わたしはかもめ2013年鴎の便り(10月)

便

10月21日

CSファイナルS

◇東北楽天8−5千葉ロッテ(Kスタ宮城)

楽天は3−4の4回にジョーンズの2ランで逆転した。7回に同点とされたが、その裏、マギーのソロで勝ち越した。8回には藤田、銀次の連続適時打で貴重な2点を加えた。5回から継投に入り、8回は則本が、9回は田中が締めて逃げ切った。ロッテは4回にG.G.佐藤の3ランで試合をひっくり返したが、投手陣が粘れなかった。

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千葉ロッテ0004001005
東北楽天12020012x8

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ロッテ伊東監督「壁厚かった」GG弾空砲[ニッカン]

最後までロッテらしい粘りを見せた。2点差の4回にはG・G・佐藤が一時逆転の3ランを。1点を追う7回には根元が執念で外角低めのボール球をすくう同点適時打を。3点差がついた9回も2死から連打で楽天田中を追い詰めた。ファーストステージから雑草魂で上位の相手に食らい付き、伊東勤監督(51)は「勢いでいけるかと思ったけど、壁は厚かったね。でもこの時期まで野球ができた。1年間あっという間。非常に楽しめました」。スッキリした表情で終戦を受け入れた。

底辺からのスタートだった。監督就任が決まり、チームに初合流した昨年の秋季キャンプ。「多少不安はあった。ひ弱さがあって、このチームで大丈夫かなと」。2年連続Bクラスから大きな補強もなく、開幕時は解説者や評論家の間にも5位、6位予想が並んだ。

だがいざ開幕してみると、おとなしい選手達が秘めていた「強さ」はすぐ形になった。見返してやるとばかりに、開幕戦から2戦連続で延長サヨナラ勝ち。「最後まで諦めない。あの2試合が今シーズンを象徴してたよね」。その後も2年目の鈴木を正遊撃手に抜擢し、ドラフト1位の新人松永は中継ぎ、抑え、先発とフル回転。7月には大砲不在のチームにブラゼルを加入させ、指揮官は的確に選手の能力を引き出し、開花させていった。

就任2年目の来季、コーチ陣ら1軍組閣に大きなテコ入れはしない。「選手達は本当に一生懸命やってくれた。若手も育った。この悔しさを来年にぶつけてくれれば十分です」と伊東監督。試合後、右翼席のファンへ挨拶に向かった戦士達の顔はりりしかった。1年をともに戦い「強いロッテ」の基盤を築いたメンバーで、今度こそ日本一を目指す。

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ロッテ今江FA権行使に含み「考えたい」[ニッカン]

ロッテ今江敏晃内野手(30)が今年4月に取得した海外FA権の行使に含みを持たせた。21日、楽天との試合後に取材に応じ「ロッテに残るのが1番と思ってますが、(他球団の)話を聞いてみたい気持ちもある。終わったばかりなので、ゆっくり考えたい」と話した。林球団本部長は「もちろん(残留して欲しい)」とし、明日以降に会談して残留要請を行う見込みだ。

またロッテは今年国内FA権を取得した西武涌井秀章投手(27)の獲得に向けた本格調査を開始する。中村球団社長は「これから考えます」と話すにとどめたが、投手事情について「年間を通して軸になる先発がいなかった」と分析。シーズン3位のチームは2ケタ勝利投手が不在で、今オフ最大の補強ポイントとなる先発投手として最多勝2度の右腕をリストアップ。総合的な観点から獲得検討に入る。

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伊東ロッテ、下克上アゲインならず…[サンスポ]

下馬評を覆して勝ち進んだ伊東ロッテが、楽天の厚い壁にはね返され終戦した。

4回にG・G・佐藤の逆転3ランで一時はリードを奪うも、ジョーンズの逆転2ラン&マギーの決勝ソロで力尽きた。

伊東監督は「勝てそうで勝てなかったのが力の差。勢いをつけて乗り込んできたつもりですけど(第1戦で田中に)ビシッと止められた。向こうの投手陣がよかった。壁が厚かった」と脱帽した。

今季を振り返り「(前年リーグ5位だった)自分達でもやれるという自信ができたと思うし、この悔しさを来年にぶつけてくれたら十分。下馬評が高くなかった中で、選手達は一生懸命やってくれた」とたたえた。

前半戦は首位に立つも、後半戦に失速。1年目を終えた指揮官は「非常に楽しめました。最初から勝つってできすぎでしょ」とサバサバとした表情で2年目の躍進を誓った。

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ロッテ・GG佐藤、初出場で3ランも悔し泣き[サンスポ]

今CS初出場のG・G・佐藤が、4回に一時は逆転となる3ランを放ち、存在感をみせつけた。2010年のCSで本塁打を放ち、下克上の立役者になったOBの今岡誠氏の再現を予告し、有言実行。しかし試合後は「途中までイメージ通りの展開だった。打ってもチームが負けたら0点。負けた瞬間涙が出た。まさか泣くとは思わなかった」と悔しさいっぱいの表情だった。

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ロッテ、下克上アゲインならず、伊東監督「初戦で止められた」[スポニチ]

古巣・西武を倒した勢いは、星野楽天には通じなかった。ロッテは3位から日本一にまで駆け上がった3年前の「下克上」の再現はならず、伊東監督は潔く力負けを認めた。

「勝てそうで勝てないのが力の差。色々とうちの弱さが出てしまった。勢いで来たけど、(楽天の)壁は高かった。まあ、ここまで来られたらええか」。意地は見せた。3点を追う4回に1点を返し、なおも2死二、三塁からG・G・佐藤が逆転3ラン。再び1点のビハインドを背負った7回には根元の中前適時打で追いついた。

しかし、投手陣が誤算だった。伊東監督は先発の唐川を2回途中で見切り、早めの継投で接戦を勝ち抜く作戦を選んだが、2番手以下の松永、西野、ロサ、服部も失点を重ねた。自慢の救援陣が最後の最後で力尽き、指揮官は「当初考えていた先発陣が1年間働けなかった分、中継ぎには負担がかかってしまった」と振り返った。打線も8回は則本、9回は田中の前に歯が立たなかった。

目立った補強はなく、開幕前の下馬評も低かったが、台風の目になった。04年に西武を日本一に導いた実績を持つ指揮官は若手、ベテラン関係なくチャンスを与え、就任1年目で現有戦力を底上げ。74勝のうち、半分の37勝は新人の松永を含めて西野、古谷ら昨季は未勝利だった投手が挙げた。「選手達は自分達でもやれるぞという自信もついたでしょう。この悔しさをぶつけてくれたら」。穏やかな笑顔が確かな手応えを得た何よりの証拠だった。

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G・G・佐藤、逆転3ランも一瞬「負けたら0点」ベンチで悔し泣き[スポニチ]

CS初出場のロッテG・G・佐藤が見せ場をつくった。4回に1点を返してなおも2死二、三塁、辛島の136キロの内角直球を左翼ポール際に一時逆転となる3ランを叩き込んだ。辛島には8月24日(Kスタ宮城)にも人生初の満塁弾。伊東監督の期待に応えたが「チームが負けたら0点ですから」。試合後はベンチで涙を流した。「まさか泣くとは…。もっと長く野球をやりたかったし、監督を男にしたかった」と悔しさをにじませていた。

唐川
「こういった場面でこういった投球しかできないのが実力。」(2回途中3失点)
鈴木
「まだ終わった気がしない。もっともっとレベルアップしないと。この悔しさを来季にぶつけたい。」(2安打。ファイナルS4試合全てで安打をマーク)

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伊東監督“下克上アゲイン”ならずも「非常に楽しめました」[報知]

最終回の粘りも及ばず、「下克上アゲイン」は夢と消えた。それでも、伊東監督の表情は晴れ晴れとしていた。「選手達は本当に一生懸命やってくれた。この悔しさを来年につなげてくれたら十分です」。

充実感があった。開幕前、評論家の予想はズラリとBクラスが並んでいたが、「それはしょうがない。オレが評論家でもそう予想する」と笑い飛ばした。大型補強もなかったが、「最大の補強はオレでしょう」とほくそ笑んだ。CS第1Sの開幕前には、こう言った。「誰もロッテがCSに出るなんて予想してなかったでしょ」。気負うことなく、堂々と戦って負けたから、悔いはなかった。

就任1年目で日本一になった西武時代の再現こそならなかったが、5位に沈んでいたチームを3位に、そしてCS最終Sに導いた。「1年間はあっという間で、非常に楽しめました」。手応えはつかんだ。来年は74年から遠ざかっているリーグVを狙う。

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斉藤投手コーチ、退団も、体調面に不安[報知]

ロッテの斉藤明雄投手コーチ(58)が今季限りで退団する可能性があることが21日、分かった。体調面で不安を抱えており、配置転換も含め、近日中に話し合いの場が設けられることになりそうだ。

チームは今季、3位と健闘したが、先発の駒不足などもあり、防御率は3.77とリーグワーストだった。同コーチは9月に体調不良で約1週間チームを離脱。健康面の不安を抱えていることも踏まえ、球団は配置転換や外部からの招聘を含め、投手コーチ部門のテコ入れを検討している。

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今江のFA流出阻止、2年4億円提示か[報知]

ロッテが4月に海外FA(フリーエージェント)権を取得した今江敏晃内野手(30)に対し、複数年契約の提示を検討していることが21日、分かった。球団幹部は「チームの顔でもある選手。もちろん残って欲しい」と慰留に全力を注ぐ構え。近日中にも正式に残留交渉を行う見通しだ。

今季は交流戦から4番に定着するなど、132試合に出場し、リーグ2位の打率3割2分5厘、10本塁打、74打点をマーク。中心選手として、3年ぶりAクラス入りに貢献した。

昨季は国内FA権を取得したが、行使せずに残留。今季の年俸1億4000万円(推定)。FA権を行使すれば、他球団が獲得に動く可能性は高く、ロッテは出来高を含め、最大2年4億円程度の大型契約を提示する可能性もありそうだ。

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ロッテ・GG佐藤、敗戦に涙「もっとゲームをしたかった」[サンスポ]

左腕対策として今CSで初起用されたロッテのG・G・佐藤が3ランを放った。4回、1−3とした後の2死二、三塁で、8月にも満塁本塁打を浴びせている辛島の速球を左翼席に運んだ。だが、チームは敗れ「2010年の再現をしたかった。悔しい」とうなだれた。

昨季はイタリアなどでプレーし、入団テストで日本球界に復帰した。敗戦が決まると涙がこぼれたそうで「もっと長くゲームをしたかった」と話した。

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今江、FA行使に含み「ゆっくり考えたい」[報知]

ロッテの今江は今季資格取得条件を満たした海外フリーエージェント(FA)権の行使について「ロッテというチームに育ててもらった。ロッテにいるのが1番いい」と話した。ただ昨年12月の契約更改の際には権利行使に興味を示しており「終わったばかりなので、もうちょっとゆっくり考えたい」とも述べた。

球団は慰留に努める方針。林運営本部長は直接残留を要請する予定で「シーズンが終わったので骨休みしないと。しばらく(時間を)置いてから」と話した。

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ロッテ“下克上”再現ならず…伊東監督「初戦で止められた」[スポニチ]

ロッテはリーグ3位から日本一にとなった3年前の“下克上”再現はならなかった。楽天とのCSファイナルステージは、第2戦での1勝のみ。伊東監督は「勝てそうで勝てなかった。これが短期決戦」と悔しげな表情を浮かべた。

前日は雨天中止。松永をスライドさせず、先発マウンドには唐川を送った。しかし初回から制球が安定せず、1回2/3で3安打3四死球、3失点で降板。誤算だった。

4回にファイナルSで初先発のG・G・佐藤の3ランなどで逆転に成功した。だが、必死の継投策も、ことごとく楽天打線に打ち崩された。

指揮官は「初戦でうちの勢いを止められてしまった。相手の投手陣にやられました」と素直に完敗を認めた。17日の第1戦で、楽天のエース・田中の前に零敗。そして、この日も最後は田中に封じられた。今季、楽天の強さの象徴であり、今シリーズMVPに輝いた田中に、ロッテの野望は打ち砕かれた。

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G.G.佐藤、逆転3点弾!伊東監督の起用ズバリ[スポニチ]

ロッテのG.G.佐藤が4回に逆転の3点本塁打を放った。

2死一、二塁で楽天・辛島の直球を叩いた打球は左翼中段へ一直線。2点ビハインドで重いムードのロッテベンチは総立ちになり、伊東監督は思わずガッツポーズ。球場の雰囲気ががらりと変わる一発となった。

伊東監督が、このシリーズでG.G.佐藤を初めてスタメンに使ったのには真夏の一撃があったからだった。8月25日の楽天戦で、G.G.佐藤は辛島から初回満塁本塁打を打っていた。先発が辛島と分かった時から、指揮官は起用を決めていた。

「そんなに期待されていないので、気楽にいきたいと思う」と冗談めかしていた佐藤だが、期待に応えたCS初の本塁打でロッテは試合を接戦に持ち込んだ。

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ロッテ・GG佐藤、意地の3ラン[サンスポ]

左腕対策として今CSで初起用されたロッテのG・G・佐藤が3ランを放った。

4回、1−3とした後の2死二、三塁で、8月にも満塁本塁打を浴びせている辛島の速球を捉え、左翼席に運んだ。「そんなに期待されていないので、気楽にいきたいと思う」と冗談めかしていたベテランが、大きな一発で意地を見せた。

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ロッテ・唐川、自己最短KOにボー然「結果が全て」[サンスポ]

先発の唐川が、入団6年目で自己最短となる1回2/3、3失点でKOされた。

1回、先頭の岡島に2ストライクから死球を与え、藤田へ四球、銀次のバント安打と不運が重なり、ジョーンズの左犠飛で先制点を献上。調子を取り戻すことなく、2回で降板。

「プロなので結果を出さないと。結果が全て」とマウンドに上がったが、最悪の結果にベンチでボー然とした。

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伊東監督「投手陣にやられた」[ニッカン]

下克上アゲインの野望は打ち砕かれた。3年前のように、リーグ3位からの再現を目指したロッテ伊東勤監督(51)は、シーソーゲームで楽天に惜敗。「勝てそうで勝てなかった。相手の投手陣にやられてしまった」と敗因を挙げた。

ファイナルステージで勝ったのは第2戦の1勝だけ。田中、則本、美馬ら楽天先発陣にことごとく抑え込まれた。この日は辛島からG・G・佐藤が一時逆転の3ランを放ったものの、8回に則本、9回に田中をつぎ込まれ、万事休した。

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GG佐藤、今岡誠乗り移り弾[ニッカン]

CS初出場のロッテG・G・佐藤外野手(35)が、一時逆転の3ランを放った。

今江の内野ゴロで1点を返し、2点差に詰め寄った直後の4回2死二、三塁だった。1ストライク1ボールから左翼席中段へ運んだ。楽天辛島からは8月24日にも初回満塁弾を放っていた。

「打ったボールは良く分かりません。(3年前のCS第4戦で同じく本塁打した)今岡誠が乗り移りました」とコメントした。

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唐川2回持たず3失点KO[ニッカン]

負けたら終わりの1戦で、ロッテ唐川侑己投手(24)はまさかの2回持たずにKOされた。

立ち上がりで崩れた。1回、先頭の岡島から死球、四球、内野安打でいきなり無死満塁のピンチを招き、4番ジョーンズの犠飛で簡単に先取点を献上した。

「イニングの先頭を出さないこと」をポイントに掲げていたが、2回も先頭から安打を許して1回2/3を投げ3安打3失点。「今はチームの勝利を願うことしかできません…。その思いだけです…」とコメントした。

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加藤コミッショナー処分せず、統一球問題[ニッカン]

プロ野球の臨時オーナー会議が21日、東京都内で開かれ、統一球問題を調査した第三者委員会の追加報告を確認し、組織改革に取り組むことで一致した。

統一球問題を調査した第三者委員会による最終報告がまとまったことを受け、オーナー会議ではNPBの組織改革に取り組む方針を確認した。関係者へ処分を科すことも報告されたが、宮内議長は「トップは辞任表明してけじめをつけた」と、加藤良三コミッショナーに対する処分は行わない方針を明かした。処分の詳細については、23日の代表者会議で報告書の公開方法などを検討した上で公表される。

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新コミッショナー決まらん、臨時オーナー会議でセとパ対立[報知]

プロ野球の臨時オーナー会議が21日、都内で開かれ、議長を務めるオリックスの宮内義彦オーナー(78)が25日付でコミッショナー代行に就任することが決まった。25日で辞任する加藤良三コミッショナー(72)の後任が決まらなかった。セ、パ両リーグ間で人物像に隔たりが大きく、選定は難航を極めている。

2時間を超える会議では複数の候補者が浮上した。中日・白井オーナーは「セは組織改革を先にすべき、パは株式会社をつくって利益を出せるような人物を選ぶべき、という意見だった」と説明。次回オーナー会議は11月22日だが「決まらない。思想が違うから」と言い切った。セは元東京地検特捜部長で弁護士の熊崎勝彦コミッショナー顧問に一本化しており、パは元日銀総裁の福井俊彦氏(78)や、USENグループ会長の宇野康秀氏(50)ら複数案が出たもようだ。

これまでコミッショナーが兼任してきた一般社団法人・日本野球機構の会長職には球団関係者が就けないため、元オリックス副会長で、あおぞら銀行取締役の竹田駿輔氏(72)が代行。任期は12月31日まで。年内に新コミッショナーが決まらなければ、セから選ばれる来年のオーナー会議議長が代行を引き継ぐ。

「メド?1日でも早い方がいい。努力はしたい」と宮内オーナー。セ、パ2人ずつのオーナーによる小委員会を設置し選定を進めるが、長期化は避けられそうもない。

◇オーナー会議の主な出席者

※ソフトバンクは高田浩一郎執行役員が陪席(敬称略)

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臨時オーナー会議、改革一致も具体案なし[ニッカン]

プロ野球の臨時オーナー会議が21日、東京都内で開かれ、統一球問題を調査した第三者委員会の追加報告を確認し、組織改革に取り組むことで一致したが具体案は示されず、関係者への処分も報告されたが公表されなかった。

宮内義彦議長(オリックスオーナー)は加藤良三コミッショナーに対する処分については「辞任を表明していることでけじめがつけられた」との見解を示した。

会議後には12球団の代表者による臨時理事会が開かれ、23日の12球団代表者会議で処分内容を再確認した上で公表することを決めた。

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