10月29日10月29日キャプテンG・G誕生だ。ロッテG・G・佐藤が伊東監督から、秋季キャンプ限定主将に任命された。自主参加の里崎を除いて「最年長（35歳）だから」と単純明快な理由だが、本人はやる気満々。「里崎さんはおまけなんで（笑）。『笑顔を絶やさず』がテーマになるでしょうね」とムードメーカーらしいスローガンを掲げ、「ファンサービスを積極的にやるよう言っていきたい」とファン密着型キャンプを提唱。テスト生だった1年前から大出世した。
ロッテの来季スカウトに、今季限りで現役引退した小野晋吾氏（38）が就任することが29日、分かった。今日30日に球団から発表される。小野氏は御殿場西（静岡）から93年ドラフト6位でロッテ入り。00年には日曜日の登板で9連勝して「サンデー晋吾」の愛称で親しまれた。ロッテ一筋20年だったが今季は1軍登板がなく、6日にQVCマリンで行われた引退セレモニーでは、今後について「ゆっくり考えたい」と話していた。スカウト陣では、10年間担当していた山下徳人スカウト（48）が来季から2軍打撃コーチに就任する。減員もあって、小野氏に声がかかった。
11月1日から千葉県鴨川市で行われる秋季キャンプで、ロッテの伊東監督がアメとムチを使い分ける。
「故障してもいいくらいやらないといけない」と猛練習を予告する一方で「車があれば休みの日も出かけられるのではないか」とナインにマイカーの持ち込みを許した。昨年までは全てチームバスでの移動だったため、個人的な買い物などに各自が苦労していた。また、G・G・佐藤が秋季キャンプ限定で主将を務める。
ロッテのドラフト1位、東京ガス・石川歩投手（25）＝富山・滑川高出＝が、30日の社会人野球日本選手権（京セラD）1回戦・東邦ガス戦で先発し、ドラフト後初の実戦登板を迎える。石川は7月の都市対抗準々決勝で登板機会なく逆転負けしたJX−ENEOSへの雪辱を宣言した。
都市対抗王者のJX−ENEOSとは、今回も準々決勝（11月5日）で対戦となる組み合わせ。「1人1人ができることをやって、勝ちにつながれば。自分も貢献して、今回は勝ちたい」と誓った。
東邦ガス戦に勝てば、11月3日の2回戦ではオリックス1位指名のJR東日本・吉田一将投手（24）と投げ合う可能性がある。強豪がひしめく厳しいトーナメント戦だが、「強気にストレートで向かっていきたい」と真っ向勝負を宣言した。
ポスティング・システム（入札制度）の新制度として、最高入札額と2番目の入札額の中間を日本の球団が得る金額とする案が検討されていることが29日、分かった。
非公開で一斉に入札して最高入札額を提示した米球団が独占交渉権を得るのは変わらない。設定額は日米間で最終の詰めを行っている。落札球団と選手側との交渉が破談となった場合、球団側へ罰金を科すことも検討されている。入札制度では2011年オフにダルビッシュ（レンジャーズ）が約5170万ドル（約40億円＝当時）で入札されるなど高額な落札額が米球界で問題視された。さらにダルビッシュの際は入札額で1、2位の間に大きな開きがあったために米側が見直しを求め、昨年から協議されてきた。
これまで入札額を明らかにするオークション方式や入札額の上位2球団、もしくは3球団から選手が交渉球団を選ぶ方式など、日米で複数案を出し合って検討してきた。日本野球機構（NPB）の伊藤修久法規部長はこの日、「交渉中なのでお話しできない」と語るにとどめたが、26日（日本時間27日）付のニューヨーク・ポスト紙電子版は11月1日までに合意するとの見通しを報じた。