2月6日2月6日運命の一発勝負だ。ロッテのドラフト2位・田中（京大）が、沖縄・石垣島キャンプの最終クール（17〜20日）でシート打撃に登板することが分かった。同登板が1軍残留への「第1次試験」となり、そこを突破すれば、「第2次試験」として21日の中日とのオープン戦（北谷）か、22日の広島との練習試合（コザ）で救援登板する。
第2クール初日の練習前、田中が落合投手コーチの元を訪れた。「シート打撃に志願しました。全ての球種を試したい」−。首脳陣は本人から申し出があれば優先的に参加させる考えだったため、調整が順調であれば最終クールのシート打撃で“実戦デビュー”させることを即決した。
現時点でフォームが安定していないため、9、11日のシート打撃、さらに14、15日の1、2軍合同紅白戦での登板は回避。16日には2軍が2次キャンプ地の鹿児島県薩摩川内市に移動するが、田中は石垣島に残留して、今キャンプ最初で最後の実戦形式登板となる最終クールのシート打撃に備える。
落合コーチは「シート打撃は（1軍の）打者7人。そこで良ければ、対外試合にリリーフで投げさせる」と明かした。この日はブルペンに入らず、ランニング中心のメニューに時間を費やした田中。「キャンプでの目標ができた。これから球数を増やしてシート打撃に向けて調整したい」。開幕1軍への田中の未来予想図は、全てシート打撃の結果で決まる。
ロッテ・福浦は通算2000試合出場にあと27試合。達成すればチームでは榎本2161、堀2064、有藤2063に次いで4人目の大台となる。
昨年は代打で19打数9安打、打率.474と大暴れ。今季も切り札として期待大だ。もっともバットでの貢献度とは対照的に走る方は苦手。通算盗塁は9個止まりで、09年6月3日巨人戦での二盗が最後。通算4000打数以上の打者は262人を数えるが1桁盗塁は福浦だけ。今季は果敢に走って次いで少ない片平（大洋＝10盗塁）に追いつくか。
ロッテの伊東監督が、開幕投手の有力候補でもある涌井の投球を絶賛した。涌井は第1クール最終日の4日から中1日でブルペン入り。捕手を座らせて73球を投げ込んだ。
昨年の春季キャンプはブルペン入りが第3クールからだったが、指揮官は「ワクがだいぶ力強い球を投げていた。1年前の今頃は“いつになったら（状態が）上がってくるんだろう”と感じていたが、今年は状態がいいね」と目を細めていた。
今季から加入した「イケメン韓流右腕」こと韓国人右腕のイ・デウンが、石垣島キャンプの第2クール初日にブルペンで初めて捕手を座らせて投球した。直球にカーブを交えながら81球を投げ込み「久しぶりに投げたが（感覚は）よかった。80〜90％ぐらいの状態です」と手応えを口にした。
伊東監督は「低めの球が内にきたときはツーシームのように動いていて、外はカット気味の動きだった。カーブも落差があってキレが良かった。先発として考えているので、ローテーションに入ってくる可能性が高い」と期待した。今後はカーブ以外の変化球も投げるそうで「（コーチから）シート打撃で投げるとは言われている」。調整が順調に進めば、最終第4クール（17〜20日）で予定されているシート打撃に登板する予定だ。
ロッテ石垣島キャンプ第2クール初日の6日、全体アップ前に新人の声出しがスタート。ドラフト1位の中村（早大）がトップバッターを務めた。
中村は独りマウンド上から、外野にいる伊東監督、コーチ、選手に向かって絶叫。「新人の中村です。ポジションは内野手です。今年の目標はプロ野球の雰囲気に慣れて1軍定着を目指して頑張ります。よろしくお願いします」と声を張り上げた。
7日にはドラフト2位の・田中（京大）が声出しを行う。
D1位・中村（早大）が居残り特打で190スイング中、17本の柵越えを放った。安打性の当たりは計90本だったが、「打ち損じが多い。まだ目が慣れていないので、打撃投手が相手だとついていけない」と課題を挙げた。宿舎では井口、今江、清田、長野（巨人）ら同じ右打者の動画を見て研究するなど“野球漬け”のキャンプを送っている。
ロッテ・井口資仁内野手（40）が6日、沖縄・石垣島キャンプで、初めて投手を相手にフリー打撃を行い、63スイング中11本の柵越えを放った。
「体の切れを出すために思いっきり振った。去年より体の仕上がりは早いし状態も本当にいい」。
940グラムのマスコットバットを使って、場外弾1発にバックスクリーンにも2発。昨季はチーム3位タイの10本塁打を放つなど、パンチ力は健在だ。
今キャンプは2軍スタートも、別調整ではなく若手に交じって全メニューを消化。11日からの第3クールで1軍へ合流する態勢が整った。
「上からいつ声をかけられても、1軍でやれる調整はしている」と井口。ベテランが昇格すれば、さらにチームが引き締まる。
先発陣の一角として飛躍が期待される4年目の藤岡がブルペンに入り、101球を投げた。「徐々に球数を増やせている。そろそろ実戦形式も入ってくるので、いい調整をしていけたら」と汗をぬぐった。
終盤は小谷2軍投手コーチから「実戦を想定して、1球の重みを考えながら投げてみろ」とアドバイスされ、気迫のこもった投球を見せた。球威、制球ともに申し分なく、ネット裏から見守った伊東監督も「最後の10球は良かったよ」と満足そうだった。
調整のペースを任されて2軍で練習している井口が、今キャンプ初となる打撃投手相手のフリー打撃で快音を響かせた。マスコットバットを使い、63スイングで柵越えは11本。「最初なので思い切り振った。合わせるよりも、体の切れを出すように」と充実感をにじませた。
自主トレーニングでもしっかり走り込んできたそうで「体も去年より動いている」と言う。1軍合流へ向け「いつでも声を掛けてもらえるように」と万全の調整ぶりを口にした。
ロッテのドラフト1位・中村奨吾内野手（22）＝早大＝が6日、沖縄・石垣島キャンプの第2クール初日で、全体練習の前に声出しを行った。
メーン球場のマウンド上から左中間方向に向かって、「今年の目標は、プロ野球の雰囲気に早く慣れ、1軍定着を目指して頑張ります！よろしくお願いいたします！！」と声を張り上げた。
ロッテのドラフト2位・田中英祐投手（22）＝京大＝が、1軍残留への“一次試験”を免除される異例の措置を受けることが6日、分かった。首脳陣は、若手にとって1軍残留の第1関門と位置づけている14、15日の紅白戦に登板させない新方針を決定。調整を最優先させる新プランが用意されたことで、秀才ルーキーはキャンプ中の2軍降格危機を脱した。
現在、ロッテは石垣で1、2軍合同キャンプ中だが、2軍は16日に鹿児島へ移動する。直前の紅白戦は、1軍残留を目指す若手の“一次試験”の場。田中は紅白戦前に義務づけられたフリー打撃、シート打撃の登板も未定だったが、紅白戦出場を免除されたため、早期の“落第危機”を回避した。
実戦デビューは「2・21」が最有力。今後はフォームを固めつつ、17日以降にシート打撃で登板。ゴーサインが出れば、21日の中日とのオープン戦（北谷）で中継ぎ登板する見通しだ。
この日、キャッチボールなどで調整した田中は「早く卒論を終わらせるよう言われているので、昨日（5日の休養日）は卒論をやりました」と明かした。異例のシフトにより、20日までの1軍キャンプ完走は確実。実戦で100％の力を発揮するため、腰を据えてキャンプを過ごしていく。
ロッテの石垣島キャンプで6日、新人の声出しが始まった。この日はドラフト1位の中村奨吾内野手（22）＝早大＝が挨拶を務めた。
中村はマウンド上から左中間に陣取った選手、コーチ陣らに「新人の中村です！ポジションは内野手です！今年の目標は、プロ野球の雰囲気に早く慣れ、1軍定着を目指し頑張ります！よろしくお願いします！！」と声を張り上げた。
ドラ1の声に、伊東監督も「いい声やー、明日から大変だな」と褒め、7日以降に声出しをする新人にプレッシャーをかけた。
ロッテ・伊東勤監督（52）は6日、3月27日からのソフトバンクとの開幕3連戦（ヤフオク）に“3本柱”全員をつぎ込む考えを示した。涌井、石川、唐川の3人を有力候補とし、昨季は失敗した開幕ダッシュに向け必勝ローテを組む。
昨季の開幕カードも同じ敵地でのソフトバンク戦だったが、3連戦3連敗。スタートでつまずき、シーズンは4位に沈んだ。同じ轍は踏みたくない。「この3つは、今年は特に重要視したい。3戦全てが開幕戦と捉えている」。次のカードは本拠地での日本ハム戦だが、そこに誰かを回すという選択肢は「全くないです。今のところはそういう考え」と言い切った。
3本柱は実績十分の涌井、昨季10勝を挙げ新人王に輝いた石川、ソフトバンク戦は通算23試合で11勝6敗と相性がいい唐川が最有力。伊東監督は「現状ではその3人が一歩リードという形になる」と話した。
この日は石川、涌井がブルペンで競演。2人を見つめる指揮官の頭には、開幕ダッシュの青写真が描かれていた。
ドラフト1位・中村奨吾内野手（22）＝早大＝が石垣島キャンプ第2クール初日の6日、石垣市総合運動公園野球場で、朝の声出しを行った。ウオーミングアップを前にマウンドに立ち、外野方向に向かって、「新人の中村です。ポジションは内野手です。今年の目標は、プロ野球の雰囲気に早く慣れ、1軍定着を目指して頑張ります」と声を張り上げた。
ちょうど午前10時を迎え、石垣市内には時報のメロディーが流れ始めたが、それもかき消す大きな声に、聞いていたチームメートからは拍手が沸き起こった。
ロッテ伊東勤監督が新加入のチェン（24＝DeNA）に目を留めた
。「意外と面白いのがチェン。球種が豊富だし、クイックも日本で経験して練習してきている」。
ロッテのイ・デウン投手（25＝カブス傘下マイナー）が6日、今キャンプで初めて座った捕手を相手にブルペン投球を行った。
計80球を投げ、カーブも15球ほど放った。「良かったです。80から90％ぐらいまで来ました。このクールの間に、もう1回、ブルペンに入りたい」と話した。
ロッテ井口資仁内野手（40）が6日、特打を行った。約20分間、バットを振り、63スイングで11本の柵越えを放った。
現在は、2軍調整中。これまではマシン打撃しか行っておらず、打撃投手の球を打つのは今キャンプ初めてだった。
「初日にしては全然良い。投手のタイミングと、実戦の感覚を戻すだけです」と順調な調整具合をのぞかせた。
ロッテ伊東勤監督（52）が6日、沖縄・石垣島キャンプ第2クール初日を次の通り総括した。
ブルペンを視察。「それぞれ、だいぶ状態が上がってきた。イ・デウンは初めてキャッチャーを座らせて、変化球を投げた。涌井もだいぶ力強い球を投げている。石川は、ずっと状態がよさそう」。
新加入のイ・デウン投手（25＝カブス傘下マイナー）について。「指にかかった時の球は良い。両サイドは動くし、低めにはツーシーム、シンカー。外にはカット。高めの球は伸びる。捕手は、結構捕りづらそうだった。実戦で、どれだけ使えるか」。
涌井について。「去年の今頃と比較したら良い。力を入れた球もあった。意識が違う」。
ロッテ石川歩投手（26）が6日、ブルペン投球を行った。座った捕手に計89球を投げ、習得中の遅めのシンカーも試投した。
視察した伊東監督に「ずっと状態が良い。貫禄というか、1年やって雰囲気が出ている」と褒められた。
石川本人はカーブを反省。「力が抜けた時は良いけど、直球を投げた後は良くない。1球でストライクが取れるようにしておきたい」と、冷静に自分を見詰めていた。
ロッテの沖縄・石垣島キャンプは6日、第2クールが始まった。
この日から新人による朝の声出しがスタートした。まずは、ドラフト1位の中村奨吾内野手（22＝早大）。ウオーミングアップ前にマウンドに1人立ち、外野にいる首脳陣、選手に向かって「今年の目標は、プロ野球の雰囲気に早く慣れることです。1軍定着を目指して頑張ります」と大声で決意表明した。
千葉ロッテマリーンズは2015年もマリーンズ公式ユーチューブチャンネルにて引き続き、様々な映像を公開している。広報担当者が撮影をしている「広報カメラ」のコーナーでは石垣島キャンプでも2日に1度の割合で、普段はなかなか見る事の出来ないような面白映像をアップしている。
6日までには3本をアップ。1月31日にキャプテンに指名された鈴木大地内野手の選手宿舎の自室に潜入。キャンプ前日、自室で想いをカメラにぶつけたもの。そして、次は練習後の時間に加藤翔平内野手が鈴木大地内野手と行った逆立ち対決もの。そして今、話題なのが涌井秀章投手のブルペンでの投球映像。メディア撮影ゾーンよりさらに奥深い場所から撮影を行った事で、迫力ある映像の撮影に成功した。
これには落合英二投手コーチも「これは迫力がある。こんな角度からピッチングをみることはなかなかない。ファンの皆様もきっと喜ぶと思いますし、ピッチングの勉強にもなる」と感嘆の声をあげた。
石垣島キャンプではユーチューブの他にも2月1日より20日までの休日をのぞく全日程でニコニコ動画生中継を大好評実施中。第1クールの視聴者数、コメント数を次の通りだった。2月1日 のべ視聴者48,575人 コメント数19,194。2日 のべ視聴者45,652人 コメント数13,197。3日 のべ視聴者40,388人 コメント数8,779。4日 のべ視聴者48,086人 コメント数：12,030。マリーンズは今後もネットで様々な情報発信を行っていく。