12月11日12月11日ロッテの今江敏晃内野手（30）が11日、来季に向けて“いわきの誓い”を立てた。東日本大震災で被災した福島・いわき市訪問も今年で3年目。市内の小学校などを訪ね、「来年は打点王を取りたい。3ケタ（100打点）いきたい」と今季74打点から大幅増での、タイトル獲得を宣言した。
昨年12月に訪れた際には「またオールスターで戻ってくる」と、いわきでの球宴出場を約束。交流戦から4番で起用されると打撃でチームをけん引し、監督推薦で7年ぶり2度目の球宴出場を果たした。
来季は開幕から4番として期待され、伊東監督からは「20発指令」も受けている。「今までとは違う自分、成長した自分を見せたい」。海外FA権を行使せず残留を表明して今江は15日に契約更改を行い、2年総額4億円でサインする見込みだ。
ロッテの今江が来季の打点王獲得を宣言した。11日、東日本大震災で大きな被害を受けた福島県いわき市を3年連続で訪問し、地元の小中学生らを激励。昨年12月に訪れた際には、今年7月にいわきグリーンスタジアムで開催された球宴で同市に戻ってくることを誓い、その約束を果たした。
「いわき市で言ったことは（必ず）実現するということになればいい」と語る今江の新たな約束は、打点王のタイトル獲得。今季は打率.325、本塁打10本、打点74の好成績を残したが「納得はしていない。打点はチームにもっとも貢献度が高い。3桁を目指して打点王を目指したい」。伊東監督は来季も4番で起用する考えで、本塁打20本のノルマを課している。小学生からは「今江コール」で熱烈な歓迎を受け、「いわき市の子供達にたくさん打っている姿を見せたい」と力強かった。
ロッテ今江敏晃内野手（30）が11日、福島・いわき市立の磐崎小と泉小を訪問した。東日本大震災のあった11年から3年連続の訪問となった。
磐崎小では「い〜ま〜え〜、今江としあき〜」と、QVCマリンの応援団と同じ「今江コール」で出迎えられた。「スタジアムにいるみたい。ありがとうございます」と感激していた。
ロッテを自由契約となり、大リーグ挑戦を表明している渡辺俊介投手（37）の移籍先としてレッドソックスが有力であることが10日（日本時間11日）、分かった。マイナー契約となる見込みで、契約がまとまれば来春のメジャーキャンプには招待選手として参加する。
メジャーでは絶対数が少ない下手投げの渡辺に複数球団が興味を示す中、上原、田沢らを擁し今季ワールドシリーズを制した世界一軍団が熱心に交渉を進めていた。
レ軍関係者は「渡辺について話し合いを続けている。来春のキャンプに来てくれることになると思う」と明かした。ジョン・ファレル監督ら首脳陣も既にビデオで渡辺の投球を確認済みだという。
レ軍では過去に野茂、松坂、岡島、斎藤らが活躍。日本人投手の調整法をよく理解しており、ファレル監督も前日、楽天・田中について質問された際に「ボストンは過去に日本人投手が成功している。今季も上原と田沢がいた」と話している。
「メジャーの可能性がゼロでなければ、契約してくれると言った球団に行く」という渡辺にとっても魅力的な球団であるのは間違いない。
キャンプでアピールさえできれば、上原、田沢との日本人3投手によるリレーも実現するかもしれない。
今季米大リーグのワールドシリーズを制したレッドソックスが、プロ野球ロッテから自由契約となった渡辺俊介投手（37）とマイナー契約を結ぶ見通しであることが11日、分かった。チェリントン・ゼネラルマネジャーが交渉を進めていることを明らかにした。
渡辺は今オフ、ロッテに米球界挑戦の希望を伝え、退団が認められた。右下手投げの変則投法を生かし、メジャーでの活躍を目指す。
渡辺は新日鉄君津から2001年にロッテ入りし、06、09年にはワールド・ベースボール・クラシック（WBC）日本代表に選ばれ、2連覇に貢献した。ロッテでの通算成績は87勝82敗、防御率3.65。