンは終わった。伊東監督は「いつもと同じようなやられ方。序盤にあれだけ失点しては厳しい」と唇をかみしめた。
ぶっつけ本番で大一番に臨んだエースの乱調が、全てだった。左肩痛で6月29日から戦線離脱していた成瀬が復帰後初登板するも3回4失点(自責2)でKO。CS第1Sでの起用について「2、3日で球のキレが戻るとは思えない」と指揮官は中継ぎ待機を決めた。
ライバル対策に、伊東監督自らが乗り出す。CS第1Sは今季3勝9敗と苦戦する西武Dに決まったが、今季12試合で81失点している“鬼門”だ。「対西武打線1人1人のミーティングを僕がやる。分かっているようで分かっていないので徹底してやらせる」。次の戦いまで残り少ない時間できっちりと対策を施す。
ロッテは大敗を喫し3位が確定した。6月28日以来の1軍登板だった成瀬が3回4失点と崩れると、2番手の西野も2回3失点と次々と投手陣がつかまり計10失点。伊東監督は「一方的にやられた。次、しっかりやらないと。プロとしても失格。勝負師としても失格」と厳しい表情で話した。
これでクライマックスシリーズ(CS)のファーストステージは今季3勝9敗と苦戦する西武ドームで戦うことになった。“鬼門”では投手陣が今季12試合で81失点を喫している。指揮官は「1人1人、僕がミーティングをやる。徹底してやる」とCSでの雪辱を誓った。
左肩痛から復帰したロッテの成瀬は6月28日以来の1軍登板となったが3回5安打4失点と先発の役割を果たせなかった。1回に浅村に2ランを浴び、2回にも味方の失策のあとにヘルマンの2点適時打を許した。エースは「本当に悔しいとしか表現できないです」とコメントした。
レギュラーシーズン最終戦は西武と2位の座を懸けた大事な一戦だった。「監督の期待に応えることができずに悔しい。試合もつくることができなくて申し訳ない」と話した。
ロッテは大敗を喫し3位が確定した。6月28日以来の1軍登板だった成瀬善久投手(27)が3回4失点と崩れると、2番手の西野勇士投手(22)も2回3失点と次々と投手陣がつかまり計10失点。
伊東勤監督(51)は「一方的にやられた。次、しっかりやらないと。プロとしても失格。勝負師としても失格」と厳しい表情で話した。
これでクライマックスシリーズ(CS)のファーストステージは今季3勝9敗と苦戦する西武ドームで戦うことになった。“鬼門”では投手陣が今季12試合で81失点を喫している。指揮官は「1人1人、僕がミーティングをやる。徹底してやる」とCSでの雪辱を誓った。
ロッテ・サブロー外野手(37)が、2打席連続で打点をマークした。3点を追う4回1死一、三塁。カウント2ボール1ストライクから、左前に適時打を放った。2回の5号ソロに続き、2点目もサブローのバットがたたき出した。「打ったのはスライダーかカーブだと思う。負けられへん。それだけや」とコメントした。
ロッテ成瀬善久投手(27)が、3回4失点で降板した。
左肩痛で2軍調整を続け、6月28日のソフトバンク戦以来の1軍復帰を果たした。1回に浅村に先制2ランを浴びると、2回にもヘルマンに2点適時打を食らった。
「大事な試合を任されたのに、監督の期待に応えることができずに悔しいし、試合を作ることができずに申し訳ないです。久しぶりの登板だったので、何とか初回をすんなり切り抜けて、自分自身、そしてチームに、流れを作りたかったのですが…。本当に悔しいとしか表現できないです」とコメントした。
1回に浅村の2ランで2点先制を許した直後、本塁打には本塁打とばかりに、初球の速球を、バックスクリーン左まで持って行った。ベンチに戻ると「打ったのはストレート。負けられへん。それだけや」。短い言葉に力を込めた。