12月28日12月28日ついに電車男が免許を取った。ロッテ西野勇士投手（22）が27日、埼玉・鴻巣市内の試験場で普通自動車免許（AT車に限る）を取得。地元富山で自身の後援会イベントに出席した28日、球団は「適正試験と学科試験に一発合格し、見事、取得しました」と異例の発表を行った。
育成から昇格1年目の今季、西野は埼玉・浦和の寮から電車通勤する庶民派として親しまれた。初の個人グッズはパスケース。QVCマリンでは、ユニホーム姿で駅の改札を通るシュールなCMまで放送された。だが現実問題、移動の“足”が電車だけなのは若干不便。シーズン後、教習所に通い「無事合格できて嬉しい。なんだかんだ時間がなくて大変だった」と年内取得をクリアした。
ただ、来年新車の購入意思はなく、すぐに自動車男にはならない。鍛錬に余念のない実直右腕は「自転車を買って球場まで通おうと思う」と、まさかの自転車男転身？をもくろんでいる。あと1歩届かなかった2ケタ勝利へ、通勤時間も筋トレに充てる。
実はすぐに車を買わないのは、「初心者マークついてると『あれ西野じゃん』ってすぐバレますよね」という恥ずかしさもあるのだが…。球団はちゃっかり、個人グッズ第2弾として若葉マーク型シール発売も検討している。
ロッテ・西野が28日、7月に設立された後援会に出席し、前日27日に運転免許を取得したことを明かした。今季はさいたま市の寮からQVCマリンまで電車通勤。年俸2640万円に大幅増し、高級車の購入も可能だろうが「来年は車は買わない予定。初心を忘れず、今年と同じく電車通勤します」と殊勝に話した。
ロッテ・伊東監督が若手選手に対し、年末年始もトレーニングに励むことを厳命した。
「遊びが楽しいやろうけど、休んでいいのは3年続けてレギュラーを獲ってから。オフ期間で差が出る。どこでも走れるし、どこにでもジムがあるやろ」。自身も20代までは春季キャンプに向けて、ほぼ休みなしで練習していたという。沖縄で自主トレ中の3年目・伊志嶺は「元日も地元（宮古島）で走る。アピールしなければいけない立場なのでキャンプまで追い込みます」と力強かった。
来季9年ぶりの優勝を目指すロッテの伊東勤監督（51）が、若手に「オフ無休」を厳命した。「遊ぶことは楽しい。でも、今は野球をやらないといけない人達は、常に野球のことを考えて生活して欲しい」と鬼指令を下した。
指揮官は現役時代、オフもほぼ無休で練習。ベストナイン10度の名捕手に上り詰めた。伊東監督は「いかにプロ意識を持てるか。しっかり練習したら返ってくるし、やらなかったら置いていかれる。その自覚を持って欲しい」と切実に訴えた。
ロッテの西野勇士投手（22）＝新湊高出身＝が28日、射水市の高周波文化ホールで行われた励ます会に出席し、トークショーなどを行った。射水市の少年野球チームや新湊高野球部、後援会など関係者約400人が詰めかけ、軽快なトークを楽しんだ。
まず、最初に報告したのは、念願だった自動車免許を27日に取得したこと。今シーズン中、登板日に電車通勤していたことが話題になったが、「このオフは、自動車学校に通いました」と笑顔。学科試験で数回、落ちたことを突っ込まれると「埼玉県の問題は難しいです」と苦笑いを浮かべた。
1月3日まで地元で過ごした後、同5日から和歌山県で自主トレを開始する予定。昨季は9勝6敗とブレークしたが「本当は10勝したかった。悔しさがあります」。念願の2ケタ勝利に向け、今季はさらなる飛躍を目指す。
プロ野球の契約更改は年内の交渉が終了。井口（ロッテ）が年明けに交渉するため来季年俸の最終ランキングは未確定だが、6億円の阿部慎之介捕手（巨人）が2年連続トップに立つのは間違いない。
※外国人除く、金額は推定