順位 | 名前 | 位置 | 所属 |
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1 | 石川歩 | 投 | 東京ガス |
2 | 吉田裕太 | 捕 | 立正大 |
3 | 三木亮 | 内 | 上武大 |
4 | 吉原正平 | 投 | 日本生命 |
5 | 井上晴哉 | 内 | 日本生命 |
6 | 二木康太 | 投 | 鹿児島情報高 |
順位 | 名前 | 位置 | 所属 |
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育1 | 肘井竜蔵 | 捕 | 北条高 |
ロッテ伊東勤監督(51)が東京ガスの150キロ右腕、石川歩投手(25=中部大)の交渉権を引き当てた。巨人原監督との一騎打ちで、先に右手でくじを引いた。力をためるため、朝から洗顔も歯磨きも左手でしたという。西武監督時代は06年にくじを外しており「このために右手を取っておいた。巨人はリーグ優勝して、日本シリーズもある。全部いいとこ持ってかれてもね。少しくらいツキを分けてくれていい」とにんまり。交渉権獲得に右拳を突き上げた。
先発完投型の即戦力として評価している。今季は先発不足に泣かされ完投は3試合のみ。指揮官は石川を西武岸に似たタイプとし「バランスが良い。クイックも牽制もバント処理も優れている」と絶賛。一方、徹底した実力主義を掲げており「自分の目で確認して、良ければ使う。プロの世界は厳しいですから。ポジションを空けて待つということはない。ぜひ2ケタ勝てる投手になって欲しい」と話し、実力で先発枠を勝ち取るよう期待した。
プロ野球ドラフト会議(24日、都内ホテル)優勝するために足りなかった、先発完投型の即戦力投手を、ロッテ・伊東監督が引き当てた。
巨人・原監督との競合を制した伊東監督は、石川のくじを引いた右手で大きくガッツポーズ。石川は「高く評価していただいて、素直に嬉しいです。ガッツポーズを見たら鳥肌が立ちました」と笑みを浮かべた。
昨年はプロ志望届を提出も指名漏れ。「落ち込んだ」というが練習量を増やして、153キロまで球速を伸ばした。
伊東監督も満面の笑みだ。今季、ロッテの完投数はリーグ最少の3。「ナンバーワン評価の投手だった。今年は完投能力のある投手が少なかった。ウチに入れば、1年間やってくれると思う。岸(西武)に似ている」と期待。2位では「捕手では彼が1番よかった」と評価していた吉田(立正大)も指名し、満点ドラフトとなった。
「少しは実感が湧いてきた。(伊東監督の)ガッツポーズを見たときは鳥肌が立った。1年目からしっかり活躍したい」。
2年越しの夢をかなえた。社会人2年目の昨年はドラフト候補に名前が挙がりながら指名漏れし「だいぶ落ち込みました」。しかし、菊池壮光監督から「東京ガスを背負う投手になれ」と活を入れられ「今年は勝負をかけた」という。悔しさをバネにランニングやウエートトレーニングで追い込み、球速は150キロに到達。「去年の自分とは全然違う」と自信を持って臨んだ都市対抗では2勝を挙げて8強入りに貢献した。また、今月上旬の東アジア大会(中国)では守護神としてチームを優勝に導き、先発、抑えの両方の適性があることを示してみせた。
楽天・田中、広島・前田健らと同じ88年生まれ。滑川(富山)では甲子園出場経験はないが、中部大を経て東京ガスに入社。1メートル86の長身から繰り出すスピンの利いた直球に加え、落差のあるカーブ、シンカーが武器だ。巨人との一騎打ちの抽選の末、交渉権を引き当てた伊東監督は右拳を握り「2桁以上勝てる投手になって欲しい」と待望の先発投手の指名に成功し、早くも高い期待を寄せた。
同じ富山出身の西野がいるロッテについて「雰囲気の良いチーム。活躍して地元を盛り上げていきたい」と石川。色紙には「全力」と記し「気持ちの隙が出ないように常に全力でいきたい」と力を込めた。これまで無名の存在だった遅咲きの黄金世代右腕が、ようやくプロの世界で歩み出す。
7月に右肘を故障し、今秋の日本選手権での復帰を目指してきた中で指名を受けた。
「やっと投げられる状態になってきたところで指名していただいた。期待してもらって嬉しい。(同じロッテから5位指名の)井上と一緒で心強い」。周囲からは広島・前田健に顔が似ていると言われるという。「前田投手は緩急を使って制球もいい。実力でも似せられるように頑張りたい」と目標に掲げた。
プロ野球ドラフト会議が24日に都内ホテルで行われた。石川歩投手(25)=富山・滑川高出=は巨人、ロッテとの1位競合の末、ロッテが交渉権を獲得した。富山県出身者初の1位入札、1位競合となった石川は「鳥肌が立ちました」と夢の実現に興奮気味。伊東勤監督(51)から早くも「2ケタ勝てる投手になって欲しい」と託された150キロ右腕には、同郷で今年9勝と大ブレークした西野勇士投手(22)との共闘にも期待がかかる。
無数のフラッシュが石川の硬い表情を照らし出した。東京・大田区の東京ガスのクラブハウス内に設置された会見場へ、緊張気味に登場した右腕は「非常に高く評価していただき、嬉しく思ってます」と声を張り上げた。巨人、ロッテの1位競合の末、ロッテが交渉権を獲得。野球を始めた小学3年から抱いていた「プロ野球選手」の夢を最高の形でかなえた。
1年前も同じ東京ガス選手寮の食堂でドラフトの様子をテレビで見ていた。最後まで名前が呼ばれず、酒で悔しさを紛らわした。その直後に、入社時から能力を高く評価していた菊池壮光監督(45)から「持ってるものを1年かけて出していこう。腕を振って投げよう」とゲキを受けたのが再出発の転機だった。
結果として、巨人をはじめとする複数の球団が1位候補にリストアップするまでに成長した。石川は自身の名前が次々と躍り出た最近の新聞報道を目にしながら「(胸を)刺されました」と独特の言い回しで驚きを表現。そして、実際に巨人、ロッテの2球団が1位競合し「2球団も指名していただき、鳥肌が立ちました」と振り返った。
ロッテには同郷で今季9勝、オールスター初出場と大ブレークした西野=新湊高出=がいる。2学年下の右腕と面識はないが、今年の奮闘ぶりは印象深く「同じ富山出身ですごいなと思いました」。来季以降は先発ローテ投手同士として、チームを支えていきたいところだ。
ドラフト後は、早速クラブハウスでロッテから指名挨拶を受けた。担当の諸積スカウトは「(石川の1位は)早い段階で決めていた。今年のドラフトでこれ以上の投手はいなかった」と説明。高い期待がかかる石川は「強気に攻めて、1年目から活躍したい」と息巻いた。富山県出身初の1位入札、1位競合に相応しい活躍を必ず見せる。
「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が24日、都内のホテルで行われた。巨人、ロッテが1位競合した東京ガス・石川歩投手(25)は、ロッテが交渉権を獲得。指名漏れの屈辱を味わった昨年から一転、今年は主役の1人となり「2球団も1位で指名していただき、鳥肌が立ちました」と興奮気味に振り返った。
ドラフト後は早速東京・大田区のクラブハウスで林球団本部長らから指名挨拶を受けた。伊東監督のサイン色紙と、「一緒に優勝目指して頑張ろう!」という直筆メッセージ付きの交渉権獲得の紙を手渡され「実感が湧いてきました」と笑みがこぼれた。
ドラフト会場では、巨人との抽選を制した指揮官が喜びを爆発させた。「クジ運には自信がない」と言いながらも「朝からできるだけ右手を使わないようにした」と験担ぎし、その右手で当たりをゲット。「見事に生きましたね」と胸を張った。
石川は先発も抑えもこなせる万能タイプ。ロッテは今季3位ながら、2ケタ勝利投手不在、完投数3に終わっただけに、伊東監督は先発ローテーション入りに期待を寄せ、「ウチの中でも1年間やってくれる力はある。2ケタ勝てる投手になって欲しい」と熱いエールを送った。
中大の先輩である巨人・沢村との対戦を熱望した。「あの勢いのあるストレートを打てれば、と思っています」。
1メートル80、109キロの恵まれた体格からは想像できない柔らかさも持ち合わせており、日本生命・花野監督も「アマチュア球界ではNo.1のバッターですね」と太鼓判を押す。「持っているものを全て出して、体を生かしたプレーをしたい」とプロでの抱負を語っていた。
ロッテ1位の東京ガス・石川歩投手(25)がストレート勝負を誓った。巨人と競合したが「どちらがいいとかはなかった。プロであれば。指名の瞬間は鳥肌が立った」と喜んだ。
昨季は指名漏れしたが、心機一転、トレーニングに励み、最速を147キロから150キロに伸ばした。富山県出身で子供の頃は中日ファン。速球を武器にしていた中里篤史(現巨人スコアラー)が憧れで「ストレートで押せる投手。自分の武器もストレートだと思っています」とプロの舞台でも力強く挑むことを宣言した。
ロッテから4位指名された日本生命・吉原正平投手(24=東農大)が大阪・吹田市の日本生命コーポレート寮で喜びを語った。
今夏の都市対抗で右肘を痛め、9月から投球を再開したばかり。「それなのに指名をいただけたのは、それだけ期待してもらっているということ」と笑顔を見せた。
日本生命からは吉原を含め、4人がドラフト指名を受けた。ロッテ5位指名の井上の名前を出した吉原は「チームの4番打者と一緒に同じ球団に行けるのは嬉しいですね」と心強さを感じている様子だった。
ロッテは、巨人と2球団による抽選で東京ガス・石川歩投手(25=中部大)の交渉権を獲得した。
伊東勤監督(51)が巨人原辰徳監督(55)との一騎打ちで、最初に右手で当たりくじを引き当てた。「くじ運はあまり強い方ではないんですが、今日は朝からできるだけ右手を使わないようにしてきました。このために」と幸運の右拳を突き上げた。中継カメラを通して、石川に「ぜひローテーションで2ケタ勝てる投手になって欲しい。明るく楽しくやりましょう」とメッセージを送った。
プロ野球のドラフト会議が24日、都内のホテルで行われた。ロッテは1位指名で巨人と競合したが、くじ引きで石川の交渉権を獲得した。見事に引き当てた伊東監督は「右手を使わないようにしていた。汚れないようにね」と笑みを浮かべた。
即戦力右腕の石川に加え、2位で大型捕手の吉田の指名に成功。今季は里崎が故障で離脱した時期もあったために2番手捕手の育成が課題だった。補強ポイントに合致したドラフト会議となり指揮官は「予定通りいけました。かなり高得点。90点はいけたんじゃないかと思う」と表情が緩んだ。
プロ野球のドラフト会議が24日、都内のホテルで行われた。上武大の三木はロッテの3位指名に「高く評価してくれて嬉しい。守備力でアピールしたい」と意気込みを語った。
石川・遊学館高時代もプロ志望届を出したが、指名漏れ。今年6月の全日本大学選手権で日本一に貢献し「高校の時とは違う手応えがあった。精神面で1番成長できた」と感慨深げに話した。目標とする選手に中日の井端やロッテの鈴木を挙げ「ロッテは活気があり、全員で戦うイメージ。球界を代表する選手になりたい」と意気込んだ。
プロ野球のドラフト会議が24日、都内のホテルで行われた。ロッテが、巨人との競合の末に交渉権を獲得した東京ガスの石川は、伊東監督のガッツポーズに「鳥肌が立った」と笑みを見せた。
昨年指名漏れした悔しさをばねに成長した。最速150キロの速球とカーブ、シンカーが武器で、東アジア大会では日本の抑えとして優勝に貢献。伊東監督からは先発として2桁勝利を期待されている。
プロ入りに不安もあると漏らしながらも「自信のある球種はストレート。強気で攻めていくところを見てもらいたい」と力を込めた。
プロ野球ドラフト会議が24日、都内のホテルで行われた。ロッテは本格派右腕の石川歩投手(東京ガス)を1位指名。巨人との競合となり、抽選の末に交渉権を獲得した。
伊東監督は「2桁以上勝てる投手になって欲しい」と喜びいっぱいに語った。
2位は吉田裕太捕手(立正大)を指名した。3位は三木亮内野手(上武大)、4位は吉原正平投手(日本生命)、5位は井上晴哉内野手(日本生命)、6位は二木康太投手(鹿児島情報)を指名した。
プロ野球の統一球が飛びやすく変更されながら公表されていなかった問題で責任を取って25日に辞任する加藤コミッショナーが24日、ドラフト会議で最後の仕事を終えた。会議の閉会宣言の中で「コミッショナーとして至らぬところがありました」と会場で観覧したファンに謝罪。午前中には日本野球機構(NPB)の事務局を訪れ、職員に退任の挨拶をした。同コミッショナーは9月19日のオーナー会議で統一球問題の責任を取って10月25日に辞任する意向を示していた。
日本シリーズでの使用球に、2011年の統一球導入後、刻印されてきた加藤良三コミッショナーのサインが入っていないことが24日、分かった。
同コミッショナーは統一球問題の責任を取って日本シリーズ開幕前日の25日に退任するため、日本シリーズのロゴだけが刻印された球を使用する。
プロ野球の統一球が飛びやすく変更されながら公表されていなかった問題の責任を取って25日に辞任する加藤良三コミッショナーが24日、東京都内で開かれた新人選手選択会議(ドラフト会議)で最後の仕事を終えた。
ドラフト会議の閉会宣言で「私にとってはこれが最後のドラフト会議。コミッショナーとして大変至らない点があったことを心からお詫び申し上げる」と謝罪すると、会場で観覧したファンからは拍手が起きた。
会議後には、任期中に国際化を進めたことを強調し「拍手をいただいたのはそういう気持ちを共感していただけたのかなと思い嬉しかった」と話した。統一球問題には「日本のボールはいいボール。日本の統一球を国際球にしたいという思いを抱き続けて今日に至る」と振り返った。