投手 | 捕手 | 内野手 | 外野手 |
---|---|---|---|
大嶺 大谷 上野 中後 成瀬 藤岡 唐川 服部 古谷 松永 南 木村 川満 中郷 香月 黒沢 益田 藤谷 阿部 西野 |
里崎 川本 田村 江村 金澤 |
高濱 根元 今江 大松 塀内 鈴木 翔太 細谷 青松 早坂 角 |
清田 荻野 伊志嶺 G.G.佐藤 神戸 角中 加藤 岡田 |
秋季キャンプ(11月1〜22日、千葉県鴨川市営球場)の参加メンバー44人を発表した。
若手中心だが、正捕手・里崎が志願して4年ぶりに参加することが決まった。伊東監督は「練習メニューは着々と出来上がっている。秋は故障をしてもいいぐらいやらないといけない」と地獄のキャンプになることを宣言した。
侍ジャパン・小久保監督の初陣となる台湾遠征(11月8〜10日、台北)に選出されたロッテの松永昂大(25)、益田直也(24)両投手が、コメントを発表した。
昨年ドラフト1位の松永は「日の丸を背負うのは初めての経験なのでとても光栄。最高のパフォーマンスができればと思っています。今年、最後の実戦の場となるので、いい形でルーキーイヤーを終わらせたい」とプロ1年目有終の美へ意気込む。
昨季は新人王、今季は最多セーブとフル回転の益田は「ジャパンのユニホームを着るのは初めてなので嬉しい。プレッシャーもあるけど、その中で胸を張って投球をしたい。ロッテを代表して行く訳なので、それに恥じないピッチングを」と喜びを語った。
日本野球機構(NPB)は28日、日本代表の小久保新監督の初陣となる台湾との強化試合(11月8〜10日・台北)のメンバーを発表し、アマ4選手を含む25選手が選ばれた。
ロッテの益田、松永は、ともに学生時代を含め、日本代表初選出となった。セーブ王を獲得した益田は、小久保監督と同郷・和歌山出身で「偉大だけど気さくな方。同郷でコネで入ったと言われないように、しっかり期待に応えたい」と意気込み。海外に行くのも初で「スラれたりするんじゃないかと…。ドジを踏まないようにしたい」と気を引き締めていた。
ロッテは28日、山下徳人氏(48)の2軍打撃コーチ就任を発表した。
山下氏は箕島、東洋大を経て1987年ドラフト4位でロッテに入団。1998年のシーズンを最後に現役を引退し、翌99年からコーチに転身。2004年から今季までスカウトを務めていた。今回が11年ぶりの“現場復帰”となる。背番号は71。
山下氏は球団を通じ、「スカウトが何年もかけて獲得した選手なので、愛情、情熱を持って大事に育て行きたいと思います。形にとらわれず、選手個々にあったスタイルを築き上げて、1人でも多くの選手を1軍へ送りだせるように頑張ります」とコメント。
侍ジャパンの新メンバーは25日に新設された「侍ジャパンオフィシャルサイト」上で発表された。25選手の平均年齢は23.7歳。
NPBの侍ジャパン事業部長を兼ねる沼沢正二事務局次長は「4年後のWBCで中心として期待している選手」と説明した。侍ジャパンはプロアマが共同運営する野球日本代表マーケティング委員会(JBMC)がサポート。今後は18Uなど各世代の代表もJBMCがプロデュースする。今回、アマチュア選手4人を選出した理由について沼沢局次長は「プロアマで進める最初のゲーム」と説明した。
位置 | 背番 | 選手名 | 所属 | 年齢 |
---|---|---|---|---|
投手 | 12 | 松葉貴大 | オリックス | 23 |
13 | 井納翔一 | DeNA | 27 | |
17 | 三嶋一輝 | DeNA | 23 | |
19 | 野村祐輔 | 広島 | 24 | |
22 | 大野雄大 | 中日 | 25 | |
28 | 松永昂大 | ロッテ | 25 | |
29 | 小川泰弘 | ヤクルト | 23 | |
43 | 大瀬良大地 | 九州共立大 | 22 | |
46 | 高木伴 | NTT東日本 | 23 | |
52 | 益田直也 | ロッテ | 24 | |
56 | 松田遼馬 | 阪神 | 19 | |
捕手 | 25 | 伊藤光 | オリックス | 24 |
27 | 炭谷銀仁朗 | 西武 | 26 | |
内野手 | 2 | 今宮健太 | ソフトバンク | 22 |
4 | 菊池涼介 | 広島 | 23 | |
32 | 浅村栄斗 | 西武 | 22 | |
36 | 川端慎吾 | ヤクルト | 26 | |
38 | 岡崎啓介 | 日立製作所 | 24 | |
39 | 岡大海 | 明大 | 22 | |
63 | 梶谷隆幸 | DeNA | 25 | |
外野手 | 6 | 中田翔 | 日本ハム | 24 |
9 | 丸佳浩 | 広島 | 24 | |
40 | 平田良介 | 中日 | 25 | |
55 | 秋山翔吾 | 西武 | 25 | |
60 | 中村晃 | ソフトバンク | 23 |
※日本シリーズ出場チームからの選出選手の発表は、日本シリーズ終了後に追って発表。
秋の日差しはまだ強い。QVCマリンフィールドに伊東勤監督(51)の呼びかけの下、28日午前11時に1軍全選手が集合した。グラウンドに全員を集めると無人のスタンドを見渡しながら、語り出した。
「この時期に試合をしているチームが2つある。本来ならマリーンズが、そうならないといけなかった。そのために何が足りなかったか?それぞれが考えて欲しい」。
シーズンは3位で終了。西武とのクライマックスシリーズファーストステージを2勝1敗で勝ち越し、仙台でのファイナルステージに駒を進めた。しかし、楽天という壁を破ることはできなかった。10月21日。楽天に敗れ、今シーズンが終了した。QVCマリンにもう1度、戻ってくる−。その強い思いはあと一歩届かなかった。
『翔破』のスローガンを掲げ、1年間、みんなで戦ってきた。「全員で束になって闘おう」。指揮官はベンチで鼓舞し続けた。時には試合中に全員をロッカールームに集め、選手達に闘う気持ちを伝えた。しかし、あと一歩届かなかった。マリンでもう1度、試合をするというファンとの約束を果たせなかった。壁は厚いが、紙一重の差でもある。その悔しい思いを全員に伝えた。そして11月1日から始まる鴨川秋季キャンプでの決意を語った。
「鴨川では、厳しくガンガン行く。みんな、自分の限界に挑戦をしてもらう。覚悟してもらいたい」。
来年こそ日本シリーズという頂上決戦に駒を進める。そのために、地獄の秋季キャンプを実施する。実りの秋とするための厳しい日々を宣言した。その一方で、選手1人1人に声をかけた。
成瀬を呼び止めた。「悔しかっただろう?」。指揮官の呼びかけにエースは答えた。「自分に腹が立ちました」。その力強い一言に強い決意を読み取った。唐川にも直接、思いを伝えた。「秋は大事だぞ。秋の練習で来年は決まると言ってもいい。そういう思いで取り組めよ」。2桁勝利をあと一歩で逃した若き右腕も力強くうなずいた。
鈴木と西野には感謝の言葉を伝え、来年のさらなる飛躍を期待した。「よくやってくれた。いい経験になったと思う。大地は全試合出場お疲れさま。でも来年が大事だぞ」。充実した1年を送った2人の若武者の目はすでに次のステージに向かっているように輝いていた。その頼もしい顔に伊東監督は満足げに笑った。
千葉ロッテの2013年シーズンは終了した。74勝68敗2分け。Aクラスには入ったが、監督、選手達は決して満足はしていない。それぞれの思いを込めた秋が始まる。コオロギやスズムシの鳴き声が聞こえる。それでも伊東マリーンズは秋の音に浸っている時間はない。実りの秋とするため、野球漬けの日々は続く。
(千葉ロッテマリーンズ広報 梶原紀章)