名前 | 年俸 | 前年比 |
---|---|---|
江村 | 980 | △420 |
田村 | 630 | △30 |
加藤 | 1100 | △100 |
ロッテは22日、22日間の秋季キャンプを打ち上げた。伊東監督は「大嶺の弟が頑張ってきた。結構アピールしていたと思う」と1軍出場のない4年目の翔太を評価した。三塁手の翔太は「浦和(2軍)でやっていたのと同じプレーができた。来年は今江さんを脅かせるようになりたい」と力強く語った。また14選手が25日からQVCマリンで2次キャンプを行う。
ロッテ伊東勤監督(51)が、西武からFA宣言した涌井秀章投手(27)の背番号として「16」を候補に挙げていることが22日、明らかになった。西武ではエースナンバー18を背負っているが「オレの中では16のイメージしかない。涌井と言えば、自分が監督していた時のイメージしかない」と話した。
「16」は涌井がプロ入団時につけていた番号だ。05年、伊東監督と涌井は西武の監督と選手として、ともに日本一を目指して歩み始めた。再びチームに迎え入れるならと、真っ先に浮かんだ数字だった。
「ロッテ入りが決まれば」という前提でだが、「同じチームでやってた人間が、またやるチャンスが訪れた。巡り合わせかもな」と縁を感じている。西武時代は、辛抱強く使い続けて先発完投型に育てた。涌井は19日の初交渉で「伊東さんがいて今の自分がある」と言った。消えない師弟関係。「そういう思いが少しでもあるなら、やったかいがあった」と目を細めた。
背番号「16」は現在、中後がつけている。10番台は12、13が空き番で、涌井に「16」を提示する場合、中後にも相応のナンバーを用意するとみられる。第2回交渉は11月中にも行われ、複数年契約とともに背番号も提示される見込みだ。「同一リーグで、一緒に元チームを倒す立場は楽しい。新しい1ページを開くことになるわな」と伊東監督。元教え子との共闘を、心待ちにしている。
ロッテは23日、QVCマリンで「千葉ロッテマリーンズ 2013年ファン感謝デー」を行う。『「恋チュン」をみんなでつくろう』ではアイドルグループAKB48の「恋するフォーチュンクッキー」をみんなでダンスし、その模様を収録。PVとして動画サイト「ユーチューブ」に投稿する予定だ。
また昨年、好評だった『角中の湯』は『サムライSPA』として松永昂大投手(25)、益田直也投手(24)を中心に足湯につかりながら、楽しむトークショーを展開。『CHIBAおもてなし鍋』では選手が千葉県産の食物を使った豚汁を振る舞う。『マリーンズ大運動会』では3チームに分かれて、大玉ころがし、玉入れ、大縄跳び、9人10脚、綱引き、借り人競争、リレーなど盛り沢山の内容。この他にも様々なイベントが用意されている。
西武からフリーエージェント(FA)宣言し、ロッテ入りが確実とみられる涌井に、背番号16を提示する可能性が浮上した。西武入団1年目の05年から08年までつけていた番号。04年から4年間、西武の監督として涌井を指導してきた伊東監督も「俺の中で涌井のイメージは16。今季は敵として戦ったけど、西武で一緒にやっていたイメージのまま変わっていないからな」と話した。
涌井がレッドソックスに移籍した松坂の後を受け継ぎ、背番号18に変わったのは09年。しかし、指揮官の脳裏には、16のユニホームに身を包んだエースの姿が今でも焼き付いたままだ。プロ野球人生をスタートさせた特別な番号であると同時に、07年には17勝をマークして初の最多勝に輝くなど、数多くの思い出が詰まっている。いわば涌井の原点ともいえる番号だ。
ロッテの背番号16は11年ドラフト2位の中後がつけている。2年目左腕に背番号の変更を打診し、了承が取れれば、次回の第2回交渉で金銭面の条件と合わせて背番号16を提示する公算が大きい。
この日、千葉県鴨川市での秋季キャンプを打ち上げた伊東監督は「うちに来てくれるならそれは巡り合わせ。縁があるのだろうから、大事にしないと」とあらためてラブコールを送った。指揮官の背番号も西武時代につけていた「83」。相思相愛の「83&16」の師弟コンビの復活は近い。
新しいポスティングシステムが、月内に合意する可能性が22日、高くなった。米大リーグ機構(MLB)は既に、いったん白紙撤回した案をベースとした修正案を日本野球機構(NPB)側に提示。順調にいけば、来週中にまとまる見通しだ。
MLBは日本時間の15日朝に、1度は日米で合意した新制度案を急遽破棄。当初は修正案提出まで数週間かかるとされ、越年の可能性まであったが、水面下では一気に交渉が進んでいた。
MLBが破棄した案は、交渉権は入札額1位の球団が得るが、最終落札額が入札額1位と2位の差額に応じて変動するもの。撤回された段階では、例えば、1位が100億円、2位が50億円の入札額なら、最大で差額の65%(32.5億円)が2位の額に上積みされ、日本の球団に入る−計82.5億円−ものだったが、修正案では、最大でも半分以下の30〜40%(約15〜20億円)程度に抑えられ、最終落札額は65〜70億円程度と、2位の額に近くなる。差額のパーセンテージは変動ではなく、固定制になる可能性もある。
入札額の高騰や、1位と2位の間の極端な差額を防げるメリットがあり、この制度を軸に最終調整している模様だ。また、破談の際に最大約2億円の罰金が生じる点には変更がないようだ。
NPB側はこの日、都内で12球団代表者会議を開いて修正案を検討し、オーナー会議でも報告した。宮内コミッショナー代行は「MLBとはまだ合意に至っておらず、現在交渉中。詳しい内容は話せる段階ではないが、両者とも制度は存続させようと、急ピッチで交渉は進んでいる」と説明し、進展を示唆した。NPBは、交渉担当者が近日中に渡米することも検討。ポスティング問題は最終局面に入った。
プロ野球のオーナー会議が22日、東京・港区のグランドプリンスホテル新高輪で開かれ、新コミッショナーの選任について議論したが、結論は出なかった。
2時間近くの会議を終えた宮内議長(コミッショナー代行、オリックスオーナー)は「12球団の合意を得るコミッショナーをまだ見つけることができません」と話した。セ・リーグは元東京地検特捜部長の熊崎勝彦コミッショナー顧問(71)を推し、パ・リーグは日本野球機構(NPB)の荒木重雄特別参与(50)を推薦している。
「私の中では決して五里霧中ではない。ひょっとしたら、まとまる可能性はあります」と宮内議長。“法の番人”としてのコミッショナーに熊崎氏、スポーツビジネスに明るい荒木氏に常務理事を任せる可能性もある。広島・松田オーナーは「もう1回調整があると思う。いい具合にいったら12月くらいに決まる」と話し、水面下で一本化できれば、年内にもう1度臨時オーナー会議を開催して新体制を固める。
10億2700万円の黒字となった2012年度(13年9月期)の決算を承認した。黒字は2期連続。また、NPBが開発中のプロ野球公式記録配信システム「BIS」の新システムは準備が間に合わないために運用開始を1年延期し、15年2月になることが報告された。台湾と強化試合を行った日本代表「侍ジャパン」の現状報告がなされた。
プロ野球のオーナー会議が22日、都内で開かれ、空位となっている新コミッショナーに元東京地検特捜部長で、コミッショナー顧問を務めている熊崎勝彦氏(71)の就任が最有力であることが分かった。
難航していた新コミッショナーの選定。人物像を「球界の番人」とするセと「ビジネス重視」とするパと両リーグ間で大きな隔たりがあった。だが、セはすでに熊崎氏に一本化。この日もヤクルトの衣笠球団社長兼オーナー代行が「セ・リーグは熊崎先生で、という方向性は出ている」と話したように、方針に変更はない。パからは複数の案が挙がるが、結局はまとまった方向性が見いだせず、熊崎案に同調する球団が出てきた模様だ。
オーナー会議議長でコミッショナー代行を務めるオリックス・宮内義彦オーナー(78)も「五里霧中かと言われればそうでもない」と選定作業が進んでいることを示唆。一方、広島の松田オーナーは「もう1回調整する。調整がつけば12月に集まる」と年内決着の可能性を示した。
オーナー会議での議決は「出席全員の4分の3以上の同意が必要」となっており、9球団の賛同で新コミッショナーを選任できる。パ側も短期間で候補者の一本化は難しく、最終的には熊崎氏に落ち着く可能性が高い。
コミッショナー代行の任期は12月31日まで。宮内議長が各球団の案を改めて取りまとめるが、順調にいけば来年1月1日付で熊崎コミッショナーが誕生する。
プロ野球のオーナー会議が22日、都内で開かれ、新コミッショナーを年内をめどに選任する方針を固めた。
コミッショナー代行を務める宮内義彦議長(オリックス球団オーナー)は「五里霧中ではない。私の(議長)任期中に決められるように努力したい」と話した。宮内議長の任期である今年中に12球団の意見を取りまとめ、合意形成ができた段階で、臨時オーナー会議を招集する。
統一球問題で引責辞任した加藤良三コミッショナー(72)の後任について、セ・リーグは元東京地検特捜部長の熊崎勝彦コミッショナー顧問(71)で候補を一本化、パ・リーグは荒木重雄日本野球機構(NPB)特別参与(50)ら複数の候補を推薦している。この日は具体名を挙げての議論はなかった。年内に決まらなかった場合は、野球協約に従い、来年の議長に内定したDeNAの春田真オーナー(44)がコミッショナー代行を務める。
また、統一球問題を調査した第三者委員会の提言を受けたNPBの組織改革については、12球団の理事会で改革案をまとめ、オーナー会議に提出することになった。
千葉ロッテは22日、鴨川市で約3週間にわたり行った秋季キャンプを打ち上げた。打撃中心に約2時間汗を流し、選手会長の成瀬が「来年は日本一になって、秋にキャンプをしないようにしましょう」と手締めした。
伊東ロッテ2年目の秋は「実りの秋」になった。1年目は戦力把握が主眼だったが、今年は自らブルペンで球を受けて手本を示すなど、強化色も鮮明に出した。「昨年より練習量も増えたし、力強さも出てきた」と手応えは十分。来季の戦力として期待できる若手も見いだした。
名前を挙げて評価したのが、来季5年目の翔太と6年目に入る角の22歳コンビ。ともにプロ入り後1軍出場はないが、課題だった「守備も強化していた」と目を細めた。
翔太は「昨秋はケガで見てもらうチャンスがなかったけど、今回は成長を実感できたしアピールもできた。(来季が)最後と思ってやるしかない」と言葉に力を込めた。