わたしはかもめ2013年鴎の便り(12月)

便

12月12日

契約更改

名前年俸前年比
西野2640△2200
服部2300△1580
サブロー13000
G.G.佐藤1300△300

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ロッテ西野がサンデー伝説「29」を継承[ニッカン]

「サンデー勇士」の誕生?だ。ロッテ西野勇士投手(22)が12日、QVCマリンで契約更改を行い、今季の6倍となる年俸2640万円(金額は推定)でサインした。背番号も「67」から、過去に「マサカリ投法」で知られる村田兆治氏(64)らが背負った「29」への変更が決定。「長い期間ロッテを支えた方々がつけたすごい番号。僕もチームを支えられる選手に」と笑顔で話した。

変更は前任者の“ご指名”。今季まで「29」をつけた小野晋吾氏(38=現スカウト)の引退会見直前。埼玉・浦和の2軍施設で「お前が1番相応しい。29をつけて欲しい」と打診された。西野は支配下登録1年目の今季、育成出身初の初先発勝利からチーム最多の9勝と大ブレーク。未来のエース候補として見初められた。

まだ早いという思いもあった。それでも「晋吾さんの思いに応えたかった」。交渉の席で球団から背番号の話題を振られると、自らつけたいと申し入れた。1年前は、同僚の育成メンバーが次々と解雇され戦々恐々としていた。「崖っぷち」から想像もできなかったステップアップを遂げた。

「去年だけだったと言われないよう、来年こそ2ケタ勝利」と目標は明確。サンデー兆治、サンデー晋吾に続くサンデー伝説の後継者候補は「土日の方がお客さんも多いし、勝ったら楽しいですよね」と満更でもない。年俸500%増は、球団史上最高の昇給率となった。年内の自動車運転免許取得を目指しており、昇給分は新車代になりそうだが「僕は契約金をもらってないので、あとは貯金したい」。大出世にも、庶民派右腕の答えは素朴なままだった。

ロッテ西野が440万円から500%アップの2640万円で契約更改。昇給率500%は史上8位。ロッテでは95年榎康弘投手の377%(440万円→2100万円)を上回る球団史上最高で、今オフの契約更改でも岡田俊哉(中日)の417%(580万円→3000万円)を上回る12球団最高となった。

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ロッテ・西野、年俸6倍!エースナンバー「29」に[サンスポ]

ロッテ・西野勇士投手(22)が12日、2200万円増の年俸2640万円でサインした。昨年11月に育成から支配下選手登録されて9勝(6敗)を挙げ、440万円から一気の6倍増は、球団史上最高のアップ率となった。

年内に運転免許を取得予定だが、「(車は)まだ決めていない。契約金をもらっていないので貯金したい」と支度金しかない育成を経験した苦労人らしかった。

「67」だった背番号は村田兆治氏らがつけたチームのエースナンバー「29」に変わる。今季限りで引退した小野晋吾氏から直接託され、「来季こそ2桁勝てるように。何年もチームを支えられるように頑張りたい」とエース継承を誓った。

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ロッテ・サブロー直訴!交渉難航の涌井「絶対取って」[サンスポ]

西武から国内フリーエージェント(FA)宣言した涌井秀章投手(27)がいまだに移籍か残留か決まっていない。11月9日に、初交渉を行ったロッテ側でも、これまでのところ、なかなか色よい返事がもらえず、12日には契約更改の席でサブロー外野手(37)が球団側に交渉の進展ぶりを確認するとともに、涌井の獲得を訴える異例の事態になった。一方で西武・伊原春樹監督(64)はこの日、涌井残留に改めてラブコールを送った。

ロッテと涌井の交渉が暗礁に乗り上げている。11月9日に初交渉を行った時点では、好感触で早々に入団決定かと思われた。しかし、1ヶ月以上が経過したまま、落ち着き先が決まっていない。

現在は代理人が間に入って、水面下で交渉を続けているが、条件面などで難航している。ロッテ側は涌井本人と初交渉以降は一度も接触していない、という。

そんな中、ロッテの選手の中からは「涌井の交渉はどうなっているんだ」という声が出始めた。3年契約の2年目を終え、現状維持の年俸1億3000万円でサインしたサブローは、交渉の席で口にしたのは自分のことではなく、涌井の話だった。

契約書にサインしながら「涌井はどうなっているんですか?」とたずねた。同時に、「涌井が来たら優勝できるから、絶対に取って欲しい」と林球団本部長に要望した。

これに対し、林本部長は「もう少し待って下さい」と応じ、「(交渉の)キャッチボールはしているけど、激しい応酬がされているとかではない。マイナスの方向に話が行っている訳ではない」と説明した、という。

この日、契約を更改したG・G・佐藤も涌井について「何でもめているんですか?真相は何なんですか?来て欲しいですね」と話すなど、ナインも涌井の動向を気にしている。

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育成の星だ!西野、球団史上最高500%アップ[スポニチ]

ロッテの西野勇士投手(22)が12日、QVCマリンで契約更改交渉に臨み、今季の年俸440万円から500%アップの2640万円でサインした。育成選手から昨年11月に支配下選手登録され、いきなり9勝。94年に377%アップを果たした榎康弘を抜き、球団史上最高の上げ幅を記録した。さらに背番号も「67」からOBの村田兆治氏がつけていた「29」への変更も決定。雑草右腕にとってダブルの喜びとなった。

「育成の星」に一足早いビッグなクリスマスプレゼントが届いた。1年で給料が実に6倍に膨れ上がった西野は、喜びを爆発させた。

「6倍です。驚きました。こういう経験はまったくなかったですから。凄く嬉しいです」。

過去の球団最高アップ率は、94年に榎(現球団広報)が年俸440万円から2100万円になった際の377%増。球団の歴史を塗り替えるとともに、今オフの球界最高の上げ幅となった。「榎さんが球団記録というのは知っていた。僕みたいに低い年俸の選手でなければ記録は超えられないと思っていた」。現在は普通自動車免許を取得中で「車が欲しい」と早くも上がった年俸分の使い道に思いを巡らせた。

4年間の育成での下積みを経て、昨年11月に支配下登録選手に。今年4月8日の楽天戦(Kスタ宮城)でプロ初先発し、育成出身投手で史上初の初先発初勝利の快挙を達成した。その後は先発ローテーションの軸として、パ・リーグの育成出身投手で過去最多の9勝をマーク。「1年前は崖っ縁だったので、今の自分は想像もできなかった。いいシーズンでした」。自らの右腕でチャンスを生かし、人生を変えた。

さらに嬉しいプレゼントが用意されていた。かつて村田兆治氏らが背負った栄光の背番号「29」だ。今季限りで現役を引退した小野から「お前が相応しい。29をつけてくれ」と番号の継承を打診されたという。「チームを支えてきた投手がつけてきた番号。その期待に応えたい」と西野は表情を引き締めた。

今季はあと一歩のところで2桁勝利を逃した。「10勝できなかったのは悔しい。来年こそは2桁勝ちたい」。年俸が大幅アップした喜びと同時に、自覚と責任をかみ締めた。

榎球団広報
「悔しさはないですね。成績を残しているし、文句のない活躍だった。来季も頑張って欲しい。」

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サブロー、球団に涌井獲り直談判「あいつ来れば優勝できる」[スポニチ]

ロッテのサブローが契約更改の席で、林信平球団本部長に西武からFA宣言した涌井の獲得を強く要望した。

自身は3年契約の2年目とあって現状維持の1億3000万円でサイン。話題は自身のことよりも涌井の交渉状況に移り「涌井はどうなってるんですか?絶対に獲ってくださいよ」と直談判したという。サブローは「あいつが来てくれれば優勝できる。本部長も“頑張るから”と言ってくれた」とベテランらしく来季の戦力構想にも気を配っていた。

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西野、500%アップ!歴代8番目のアップ率![報知]

ロッテの西野勇士投手(22)が12日、QVCで契約更改を行い、440万円から2200万円増の2640万円でサインした。500%アップは歴代8番目のアップ率で、球団では94年の榎康弘の377%(440万円から2100万円)を超える史上最高。「驚きました。今までにこのような経験はなかったので、嬉しいです」と喜びをかみしめた。

昨年11月に育成から支配下登録をつかみ、迎えた5年目の今季。4月8日の楽天戦(Kスタ)でプロ初先発初勝利を挙げて以降、チーム最多タイの9勝(6敗)をマーク。先発ローテーションの柱として活躍した右腕には、大幅昇給とともに、もう1つサプライズもあった。

来季から背番号が「67」から、「29」に変更することが決定した。今季限りで現役を引退した小野晋吾から「29をつけてくれないか。お前が1番相応しい」と直接打診されたという。かつては村田兆治が背負ったエース番号を託されることになった。「少し重圧もあるけど、すすめてくれた小野さんに恩返しできるように頑張ります」と気を引き締め直した。

わずか1年で取り巻く環境が激変した。サクセスストーリーを歩む雑草右腕は「去年だけだったと言われないようにしたい。来年こそ2ケタ勝って、何年もチームを支える選手になっていきたい」と力を込めた。偉大な先輩が背負った背番号とともに、エースへと突き進む。

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サブロー「涌井来て!」9年ぶりVへ[報知]

ロッテのサブロー外野手(37)が12日、QVCで契約更改を行い、球団に対し「涌井獲り」を直談判したと明かした。現状維持の1億3000万円でサインしたベテランは、9年ぶりのV奪回にに向け必要なものを聞かれ「涌井でしょう。(林球団)本部長にも『絶対に獲ってください』とお願いした」と、西武からFA宣言し、獲得交渉中の右腕獲得を切り札に挙げた。

3年契約の3年目となる来季に向けた交渉は15分程度で終了。話題の大半は涌井だった。「来てくれたら唐川にも成瀬にも刺激になるし、相乗効果も期待できる。チームに勢いをもたらしてくれる」と力説。林球団本部長も「絶対に獲れるように頑張る」と告げたという。

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西野、ロッテの伝統背番「29」継承!育成からエース候補に[スポニチ]

ロッテの西野勇士投手(22)が12日、QVCマリンフィールドで契約更改交渉に臨み、「マサカリ投法」の村田兆治氏(64)に代表される伝統の背番号「29」を継承することが決まった。

西野は2008年の育成ドラフト5巡目でロッテ入り。昨秋のキャンプから支配下登録され、今季は24試合に登板して唐川、古谷と並ぶチームトップの9勝(6敗)をマークした。

球団は今季前半戦の快進撃とチームの3年ぶりのAクラス入りの立役者になった西野の活躍を高く評価。「29」を背負っていた小野が今季限りで現役を引退したため、西野に変更を打診していた。

「チームを支えられる選手になれたら」と決意を語った西野。この日の契約更改では2200万円増の年俸2640万円でサイン。年俸は440万円から6倍になり「驚きました。嬉しいです」と喜んでいた。

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ロッテ・西野、球団史上最高アップ率の2640万円でサイン[サンスポ]

ロッテ・西野が12日、契約更改に臨み、2200万円増の年俸2640万円でサインした。来季背番号は「67」から村田兆治らがつけたエース番号「29」に変更される。

昨オフに育成から支配下登録され9勝(6敗)を挙げる活躍で、年俸440万円から一気に6倍の500%増。ロッテでは94年、榎の366%増を越える、球団史上最高のアップ率となった。

西野は「去年だけだったと思われないように、来季こそは2桁勝てるように頑張りたい」と意気込み。「車を買いたいが、まだ決めていない。ドラフトで入った選手と違って、契約金をもらっていないので、貯金したい」と苦労人らしく謙虚に語った。(金額は推定)

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服部1580万増「1番いい」[ニッカン]

ロッテ服部泰卓投手(31)が12日、QVCマリンで契約を更改し、1580万円増の2300万円(金額は推定)でサインした。

今季はオリックスとの開幕戦でプロ初勝利を飾るなど、自己最多の51試合に登板。左のワンポイントとして20ホールド、防御率3.38の成績を残した。「個人的には今までで1番いいシーズンだった。失敗もいくつかあったし、人のランナーを返すというのはリリーフ投手としてイヤだったので、来年はそこをどうにかして優勝に貢献したい」と話した。

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サブロー反省更改…成績不満[ニッカン]

ロッテ・サブロー外野手(37)が12日、QVCマリンで契約更改交渉に臨み、現状維持の1億3000万円(金額は推定)でサインした。

今季は3年契約の2年目。73試合に出場して打率2割4分5厘、5本塁打、24打点の成績だった。ベテランとして若手を精神的に支えるリーダーシップを発揮したが「個人としては話にならない。全部が足りなかった。最後やめる前にここ(QVC)で胴上げして、もう1回日本一になりたい」と話した。

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西野500%増、球団最高昇給率[ニッカン]

ロッテ西野勇士投手(22)が12日、QVCマリンで契約を更改し、今季の6倍となる2640万円(金額は推定)でサインした。

昇給率500%は球団史上最高。また来季から、背番号「67」から「29」に変更されることも決まった。

「29」は村田兆治氏や、今季限りで現役引退した小野晋吾氏(現スカウト)が背負った名誉あるナンバー。育成ドラフト出身者として史上初の初先発勝利から、今季チーム最多の9勝を積み上げた右腕は「重みはありますけど、僕も何年もチームを支えられる選手になりたい。来年こそは2ケタ勝利を」と笑顔で話した。

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GG佐藤チームの和乱さず増額[ニッカン]

ロッテG・G・佐藤外野手(35)が12日、QVCマリンで契約更改交渉に望み、300万円増の1300万円(金額は推定)でサインした。

昨秋にテスト生として合格。新天地1年目は8月の楽天戦で初回に満塁弾を放ち、同日本ハム戦ではお立ち台で決めぜりふ「キモティ〜」を叫ぶなど、出場30試合ながらインパクトある活躍を見せた。

ムードメーカーとしても存在感を示し、会見でもG・G節が炸裂。「球団からは『チームの和をよくぞ乱さなかった』と評価されました。最近は(ファン感謝デーに踊った)『恋チュン』の(YouTube)再生回数を伸ばすために、毎日10回くらい見てます。去年はイタリア帰りということもあって、体重が増えてしまった。白ワインを控えて赤ワインにして、晩酌も減らしたい」と話した。

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西野は6倍増で契約更改[報知]

ロッテの西野が12日、2200万円増の年俸2640万円で契約更改した。昨年11月に育成選手から支配下選手契約をつかみ、今季は先発陣の一角として9勝(6敗)をマーク。年俸は440万円から6倍になり「驚きました。嬉しいです」と素直に喜んだ。

来季から背番号がかつてのエース村田兆治らがつけた29番に変わる。「チームを支えられる選手になれたら」と意気込んだ。

来季が3年契約の最終年のサブローは現状維持の年俸1億3000万円で更改した。(金額は推定)

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[注目選手の素顔]SMELLで締める!ロッテ・益田はお香投手[サンスポ]

担当記者が注目選手の素顔に迫る企画。第5回はロッテの守護神・益田直也投手(24)にズームインします。昨季は新人王、2年目の今季はパ・リーグ最多となる33セーブを挙げて2年連続でタイトルを獲得。そんな益田の癒やしタイムはお香と半身浴。侍ジャパンにも選出され、今や日本の新守護神にまで上り詰めた益田のこだわりのリラックス法とは…。

◇リラックス法

来季の契約更改も済ませ、シーズンオフに突入した益田は、何と茶髪になって現れた。

「本当はもっと(色を)明るくしようと思ったんですが、時間がかかるといわれたので。時間があるときに、もっと明るくするかも」。

抑え投手は過酷な仕事だ。打たれれば、チームの敗戦に直結してしまうことが多い。それだけに公私とも気持ちの切り替えは大切になる。

チームでは茶髪禁止だが、「(シーズン中も)休日は何をやっても構わない。それがウチのチームカラー」というのが伊東監督の方針。益田にとって髪の色も、オンとオフの切り替えの1つといえる。

そんな益田を日々癒やすのがお香。米国生まれの人気お香ブランド「GONESH(ガネッシュ)」の「No.8」を愛用し、家の中では1日中たきっぱなしだという。さらに球場へ向かう車の中や、遠征先、キャンプのホテルの部屋にも持参するほど徹底している。 「始めたのは大学1年のとき。先輩がやっていて。この匂いをかいでいるだけでリラックスできる。落ち着くし、疲れも吹っ飛びます」。

GONESHは約40種類あるが「甘い中にも爽やかな感じがある」というNo.8の人気が高い。「その先輩はもっと甘い匂いのを使っていたんですが、僕はこれがよかったので、ずっと使っています」と数種類を試してたどり着いた。家で使用するスティックタイプ(100本入り、約1500円)、車載用(約600円)などを量販店で購入し、絶やさないようにしている。

◇試合後はコレ

さらに、試合後にハマっているのが半身浴だ。自宅や遠征先の浴槽で「(防水の)携帯やiPadでYouTubeを見たり、漫画を読んだり。動画で音楽を聴いたり、野球も見ます。自分の投球は見ないけれど、他の人の投球や珍プレー好プレーを見たりもします」と気がつけば1時間程度も浸かっていることもあるという。

11月30日の契約更改交渉後の会見では8ヶ月間の交際を経て、7月に都内在住の一般女性と結婚していたことを発表。もちろん最大の癒やしは、新妻の存在でもある。

「打たれたときはロッカーで反省して、球場を出るときには頭を切り替えている」と家に野球を持ちこむことはしないという。「結婚もしたし、もっともっと頑張らないと。来年は結婚してダメになったと言われないようにしたい」。

入団から3年連続のタイトル獲得。そして侍ジャパンの守護神として、4年後のWBC出場へ。3年目の来季はさらなる飛躍を遂げる。

◇国内旅行で母親孝行

12月は「早めに和歌山に帰省しようと思っています。何かできることがあれば」と母親孝行にあてるつもり。「今年はちょっと無理なので、国内旅行になるけれど、来年はどこか外国に連れて行ってあげたい」と計画している。優勝旅行なら満願成就!?新妻だけではない。母・しのぶさん(47)のためにも活躍を続ける。

◇肩もみもプロ並み!?

母子家庭で育ち、母親を大事にする益田は、高校生の頃から母・しのぶさん(47)の肩もみをするようになった。関西国際大時代は「監督の専属トレーナーでした」と苦笑いを浮かべ、鈴木英之監督から「うまいなぁ。野球をやめても食っていけるぞ」と絶賛されたという。しかも肩もみが、野球にもつながった。「おかげで、指先の筋肉を鍛えられて強くなった」と益田。親孝行が思わぬ効果を生んだようだ。

◇左右二刀流!

手先は器用で、元々は左利き。打撃も中学の途中までは左打ちだったが、鉛筆や箸、ボールを投げることなどは右利きにされたという。それでも「トランプを切ったり、みかんをむいたり、ペットボトルを開けるのは、今でも左」。もちろん、左手でも投げられる。レンジャーズのダルビッシュなどがトレーニングで左投げを取り入れているが、益田も左手用のグラブを持っており「60メートルぐらい投げられます」と試合前に練習の一環として取り入れている。

◇[取材後記]トークは抑えが効かない?!侍ジャパンで初海外「スラれないように」

チームでは抑え役だが、トークでは抑えが効かない?!

侍ジャパンに選出されると「同郷(和歌山)の小久保監督なので、コネで入ったと言われないように、しっかり期待に応えたい」。「(台湾遠征は)初海外なので、スラれたりするんじゃないかと…。ドジを踏まないようにしたい」などと関西人の血が騒ぐ。 結婚報告の際には「とりあえず離婚しないように頑張ります」とパンチのきいたコメントも飛び出した。

しかし役割上、セーブを挙げたときよりも、失敗したときの方が注目されてしまい、先発投手のように大きな記事で取り上げる機会は少ない。打たれたときに話を聞きに行く機会が多くなり、いつも申し訳なく思っている。

球団納会(11月28日)で別室にいた報道陣に、わざわざビールを注ぎにきた益田に、その話をすると「大丈夫です。来年は打たれませんから」と笑顔で力強い言葉が返ってきた。

来年は優勝決定時のマウンドでガッツポーズする益田の姿を、ぜひ見てみたいと願っている。

益田直也(ますだ・なおや)
1989(平成元)年10月25日生まれ、24歳。和歌山県出身。市和歌山商高(現市和歌山高)から関西国際大を経て、2012年ドラフト4位でロッテ入団。同年にいずれも新人のプロ野球新記録となる72試合登板、41ホールド、43ホールドポイントを記録し、新人王に選出。今季は33セーブで最多セーブのタイトルを獲得した。通算成績は140試合に登板、4勝8敗34S、防御率2.16。1メートル77、80キロ。右投げ右打ち。既婚。来季年俸7200万円。背番号52。

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