球団 | 国内FA有資格者(20名) | 海外FA有資格者(60名) |
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巨人 | ※ 内海哲也 阿部慎之助 ※ 實松一成 小笠原道大 (反復継続) 石井義人 谷佳知 鈴木尚広 高橋由伸 | |
阪神 | ※ 久保田智之 ※ 久保康友 | ※ 安藤優也 福原忍 鳥谷敬 ※ 浅井良 |
広島 | ※ 大竹寛 ※ 永川勝浩 | 横山竜士 ※ 菊地原毅 石原慶幸 倉義和 東出輝裕 栗原健太 前田智徳 廣瀬純 |
中日 | 朝倉健太 ※ 中田賢一 | 岩瀬仁紀 山本昌 谷繁元信 (反復継続) 小田幸平 荒木雅博 井端弘和 山崎武司 (反復継続) 森野将彦 和田一浩 (反復継続) |
横浜DeNA | ※ 林昌範 | # 三浦大輔 # 中村紀洋 ラミレス |
東京ヤクルト | 館山昌平 ※ 押本健彦 ※ 田中浩康 | 石川雅規 相川亮二 (反復継続) 宮本慎也 ※ 岩村明憲 |
東北楽天 | ※* 加藤大輔 ※ 藤田一也 ※ 鉄平 | 星野智樹 ※ 小山伸一郎 高須洋介 |
埼玉西武 | ※ 涌井秀章 ※ 片岡治大 ※ 栗山巧 | 西口文也 石井一久 (反復継続) ※* 中村剛也 |
千葉ロッテ | 吉見祐治 小野晋吾 渡辺俊介 里崎智也 井口資仁 ※ 今江敏晃 福浦和也 | |
福岡ソフトバンク | 山本省吾 ※ 山崎勝己 | 松中信彦 |
オリックス | 平井正史 高橋信二 フェルナンデス | |
北海道日本ハム | ※ 鶴岡慎也 ※ 小谷野栄一 | ※ 武田久 中嶋聡 (反復継続) ※ 飯山裕志 金子誠 二岡智宏 稲葉篤紀 (反復継続) ※ 赤田将吾 |
ロッテが23日、QVCでスカウト会議を行い、ドラフトで1位指名予定の桐光学園・松井をクジで外した場合、日本生命・小林を外れ1位で指名する方針であることが分かった。
会議終了後、報道陣の前に現れた伊東勤監督(51)は、左投手の投球フォームを披露した後に捕手の構えを見せ、ジェスチャーが指名順であることをほのめかした。「基本的には意向に沿ってもらっている。即戦力投手は補強ポイントの1つだし、即戦力捕手も欲しいね」。
10日のスカウト会議では松井を1位指名する方針を固めたが、競合は必至だけに、外れ1位候補の選考も重要な検討課題だった。「来年、勝つことを考えれば、腰を据えて守れる捕手も必要」と指揮官。しっかりと準備を整え、ドラフトに臨む。
QVCマリンで行われたスカウト会議。約1時間半後に出てきたロッテ・伊東監督は、おもむろに左投げのジェスチャーをしてみせた。桐光学園の左腕・松井を連想させた後、不敵に笑った。
「鏡に映したら右やな。どうや、この切り返し」。この謎かけ。「右」とは即戦力右腕のことを指している。10日のスカウト会議では松井の1位指名を公言。「ぜひ一緒にやりたい」とラブコールを送ったが、実は方針転換していた。松井の将来性よりも、1年目から先発ローテーションを任せられる即戦力投手に白羽の矢を立てた。1位指名は東京ガスの150キロ右腕・石川が濃厚だ。
「完投能力のある投手が欲しい。(今季は)完投が3人しかおらんかった。中継ぎと後ろは、来年はとてもじゃないけどもたない。時間が許してくれる状況じゃない」。
石川は1メートル86の長身から、繰り出す150キロを超える直球と鋭いカーブが武器の本格派だ。滑川(富山)で甲子園出場経験はなく、中部大を経て、東京ガスに入社。3年目を迎え、大きく飛躍した。今月上旬の東アジア大会(中国)でストッパーとして4試合に登板し、優勝の立役者になった。伊東監督もスカウト会議の場で映像をチェックした上で能力を高く評価。指揮官の意向を最大限考慮することが球団の基本方針であり、石川の存在感が増していった。
林信平球団本部長は「だいたいの方向性は出した。最終的に会議の直前に決める」と話した。巨人も石川を1位指名することが有力。競合になれば、伊東監督は原監督と一騎打ちとなる。「くじは右で引く。運命的な出会いを期待している」。大胆な采配が光った勝負師は右手で決める。
ロッテは即戦力捕手を上位指名で獲得する。
有力候補は立正大・吉田と福岡大・梅野。吉田は強肩と強打が魅力。大学日本代表の経験もあり「ポスト里崎」の候補だ。スカウト会議で伊東監督は捕手強化の必要性を強調。「短期決戦で捕手の重みを感じた。勝つためにはそこの補強が必要になる」。昨年のドラフトでは光星学院(現八戸学院光星)の田村を指名。林信平本部長は「若い捕手はいるので、すぐに中心になれるような捕手が必要」と説明した。
ロッテは23日、QVCマリンでスカウト会議を行った。約1時間半にわたって指名候補の映像を再確認し、他球団の動向などシミュレーションを重ねた。
出席した伊東勤監督(51)は「当日になったら独特の緊張感があるでしょうね。競合になると思うけれど、うちのチームの補強ポイントを考えて、投手になるか、あるいは捕手になるか、この辺でかなり議論しました。つい先日まで短期決戦(CS)を戦っていてつくづく感じたのが、バッテリー、特に捕手の重みだった」と明かした。
10日の同会議後は「全員投手でもいいくらい」と話し、桐光学園・松井裕樹投手(3年)を中心に即戦力投手で1位の方針を固めていたが、ドラフト会議前日になって捕手指名の可能性をにおわせた。
ロッテは23日、山中潔2軍バッテリーコーチ(51)と来季の契約を更新しないことを通知した。また、クレイグ・ブラゼル内野手(33)、ウィル・レデズマ(32)、カルロス・ロサ(29)両投手が成田空港から米国へ向けて出発した。球団は来季も3選手と契約する方針。
ロッテは23日、QVCマリンでスカウト会議を行い、伊東監督は即戦力の捕手を指名したい意向を示した。
ドラフト1位候補は神奈川・桐光学園の松井。ただ、クライマックスシリーズの最終ステージで楽天に屈した伊東監督は、この日は会議後「短期決戦でつくづくバッテリーだと感じた。その中で捕手の重みを感じた」と話した。一方で先発投手の駒不足という現状も変わらず「どうしても投手が補強ポイントの1つ。捕手も欲しいなあと思う」と苦笑した。
ロッテは23日、山中潔2軍バッテリーコーチ(51)と来季契約を更新しないと発表した。
プロ野球の統一球問題で関係者への処分として、独断で球の変更を決めたとされる日本野球機構(NPB)の下田邦夫事務局長に降格と職務停止3ヶ月が科されることが23日、分かった。一連の問題の責任を取って25日付で辞任する加藤良三コミッショナーは処分を受けない。
NPBは23日に12球団の代表者による臨時理事会を開き、統一球を飛びやすく変更しながら公表しなかった問題を調査した第三者委員会の報告を最終確認するとともに、既に固めていた関係者への処分内容も確認した。下田事務局長のほか、井原敦事務局次長も管理責任により厳重注意処分が科される。処分は25日までに発表される予定。
統一球問題は6月に表面化し、NPBは第三者委を設置して経緯や事実関係の調査を依頼した。その調査結果を踏まえて処分が検討された。
加藤コミッショナーは9月19日のオーナー会議で辞意を表明。10月21日に行われた臨時オーナー会議後の記者会見では、議長を務めるオリックスの宮内義彦オーナーが「辞任を表明していることで、けじめがつけられた」との見解を示していた。