わたしはかもめ2013年鴎の便り(10月)

便

10月13日

CSファーストS

◇埼玉西武15−0千葉ロッテ(西武ドーム)

西武が先発全員の20安打で15点を奪い、圧勝した。1回に栗山、浅村の連続適時二塁打で2点を先制。2回は片岡が2ラン、4回は栗山が3ランを放ち、5回も打者一巡で5点を加えた。岡本洋は二塁を踏ませず、散発6安打で完封。ロッテは松永が3回途中で5失点、2番手の藤岡も流れを止められなかった。打線は4併殺を喫する拙攻だった。

123456789R
千葉ロッテ0000000000
埼玉西武22135002x15
伊東監督
「やられちゃったね、逆に。もうしょうがない。これでまた明日決戦になった。分かりやすい。今日0点に抑えられたから、明日は開き直っていける。打ちのめすしかない。」

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伊東監督大敗も「0点だから開き直れる」[ニッカン]

初戦の面影もない投打の崩壊に、ロッテ伊東勤監督(51)はやるせなさを隠せなかった。「やられちゃったね、逆に。振り返ってもしょうがない」と二塁すら踏めない大敗に肩を落とした。

1回が全てだった。無死一塁で岡田が初球バント失敗。すぐ「打て」に切り替えた。「松永の立ち上がりが不安で1点じゃ足りないと思った」と欲を出したのが裏目に出た。併殺で先制機を逸し4併殺と最後まで拙攻が響いた。

さらに不安は的中する。今季西武戦で防御率1.93の松永が3回持たず炎上。

第3戦の先発が右腕の唐川ということもあり、左4人で継投させたが、2番手の藤岡も8失点と崩れた。

05年のプレーオフを含め、CSでは対戦6度目で初めて西武に敗れた。レギュラーシーズン12試合で81失点だった西武ドームで、またも打ちのめされた。伊東監督は中盤から主力6人を温存。「また決戦になっちゃったね。0点だから明日は開き直れる。打ちのめすしかない」。終戦か、ファイナル進出か。死闘の覚悟はできている。

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ロッテ・松永、3回持たず5失点KO「緊張した」[サンスポ]

D1位左腕・松永(大阪ガス)は3回途中5失点でKOされた。1回先頭のヘルマンに初球を右前に運ばれたのをきっかけに2点を先制されると、2回は片岡に2ランを浴びるなど立ち直れないまま降板。「1回は腕が振れず、自分のボールが投げられなかった。監督から『いつものフォームではなかった』と言われた。緊張したのもあったかもしれない」とうなだれた。

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ロッテ・唐川、CS初登板へ「楽しんで向かっていく」[サンスポ]

最終戦はロッテ・唐川が6年目で初めてCSのマウンドに上がる。今季の西武戦は4試合に先発し1勝2敗。レギュラーシーズンは9勝止まりだったが、13イニング連続無失点で終えた。「イメージはすごくできている。2位だと負けたくないと思うけど、3位なので楽しんで向かっていくだけ」と重圧を感じさせなかった。

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圧勝から一転…ロッテ・伊東監督「倍以上返しやられた」[サンスポ]

まだ5回で西武攻撃中だった。伊東監督の頭の中はすでに翌日の最終戦に飛んでいた。

「こんな試合展開で、相手の応援歌なんて聞いてるわけないだろ!!明日、どうしようか考えていたよ」。

0−13の5回、10人目の打者・炭谷の場面で、伊東監督の現役時代の応援歌が流れ出した。もちろん、指揮官の耳には入らない。決戦をどう戦うかでいっぱいだった。

今季3勝9敗の鬼門での第1戦に11−1と圧勝も、1日で魔法が解け、いつものロッテに逆戻り。「倍以上返しをやられた。また決戦になってしまった。そっちの方がいいよ。分かりやすくて」と2位を決める10・8に続く大一番へ、伊東監督は前を向いた。

先発の松永が3回までに5失点でKOされ、2番手の藤岡も8失点と火だるま。打線は岡本洋に4併殺で、二塁も踏めなかった。惨敗にも指揮官は「振り返ってもしようがない。見ての通り。相手に勢いをつけさせてしまったが、打ちのめすしかない」と誓った。

決戦に備え試合中盤から里崎、井口、角中ら主力を続々とベンチに下げ、最終戦は松永もブルペンで待機させる。

やはり西武とは切っても切れない間柄なのか。伊東監督が遺恨の西武とついに決着をつけるときがきた。

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伊東監督「倍以上返しをやられた」、積極策が裏目に…[スポニチ]

第1戦の勢いは跡形もなかった。投手陣が20安打と打ち込まれ、打線は6安打の零敗。あまりにも対照的な展開に伊東監督は「“倍以上返し”をやられた。(西武に)勢いをつけさせてしまった」と危機感を募らせた。

積極策が裏目に出た。初回、先頭の根元が四球を選ぶと、続く岡田へのサインは犠打。しかし、初球がファウルになると、「打て」のサインに変更した。2球目を打って二ゴロ併殺。先制機をつぶす結果に指揮官は「ファウルで作戦を変えたのが失敗。(俊足の岡田で)併殺になるとは思っていなかったから。(先発した)松永の立ち上がりが不安だったから、1点じゃダメだと欲を出してしまった」と後悔した。

短期決戦では相手よりも早く主導権を握れるかがカギとなる。最初の一手で好機を広げられず、4併殺で二塁すら踏めなかった。前日は初回、井口の先制弾で流れをつかんで大勝したが、一夜明けて初回に泣かされた。

短期決戦の怖さをあらためて思い知らされたが、岡田主将はいう。「いつまでも悔しがってる暇はない」。10年にリーグ3位から日本一になった再現しか思い描いていない。第3戦で先発する唐川も重圧は見当たらない。「投げたくてウズウズしていた。僕が活躍してチームに役立つチャンスがきた」。元祖・下克上球団として、セ・リーグの広島に続く。

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肝っ玉ルーキー松永、5失点KO「緊張があったのかも…」[スポニチ]

第2戦の先発に抜擢されたロッテのルーキー・松永だったが、2回0/3を7安打5失点KO。

「ここ何日か、フォームが良くなかった。緊張があったのかも…。(初回は)腕が振れなかった」と唇をかんだ。試合中には伊東監督から「いつものボールと違う」と言われたという。その指揮官は第3戦に向け「(松永には)初回からブルペンで肩をつくってもらう」と中継ぎ起用の可能性を明言。連投となるが、松永も「リベンジのチャンスがある」と燃えていた。

斉藤投手コーチ
「問題外ですね、問題外。(松永は)ああいう舞台で緊張もあったろう。ただボールに勢いもなかった。」(2回2/3を9安打8失点だった2番手・藤岡について)

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15失点6安打零封負け!ワーストタイ4併殺[報知]

西武が先発全員の20安打、15得点でロッテに大勝した。前日(12日)1−11で大敗したが、きっちりとお返しをした。2008年の日本一を知る栗山、片岡が計8打点と打線を引っ張り、先発・岡本洋が散発6安打で二塁を踏ませぬ好投で完封した。第3戦で勝つか、引き分ければ、17日からの楽天との最終ステージ(S)進出が決まる。

屈辱的なスコアでの惨敗に足早にベンチ裏へと引き揚げた。20安打を浴び、15失点の敗戦。レギュラーシーズンでも12試合で81失点している“鬼門”の西武Dだ。伊東監督は「見ての通り。今日は(投手が)ストライクが入っていなかったし、取りにいって打たれて、ゲームになっていなかった。もう明日やるのみ。開き直っていける」。11点を奪って王手をかけた前日(12日)から一転、逆王手をかけられたが、表情は変えず、淡々と話した。

初回の攻防が全てだった。先頭・根元が四球で出塁し、2番・岡田が初球をセーフティーバントしたがファウル。2球目でヒッティングに切り替えたが併殺打に倒れ、先取点の好機を逸した。その裏、西武に2点を奪われて試合の流れを手放した。「岡田も状態が良かったので『ゲッツーはない』と思って作戦を変えたが失敗した。松永には1点じゃ不安だったので、欲を出してしまった」と指揮官。2回以降も岡本洋に封じられ、散発6安打の零封負け。プレーオフ、CSを通じてワーストタイとなる4併殺を食らってしまった。

試合の中盤からは第3戦に視線を向けた。5回途中から里崎、6回から井口、角中、サブローなど主力をベンチに下げた。3戦目には、この日3回途中5失点でKOされた松永もブルペン待機させるなど総動員で臨む。「試合を捨てたわけではないが、明日に全精力を注ぐ、という意味でね。(相手を)勢いづかせてしまったが、明日、打ちのめすしかない」と指揮官。大一番に全てをべてをささげる。

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松永、3回もたず5失点KO、先発の役割果たせず「腕振れなかった」[スポニチ]

ロッテのドラフト1位ルーキーの松永は2回0/3を5失点と先発の役割を果たせなかった。カウントを悪くし、甘い球を痛打される悪循環を断ち切れず「腕が振れなかった。緊張したのもあったかもしれない」とうなだれた。

レギュラーシーズンの西武戦は防御率1.93と相性が良かったが、重圧からか期待に応えられなかった。伊東監督は第3戦もベンチ入りさせる方針で、左腕は「チャンスがあれば絶対」と雪辱を誓った。

岡田
「チャンスを崩してしまった。一、二塁間を抜けていれば。甘くない。」(1回無死一塁で二ゴロ併殺打)
斉藤投手コーチ
「本来の自分のペースで投げられていなかった。ボール先行になってしまった。」(15点を失った投手陣に)
立花打撃コーチ
「早い回に1点を取れれば良かった。」(無得点の打線に)

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ロッテ、第1戦から一転して無得点[サンスポ]

ロッテは11得点した第1戦から一転、攻撃に精彩を欠いた。4併殺で走者を二塁にすら進められずに零敗。無安打に終わった今江は「(岡本洋を)気持ち良く投げさせてしまった。そうなるとなかなか打てない」と反省を口にした。

ただ、ナインの表情に暗さは見られない。井口は「(大敗でも)負けは負け」とさばさばした表情で話し、今江も「ある意味、開き直っていける」と気持ちを切り替えた。

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伊東監督大敗も「打ちのめす」[ニッカン]

ファイナルステージ進出へ王手をかけていたロッテが、一転して6安打完封負けした。

拙攻が響いた。1回無死一塁の場面を始め、2、7、8回と計4度の併殺。チャンスを拡大できず、二塁を踏めなかった。

左腕4人の継投は、先発の松永昂大投手(25)が3回途中5失点、2番手の藤岡貴裕投手(24)も5回途中まで8失点と炎上。前日10点差で圧勝した面影はなく、15点差の大敗となった。

伊東勤監督(51)は「やられちゃったね、逆に。もうしょうがない。これでまた明日決戦になった。分かりやすい。今日0点に抑えられたから、明日は開き直っていける。打ちのめすしかない」と話した。

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益田パ最多S獲得「嬉しい」[ニッカン]

今季33セーブをマークしたロッテ益田直也投手(23)が、単独でパ・リーグ最多セーブのタイトルを獲得した。

守護神1年目。前半戦は5月までに17セーブと驚異的なハイペースでチームに貢献した。昨季は中継ぎとして72試合登板、41ホールドの新人記録で新人王に輝いており、2年連続の快挙となった。

益田は「素直にうれしいです。最初クローザーと聞いた時はタイトルなんて頭になかった。でも(6敗で)失敗もしているので、来年はもっと失敗を減らしたい。シーズン後半急激に失速しましたし、ふがいない思いがあるので、それをCSで挽回したいです」と話した。

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松永3回持たず5失点KO[ニッカン]

ロッテの先発、松永昂大投手(25)が3回持たずにKOされた。

1回1死二塁から3番栗山、4番浅村に連続二塁打で2点の先取点を与えた。2回には2番片岡に2ランを許し、3回に先頭から連打で無死一、三塁としたところでマウンドを降りた。

勝てば2連勝でCSファイナル進出決定という試合で、2回0/3を7安打5失点。「初回は腕を振ることができず、自分のボールが投げられなかった。ボール、ボールと先行してしまい、ストライクを取りにいった球を打たれてしまった。チームがいい流れをつくってくれたのに、このような形にしてしまい申し訳ないです」とコメントした。

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パ・リーグ観客動員は2.8%増[サンスポ]

パ・リーグはレギュラーシーズンが終了した13日、交流戦を含む今季の観客動員数を発表し、総観客数は984万5482人で、1試合平均は前年比2.8%増の2万2790人だった。

1試合平均の最多はソフトバンクで、1.6%減の3万3458人。前年比で最も増えたのは初優勝した楽天で8.8%増、球団史上最多の1万7793人となった。

平均試合時間は今季から3時間半を超えて新しい延長回に入らないという特別ルールを撤廃した影響で、セ・リーグと同様に長くなり、昨季より13分長い3時間23分だった。

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