わたしはかもめ2015年鴎の便り(2月)

便

2月18日

京大くん、K斬りデビュー!自己採点30点も“1次試験”突破[スポニチ]

三振デビューだけど赤点です。ロッテのドラフト2位・田中英祐 投手(22=京大)が18日、沖縄・石垣島キャンプでプロ入り初の実戦形式となるシート打撃に登板。いきなり青松敬鎔内野手(28)をフォークで空振り三振に仕留め打者7人を1安打に抑える好投を見せた。力んで制球が乱れたため、本人の自己採点は「30点」だったが、最速146キロを計測。次回は22日の広島との練習試合(コザ)で対外試合デビューし、開幕1軍入りを目指す。

注目の第1球。田中は青松から142キロ直球で空振りを奪った。500人の観衆がどよめく。追い込んで5球目。思い切り腕を振った。外角低めに鋭く落ちるフォーク。いきなり空振り三振だ。

「いい感じにメッチャ落ちました」。

勢いに乗り、青松から6人続けて1軍の打者を打ち取った。最後の打者・田村には甘く入ったカーブを左翼線二塁打された。「完全デビュー」こそ逃したが、プロ入り初の実戦形式のマウンドは打者7人に1安打無四球1奪三振という好結果だった。

最速は自己最速にあと3キロに迫る146キロ。だが、本人の自己評価は驚くほど低かった。「めちゃくちゃ。力が入り過ぎた。腕は振れていたけど、安定感がなかった。納得できない。点数は30点です」。京大工学部出身の田中にとって、学生時代のテストでは取ったことがない低い点数だろう。

プロで通用する制球力を身に付けるためキャンプでフォーム修正に取り組んだ。大学時代は投球時に頭が突っ込むことで左肩の開きが早くなり、トップの位置で右手と頭の距離が離れる。いわゆる「大振り」になり、制球がばらついた。そのため下半身主導を意識。左足を伸ばしたまま少し上げ、そこから膝を曲げるようにしフォームが安定した。ただフリー打撃に1度も投げず、実戦形式で初めて打者と対戦。力みがちになり頭がブレる。その悪癖で投球練習から帽子を飛ばした。1安打に抑えたが、直球はシュート回転し「ブルペンでできていたことが出せず、悪いところが出た」と反省した。

それでも光るものがあった。最大の武器である鋭い腕の振りだ。内角への142キロ直球で投ゴロに打ち取られた清田は「腕を振ってくるので威圧感がある」と潜在能力の高さを認め、視察したオリックスの曽我部直樹スコアラーも「投げっぷりがいいし、躍動感もある。あとは制球力さえつけば」と高く評価した。

落合投手コーチも及第点を与えた。「四球で自滅することもなかった。1軍なので抑えるという結果は大事」。次回は22日の広島との練習試合で対外試合デビューする。2番手で2回を投げる予定だ。シート打撃登板を終えた田中はブルペンで101球を投げ込んだ。「ブルペンではやりたいことができている。しっかり形をつくって、次は落ち着いて投げたい」。京大史上初のプロ野球選手になった秀才右腕は目標の開幕1軍に向け、見事に「1次試験」を突破した。

伊東監督
「キャンプ序盤のようにバランスは良くなかった。それでもストライクを取れたしテンポも良かった。」
ドラフト4位・寺嶋捕手(創価大)
「直球がシュート回転していた。構えたところとは逆に来る球も多かったけど、メチャクチャいい直球もあった。」

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ロッテ、田村、全体練習に復帰、患部に腫れも「大丈夫」[スポニチ]

14日の紅白戦で右ふくらはぎに投球を受け、別メニューでの調整が続いていたロッテ・田村が全体練習に戻った。正捕手定着を目指すだけに、患部に腫れが残るものの「もう大丈夫です」と個別の守備練習にも取り組んだ。

シート打撃ではドラフト2位新人の田中(京大)と対戦し、三塁線を破る二塁打を放った。これが打者7人で唯一の安打。中に入ったカーブをきっちりたたき「初球の変化球を狙っていた。僕に打たれたということは甘かったということ」と口調も滑らかだった。

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ロッテ、ハフマン、逆風切り裂き“チーム1号”[スポニチ]

ロッテの“チーム1号”はハフマンのバットから生まれた。18日のシート打撃。ハフマンが大谷が投じた初球の137キロのカットボールを完璧にとらえると、打球は逆風を切り裂いてバックスクリーン左横の芝生席に突き刺さった。

今キャンプの実戦練習で本塁打はなく、「ハフマンゾク(満足)」な一発がロッテの15年の記念すべき1本目のアーチとなった。

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ロッテD2・田中“赤点”デビュー…無失点も自己採点は「30点」[サンスポ]

ロッテのドラフト2位・田中英祐投手(22)=京大=が18日、沖縄・石垣島キャンプで“初実戦”となるシート打撃に登板。打者7人に対し、1三振を奪うなど1安打、無失点、MAX146キロと上々の“プロデビュー”を果たした…かに見えたが、自己採点は“人生最低”の「30点」だった。

「力が入りすぎて、自分の球じゃないという印象。たまたま抑えただけ。点数?30点です」。全てがバラバラだったキャンプ初日のブルペン投球でつけた「40点」をさらに下回った。

田中の出番は大谷−涌井−ロサ−李大恩(イ・デウン)に続く“大トリ”の5番手。最初の青松を128キロのフォークで空振り三振に斬った。さらにアウトを重ね、無安打デビューに期待が高まった瞬間、最後の田村に甘く入ったカーブを左翼線に運ばれ、二塁打を許した。

最速146キロを含む渾身の17球だったが、田中曰く「よかったと思うのは1球」。吉田に投じた143キロの外角真っ直ぐだけだった。

納得がいかず、登板後はブルペンで“居残り勉強”。101球を投げた。次回登板は22日の広島戦(沖縄市、練習試合)。「次は自分の投球をしたい」と赤ヘル相手の赤点返上を誓った。

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ロッテ・D4寺嶋、シート打撃でアピール!涌井撃ち「甘くきた」[サンスポ]

D4位・寺嶋(創価大)が、シート打撃でアピールした。打っては初打席で涌井の141キロ真っすぐを左前打。守っても捕手として“実戦デビュー”のD2位・田中(京大)から無失点投球を引き出した。「打ったのはコースに甘く入ってきただけなので。田中?構えたところにズバッと来たのは1球だけ。シュート回転が気になる?そうですね」と仲良しの同期を気遣った。

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ロッテ・田村「もう大丈夫です」全体練習に復帰[サンスポ]

14日の紅白戦で右ふくらはぎに投球を受け、別メニューでの調整が続いていた田村が全体練習に戻った。正捕手定着を目指すだけに、患部に腫れが残るものの「もう大丈夫です」と個別の守備練習にも取り組んだ。

シート打撃ではドラフト2位新人の田中(京大)と対戦し、三塁線を破る二塁打を放った。これが打者7人で唯一の安打。中に入ったカーブをきっちりたたき「初球の変化球を狙っていた。僕に打たれたということは甘かったということ」と口調も滑らかだった。

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ロッテのドラ2田中、146キロ実戦デビュー!フォークで三振も[サンスポ]

ロッテのドラフト2位・田中英祐投手(22)が18日、沖縄・石垣島キャンプで初実戦となるシート打撃(カウント1−1設定)に登板。打者7人に対し、許した安打は1本で、真っ直ぐの最高球速は146キロを計測した。

最初に対戦した青松からはフォークで空振り三振を奪い、その後もポンポンとアウト積み重ね、迎えた7人目が田村。あと1人で無安打デビューのオマケもついたが、初球のカーブを引っ張られ、三塁線を抜かれる二塁打を浴びた。

田中本人は降板後、「ブルペンでやってきたことが出せず、納得はいかない。点数は30点」と厳しい自己採点。次回登板は中3日、22日の広島戦(沖縄市=練習試合)が予定されている。

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京大田中初シート「30点」7人に1安打[ニッカン]

結果オーライにはしなかった。ロッテのドラフト2位、田中英祐投手(22=京大)が18日、シート打撃に登板。初めてプロの打者を相手に投げた。7人に計17球を投げ、1安打無四球。最速は146キロを記録した。結果だけ見れば上々だが、本人は「力が入りすぎ。練習していた球が放れなかった」と、自己評価は30点。投球練習の初球から頭を振り過ぎ、投げ終わりに帽子が落ちた。力みから全体的にシュート回転する球も多かった。結果だけに惑わされることなく、自分自身を客観視した。

降板後は、自然と球場のブルペンに向かった。約30分で101球とテンポが良かった。「良い球が続いた時は何も考えなかった」と時には1分で5球を投げ、求める形を体にしみこませようとした。フォームの修正に取り組んでいるが「大学の形に戻っちゃった感じ。ブルペンでできたことがマウンドでもできるように」と自らに言い聞かせた。実戦デビューは、22日の広島戦(コザ)。次は、内容でもビシッと決める。

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ロッテ伊東監督、涌井に「そこそこだが」[ニッカン]

ロッテ伊東勤監督(52)が18日、沖縄・石垣島キャンプで行ったシート打撃を次のように総括した。

打者7人に1安打無四球の田中について。「最初にしてはストライクが入った。本人が納得した球が何球だったかは分からないが、プロの打者と対戦してストライクが入ったのだから、まずまずでしょう」。

打者7人に2安打無四球の涌井について。「そこそこですけど、追い込んでから甘い。打たれる形が同じ。変化球は、そこそこ切れていた。まずまず。直球は、去年の今頃と比べると力があるように見える。はるかにいい感じ」。

打者7人に2安打無四球も、ボークを2つ取られたイ・デウンについて。「カーブが決まったら抑えられると思う。ボークは、課題です」。

大谷から中越えに本塁打を放ったハフマンについて。「外国人選手も競争という意識でモチベーションを高めるのはいいこと。彼もレギュラーじゃない。必死に取り組んでいる」。

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ロッテ京大田中146キロも「力入りすぎ」[ニッカン]

ロッテのドラフト2位田中英祐投手(22=京大)が18日、シート打撃に登板し、打者7人を1安打無四球に抑えた。最速は146キロを記録した。

許した安打は1本だけだったが、全体的にシュート回転する球が目立った。感想を問われると「力が入りすぎました。どちらかというと、練習してきた球が放れなかった。1球ぐらいです。少し残念です」と反省の言葉を並べた。

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M京大田中「30点」初シート“赤点”[デイリー]

ドラフト2位・田中英祐投手(22)=京大=が、シート打撃に初登板した。打者7人に対して1安打だったが、秀才右腕は「納得いかない。30点」と厳しい自己採点を下した。

反省の言葉ばかりが口を突いた。「力みすぎました。ブルペンでやってきたことが全然できなくて、思い通りの球は4球くらいしかなかった」。左肩が開き、頭がブレて帽子が飛んだ。キャンプ中に足の上げ方を変えたはずの投球フォームも、この日は「大学時代に戻ってしまった感じ」と反省。登板後はブルペンに直行し、101球を投じてフォームを修正した。

右打者への外角低めへの直球がシュート回転した。しかし、これが結果的に打者を詰まらせ、大嶺翔を三ゴロ、清田を投ゴロに仕留めた。落合投手コーチは「本人は気持ち良くない球だったかもしれないが、結果は抑えていますから」と及第点を与えた。

オリックス・曽我部スコアラーは「投げっぷりもよく躍動感もある。これから実戦で、走者のいる場面での投球などを引き続き見ていきたい」とチェック。22日には予定通り広島との練習試合(コザしんきん)で実戦デビューする田中。内容はともあれ、まずは第1関門を突破した。

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新外国人イ、MAX152キロも課題残す[報知]

ロッテの新外国人、イ・デウン投手(25)=カブス傘下3A=が18日、石垣キャンプのシート打撃に初登板し、最速152キロを記録した。

打者7人を相手に、150キロ超を7球記録。だが、直球で空振りは取れず2安打1死球。セットポジションからの投球で2度ボークを宣告され、課題も残した。

伊東監督は「カーブが決まり出せばいいと思う。課題はあったが、実戦で痛い目にあわないと分からないでしょうからね」と話した。

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田中、初シート打撃登板「たまたま抑えられた」[報知]

ロッテのドラフト2位、田中英祐投手(22)=京大=が18日、石垣キャンプでシート打撃に登板した。

プロ入り後、初めて打者との対戦となった田中は、先頭打者の青松からフォークで三振を奪うなど、打者7人を1安打。最速は146キロを計測したが「力が入りすぎました。たまたま抑えられたという感じ」と、シート打撃後はブルペンで101球の投げ込みを行った。

伊東監督は「直球が少しシュート回転していたが、その中でストライクが入ったのはまずまず」と合格点を与えた。

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田中、初シート打撃は「30点」[千葉日報]

初めて打者に対して投げた結果は、ほろ苦いものだった。千葉ロッテのドラフト2位新人、田中(京大)が18日、沖縄・石垣島でのキャンプでシート打撃に登板した。7人に対し、安打は1本だけだったが「力が入り過ぎた。腕は振れていたけど、安定感がなかった」と反省しきりで、自己採点も「30点」と厳しかった。

速球は最速146キロをマークした。それでもシュート回転する球が目に見えて多い。ボールになったのは17球中5球ながら、捕手の要求通りに制球できたのは数えるほどで「練習してきたボールが1球くらいしか放れなかった」と首を振った。

シート打撃での投球を終えた後はブルペンで101球を投げて修正に努めた。22日に広島との練習試合で対外試合デビューする予定で「自分の形をつくってマウンドに上がれるようにしたい」と改善を誓った。

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