わたしはかもめ2013年鴎の便り(10月)

便

10月20日

ロッテ下克上総力戦、唐川→成瀬→グライ[ニッカン]

CSファイナルステージ第4戦(Kスタ宮城)は雨天中止となり、今日21日に順延された。

降りしきる雨の中、仙台まで駆けつけたロッテファンの声援を受けると、伊東勤監督(51)は一息ついて言った。「何とかもう1度見せ場をつくって、マー君を引きずり出したいね。それをたたくのが俺の理想」。負ければジ・エンドの第4戦が悪天候で中止。「寿命が1日延びた」と笑いながら漏らしたのは、次戦必勝の強い決意だった。

初戦で完封された田中にリベンジし、1勝3敗からの逆転日本シリーズ行きを決める。そのための“下克上ローテ”に雨はプラスに働くはずだ。先発は松永をスライドせず、第5戦に登板予定だった唐川を前倒し。そして松永と、前日19日に先発したばかりの古谷をブルペン待機させる。斉藤投手コーチは「もう敗戦処理は必要ないから」と、中継ぎに総力を注ぐ覚悟だ。

松永は8月まで中継ぎで楽天戦10試合に登板。初対戦の4月5日に2失点(自責1)した以降は1点も与えておらず「中継ぎに戻る可能性もおとといから考えてました」と準備に余念はない。松永、古谷が控えることで先発も初回からとばせる。唐川は、5回まで無失点と好投したファーストステージの第3戦同様「チャンスが来た。結果を追い求めます」と燃えている。

必勝態勢で1つ勝てば、あとは中4日で成瀬、グライシンガーと左右のエースが2度目の出番を待つ。勢いが勝敗を大きく左右する短期決戦。ここまで3戦連続で相手先発に9回を投げられ、伊東監督が「今、向こうにあるのは間違いない」と認めた“流れ”も、この雨がせき止めてくれた。

1敗もできない崖っぷちからの下克上。「シーズン中は1カード3試合だし、いい中日(なかび)になった。あと3試合やるにはいいじゃないですか」。ワシに立ち向かうカモメの指揮官は、最終戦に持ち込む気満々だった。

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ロッテ・伊東監督、マー君を「引っ張り出して叩く」[サンスポ]

待ってろ、マー君!やられっ放しでは終われない。王手をかけられた伊東監督が、下克上アゲインへの青写真を披露した。

「もう1度、見せ場を作って、マー君を引っ張り出すのが理想。たたくのが目標だ」。

21日の4戦目に勝利すれば、5戦目(22日)は田中との再戦が予想される。今季はCSを含め4戦全敗。19イニング連続無得点に抑えられているだけに、このまま“終戦”する訳にはいかない。

雨で中止に「向こうは1日延ばせば、延ばすだけいいでしょう。(田中が)万全でこれる」と指揮官はみているが、雨で中止を喜んだのは、ロッテの方だ。

リーグ3位から日本一となった2010年の再現、“下克上アゲイン”には、もはや引き分けも許されない。里崎は「無理やり試合をやって、5回で引き分けで終わりとかになったら、最悪ですから」と中止を前向きに捉えた。

伊東監督は「1日寿命が延びた。1つのキッカケで流れが変わるのも、短期決戦の怖さ。明日ナイターになって、結構休む時間もできたから、色々リセットできる」と“水入り”で流れが変わることを期待した。

◇この日のロッテ

ロッテの選手達は午前10時すぎに球場に到着。ウオーミングアップを行い、同11時すぎから打撃練習を開始した。ところがブラゼル、井口ら数選手が打ち終えると雨が強くなり、大半の選手は室内練習場に移動し打撃練習を行った。投手陣はグラウンドで練習を続け、第4戦に先発する唐川は、雨の中でキャッチボールなどで調整した。

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[伊東監督トーク]辛島対策「準備できている」[サンスポ]

≫雨で1日延びた第4戦の先発は当初予定していた松永ではなく、唐川。
伊東監督
「どうしようかと思ったけれど、(CSファーストステージ)西武戦の3戦目でいい投球をしてくれたし、松永が中継ぎで使える。」
≫雨で中止。連勝していたら、一息入れたくない。
伊東監督
「勝っていても中日(なかび)ぐらいは欲しい。いつも3連戦で終わりですから、同一カード6連戦なんて、滅多にないから。そういう意味ではいい。」
≫相手の楽天は、辛島がスライドする。
伊東監督
「今日は(辛島に合わせ)打順も替えていた。また明日、(スライドで)そのメンバーでいけるというのは、いい。準備ができている。」

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第2の今岡になる!ロッテ・G・G・佐藤、第4戦スタメン[サンスポ]

楽天先発の辛島対策としてG・G・佐藤が第4戦にスタメン起用される。8月24日に辛島から満塁弾を放っており、「CSはまだ出場がないが、やると思って準備はしていた」とやる気満々。さらに「2010年は“あの男”が秘密兵器になった」とニヤリ。10年の“あの男”とは、ソフトバンクとのファイナルステージで相手のアドバンテージ含め1勝3敗で迎えた第4戦に先制ソロを放ち、「史上最大の下克上」の足掛かりを作った今岡誠氏だ。G・Gが第2の今岡になる?!

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ロッテ・唐川、雨天中止で「チャンス回ってきた」[サンスポ]

この日の中止で、第4戦の先発投手が変更になった。14日のファーストステージ第3戦から中6日で、唐川が登板する。「チャンスが回ってきたと思っている。成瀬さんも、グライシンガーも復帰して好投しているので、刺激を受けている。結果を追い求めていきたい」と勝利を誓った。

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今後も雨予報…全日程消化できない場合は楽天が進出[サンスポ]

パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ(6試合制)は20日、Kスタ宮城で楽天−ロッテの第4戦が行われる予定だったが、雨天のために中止となった。

雨天中止により、第6戦までもつれた場合は23日午後6時5分から試合が行われる。21、22日にもう1試合中止となった場合は、23日がダブルヘッダー(第1試合は午後1時5分開始)となる可能性もある。23日までに全日程が消化できない場合は

(1)
その時点で勝利数が多いチーム
(2)
勝利数が同じ場合はリーグ優勝したチーム

が日本シリーズに進出する。ロッテが勝ち星で楽天を上回るには残り3試合を全勝する必要があるため、日程を消化しきれない場合は楽天が進出する。

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伊東監督、マー君と再戦望むところ「引きずり出す」[スポニチ]

降りしきる雨の中、伊東監督がきっぱりとリベンジ宣言だ。「マー君を引きずり出す。それが俺の理想」。背水の陣で臨む第4戦の、さらに先まで見据えていた。田中の登板は第5戦以降。再び相まみえるために、21日の第4戦は投手陣を総動員して勝利をつかみ取りにいく。斉藤投手コーチは「一戦も落とせない訳だから、先のために投手を残すことはしない」と総力戦を明言した。

第5戦で先発予定だった唐川を第4戦に前倒しし、この日先発予定だった松永と、19日に先発したばかりの古谷も中1日ながらブルペンに置く。ルーキーの松永が「調整は問題ない」と言えば、古谷も「張りはあるけど問題ない。負けたら終わりですから」と悲壮な決意を口にした。

CSファーストSからの激闘で疲労はピークに達しているだけに、恵みの雨となった。「短期決戦は1つのきっかけで流れが変わる。休みが欲しいと思っていた」と伊東監督。今季はKスタ宮城で2勝しかしていないが、そのうちの1勝は4月8日の降雨ノーゲーム後の一戦だった。晩秋の冷たい雨が「吉兆」を予感させる。

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負けられない一戦、唐川「いけるところまで全力で」[スポニチ]

負けられない第4戦に先発するロッテの唐川は「元々投げる準備をしていたので。いけるところまで全力でいきたい」と語った。

今季楽天戦は3試合で1勝1敗だが、敵地では7月2日に5回6失点で黒星を喫している。「お客さんもたくさん入る。ビジターと感じず、そこで投げられる幸せを感じて投げたい」と話していた。

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不調9の1…井口打撃修正「雨で流れ変われば」[スポニチ]

ロッテの井口が打撃の修正を行った。室内練習場で立花打撃コーチから「左の脇があいている」との指摘を受け、打撃練習を繰り返した。

立花コーチは「内角を攻められると、どうしても脇があいてくる。自分の形は崩さないようにしないと」と説明。3戦まで9打数1安打で0打点の井口は「試合では色んな球種が来るので。雨で流れが変わるといいですね」と話した。

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G・G・佐藤、7番DHでCS初先発「下克上アゲイン」最終兵器[報知]

20日のパ・リーグクライマックスシリーズ(CS)最終ステージ(S)第4戦は雨天中止となった。楽天は23日にずれ込んだ第6戦で則本の先発が可能となり、CS突破へ向けた先発ローテーションが、より強固になった。21日の第4戦に勝つか引き分ければ、初の日本シリーズ進出が決まる。王手をかけられたロッテは第4戦でG・G・佐藤外野手(35)をスタメン起用。2010年に下克上の立役者となった今岡誠氏のような救世主になることを誓った。

自分で自分を切り札に指名した。G・G・佐藤は、待ってましたとばかりに切り出した。キレ味抜群のセリフに、妙な自信が満ちていた。

「ここまで沈黙を守ってきましたが、ついに秘密兵器が登場します。(仙台名物の)牛タンも、ずんだ餅もいただいた。敵は食い尽くしているから大丈夫です」。

第1Sから6試合は出番がなく、ウズウズしていた。21日の相手先発・辛島からは8月24日(Kスタ)に満塁弾。満タンのエネルギーと相性を買われ、「7番・指名打者」でCS初先発を果たす。

3年前、ロッテは最終S1勝3敗からソフトバンクに3連勝。日本一に駆け上がった。同じストーリーを夢見て、当時の切り札と自分を重ねた。 「2010年も1勝3敗から、ある男が秘密兵器として投入されている。ボクには秘密兵器が乗り移っています」。

「ある男」とは、10年最終S第4戦でV弾を放った今岡氏。同じ指名打者で流れを変えた救世主と、同様の活躍を思い描いた。楽天の指揮官は08年北京五輪を率いた星野監督。五輪では悪夢の3失策を犯したが、今のG・Gにマイナス思考はない。

「もう1敗もできないけど、ボクの野球人生もいつも崖っぷち。慣れています」。

プロ入り前は米国で武者修行し、アルバイトを経て西武の入団テストに合格。2年前に戦力外通告を受けると、イタリアに渡り、富山のクラブチームでもプレーした。土俵際からはい上がるのがG・G・スタイル。流浪の大砲が「下克上アゲイン」の最終兵器になるかもしれない。

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パCS10・23ダブルヘッダーの可能性も[ニッカン]

雨天中止により、第6戦までもつれた場合は23日の予備日に行われることになった。

ファイナルステージの日程は23日までで、もう1試合中止となった場合は、23日がダブルヘッダーとなる可能性がある。

さらに中止が増え23日までに全日程が消化できない場合は、

(1)
その時点で勝利数の多いチーム
(2)
勝利数が同じ場合はリーグ優勝したチーム

が日本シリーズに進出する規定となっている。

ロッテが勝ち星で上回るには残り3試合を全勝する必要があるため、日程を消化しきれない場合は楽天が日本シリーズに進む。

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2010年の再現なるか…ロッテは中6日・唐川に託す[スポニチ]

ロッテの練習開始時点で既に雨が降っていた。伊東監督は「やるとしたらいい状況でやりたい」と中止を前向きに捉えた。

この日先発する予定だった松永をスライドさせず、中6日の唐川に託す。14日のファーストステージ第3戦で6回途中まで1失点の右腕に任せ、松永はベンチ入りさせる。指揮官は「3戦目でいい投球をしてくれた。松永は中(継ぎ)でも使える」と説明した。

逆転での日本シリーズ進出を果たすには3連勝のみと厳しい状況は変わらない。斉藤投手コーチは「なりふり構わずいく」ときっぱり。唐川は「投げたい気持ちはすごくあった。長いイニングではなく、いけるところまでいく」と意気込んだ。

3位から日本一に輝いた2010年もファイナルステージで後がない状況に追い詰められてから3連勝で勝ち抜けた。第4戦の勝利をつかみ、「下克上」再現に望みをつなげられるか。

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水入りで流れ変わるか…ロッテ鈴木「終わらせたくない」[スポニチ]

ロッテはファイナルステージの3試合でわずか4点しか奪えず、2度の零敗を喫するなど貧打が深刻だ。精彩を欠く打線にとって、水入りが吉と出るか。自身初のCSを戦う鈴木は「終わらせたくない。1日でも1試合でも長くやりたい」と言葉に力を込めた。

2年目の内野手はファーストステージからのCS全6試合で安打を放っている。下位打線で存在感を示していることに「打撃の状態を意識していないのがいいのかもしれない」と分析した。

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星野監督「昼間に決めたかった」、伊東監督「リセットできるかな」[スポニチ]

20日午後1時5分からKスタ宮城で行われる予定だったパ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第4戦・楽天−ロッテは雨のため中止となった。

3勝1敗(1勝のアドバンテージを含む)と日本シリーズ進出へ王手をかけている楽天の星野監督は、21日からは全て午後6時5分開始のナイターとなることに「昼間に決めたかったな」。ロッテの伊東監督は「やるとしたらいい状況でやりたい」と水入りを歓迎し、「もう1回、リセットできるんじゃないかと思う」と崖っ縁からの逆襲を期した。

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伊東監督「選手はいい休養」[ニッカン]

パCSファイナルステージ楽天−ロッテ第4戦(20日・Kスタ宮城)は、雨のため中止が決まった。

楽天のアドバンテージを含めて1勝3敗で、崖っぷちのロッテ伊東勤監督(51)は「やるんだったら良い条件でやりたい。連戦が続いてたので、選手はいい休養にしてほしい。シーズンのカードは3連戦で終わりなので、いい中日(なかび)になった。あと3試合やるにはいいじゃないですか」と最終戦まで持ち込む決意だった。

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長嶋清幸2軍打撃コーチが退団[ニッカン]

ロッテは20日、長嶋清幸2軍打撃コーチ(51)が今季限りで退団すると発表した。長嶋氏本人から辞意申し出があった。

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統一球問題で処分へ、21日に臨時オーナー会議[サンスポ]

プロ野球の臨時オーナー会議が21日、都内で開かれ、統一球を飛びやすく変更しながら公表していなかった問題を調査した第三者委員会の追加報告について協議する。会議後には関係者への処分などが公表される見込みで、一連の問題は1つの区切りを迎える。

12球団は第三者委から9月27日に受けた最終報告に疑問点があり、追加調査を要請。追加報告を踏まえ、10月17日に臨時理事会を開き、臨時オーナー会議に諮る今後の対応策をまとめた。

また、統一球問題の引責で辞任する加藤良三コミッショナー(72)の後任問題も話し合う予定。セ・リーグは、弁護士での現コミッショナー顧問(コンプライアンス担当)の熊崎勝彦氏(71)で一本化。実務派を推すパからはコスモ石油名誉会長の岡部敬一郎氏(81)の名が挙がっている。

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