わたしはかもめ2015年鴎の便り(2月)

便

2月26日

ロッテ田中、雨ニハ勝テズ2次試験中止[ニッカン]

野球と学問の両立へ、試練の雨となった。ロッテは26日、宮崎で予定していたオリックスとの練習試合が雨で中止。ドラフト2位の田中英祐投手(22=京大)はプロ2度目の登板が流れた。卒業論文発表のため、3月4日から3日間、チームを離れる。そのため、次回登板は未定となった。目指す開幕1軍へ、正念場となった。

雨は前夜から降り続いていた。宮崎市内の宿舎で朝食を取っていた午前7時半。早々と中止の一報が届き、田中は「投げたかったです」と残念がった。自身2度目のプロのマウンドとなるはずだった。開幕1軍生き残りへ向けた重要な“テスト”がお流れとなった。

雨天中止自体はよくあることだ。ただ、田中の場合は事情が異なる。京大工学部で卒業論文「水和構造の逆計算理論」を発表するため、3月4〜6日の間はチームを離れることが決まっている。卒論の提出期限は同20日だが、先に教授の前で発表し「合格」をもらわないといけない。これも理系学部の大変なところ。1軍本隊はこの日、中日戦を行う名古屋へ移動した。石川、涌井ら開幕投手候補が控えているため、田中が中日戦で投げる“枠”はなかった。本隊を離れて帰京し、京大に出向くまで、埼玉・浦和の2軍球場で練習する。

次の登板は決まっていない。チームに再合流するのは3月7日。落合投手コーチは「合流して、調整させ、どこで投げるかを決めます」と話した。広島相手に2回3安打無失点だった前回2月22日の初登板から、少なくとも2週間は間隔があくことになる。

開幕まで1ヶ月を切るタイミングでチームを離れることに、田中自身「抜けるのは痛いです」と認めた。調整への影響は否めない。だが「卒業するのも大事」と恨み節はなかった。京都滞在中も、可能な限り体を動かす。「結果を残していったら、1軍もあると思ってやっています。次、投げる時に結果を出したい」と前向きに言った。史上初の京大出身プロ。人にはない苦労がある。

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京大くん登板雨で中止「投げたかった」[ニッカン]

ロッテが26日に宮崎で予定していたオリックスとの練習試合は、雨のため中止となった。

ドラフト2位の田中英祐投手(22=京大)も登板予定だった。自身2度目のプロのマウンドで、開幕1軍へ向けた重要な“テスト”となるはずだった。それだけに「予報から雨だったので、気になっていました。投げたかったです」と残念そうに話した。

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京大くんピンチ!卒論発表で離脱…次戦登板早くて3・7以降[スポニチ]

ロッテのドラフト2位・田中(京大)にとって恨めしい雨となった。中継ぎで登板予定だったオリックスとの練習試合(清武)が悪天候で中止。開幕1軍への「2次試験」が流れ「朝食の時に聞きました。投げたかった」と本音を漏らした。

これで登板予定が大幅にずれた。チームの名古屋遠征には同行せず、この日で一時帰京。2軍施設で練習後、3月4日から6日までは卒論発表のために京都に戻らなければいけない。「(京大の)野球部は大分で合宿中なので、誰か練習相手を見つけないと…」。初の実戦となった22日の広島との練習試合では中継ぎで2回無失点と好投。今回も好投すれば、次戦は初めて先発機会を与えられるはずだった。

次の登板は早くて3月7日以降。1軍の試合で投げるものの、中継ぎか先発かも未定の上に約2週間も登板間隔が空いてしまう。落合投手コーチは「卒論は大変。クリアすれば野球に専念できる」と同情的だが、日程的にアピールチャンスは狭まった。開幕1軍が見え始めた矢先の天のいたずら。田中には試練の時となった。

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ロッテD2・田中、登板雨で流れた…次の実戦は最短でも3月中旬[サンスポ]

ロッテは26日、オリックスとの練習試合(宮崎・清武)が雨天中止となり、予定されていたドラフト2位・田中英祐投手(22)=京大=の登板も流れた。

「投げたかったです。朝7時半頃に(朝食会場で)ごはんを食べていたら中止だと分かった」と残念がった田中は、唐川ら5選手とともに、名古屋に向かったチームから離れて帰京した。

今後は寮のあるロッテ浦和球場で個別練習を行い、3月初めに京大に戻り、同6日に開かれる卒業論文発表会の準備に専念。工学部の田中は労作の「SFA(表面力測定装置)における水和構造の逆計算理論」を発表する予定だ。

そのため、1軍再合流は翌7日。落合投手コーチは、次回登板について「彼が戻ってきて、そこから調整して様子を見てから」と説明。前回22日の広島との練習試合(沖縄)を最後に、実戦は最短でも3月中旬までずれ込みそうだ。

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田中、無念雨「投げたかった」実戦登板大幅延期[報知]

ロッテのドラフト2位・田中英祐投手(22)=京大=の2度目の実戦登板が延期となった。26日、オリックスとの練習試合(清武)が雨天中止。今後は3月6日の卒論発表へ向け、同4日から3日間離脱する。再合流は7日となり、1軍へ向けた“2次試験”が大幅に遅れる可能性も浮上した。

恨めしそうな表情だった。「投げたかったです。(卒論発表で)1回空くので、もう1度調整してから投げることになるので…。イタいですね」。ナゴヤDなどで行う28日からの対中日3連戦は登板予定がなく、右腕は宮崎から帰京。27日以降はロッテ浦和で調整する。

ファームは3月1日と3日に社会人チームと練習試合があるが、田中に登板予定はない。7、8日のソフトバンク戦(QVC)も、直前の卒論発表の影響で調整不足が懸念されるため登板しない見込み。2回無失点だった22日の広島戦から、2週間以上も間隔が空く。

次回登板は未定だが、伊東監督は「せっかく抑えているので上(1軍)で投げさせたい」と機会を与えるつもりだ。「余裕があるかどうかですが、(卒論発表する京都でも)投げられたら投げたい」と田中。難題も、必ず解決する。

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NPB、選手会も入り時間短縮議論「一体となって取り組む」[報知]

プロ野球の試合時間短縮の具体策を話し合うゲームオペレーション委員会の第1回会合が26日、都内の日本野球機構(NPB)で開かれた。熊崎コミッショナー、球団幹部、日本プロ野球選手会、NPB審判部の代表者らが出席。DeNAの三原球団取締役を座長とする作業部会を設置することを決めた。

選手会の松原事務局長は「時間短縮の議論に選手会が入るのは初めて。(球界が)一体となって取り組むことが大事」と強調。来季からの実施に向け、今後は作業部会を定期的に開き、実効性のある対策を詰めていく方針だ。

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M京大田中が両立宣言!卒論&投球練習[デイリー]

秀才右腕が“文武両道”でチャンスをつかむ!ロッテのドラフト2位・田中英祐投手(22)=京大=が26日、卒業論文作成とトレーニングを両立させる考えを示した。

登板予定のオリックスとの練習試合が雨天中止になり、「投げたかったです」と悔しげな表情。3月4日から卒業論文発表のため京都に戻るため、3日間チームを離れることが決まっている。次回はオープン戦で登板する予定だが、登板日などは同月7日に再合流した時の状態で決まる。

「この3日間を抜けるのは痛い」というが、そこは文武両道の秀才右腕。「体も動かしたいし、投げられるなら投げたい」と論文作成の合間を縫って投球練習も行う構え。目指す場所へ人事を尽くすのみだ。

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NPBが試合時間短縮へ議論開始[デイリー]

試合時間短縮の具体策を検討するゲームオペレーション委員会の第1回会合が26日、球団幹部や日本野球機構の審判部、日本プロ野球選手会らが参加して開かれ、来季からの実施に向け、作業部会を設置して実効性のある対策を詰めていくことを決めた。

作業部会はDeNAの三原球団取締役が座長を務める。

選手会の松原事務局長は「時間短縮の議論に選手会が入るのは初めて。選手の意見を尊重すると確認できた」と話した。

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