わたしはかもめ2013年鴎の便り(11月)

便

11月25日

契約更改

名前年俸前年比
岡田4000
荻野貴3000△850

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ロッテ契約、日本人最重量110キロ新人[ニッカン]

ロッテに超ヘビー級のアジャ・コングが降臨だ!ドラフト5位の日本生命・井上晴哉内野手(24=中大)が25日、大阪市内の同社で契約金5000万円、年俸1200万円(金額は推定)で契約した。体重110キロは現時点で、NPBの日本人選手最重量。迫力満点の巨漢は「打撃に磨きをかけて、日本一に貢献したい」と鼻息を荒くした。

生まれた時から5200グラムと規格外のビッグベビーだった。当然打撃もパンチ力が魅力で、同席した松本編成統括は「パワーは外国人に負けない」と太鼓判。日本生命では主に4番DH、東アジア大会も日本代表の5番で優勝に貢献した。ハンドリングも柔らかく、一塁守備に定評がある。

ワールドクラスなのは力だけじゃない。有名女子プロレスラーにそっくりな外見から愛称は「アジャ」。高校時代は「ボブ・サップ」だった。「女子プロに例えられたのはビックリでしたけど、イヤじゃない」とまんざらでもない様子だ。

さらに見た目通り、チョコ大好きというから期待を裏切らない。12月には新人で埼玉・浦和の菓子工場見学を予定している。「パイの実は譲れない!ヤバイ、眠れないです」とフライングで大興奮。姉のお菓子作りを手伝うこともあり、まさにロッテに入るために生まれてきたような男だ。

チームは右の大砲が不在で、伊東監督も「ブンブンふり回してほしい」と期待する。早くも最重量タイトルを手にした“アジャ”は「何でも1番は嬉しい。取れるもんは取っとかないと」とにんまり。「まだ3冠王とは言わないですよ」と笑いながら、虎視眈々と打の栄冠を狙っている。

井上晴哉(いのうえ・せいや)
1989年(平元)7月3日、広島市生まれ。小4から野球を始め、崇徳では外野手で高校通算31本塁打、甲子園出場なし。中大では1年春に全試合4番で1部昇格に貢献。2年秋に首位打者。3年夏に大学日本代表入り。東都通算12本塁打。日本生命では主に4番DHとして活躍。家族は両親、兄、姉2人。180センチ、110キロ。右投げ右打ち。
重量級プロ野球選手
今季登録では歴代でも最重量の李大浩(オリックス)の130キロがトップで、2位はエルドレッド(広島)の122キロ。上位は外国人が占め、全体12位の中田亮二(中日)の107キロが日本人トップ。日本人選手で100キロ以上は山崎武司(中日=105キロ)細川亨(ソフトバンク=104キロ)ら8人。入団時の中田は115キロで、2年目から107キロに体重減。「ドカベン」香川伸行(南海)の入団時は96キロで登録された。

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荻野貴、850万円増!来季は盗塁「40、50」[スポニチ]

ロッテの荻野貴が契約更改交渉に臨み、850万円アップの年俸3000万円でサインした。

4年目の今季は自身最多の102試合に出場し、打率.275、26盗塁。「ある程度チームに貢献してくれたと言われました」と笑顔だった。シーズン終盤に右太腿裏痛で離脱しており、来季の目標は全試合出場。「盗塁をもう少し意識して増やしたい。40、50はいきたい」と意気込んだ。今季主将を務めた岡田は現状維持の年俸4000万円でサインした。

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ロッテ4位・吉原、「勝利の方程式の一角」へ新球意欲[スポニチ]

ロッテ4位指名の日本生命・吉原が大阪市内で入団交渉を行い、契約金6000万円、年俸1200万円で合意した。

広島・前田健似の最速151キロ右腕は「嬉しくてホッとした。勝利の方程式の一角を担いたい」と決意を語った。チェンジアップ、スライダー、カーブを操るが、現在はスプリットを習得中といい「シュート系も覚えたい」と意欲的。「1試合でも多く1軍で投げたい。野球人生でなったことのない日本一になりたい」と力を込めた。

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幕張の「アジャ」です!ロッテ5位・井上“規格外”[スポニチ]

全てが規格外だ。ロッテからドラフト5位で指名を受けた日本生命・井上が大阪市内の同社で入団交渉に臨み、契約金5000万円、年俸1200万円で合意。出生時の体重は約5200グラム、現在110キロを誇る24歳の超巨漢スラッガーはあだ名を尋ねられると、ニヤリと笑みを浮かべた。

「アジャです。初めて言われたときはびっくりしたけど、嫌じゃなかったですね」。

女子プロレスラーのアジャ・コング(本名・宍戸江利花)に似ていることから、花野巧監督が命名。高校時代は「ボブ・サップ」と呼ばれていたという。現役の日本人選手としては中日・中田亮の107キロを上回る最重量選手。プロ仕様の研ぎ澄まされた肉体を目指す人が多い中で、「何でも1番が良い。獲れるもんは獲っておかないと」とプロ1つ目の「ビッグタイトル」を喜んだ。

ビッグなのは体格だけではない。社会人時代の本塁打数を尋ねられると「数え切れないほど」と豪語。さらに「全部で勝負したいけど、その中で特に打撃。僕が目指すのは全部です」と打撃部門の全タイトル獲得が究極の野望だ。高校、大学、社会人と全て4番を担い、左右に打ち分ける器用な打撃技術も魅力。一塁手のため井口とポジションを争うことになるが「一塁で勝負したい。井口さんの背中を見て学ぶ」と譲らない構えだ。

ロッテのチョコ菓子「パイの実」が大好物で、12月に予定されている工場見学を「やばい。眠れない」と、愛くるしい顔をくしゃくしゃにしながら小躍り。それでも野球の目標を語る際には表情を引き締め、「日本一。そこに自分が貢献したい」と力を込めた。日本人離れした右の大砲「幕張のアジャ」は、チームを10年以来の頂点に導く救世主となる。

伊東監督
「これまでうちにいなかったタイプの打者。性格も面白いらしいね。(守備についても)ハンドリングはうまいと聞いている。」

◇井上ってこんな人

生まれ
1989年(平元)7月3日、広島市生まれの24歳。
身長、体重
1メートル80、110キロ。右投げ右打ち。
経歴
小学4年時に軟式「温品(ゆくしな)ヤングウルフクラブ」で野球を始める。崇徳では甲子園出場経験はなし。高校通算31本塁打。中大では2年秋に首位打者を獲得。東都1部で通算9本塁打。3年夏には大学日本代表に選出された。日本生命では主にDHで4番。10月の東アジア大会(中国・天津)決勝・韓国戦では、3安打を放ち金メダル獲得に貢献。
規格外
出生時の体重は約5200グラム。現在110キロで日本球界の日本人選手の中で最重量。
あだ名
「アジャ」。高校時代は「ボブ・サップ」。
趣味
DVD観賞。お気に入りは「パール・ハーバー」。
好きな言葉
一心不乱。打席に入る前にも言い聞かせて集中力を高めている。
好きな芸能人
松下奈緒。
兄姉
兄と2人の姉がおり、4人きょうだいの末っ子。
好きな菓子
チョコレート菓子。特にロッテの「パイの実」は「譲れないです!」と語るほど大好物。
50メートル走、遠投
6秒8、95メートル。

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ドラ5井上、日本人最重量110キロ「何でも1番は嬉しい」[報知]

ロッテのドラフト5位、日本生命・井上晴哉内野手(24)が25日、大阪市内の同社で入団交渉に臨み、契約金5000万円、年俸1200万円で契約した。現在の体重は110キロ(身長180センチ)で、現時点でのNPB日本人最重量選手が誕生した。

「何でも1番は嬉しいです」。このままの体重で来季を迎えれば、中日・中田亮二の107キロを超える。大のチョコ菓子好きで、12月にロッテの菓子工場の見学があると聞くと「パイの実は譲れない。(製造)ラインに入りたい!!」と、ロッテのロングヒット商品をアピールしながら目を見開いた。

実力も折り紙付きだ。重量級のパワーは松本編成統括が「外国人選手に引けを取らない」と絶賛する。10月の東アジア大会で日本代表の主軸として優勝を飾った大砲は「一塁手で勝負したい。(レギュラーの)井口さんの背中を見て学びたいです」と意気込んだ。

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ドラ4吉原、ドラ5井上と入団合意[報知]

ロッテからドラフトで指名された日本生命の吉原正平投手(24)=174センチ、75キロ、右投右打=と井上晴哉内野手(24)=180センチ、110キロ、右投右打=の入団が25日、決まった。4位指名の吉原は契約金6000万円、年俸1200万円、5位の井上は契約金5000万円、年俸1200万円で合意した。

吉原は「中継ぎとして“勝利の方程式”に入る」と意気込み、井上は「とにかく日本一になりたい」と球団を通じてコメントした。(金額は推定)

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4位の吉原、5位の井上と契約[ニッカン]

ロッテからドラフト指名された日本生命コンビ、4位の吉原正平投手(24=東農大)と5位の井上晴哉内野手(24=中大)が25日、大阪市内の同社で契約を結んだ。

吉原が契約金6000万円、井上は同5000万円で、年俸はともに1200万円(金額は推定)。背番号は未定だ。

中継ぎとして期待がかかる最速151キロ右腕の吉原は「勝利の方程式に入りたい。理想は(クローザーの)益田さんや松永さんの前をバシッと抑えてつなぐこと」と話し、自称マエケン似の笑顔でにっこり。体重110キロのパワーヒッター井上は「バッティングを磨きたい。日本一になるために貢献したい」と意気込んだ。

2人は早くも愛社精神を発揮。井上が「パイの実大好き。美味しいですよね」と言えば、吉原は「アイスは雪見だいふくしか食べません」と応戦。12月に予定している埼玉・浦和の菓子工場見学については、「チャーリーとチョコレート工場みたい」(吉原)、「チョコのラインに流れたいわ」(井上)と、夫婦漫才のような軽妙なトークで笑いを誘った。

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FA涌井と交渉変わらず好感触[ニッカン]

ロッテ林信平球団本部長が25日、QVCマリンで西武からFA宣言した涌井秀章投手(27)との交渉具合について「何もない訳ではない。色んな意味で接触はしています。皆さん(報道陣)にお話しできることは、アナウンスする状態ではない。もうちょっとお待ちください」と話した。

19日に行われたFA交渉で得た好感触は、今も「変わりませんよ」と話した。

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荻野貴が850万増「全試合に」[ニッカン]

ロッテ荻野貴司外野手(28)が25日、QVCマリンで契約更改交渉に臨み、850万円アップの3000万円で更改した。

102試合出場は、プロ4年目で初めての大台。26盗塁も自己最多だった。「ケガで大事なところでいないことが多かったですが、4年間で1番野球ができた日が多かった。そのことに関しては良かった。まずは全試合に出たい。盗塁ももう少し増やしたい。全試合に出場したら45盗塁くらいはしたいと思います」と話した。(金額は推定)

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岡田、規定打席届かず現状維持[ニッカン]

ロッテ岡田幸文外野手(29)が25日、QVCマリンで契約更改交渉に臨み、現状維持の4000万円でサインした。

「規定打席立てていないので、納得してます」と、3年連続での規定打席到達を逃したこともあり、球団の評価を受け入れた。来季に向けても「規定打席を立てないで終わったことが悔しい。スタメンを増やして、勝利に貢献したい」と出場機会を増やすことに重点を置いていた。(金額は推定)

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ロッテ・荻野貴は3000万円で契約更改「50盗塁目指す」[サンスポ]

ロッテの荻野貴は25日、850万円増の年俸3000万円で契約を更改した。今季はともに自己最多となる102試合の出場で26盗塁をマーク。ただシーズン終盤はけがで戦列を離脱し「1年間、しっかり戦えるようにしたい。全試合に出たら(盗塁数は)40、50を目指したい」と意気込んだ。

岡田は現状維持の年俸4000万円でサインした。今季は主将を務めたが打率が2割5分9厘にとどまり「自分の成績が伴わないと厳しい」と来季の奮起を誓った。(金額は推定)

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パの試合映像、台湾で放送へ!PLM提供で基本合意[スポニチ]

パ・リーグ6球団がリーグ振興を目的に設立した共同事業会社のパシフィックリーグマーケティング(PLM)が来季、台湾のテレビ局にニュース用に試合の映像を提供することで基本合意していることが25日、分かった。条件面など詰めの交渉を続けている。

台湾では3月に行われたWBCの2次ラウンドで日本と延長戦を演じた。敗れはしたが、この試合などをきっかけに日本のプロ野球人気が高まっているとされPLMではファンの拡大を目指す。映像はプレーなどを数分間にまとめたもので、台湾の複数のテレビ局と交渉している。関係者によると、今後は韓国への進出も目指し、試合中継の売り込みにつなげたいとしている。

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新ポスティングシステムが11月中にも合意か、NPB幹部渡米へ[サンスポ]

日米間で協議を続けているポスティングシステム(入札制度)の新制度が今月中にも合意する可能性があることが25日、分かった。米大リーグ機構(MLB)との交渉のために、日本野球機構(NPB)の伊藤修久法規部長らが26日にも渡米する。

伊藤法規部長は「日米双方が即日、各球団に条文を流して承認作業をやることになると思う」と見通しを説明。順調なら米国が感謝祭の祝日に入る28日までに新制度をまとめたいとしている。

新制度は、1度は日米間で合意に達していたが、日本側が国内での調整に時間がかかったことなどを理由にMLB側が取り下げて、修正案を提出することを決定。その後、20日に日米間の交渉を再開して早期合意を目指す方針を確認し、協議を続けていた。

同制度は現在失効状態だが、将来的な大リーグ挑戦の希望を表明しているプロ野球楽天の田中将大投手(25)が移籍する場合は新制度が成立している必要がある。

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どうなるポスティング・システム修正案、米報道が「予想」[スポニチ]

「仮に当初の案が入札額1、2位の差額50%を2位の金額に上乗せするものだったとすれば、この割合を40〜30%に下げられればMLB側としては交渉に成功したことになる」と説明。1位の入札額が110億円で2位が100億円だとすると、50%の場合は105億円だったものが、30%なら103億円に下がる。ちなみに、当初の案では「1位と2位の入札額の中間点」とされていたが、具体的に「差額何%で」とは明らかにされていない。

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2013年度表彰選手(最優秀新人)投票結果

セントラル・リーグパシフィック・リーグ
選手名球団得票数選手名球団得票数
★小川泰弘252★則本昂大223
菅野智之13佐藤達也4
藤浪晋太郎8大谷翔平4
西野勇士1
千賀滉大1

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[千葉魂]「失敗は成功だ」、エジソン発、里崎経由、大地行きの教え[千葉日報]

ある時の試合前ロッカー。鈴木大地内野手(24)と子供のときに読んだ本の話をした。どんな本をよく読んでいたか?どんな本を子供達に読んでもらいたいか?彼は「伝記が好きだった」と言った。国内外問わず、歴史上の人物の話を読んだ。中でも好きな人物は?という問いに間髪入れず、面白い答えが返ってきた。

「エジソンですね。1番印象に残っています」。

この話で盛り上がっていると、同じくロッカーでくつろいでいた里崎智也捕手(37)も参加してきた。彼もまたアメリカの発明家であるトーマス・エジソンの話を子供のときに読んで感銘を受けたという。里崎は言った。

「エジソンには失敗に関するエピソードが沢山出てくる。その中でも今、自分の心に中に刻んでいる言葉がある。『それは失敗じゃなくて、その方法ではうまくいかないことが分かったのだから成功なのだよ』という言葉だよね」。

鈴木も強く頷いた。失敗に向き合う考え方。とりわけ野球には失敗はつきものである。日々のゲームの中に必ず起こりうる失敗と、どのように向き合うか。その捉え方、対応1つでその後の野球人生は大きく変わる。それを身を持って証明してきたのが里崎だ。

「失敗を失敗のままで終わらせてはダメ。なぜ失敗したかを考えて、次につなげないといけない。失敗に学ぶことは結果的に成功につながると思う。失敗、ミスが1番悪いことじゃない。1番駄目なのは失敗をほったらかしにすること」。

里崎は熱く語り出した。何気ない世間話のはずが、いつの間にか講演の様相を呈してきた。真剣に何度も頷きながら聞き入る若者。人生体験を交えながら熱く語るベテラン。千葉ロッテマリーンズでは往々にして、このような光景を目にする。よき伝統である。

「失敗に学び、結果的に大成功を収めることがある。目の前の失敗を怖れたり、それをカッコ悪いなんて思ったら駄目だぞ。こういうやり方をしたら失敗したと分かったことが、成功だと思う」。

鈴木は今シーズン、チームで唯一、全試合に出場した。2年目ながら1番から9番まで全打順を経験した。当然、沢山の失敗もした。時には悔しくて眠れない日もあったし、自分に腹が立ち、感情の置き場のない時もあった。しかし、なぜ失敗をしたかを考え、翌日には誰よりも早く球場に現れ、グラウンドで汗を流し、失敗点の改善に取り組む作業を繰り返してきた。決して失敗に背を向けず、向き合って日々を過ごしてきた。その結果として21日には遊撃手部門のパ・リーグベストナインに選ばれた。

この吉報を聞いた時、あの時のロッカーのエピソードをふと思い出した。無性に書きたくなった。そういえば、里崎のこんな締めで失敗論の講座は終わりになったと思う。

「人生に失敗はつきもの。失敗の積み重ねだよ」。

プロ16年目。37歳。日本を代表する捕手として数々の栄光を手にしてきた。リードに正解はないと言われる。それゆえに失敗と捉えられることもある。悩み、苦しみ、失敗と向き合い生きてきた里崎の言葉はなんとも含蓄に溢れていた。ベテランにも若手にも生きていれば失敗はある。千葉ロッテマリーンズはこれからも失敗を怖れずに戦う。

(千葉ロッテマリーンズ広報 梶原紀章)

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