わたしはかもめ2014年鴎の便り(8月)

便

8月25日

ロッテ石川、29日ハム戦で復帰先発へ、当日は伊東監督誕生日[スポニチ]

右手中指の爪が割れ、出場選手登録を外れているロッテ・ドラフト1位右腕の石川が、29日の日本ハム戦(東京ドーム)で1軍復帰し、先発する。

新人王候補の日本ハム・上沢と同じ7勝で並んでおり「獲れるなら獲りたい」と意欲を口にした。さらに、当日は伊東監督の52歳の誕生日。「プレッシャーですけど、勝ちをプレゼントしたい。CSにも出たいので」と復帰戦での白星を誓った。

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ロッテ・ドラ1石川29日のハム戦復帰[デイリー]

右手人さし指の爪裂傷で登録抹消中のロッテ・ドラフト1位・石川が、29日の日本ハム戦で復帰する。

逆転CSに向けた直接対決となるだけに「プレッシャーしかないが、CSにすごく出たい。大事な試合になる」と意気込んだ。現在7勝で並ぶ日本ハム・上沢らと新人王を争うが「自然とついてくればいい」とチームの勝利ありきで臨む。

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ロッテ、お立ち台ヒーロー投票開始[デイリー]

ロッテは25日、本拠地のお立ち台で最も印象に残った選手に贈る、「月間ヒーローインタビュー賞」の、8月度の投票を、球団ホームページで開始した。投票は9月4日まで行われ、同6日に結果を発表する。

◇8月のお立ち台

5日
石川、福浦、今江
6日
川本、伊藤
7日
大嶺翔、角中
10日
成瀬、デスパイネ
19日
田村、デスパイネ、岡田
20日
大嶺祐、角中
22日
今江、田村
24日
唐川、岡田

2度のお立ち台に上がった高卒2年目捕手・田村は、「月間ヒーローインタビュー賞を受賞したら、お菓子はたくさんもらえるんすか?マジッすか?欲しいっス。自分、2回お立ち台に上がっているので、結構チャンス、ありますよね?受賞できたら、マジ『タムラッキー』ッスね!これからも頑張ります」とアピールしていた。

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「月間ヒーローインタビュー賞」投票、HPで開始[報知]

ロッテは8月の「月間ヒーローインタビュー賞」の投票を、25日13時から球団ホームページで開始する。

同賞は本拠地QVCで行われたその月のヒーローインタビューで、最も印象に残るインタビューを行ったロッテの選手をファン投票で決めるもの。受賞した選手に投票した人の中から、抽選で5名にヒーローインタビュー賞受賞選手のサイン入りボールが贈られる。

受賞選手には、受賞理由に応じたロッテのお菓子が贈られる。8月は2度お立ち台に上がった田村龍弘捕手(20)は「受賞したらお菓子をたくさんもらえるんすか?マジっすか?欲しいっす。受賞できたらマジ『タムラッキー』っすね!」と興奮していた。投票期間は9月4日まで。9月6日に受賞者を発表予定。

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今月は豊作!8月の月間ヒーローインタビュー賞投票開始![千葉日報]

千葉ロッテマリーンズが独自にホームゲームのヒーローインタビューにて、最も印象に残った選手を決めている『月間ヒーローインタビュー賞』の8月の投票を25日13:00から開始した。投票は9月4まで行われ、9月6日に結果発表を予定している。

7月はわずか2回しかなかったヒーローインタビューだったが、8月は豊作。QVCマリンフィールドにて8度、ヒーローインタビューがあった。今回のノミネート選手は次の通り。8月5日、石川、福浦、今江、。8月6日 川本、伊藤。8月7日 大嶺翔太、角中。8月10日 成瀬、デスパイネ。8月19日 田村、デスパイネ、岡田。8月20日 大嶺、角中。8月22日 今江、田村、8月24日 唐川、岡田。

プロ入り初めてお立ち台に上がった大嶺翔太、そして田村。さらには来日初めてお立ち台に上がり、「デスパいいね!」とファンを喜ばせたデスパイネ。またまた9回に5点差をひっくり返し、最後にサヨナラ打を放った川本。お立ち台でファンと一緒に「ミラクルマリーンズ!」と絶叫した岡田など、今月はどれが選ばれてもおかしくはないハイレベルな争いとなっている。

この賞があることを伝え聞いた2年目の田村は「月間ヒーローインタビュー賞を受賞したらお菓子は沢山もらえるんすか?マジっすか?欲しいっス。自分、2回、お立ち台に上がっているので結構チャンス、ありますよね?受賞出来たら、マジ、『タムラッキー』ッスね!これからも頑張ります」と鼻息が荒かった。

月間ヒーローインタビュー賞を受賞した選手にはロッテ製品のお菓子がプレゼントされる。また、投票した方の中から、抽選で5名様にヒーローインタビュー賞受賞選手のサイン入りボールをプレゼントする。投票は球団HPにて絶賛、応募を行っている。さて、戦国の様相を呈している8月は誰が選ばれるか?

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[千葉魂]「通算0本塁打」という勲章、岡田のメンタル、若手後押し[千葉日報]

遠征先のホテルでの出来事。宿舎の選手フロアは出発前の独特の静寂に包まれていた。突然、ドアをノックする音が聞こえた。ぼんやりと夏の甲子園をテレビ観戦していた鈴木大地内野手(25)は、訪問者の予想もつかぬまま、ドアを開けた。そこに立っていたのは岡田幸文外野手(30)だった。

神妙な面持ちだった。チームはビジターで連敗をしていた。移動のバスでのただならぬ重苦しい空気に危機感を抱いた岡田は、キャプテンの鈴木に相談を持ちかけた。「みんな暗いな。でも過去を振り返っても仕方がない。今日もゲームはある。こういう時は1度、みんなで集まって、気持ちを入れ直した方がいいんじゃないかな」。

昨年キャプテンを務めた男から、今年キャプテンを務める後輩への的確なアドバイスだった。鈴木もそんな岡田の想いをすぐに理解した。「そうしましょう」と答え、練習前、グラウンドで選手全員によるミーティングを行った。5分ほどの短い集合だったが、鈴木はキャプテンとして諦めない思いを伝え、全員でその思いを共有することを誓い合った。

「自分も去年、キャプテンをやらせてもらって、この場面はこうしておけばよかったとか色々な反省点があった。今年、キャプテンではない立場で全体を客観的に見られるようになって、ハッと気づくことがある。そういう時にはキャプテンである大地に声をかけるようにしている。アドバイスではないけど、今回もあまりにも暗い雰囲気だったのでアイツの元気と明るさで、もう1回、全員でどんな辛い時も前を向いてやろうという意識を持ちたかった」。

8月19日のオリックス戦(QVCマリン)。岡田はヒーローの1人としてマリンのお立ち台に呼ばれた。2012年9月24日のオリックス戦以来。久しぶりの晴れ舞台だった。ベンチで待っているその表情は興奮のあまり、感極まっているようにも見えた。

「お立ち台は1年半ぶりぐらいですかね。嬉しいです。だって若い田村とかが頑張って勝てた。1度、追いつかれたけど、そこから踏ん張って勝てた。こんな嬉しいことはないですよ。諦めなければ、何かが起こるんです。泥臭く、全力でやった先には絶対に何かいいことが待っている。そういう事を伝えることができればと思う」。

そんな思いを試合後のベンチで素直に爆発させた。涙すら流しそうな勢いだった。そして、その感情は他の選手たちにも確かに伝わったように思えた。もしかしたらこれは岡田流の鼓舞の仕方だったのかもしれない。1勝に全力で向かい、1勝に全力で喜ぶ。周囲の反対を押し切って育成選手としてプロ入り。少ないチャンスをものにしてきた選手であるからこそ持っている貪欲さ、勝利への執念。1つの成功の尊さを知るからこそ、目の前の勝利に激しく喜びを表現した。そのメンタルは、鈴木ら若い選手達をグイグイと後押ししている。

岡田は7月31日の日本ハム戦(QVCマリン)で、ある日本記録を樹立した。プロ初打席から1771打席、本塁打ナシの日本記録である。珍記録との報道もあるが、これは胸を張れる偉大な出来事である。

育成選手としてプロ入りして6年目。本塁打を打てなくても、俊足を生かし、コツコツとミートを積み重ねてきた。打てないなら守備では誰にも負けないと歯を食いしばってギリギリの打球を捕球し続けた。その結果、プロの1軍に彼は居続ける。それはこのチームで誰よりもハングリーさを持ち、誰よりも自己犠牲の精神でチームの勝利を欲する男が勝ち取った勲章である。

「最初にこの記録のことを聞いた時は、自分でも戸惑いました。どう思えばいいのだろうって。でも、時間をかけて少しずつ考えるうちにこのことは胸を張ろうと思えるようになりました。本塁打を打てなくてもプロの1軍で活躍することができる。そのことを少しでもプロを目指している子供達に伝えられればいいなあと思えるようになったんです」。

岡田は高校通算1本塁打である。といっても公式戦ではない。2年生の夏が終わったぐらいの練習試合にライトポール際に打った。社会人時代も1本塁打。社会人予選クラブ選手権栃木大会。両翼91メートルと狭い鹿沼運動公園にてこれまたライトポール際にギリギリに入った。ランニングホームランもない。この2本が岡田の記憶の中に残る数少ないホームランである。

岡田は、どんな時も諦めない気持ちを持ち続け、陰ながらチームを鼓舞し続けている。全力で笑い、全力で泣く。泥臭いことが少ない世の中にあって、その姿はファンの心を揺さぶる。ホームランを打ったことがない選手の持つ大きな魅力。そのギャップが、堪らなくカッコいいのである。8月最後のホームゲーム。またもやお立ち台に上がった。「ミラクルマリーンズ!」。岡田は絶叫した。

(千葉ロッテマリーンズ広報 梶原紀章)

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